

想像以上にメリットだらけだった
人間関係めんどくさくない? 「ソーシャルレジデンス」のリア充(?)な住人にツッコんできた
新R25編集部
“リア充”なヒトやコトに、距離を感じている人は少なくないと思います。
編集部を代表する卑屈キャラ、ワタクシ福田もそのひとり。ふだん口では「リア充なんて…」と言いつつも、SNSに投稿されるキラキラした日常を覗き見してしまいます。でも、もういい加減、“リア充”を斜めから見るのも卒業したい…。
ということで、特別連載「リア充ポリス」では、あえて編集部がリア充文化に切り込んだり、実際に体験してみたりすることで、読者のみなさまに“リア充”のリアルを身近に感じてもらいたいと考えています!
第2回のテーマは、新しい住居の形である「ソーシャルレジデンス」。シェアハウスのように、複数人で住む施設のようですが、まずはこちらの画像をご覧ください。
いかにもリア充な飲み会じゃないですか!! これは「リア充ポリス」が出動しなければいけませんね…。課せられてもいない使命感を勝手に背負って、早速「ソーシャルレジデンス西葛西」に乗り込んできました!
「リア充ポリス」初めてのロケにちょっと浮かれています

福田
…ということで、今日は住人である青木さんに、「ソーシャルレジデンス」とはいったい何なのか教えてもらいたいなと。よろしくお願いします。

青木さん
構いませんよ。よろしくお願いいたします。
【青木勲(あおき・いさお)】IT企業に勤務する35歳。ソーシャルレジデンス歴は1年4カ月。大沢たかお似のイケメンは、どんなリア充生活を送っているのでしょうか?
ツッコミ1:「ソーシャルレジデンス」ってシェアハウスとどう違うの?

福田
そもそもの質問なんですが、「ソーシャルレジデンス」って「シェアハウス」をおしゃれに言い換えただけなんじゃないですか?

青木さん
よく聞かれる質問ですね。
一般的に「シェアハウス」とは、一軒家のような建物にみんなで住むことを指します。
一方の「ソーシャルレジデンス」は、アパートやマンションなど、最低でも50部屋以上の建物の部屋を借りて暮らしているんですよ。

福田
あ、そうなんですか。それなら普通のマンションとあまり変わらないですね。

青木さん
そうですね。1部屋の大きさも、ソーシャルレジデンス西葛西の場合、1Rマンションとあまり変わらないかもしれません。
これが個室。ベッド、冷蔵庫、エアコン、デスク、収納は備え付けだそうです

青木さん
でも、キッチンやトイレ、シャワールーム、洗濯機、乾燥機は共用になります。「水回りだけが共用のマンション」っていうと分かりやすいかもしれません。

福田
「テラスハウス」をイメージしていたんですけど、イメージと違いますね…
ツッコミ2:そんなに安くないし、わざわざ住むメリットなくない?

福田
ちなみになんですけど、ここって家賃はどのくらいなんですか?

青木さん
ここは共益費込みで8万円前後ですね。近辺の普通の一人暮らしの家賃相場とあまり変わらないと思います。

福田
えっ、もっと安いと思っていました。
家賃があまり変わらないのなら、なぜソーシャルレジデンスをあえて選ぶのでしょうか?

青木さん
ふむ。実際に見てもらったほうが早いかもしれませんね。
ソーシャルレジデンスには、普通のマンションやシェアハウスにはないものがあります。
まずはこちら!

福田
おお!開放的で広い!

青木さん
ここはラウンジといって、大きなリビングだと思ってください。隣にはキッチンが併設されていて、そこで調理したものはここで食べることができます。
窓が広く、ソファもたくさんあるので、ここでダラダラと過ごすこともありますね。
リラックスできそうなソファ…!

青木さん
続いて特徴的なのは…

福田
スタジオみたいですね! これも使えるんですか?

青木さん
もちろんです。ここはスタジオとして作られた部屋なんですが、ほかにもヨガやトレーニングに使っている人もいますよ。
電子ドラムもありました。こんなところでサラっとセッションしてみたいですね(できない)

青木さん
そして最後はこちらです!

福田
めちゃくちゃオシャレじゃないですか…!ここはなんです?

青木さん
共用のライブラリーになっていて、雑誌や本を自由に読むことができるんです。
図書室には司書がいて、毎月新しい本や雑誌を入れてくれるんだとか

青木さん
ここは24時間使えるうえに電源もWi-Fiもあるので、リモートワークにはうってつけなんですよね。一応、会話禁止の部屋なのでとても集中できます。
ちなみにボクは普段ここで仕事をしています。仕事、勉強、読書などのさまざまな用途で住人には活用されている部屋ですね。

福田
へええ! ボク家で仕事ができないタイプなんですが、このスペースだったらはかどりそうです。

青木さん
カフェがあったり、ジムが併設されていたりするソーシャルレジデンスもありますよ。

福田
ボク普段ジムに通ってるんですが、それはいいですね…!
ソーシャルレジデンスは、このように趣味やライフスタイルといったその物件ごとにテーマを持って構築されています。
青木さんの住む「ソーシャルレジデンス西葛西」は「カルチャーを通じた住民同士の交流」とのこと。
スタジオで音楽セッション、ダンス、ヨガ、落ち着いたライブラリーなど、さまざまな場面でカルチャーを通じて住民同士交流することができます。
ソーシャルレジデンスは費用面でもおトクだった!
エントランスの様子

青木さん
ソーシャルレジデンスには、費用面のメリットもあります。
まず、家具や家電を買わなくていいから、初期費用がほとんどかからないんですよね。

福田
なるほど。言われてみればそうですね。

青木さん
敷金と礼金、連帯保証人も必要なくて、初期費用としては契約料の5万円を支払えばすぐ住めるのが魅力です。特に2年契約のような縛りもなく、更新料も必要ありません。
一般企業の人が仕事の出張で数カ月だけ借りるような使い方や、短期で東京近辺を観光する外国人利用などもあります。
こんなテラスでBBQをやることもあるそうです

青木さん
それに、電気・ガス・水道・ネットも自由に使えるので、家賃8万円でもトータルでみたらお得だと思いますよ。
ちなみに、オークハウスが管理する物件間の移動も安価な移動費で可能です。職場が変わったり、気分が変わったりしたら気軽にほかの物件に移れそうですよね。

福田
引っ越すときって、ネット回線の工事に立ち会ったり、インフラの手続きをしたりするのがめちゃくちゃめんどくさいですよね…

青木さん
さらに、共用部の清掃は業者が行ってくれるので、水回りの掃除をすることもありません。

福田
(あれ?ソーシャルレジデンスってメリットしかなくない?)
ちょっと揺れてきた福田
ツッコミ3:人間関係が煩わしくないですか?

福田
今のところメリットだらけのように感じますが、やはり共用部でほかの人と会うことがありますよね。
それって気を遣ってめんどくさいということはありませんか?

青木さん
それをデメリットと捉えるかはわかりませんが…
ソーシャルレジデンスに住んでいても、ほとんど人と接しない人もいますよ。昼間は仕事してて外食し、シャワーとトイレだけ共用部のものを使ってあとは部屋にいる…みたいな。
ボクもたまに疲れてしまって人と接したくない日があります。そういうときはまっすぐ部屋に帰りますが、そうすると普通の一人暮らしとほとんど変わらない生活に切り替えられますよ。
シェアハウスと違って50人以上の人が住んでいますから、無理にコミュニケーションを取る必要もないです。ボクも半分くらいの人は誰が住んでいるのかわかりません。

福田
「同じ建物に住んでいる人は全員家族」みたいな感じだと思っていました。個人個人が自由なスタイルで生活できるんですね。
じゃあ音のトラブルはどうです? 隣の人との距離が近すぎることもないんですか?

青木さん
建物によると思いますが、この「ソーシャルレジデンス 西葛西」は壁が厚いので、そこまで声が聞こえることはないです。
なかなかシッポをつかませてくれませんね…

福田
じゃあ恋愛絡みのトラブルとか、人間関係のいざこざなどはどうですか?

青木さん
あー、そういうことは昔ちょっとあったらしいですね。
住人同士で付き合いはじめて、別れちゃったあとに気まずくなることはあったそうです。

福田
それはイヤですね…

青木さん
でも、シェアハウスと違って共用部で会わなければ、ほとんど接する機会がないですからね。
人間関係が悪くなって、周囲まで暗くなる…みたいなことはあんまりないと思います。
やはり「人とのつながり」はソーシャルレジデンスの醍醐味

福田
ちなみに、青木さんは住人とコミュニケーションを取るほうなんですか?

青木さん
そうですね。
僕も最初の2カ月くらいは人と接することがなかったんですけど、「せっかく共同生活をしているんだから、もっと知らない人と仲良くなろう」と思って。

福田
どんなふうに仲良くなったんですか?

青木さん
キッチンが共有なので、そこで話すようにしたんです。ちょっと調味料を貸してもらったり、「何作っているんですか?」って話しかけたりしましたね。
ここがキッチン。調理器具や皿はみんな使えるんだとか(調味料だけは個々人の所有物)

青木さん
そこで次第に顔見知りが増えていって、「ソーシャルレジデンス」での生活になじんでいった実感があります。
今では2カ月に1回、パーティーを開く側になりましたね。

福田
でた、パーティー!
そのパーティーってどれくらいの人が参加するんですか?

青木さん
多いときは30人くらいは集まりますね。住人の約3割は外国人なので、ちょっとした異文化交流もできて楽しいですよ。
エントランスに「○月○日◯時から、ラウンジでパーティーやります」ってアナウンスしておくと、興味を持った人が自由に参加してくれるんです。

青木さん
強制のイベントじゃないし、自由参加・退出ありです。
開催場所も共有部なので、ちょっと寝る前に寄ってみるか…という程度で気軽に楽しめます。

福田
それなら自分も参加してみようと思えますね。

青木さん
そうでしょう。ソーシャルレジデンスでは、こういうイベントで定期的に住人とコミュニケーションを取る機会があるんです。
それがきっかけで親友のような間柄になった人もいるし、寝る前に集まって話したり、ゲームをしたりする仲良しグループもできてますね。

福田
それはネットではなかなかできないつながりですね。

青木さん
そうですね。ソーシャルレジデンス最大のメリットは、そういった人間関係が作れることだと思います。
普通の生活をしていると、どうしても同じ会社や同じ趣味の人とばかり接してしまいますが、ここには普段知りあうことができないような、さまざまな職業、年代、価値観、国の人たちが住んでいるので、とてもよい刺激を受けています。
例えば、出版社に勤めている人にオススメの本を紹介してもらったり、歯科衛生士の方に歯のケア方法を教えてもらったり、オーストラリア人と筋トレ方法について教えあったり(笑)。本当に楽しい経験をさせてもらっていますね。
ボクは地方出身で、東京に仲のいい友人は会社以外ではあまりいなかったんですけど、ここで暮らすことでプライベートを充実させることができています。
「シェアハウスと一緒でめんどくさそう」と思っていたソーシャルレジデンスですが、自分次第で人とのつながりも作れるし、プライベートの時間も確保できる新しい生活スタイルだということがわかりました。
今回取材した「ソーシャルレジデンス西葛西」のテーマは「カルチャーを通じた交流」でしたが、ほかにも「映画」や「自転車」「アート」など、さまざまなテーマのソーシャルレジデンスがあり、それぞれの趣味やライフスタイルに合わせて多くの人が集まっています。
住人同士で勉強会や料理教室、ダンスレッスン、ヨガなど、共通の趣味を持った人との交流会もあるそうで、会社以外で共通の趣味を持った仲間とのつながりが生まれそうですね!
ちなみに、「ソーシャルレジデンス 西葛西」で前回行われたパーティーで飲まれていたのは「スミノフ アイス™」。150年以上の歴史を持ち、国を超えて愛される世界的ブランドです!
インターナショナルな雰囲気と気分が上がる爽やかな味がいろんなバックグラウンドを持った「仲間」と盛り上がるのにピッタリ!
ボクも何か趣味を作って、プライベート大充実なソーシャルレジデンスを探してみようかな…そう思いながら帰路についたリア充ポリスの取材でした。
そんなスミノフの最新情報をお届けする公式SNSアカウントはこちら!

リア充ポリス

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