ビジネスパーソンインタビュー

motoさん×黒ギャル銀行員が語る「稼げる人・モテる人」の共通点。自信をつけるサイクルとは?

「お金を使うと魅力的になれる」ってなぜ…?

motoさん×黒ギャル銀行員が語る「稼げる人・モテる人」の共通点。自信をつけるサイクルとは?

新R25編集部

2019/07/23

X
FacebookLINE

この記事をシェア

リンクのコピー

さまざまな意見を発信し、ツイッターで人気を獲得する人が増えている昨今。

なかでも芯を食った意見をズバリと発信し人気を得ている、この2人の対談が実現してしまいました…!

1人は、motoさん。「短大卒・年収240万円」というキャリアスタートから、転職サイト転職エージェントを駆使してジョブホップを繰り返し、大企業を渡り歩くまでにキャリアアップ。現在ではその経験をブログにつづり、「副業年収4000万円」という恐るべき実績をたたき出している人です。

もう1人は、「黒ギャル」さん。

本業は銀行員ながら、現代の恋愛についてのさまざまな事象を“斬っていく”スタイルの発信で、支持を集めています。

黒ギャルさん、前回の記事で「黒ギャルじゃない!」というクレーム(?)が入ったらしく、今日はヘアメイクさんを呼んでギャルメイクするという気合いの入りよう…。

本日のトークテーマは「お金とモテ」。本音で繰り広げられた対談のもようをお楽しみください!

motoさん

黒ギャルさんは、そもそもなぜ「モテコンサル」を始めたんですか?

黒ギャルさん

私、本業は銀行員なんですけど、2017年にいわゆる「仮想通貨アカウント」として黒ギャルのツイッターをはじめたの。

そのつながりで、まわりに仮想通貨界隈の非モテエンジニアがたくさんいたんですよね。

黒ギャルさん

そこでモテないメンズたちがどれほど恋愛で悩んでいるかを知って。

私は昔から恋愛のことばっかり考えてて、幼稚園のころから彼氏がいたようなマセた子だったから、これまで培った恋愛の知見と銀行員的な分析力でソリューションを提供できないかなっていう発想でビジネス化したんです。

motoさん

幼稚園で付き合うとは…

モテコンサルは、どれぐらいの金額感でやってるんですか?

黒ギャルさん

1時間8000円です。1時間の相談で終わる方もいるし、一緒に服を買いに行ったりデート練習をしたりして3時間ぐらいコンサルする方もいる。

これまで200人ぐらいに利用していただいたかな。

8000円×2時間で200人だと…なるほど

仕事も恋愛も「しがみついたら終わり」

黒ギャルさん

motoさんは、副業で稼げる人と稼げない人の違いってなんだと思いますか?

motoさん

「行動量の差」だと思います。特に「できない理由ばかり挙げて行動しない人」は稼げないと思いますね。

僕もSNSなどで「副業のコツ」を伝えているんですが、こちらがアドバイスしても「自分にはできない」ってブレーキをかけちゃう人が意外と多いんですよ。

黒ギャルさん

わかる!銀行にも、副業したいって言いながら口だけの人いたな(笑)。

飼い犬マインド」なんだよね。

motoさん

そういう人って、どこかで「現状を変えたくない」っていう気持ちがあると思うんですよね。そのほうがラクなので。

無意識的に「会社に従っているほうがラクだ」と考えてしまって、最初の一歩を踏み出すことができないんですよ。

そんな気はしてましたが、この2人が集まるとなかなか辛辣な話になる

motoさん

黒ギャルさんはどうやって飼い犬マインドから脱却できたんですか? 銀行こそ“右向け右!”なカルチャーが強そうですが…

黒ギャルさん

それは人との出会いが大きいかな。

銀行のなかでも“飼われてない”先輩がいて、口癖のように「この案件失敗しても、オレ辞めてやるからいいよ」って言いながらいろんなことにチャレンジしてたのね。

それを見てたら、「銀行にしがみつかなくていい生き方ってイイな」ってパッと目の前が開けた感じがあった。

motoさん

それ、すごくわかります。

僕も新卒でホームセンターに入社して、これまで5社経験してきたんですけど「今の会社しかないんだ」っていう考えから「会社と自分は別モノだ」って考えに変えたときから、大きくキャリア観が変わりましたね

特にリクルートに入ったときに、後者の考え方を持つ先輩が多くいたので「会社にしがみつく必要ないんだ」って、より強く思うようになりました。

黒ギャルさん

これさあ、すごく「恋愛と同じ」なのね。

motoさん

恋愛と同じ?

黒ギャルさん

デートできる女性が1人しかいないと、「この子しかいない!」って、キモい感じで執着しちゃったりするんですよね。

仕事でも恋愛でも、常に「いざとなればほかに選択肢はある」っていう精神状態にしておくのは大事

無駄に反抗する必要はもちろんないけど、会社でやりたくないことをやれって言われたときに、反論したらクビで生活できない…って状態だったら理不尽にも耐えないといけなくなっちゃうし。

motoさん

たしかにそうですね。僕は、「サラリーマンが市場価値を高める第一歩は、今の会社以外の選択肢を持つこと」だと思ってるんですよ。

転職活動を通じて自分が外に出たらどんな評価を受けるのか、今の会社以外にどんな選択肢があるのかを知ると、自分の価値もわかるし、働き方も変わってきますよね。

「失恋して座禅に行った」motoさんの“非モテ”時代…

motoさん

恋愛といえば…本の中でも書いたんですけど、僕じつは、もともと超非モテ男だったんです

「ザ・オタク」みたいな。

黒ギャルさん

そうだったの?

motoさん

初めて彼女ができたのも社会人になってからでしたし…リクルートにいたときは、社内恋愛でフラれて仕事も手につかなくなっちゃって、鎌倉まで座禅に行ってました(笑)

重い恋愛を告白しはじめたmotoさん

motoさん

当時、僕が24歳ぐらいで、向こうが社会人1年目だったんですけど。

僕がリクルートに転職して“意識高く”なってた時期があって。彼女の仕事の相談に対して「この資料は無いんじゃない?」とか「その営業のやり方はイケてなくない?」とか本気のアドバイスをしてたんですね。

黒ギャルさん

一番ダメなやつじゃん

motoさん

よくリクルートで言われる「お前はどうしたいの?」みたいなことをリアルに彼女に言ってるうちに、見事にフラれました…

あれは本当に良くなかったと、座禅を通じて深く反省しました。

「マジで言う人いるんだ!! 彼女に!!(爆笑)」

モテにお金は必要なのか…? 「女の人って“アラジン”が好き」

黒ギャルさん

今となっては、motoさんは副業で4000万円稼げるようになったわけじゃないですか。時計もすごい高いやつしてるし。

稼げるようになって、モテるようになりました?

motoさん

僕のことが好きというよりは、お金が好きという感じの人は増えましたね。「人としてモテているか」は別だと思ってます…

黒ギャルさん、前にツイッターで「お金を使うことで魅力的な男性になれる」って書いてたじゃないですか。あれはどういう意味なんでしょうか?

黒ギャルさん

別にお金持ち=モテるって話じゃないんですよ。たとえば、全然お金ないバンドマンでもモテる人はいるじゃないですか。

motoさん

たしかに。

黒ギャルさん

ただ、お金をつかうといろんな経験ができるから、結果として魅力的な人になれるなと思ってて。

女の人って、アラジンが好きなのよ

motoさん

アラジン…?

黒ギャルさん

今映画やってますけどね。「A Whole New World」を見せてくれる人が好きなの。自分の知らない世界や価値観を見せてくれる人。そういう人は話してて面白いし、経験から得た自分の哲学があるから「すごーい!」って尊敬にもつながる。

ジャスミンも、アラジンが魔法のじゅうたんで新しい世界を見せてくれたから強烈に惹かれたわけですよ。

必ずしもお金持ちじゃなくてもいいけど“家と会社の往復”しか経験してない人が、どういう世界を見せられるのかって話なんですよね。

motoさん

話の面白さって、経験からしか出ないですもんね。

黒ギャルさん

私の「質問箱」に、「どうやったら面白い話ができるようになれますか?」って質問がよく来るんですけど、そんなの「マカオ行って100万円スってきたら?」って話なんですよ!中国人と一緒に「大小」やってきなよって。

そんなの経験したことある人は少ないから面白いし、その人にも興味湧くじゃないですか(笑)。お金を使って人と違った経験を買うのって、一生のネタになるから実はコスパがいいんです。

「大小」とはサイコロを使ったギャンブルのことらしい

黒ギャルさん

旅行とかもそうで、実際にモルディブに行ったら、風、ニオイ、文化、すべてを感じるわけですよ。その経験が全部ネタになる。

最近は旅行離れが進んでいるみたいだけど、YouTubeでモルディブの映像だけ見て、何か面白い話ができるかってことなんですよね。

(※この取材は黒ギャルさんがモルディブへの新婚旅行から帰ってきた翌日に行われました)

motoさん

たしかに、実際に自分で体験して得た情報や知見って、人よりも情報量多く語れますよね。

黒ギャルさん

私、銀行で不動産に関わる部署にいたことがあるんです。そのとき、扱う建物を「写真で見るだけじゃなくて、実際に見に行け」ってすごく言われたんですよね。

最初は「別に写真でよくない?」って思ってたけど、実際に行くと情報量が全然違うから、説明するときの説得力も増すんですよ。

だからお金払ってでもいろんな経験を積みに行くのは大事だと思います。

「たしかにな…」すっかりお面を外しはじめたmotoさん

motoさん

結局、行動を起こせるかどうかですよね。自分で経験して自分の言葉で話せるようになると、話に「深み」と「オリジナリティ」が出ます。

仕事もモテも「行動→自信」のサイクルがキモ

motoさん

ちなみに、僕らがこういう話をすると「ポジショントーク」とか「強者の理論」とか言われるじゃないですか。お金がそこまで自由に使えない人はどうしたらいいですかね?

黒ギャルさん

年金もうむりぽよ宣言」があったから、これからますますみんな保守的になってお金を使わなくなると思うんですよね。

となると「お金を使うことの価値」が上がるから、そんなに大金じゃなくても、可能な範囲でお金を使って経験値を上げて、自分の世界を広げる動きをすれば大丈夫なんじゃないかな。

なんでもいいんですよ! ヒッチハイクとかタケノコ狩りとか、あんまりお金かからないけどやったことない人が多そうな経験も狙い目ですよね。

motoさん

なんでタケノコ狩り…やったことないですね…(笑)。

タケノコ狩りを推す黒ギャルさん

motoさん

恋愛だけでなく、ビジネスでも自分の経験や他人にお金を使うことを惜しまない人は稼げる傾向がある気がしますね。

黒ギャルさん

というと…?

motoさん

結局、お金って持っているだけでは価値がないんですよ。あくまでツールでしかない。稼げる人はそのお金を使って、より稼ぐためにどうするか?を考えている人が多いです。

僕もそうですが、自分の経験に投資して、結果としてお金を増やしてる。それが自分の自信にもつながっているんですよね。

黒ギャルさん

仕事も恋愛も、お金を使ってでも一歩踏み出して行動することが大事なんですよね。自信のない人は、なんでもいいから思いつくことをやってみて、小さな成功体験を積むといいと思います。

やってみる→成功する→自信がつく、というのはモテでも仕事でも必勝のサイクルかと。

motoさん

まさにそうですね。R25世代の若者には、いろんな経験を通じて自信をつけていってほしいと思います。

…今日はありがとうございました!

最後に記念写真を一枚…

ということで、お2人から“仕事とモテ”に関する金言をいただくことができました。

まだ見ぬ「A Whole New World」のために、皆さんも普段の生活範囲から一歩踏み出してみるといいかもしれません!

〈取材・文=天野俊吉(@amanop)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉

motoさんの転職テクニックは、こちらをチェック!

転職と副業のかけ算』/「終身雇用が当たり前ではなくなったこの時代にサラリーマンはどう生きていくのか?」がテーマの、motoさん初の著書! “キャリアのかけ算”で、ステップアップする考え方が書かれています!

転職を考えている人はこちらもチェック!

黒ギャルさんのモテコンサルを受けたい人はこちらから!

「多くの女性に好印象を持たれる」&「中長期的な関係の本命彼女を作る」を目的とした「モテゼミ」。「モテる初デートの基本動作」や、「デートに吉野家はアリ無し問題」など、気になるコンテンツも充実してます!

公式SNSで最新記事をチェックしよう!

新R25は公式SNSを積極運用中。ツイッターでは最新記事の情報を更新しています。

読者の皆さまはぜひフォローをお願いします!

ビジネスパーソンインタビュー

またスゴいことを始めた前澤さんに「スケールの大きい人になる方法」を聞いたら、重たい宿題を出されてしまいました

またスゴいことを始めた前澤さんに「スケールの大きい人になる方法」を聞いたら、重たい宿題を出されてしまいました

新R25編集部

【不満も希望もないから燃えられない…】“悟っちゃってる”Z世代の悩みに共感する箕輪厚介さんが「幸せになる3つの方法」を伝授してくれた

【不満も希望もないから燃えられない…】“悟っちゃってる”Z世代の悩みに共感する箕輪厚介さんが「幸せになる3つの方法」を伝授してくれた

新R25編集部

「実家のお店がなくなるのは悲しい… 家業を継ぐか迷ってます」実家のスーパーを全国区にした大山皓生さんに相談したら、感動的なアドバイスをいただきました

「実家のお店がなくなるのは悲しい… 家業を継ぐか迷ってます」実家のスーパーを全国区にした大山皓生さんに相談したら、感動的なアドバイスをいただきました

新R25編集部

「俯瞰するって、むしろ大人ではない」“エンタメ鑑賞タスク化してる問題”に佐渡島庸平が一石

「俯瞰するって、むしろ大人ではない」“エンタメ鑑賞タスク化してる問題”に佐渡島庸平が一石

新R25編集部

社内にたった一人で“違和感”を口にできるか?「BPaaS」推進するkubell桐谷豪が語るコミットの本質

社内にたった一人で“違和感”を口にできるか?「BPaaS」推進するkubell桐谷豪が語るコミットの本質

新R25編集部

【仕事なくなる?そんなにすごい?】“AIがずっとしっくりこない”悩みへのけんすうさんの回答が超ハラオチ

【仕事なくなる?そんなにすごい?】“AIがずっとしっくりこない”悩みへのけんすうさんの回答が超ハラオチ

新R25編集部