ビジネスパーソンインタビュー
「飲食店って、ほとんどDX化できてないから」
ホリエモンが即採用。中小企業のDXを加速する「Lステップ」に“チャンスしかない”理由
新R25編集部
最近、急速に流行りつつあるマーケティングオートメーションツール「Lステップ」。
チョコレートプラネットを起用したこちらのタクシーCMを見たことがある方もいるのでは?
LINEを使った配信や顧客管理が自由自在。企業のさまざまな事業課題を解決できると、多くのマーケターに注目されています。
この新進気鋭のサービスを評価できるのは…堀江貴文さんしかいないでしょう!
Lステップを運営する株式会社Maneql代表の田窪洋士さん、Lステップの運用をサポートする「Lステップコンサルタント」の中村誠さんにもお越しいただき…
堀江さんに「Lステップの魅力」を直々にプレゼンしていただくことに。
マーケティングのプロ中のプロでもある堀江さんの目に、Lステップはどう映るのでしょうか…?
【左:中村誠(なかむら・まこと)】株式会社REXLI代表取締役。LINEマーケティングプロデューサー【右:田窪洋士(たくぼ・ひろし)】株式会社Maneql代表取締役
今日のために作った「WAGYUMAFIA」のデモを披露。堀江さんの反応は…?
田窪さん
堀江さん、Lステップのことはご存じでしたか?
堀江さん
もちろん知ってますよ。
まわりで使ってる人もいるし、なんなら僕が関わってる会社にLステップの導入を勧めたこともありますし。
めちゃくちゃご存じだった
田窪さん
光栄です!
改めて説明すると…Lステップとは、LINEを使ったMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
堀江さん
LINE公式アカウントと連携してるんでしたっけ?
※LINE公式アカウント…LINE上で企業や店舗がアカウントをつくり、ユーザーにダイレクトに情報を届けられるサービス
田窪さん
はい、正確にはLINE公式アカウントの機能を拡張したツールです。
LINE公式アカウントだけでは難しい、細やかなステップ配信やセグメント配信ができるのが特徴なんですよ。
※ステップ配信…友だち追加したユーザーに対して、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できる機能
※セグメント配信…ユーザーを条件別に分類し、それぞれのニーズに合わせたメッセージを送ること
中村さん
といっても、具体的にどんなサービスかわかりにくいと思うので…
堀江さんがプロデュースされている「WAGYUMAFIA」のデモアカウントを勝手に作っちゃいました(笑)。
こちらが実際の画面。今日のために、わざわざ中村さんが作ってくれた力作です
堀江さん
へぇ…
(画面を触りながら)あっ、動画が流れるんだ。
いつものごとく、説明を待たずに触りだす堀江さん
中村さん
はい! ムービーを入れたり、お店の地図を入れたりと、自由にコンテンツを追加できます。
いわば「LINEのなかにホームページを作る」感じですね。
田窪さん
来店されたお客さまのLINEアカウント情報を結びつけられるので、顧客管理も簡単にできます。
初めて来店された方には当日にお礼のメッセージを送って、3日後には再来店時に使えるクーポンを送って…といった、顧客に合わせた配信も自動でできるんです。
堀江さん
ふーん…
あれ、あんまり響いてない…?
堀江さん
…これ、このまま使わせてもらいたい。すごいですね。
思ったより好感触でした。よかった…
中村さん
Lステップはアプリと比べて開発スピードも圧倒的に速いですし、コストも抑えられます。
今日お持ちしたデモくらいの機能なら、1〜2週間程度で作れるんですよ。
堀江さん
いいですね。みんなアプリをやりたがるけど、アプリをわざわざインストールさせるのって相当ハードルが高いから。
その点、LINEは老若男女に使われてるから、めちゃくちゃチャンスあると思いますよ。
田窪さん
まさにそうですね。LINEは全国で約9000万人のユーザーがいますし、年代も幅広い。
とあるオンライン診療のクリニックでは、全患者の1%くらいにしかアプリを使われていなかったところ、Lステップに置き換えたら18%まで改善したという事例もあるんですよ。
堀江さん
でしょうね。
いまやLINE使ってない日本人なんてほぼいないんじゃないですか?
堀江さん
世界でも「WeChat」や「WhatsApp」みたいなアプリ内アプリが主流になりつつあるから、ようやく日本っぽいサービスが出てきたなって感じですね。
Lステップはなんかこう…ベタな日本っぽさがいいですよねぇ。
このシュッとしてないデザインとか。僕は好きですよ、こういうの(笑)。
それ、褒めてます?
堀江さんが「飲食店」にこそLステップをおすすめしたい理由
――(編集部)堀江さんは、どんな方にLステップをおすすめしたいですか?
堀江さん
断然、「飲食店」ですね。
飲食店って、ほとんどDX化できてないから。
堀江さん
飲食店の集客って、いかにお客さんを“常連化”させるかが重要なんですよ。
マーケティングの世界では有名な話ですけど…初回来店した人が再来店する確率はだいたい10%くらいなんですよね。
でも、2回来店した人が3回目の来店をする確率は、ぐっと上がって40%くらい。3回来店した人が次に来店する確率は60%くらい。
田窪さん
一度リピートしてもらえれば、そのあと常連になってくれる確率が上がると。
堀江さん
そう。だから飲食店は「いかに初回来店から再来店につなげられるか」に全力で向き合わないと、いつまでも売り上げが上がらないんですよ。
今日の堀江さんはマーケ視点強めです
堀江さん
なのに今の飲食店ってほとんど顧客情報を取ってないし、取ってたとしてもクーポンサイトが主流でしょ?
クーポンって、あくまで新規のお客さんに知ってもらうための手法でしかないですから。
“クーポン競争”だけじゃ、そりゃ儲からないですよ。そこからもう一度来店してくれるお客さんは10%しかいないんだもん。
中村さん
たしかに、そもそも顧客をリスト化する習慣がない飲食店も多いと聞きます。
堀江さん
しかも今の飲食店って、圧倒的に人手不足なんですよ。
少子化でどこも採用に苦しんでるし、なんとかしてバイトをかき集めてお店を回してるわけですけど…
彼らに自発的に「リピート客を増やす施策」をやらせようったって無理な話なんですよ。あいつら大体気が利かないもん。
※あくまで堀江さんの偏見です
堀江さん
じゃあどうしたらいいの? ってときに、Lステップが活きてくるわけですよ。
Lステップなら、お客さんを常連化させるための「きめ細かい対応」を、誰でもできるように仕組み化できるわけだから。
田窪さん
まさにLステップの強みはそこで。
まずは「LINEに登録すればごはんのおかわり無料」などのサービスで、初回来店時に登録を促します。
そして来店後に名前入りのお礼メッセージや限定クーポンを自動で送って、再来店を促す。2回目、3回目の来店時には、さらに特別なクーポンやサービスを提供する。
Lステップを導入している飲食店は、そうやって自動的にファンを増やしているお店が多いんです。
堀江さん
そうそう、きめ細かい対応っていうのはそのくらいのことでいいんですよ。お客さんの名前を覚えるとか、小皿で何か一品サービスするとか。
それが自動でできるようになると、再来店率にレバレッジを効かせられます。
田窪さん
レバレッジ、ですか?
堀江さん
そう。2回目の来店率を10%から12%くらいに上げるだけでも、3回目、4回目の来店率がどんどん上がっていくわけだから。
ちゃんとやってるところはとっくに顧客をリスト化して、余計なお金を使わずに販促をしてる時代です。
人手不足で苦しんでる飲食店こそ、Lステップで自動化できる仕組みを構築していったほうがいいと思いますよ。「忙しくてできない」みたいな言い訳も聞かなくなるから(笑)。
堀江流「Lステップをもっと多くの人に広めるアイデア」
――(編集部)Lステップはすでに好調のようですが…さらに多くの人に使ってもらうためにはどうすればいいと思いますか?
堀江さん
「Lステップのすごさ」をしつこく広めていくしかないでしょうねぇ。
特に狙い目なのは、中小規模の事業者じゃないですか?
街のお店とかだと、DXとか言われてもよくわからない、LINEとアプリの違いもよくわからないって人もまだまだたくさんいるので。
田窪さん
そうなんですよ。実際、Lステップには興味があるけど、使い方がまったくわからない…という声をいただくことも多くて。
そこで僕たちは、「Lステップコンサルタント」という独自の職業を生み出しました。今日同席している中村は、うちの公認コンサルタントの代表格なんです(笑)。
中村さん
マーケティング全体のディレクションから、ステップ配信やセグメント配信のシナリオを考える「構築代行」まで…
初心者でもLステップを使いこなしていただけるよう、僕らが幅広くサポートしています。
これまで累計200アカウントの構築に携わったという中村さん。巷では「Lステップの神」と呼ばれているらしい…
堀江さん
へぇ。デジタルに慣れてない企業にとってはありがたいですね。
中村さん
ちなみに「Lステップコンサルタント」は、独立して稼ぎたい意欲のある人のあいだで注目されている職業でもあるんですよ。
田窪さん
Lステップの構築はノーコードでできるので、ITスキルがある人であればそんなに難しくないんですよ。プログラミングができる人であればなおさら簡単にできます。
Lステップ自体の需要も高まっているので、稼ぎたい人の有力な選択肢として注目されつつあるんです。
堀江さん
あ〜、 すげぇありそう(笑)。
堀江さん
だったら、税理士さん、会計士さんとかに「副業」としてLステップコンサルタントをやってもらうのはどうですか?
田窪さん
税理士…!? どうしてでしょう?
堀江さん
ようは税理士とか会計士とかって、中小企業の顧客を持ってるわけじゃないですか。
あの人たちは数字だけを見てるわけじゃなくて、ちゃんと「事業」を見てる。
帳簿を見たら、今その事業がどんな状況なのか、どんなことをすれば業績が上がるのかがわかりますからね。
中村さん
なるほど…! 言われてみると、コンサルタントに近い立場かもしれません。
堀江さん
普段からお世話になってる税理士さんなら、事業者も信頼できるでしょうし。
「中小企業のDX化コンサルタント」みたいな役割を税理士さんに与えれば、彼らもうれしいし、中小企業のLステップ導入率も上がっていくと思います。
「面白いですね…!」田窪さんと中村さんも乗り気なようです
堀江さんが即決!? Lステップの「意外な使い方」はまだまだあった
――(編集部)今後、Lステップが広げていこうとしている領域はありますか?
田窪さん
いろいろありますが…たとえば採用領域。
最近ではLステップを使ってダイレクト採用をされる企業も増えているんですよ。
堀江さん
ダイレクト採用?
今日イチの興味を示す堀江さん
堀江さん
僕がやってるロケットの会社(インターステラテクノロジズ株式会社、以下IST)が、今めちゃくちゃ採用を強化してるんですよ。猛烈にエンジニアが足りなくて。
田窪さん
でしたら、Lステップがぴったりだと思います!
既存の採用媒体を使わなくても、自社のLINEに人を集めて、そこから直接採用ができるので。
それにロケットの会社なら、「理念」に共感できる方が集まったほうがいいですよね。
Lステップなら「企業の理念」のような哲学的な部分も、ステップを組んでわかりやすく伝えられます。
堀江さん
それいいですね。やりましょう。
ISTの採用担当にも(Lステップを)やるように伝えておきます。というか今LINEしますね。
本当にカメラガン無視でLINEしてる
堀江さん
素晴らしいですね、Lステップ。
これからどんどんマスに浸透していくんじゃないですかね。そういえば最近、●●(某大手企業)からも似たようなサービスが出てましたし。
「大手にパクられるってことは、一流の証ですよ」
堀江さん
僕はつまらない仕事をどんどん自動化するべきだ、っていうのをずっと前から言っていて。
Lステップも「コミュニケーションを“半自動化”できる」ってところが本質的な価値だと思いますよ。
田窪さん
まさにそうで、全部ではなく“一部”を自動化できるところがLステップのメリットだと思っています。
コミュニケーションはすべて自動化すると、かえって逆効果になってしまいますよね。
でもLステップなら、最低限やるべきコミュニケーションを自動化して、空いたリソースでさらに質の高いコミュニケーションができる。
売り上げに悩むすべての人に、Lステップが届いたらいいなと思います。
堀江さん、ありがとうございました!
「ISTの採用の件、本当にお願いしますね」と言い残して帰っていた堀江さん。どうやらガチで商談が成立してしまったようです…!
・売り上げが思うように上がらない
・人手が足りず、顧客へのサービスに割く時間がない
・採用の質を高めたい
そんなお悩みを抱える事業者のみなさん。それ、Lステップで一気に解決できるかもしれませんよ…!
〈取材・編集=石川みく(@newfang298)/文=ケイ・ライターズクラブ/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉
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