

対策は意外とカンタン?
倦怠感の原因にも? 仕事のパフォーマンスを左右する「目のコンディション」の整え方
新R25編集部
なんだか仕事の効率が悪く、ついつい残業してしまう…ということってありませんか?
その効率の悪さ、実は疲れ目など「目のコンディション」の悪化が一因という説も!? 仕事でもプライベートでも、ほぼ丸一日スマートフォンやパソコンの画面を眺める日々がつづくR25世代にとって、こうした生活環境と目のコンディション悪化は無関係とは言えなさそう。
今回は、R25世代のライフスタイルのなかで酷使されているであろう「目」について、眼科のドクターに話を聞いてきました!
【井上 賢治(いのうえ・けんじ)】日本眼科学会眼科専門医。医学博士。千葉大学医学部卒業、東京大学医学部大学院卒業。2002年より医療法人社団済安堂井上眼科病院勤務、2008年に医療法人社団済安堂「井上眼科病院グループ」の理事長に就任、2012年より医療法人社団済安堂井上眼科病院院長を兼務

編集部・N
仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンを触ってばかりなので、最近常に目が疲れています…
こういう目のコンディションを放置しておくと、どういう影響があるんですか?

井上先生
一般的には肩こりや頭痛の原因になるとされていますね。それだけでなく目の不調を伴ったまま仕事を続けると、仕事のパフォーマンスにも悪影響が出てくる可能性があります。

編集部・N
たしかに、ずっとパソコンを見て目が疲れてくると頭が回らなくなったり、体がだるくなることもあります…
今後のためにも、“疲れ目”のメカニズムについて教えていただけますか?

井上先生
目が疲れるということは、目の緊張状態が続いていることを意味しています。
近くや遠くを見るとき、目には距離に応じてピント調節をする機能がありますが、それは「水晶体」の厚みを変えることによっておこなわれます。近くを見るときには“毛様体筋”という筋肉に力を入れることで水晶体を厚くするんです。
近くを見るときの毛様体筋の働き
近くを見るときは毛様体筋に力が入っている状態

井上先生
長時間のパソコン作業のような近くをじっと見つづける作業は、毛様体筋にずっと力が入っていることになるので、筋肉疲労を起こし目に疲れを感じます。
この“疲れ目”の状態を放置すると、目だけでなく全身の不調がでることもありますよ。そうなるとやはり倦怠感を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

編集部・N
長時間のパソコン作業以外にも“疲れ目”になる要因はありますか?

井上先生
さまざまな要因が考えられますが、視力矯正している方はコンタクトレンズやメガネなどを度数が合っていない状態で使いつづけることも大きな要因とされています。
度数が合っていない分、目は無理にピント調節しようとして負担がかかります。それが目の疲労につながるんですよ。

編集部・N
なるほど。日常生活に合っていないコンタクトレンズやメガネをしていると、目への負担は重くなりそうですね。

井上先生
年齢が若いうちはピント調節能力が高いですが、目に負担がかかっていないということではないのです。
自覚・無自覚にかかわらず、負担蓄積を放置しておくと、コンディション悪化の原因にもなりますよ。
視力の悪い方であればなおさら、コンタクトレンズやメガネを自分の見え方やライフスタイルに合った状態で使用することが大切です。
若者の間で増加中。ピントが合いづらくなる「スマホ老眼」の正体とは

編集部・N
ちなみに、最近若者の間で「スマホ老眼」の症状の人が増えてきていると言われていますが、これは加齢による老眼と同じようなものでしょうか?

井上先生
いや、違いますね。加齢による老眼は目の水晶体が固くなってきて、厚みを変える機能が衰えて生じるものですので、根本的な改善は難しいですね。
一方で、「スマホ老眼」は近くのものを見すぎて、目のピント調節機能が一時的に衰えた状態のことをいいます。
50分見たら10分休憩。仕事のパフォーマンスを高めるデジタルデバイスとの付き合い方

編集部・N
なるほど。では、普段の生活の中では、どんなことが目の負担になりますか?

井上先生
最近では、やはりパソコンやスマートフォンでしょうね。近いところで長時間画面を見ているので、目には相当な負担がかかります。瞬きの回数が減ってドライアイにもなりやすいといわれています。
デスクワークでも、暗い室内や乾燥の原因になるエアコンの風が直接当たるような環境でパソコン業務をつづけることは、目によくないんですよ。

編集部・N
そうですよね。でもデスクワークをしているとやむを得ないことも多いかと…。何か対策はありますか?

井上先生
近いところを長時間見つづけるのはよくないので、意識してこまめに休憩を入れることが大事です。

編集部・N
休憩はどれくらいの頻度で入れるのが効果的ですか?

井上先生
パソコン業務を50分つづけたら10分程度の休憩を入れること。学校の授業とほぼ同じ間隔と覚えておけばよいでしょう。
休憩と言っても、仕事を完全にやめてマッサージなど特別なことをするとかではなく、一旦近くを見る作業をやめて、ちょっと遠くを見る程度で十分なんですよ。

編集部・N
「ちょっと遠く」とは具体的にどれくらいの距離でしょうか?

井上先生
だいたい1メートル以上先くらいで大丈夫です。

編集部・N
あ、そんなレベルでいいんですね! 意外でした。
寝る直前までスマートフォンを見ていませんか?

編集部・N
パソコンやスマートフォンから出ている「ブルーライト」も目によくないと聞きます。

井上先生
ブルーライトに関してはまだ実証が不十分な面もありますが、睡眠サイクルが乱れると言われていますよね。
そうでなくても、寝る直前までスマートフォンを見つづけないほうがよいと思います。

編集部・N
結構やってしまいがちなのですが、寝る直前にスマートフォンを見つづけてはいけないのはなぜですか?

井上先生
照明を落とした暗い環境でスマートフォンなどの明るい画面を見つづけることは、目に負担をかけるからです。
また、画面を注視すると瞬きの回数も減りますので、それも目の負担になります。

編集部・N
なるほど。気付かないうちに、結構目に負担をかけているんですね…
日頃から目をいたわるために心がけるべきことはありますか?

井上先生
そうですね。先ほど話したように休憩が大切ですが、ものの見え方は変化しますので、良好な目のコンディションを保つためには定期的な眼科受診も必要ですよ。

編集部・N
言われてみると、目の定期検査って意識してなかったです。
毎日こんなに目を酷使してたら見え方も変わっていて、私もメガネの度数が合わなくなっているかも…。先生、さっそく検査お願いします!
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ビジネスパフォーマンスに影響する目のコンディションを良好な状態にキープするためには、スマートフォンやパソコンを見るとき、
意識的に「休憩」をはさんだり、眼科で定期検査を受けたりすることの大切さ
は分かりました。
でも、スマートフォンを見だしたらエンドレスになるし、仕事に集中しているときほどパソコンから長時間離れられないのが現実…。
その結果「なんだか近くの見え方がよくないな」と、すでに感じはじめている人はもちろん、まだ自覚のない人もひとつの選択肢として、
デジタル世代をサポートするコンタクトレンズ
を試してみるのもアリかも。
たとえば、『
シード1dayPureうるおいプラスFlex
』は、現代人のライフスタイルの変化をとらえ、開発された最新の1日使い捨てソフトコンタクトレンズ。
見たい景色も近くの画面も、それぞれの距離でそれぞれの見え方を考えられているから、デジタルデバイスがマストなR25世代にとっても、こうしたコンタクトレンズの進化はありがたいですね!
販売名:シード1dayPure UP 承認番号:22100BZX00759000
※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてお求めください。ご使用の前には必ず添付文書をよく読み、正しくお使いください

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