企業インタビュー
企業からのお祈りメールを“エール”に…!? SNSでバズりまくった「就活生を救うサービス」が画期的
第二新卒向けの新サービスもリリース!
新R25編集部
先日、X(Twitter)で「ABABA」というサービスがバズっていたのをご存じですか?
これは就活生を苦しめる“お祈りメール”が、別の企業からのスカウトに生まれ変わるという超画期的なサービス。
注目度が上がっているこのタイミングで、新たに第二新卒向けのサービスもリリースされたそう。
就活生や転職活動中のビジネスパーソンを救うサービスの全貌を、株式会社ABABA・代表取締役CEOの久保駿貴さんに聞いてみました。
〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉
就活生との縁をつなぐのは、お祈りメールならぬ“エール”…?
久保さん
「ABABA」は2020年にリリースした、新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。
ダイレクトリクルーティング自体はだいぶ一般的な手法になりましたが…
「ABABA」が他と異なるのは、不採用時に企業から送られてくる“お祈りメール”が、スカウトに生まれ変わるという点なんです。
石川
お祈りメール…もうその言葉自体がトラウマです…
久保さん
「今後のご活躍をお祈り申し上げます」というテンプレートのメールを受け取ると、多くの就活生は「自分を否定された」と感じてしまいますよね。
このお祈りメールを、少しでも前向きなものに変えたい。そんな想いから「ABABA」は誕生しました。
登録できるのは、最終面接まで進んだことがある学生のみ。就職活動の過程が評価されて、企業からスカウトが届くという仕組みです。
久保さん
最終面接まで進んだことが評価されるため、「ABABA」で届くスカウトの94%は、ES・1次面接などの選考がカットされています。
せっかく最終選考まで進んでも、お祈りメールをもらったら、またイチから他の企業の面接を受けていく必要がありましたよね。
言うなれば、RPGのゲームをセーブせずに進めるようなもの。
でも「ABABA」なら、選考過程がカットされることが多いので、効率的に多くの企業と出会えます。特に忙しい就活後半時期の学生におすすめしたいですね。
石川
なるほど…“お祈り”で失った自信を取り戻せそうな気がします。
久保さん
まさに。最終面接まで進んだことが評価され、類似の企業から平均で25通ものスカウトが届くので、みなさんが市場から求められているという事実を再確認できます。
さらに…「ABABA」は就活生にとってだけでなく、企業にとってもメリットがあるんですよ。
石川
そうなんですか?
久保さん
そもそも、ライバル企業で最終面接まで進んだ学生というのは、言うまでもなく優秀かつ希少な存在です。
たとえば業界最大手の最終面接まで進んだ学生なら、業界2〜3番手に位置する企業は喉から手が出るほど欲しいはずですよね。
「ABABA」なら、そんな他社が一定の評価をした優秀な層だけにアプローチできるので、採用の効率化につながります。
さらに、自社で採用に至らなかった学生の今後を“応援”することもできるんです。
石川
応援…!
久保さん
「ABABA」をお使いの企業さんには、最終面接で採用できなかった就活生に対して、こんな文面のメールで「ABABA」への登録を促していただいています。
「私たちは採用できなかったけれど、素晴らしい人材だから他社に推薦したい。ABABAに登録したら、今後の就職活動を応援させていただきます」。
お祈りメールを、少しでも前向きな応援(エール)に変えたい。そう思い、私たちはこれを“お祈りエール”と呼んでいます。
“お祈りエール”を受け取った学生から、企業に寄せられた実際の声がこちら。落とされた企業を嫌いになるどころか、ますますファンになっていることが伺えます
久保さん
“お祈りエール”で「ABABA」に登録する学生が増えることで、企業・就活生双方の選択肢が増えていくことはもちろん…
就活生の今後を応援することで、候補者が企業のファンでありつづけてくれる。
「ABABA」の“お祈りエール”は、そんな世界観を実現しています。
お祈りメールと“お祈りエール”の差をどのように感じるか、就活生(333名)を対象に行った調査の結果がこちら。明らかに“お祈りエール”の方がポジティブな印象のようです
石川
就活生が利用する際は、どんな流れになるんでしょうか?
久保さん
“お祈りエール”を受け取った場合は、添付されているリンクをクリックすれば、その企業の最終面接まで進んだ就活生として登録できます。
もちろん、ご自身でご登録いただくこともできますよ。
まずはプロフィールを入力後、最終面接まで進んだ企業名や選考フローなどを記載。あわせてその証拠となるメールのスクリーンショットなどを提出していただきます。
そうすると、その実績を評価した企業からLINEでスカウトが届くという仕組みです。
スカウトもメッセージもLINEで完結できるのもうれしいポイントです
久保さん
また、企業側も月額費用や初期費用などは一切不要で、完全成果報酬型の料金システムに。
大手からベンチャーまで、さまざまな優良企業にご登録いただいています。
第二新卒に再アプローチ。“お祈りエール”の新たな活用法
久保さん
おかげさまでサービス開始から2年で急成長。
先日はテレビ『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(テレビ東京)でご紹介いただき…視聴者の方のX(Twitter)でのポストがバズり、約8.2万いいね、約1万RTと大反響をいただきました。
引用RTでも多くの賞賛の声や「私が就活していたときにあったら...」という声をいただき、資料請求や会員登録も続々と増えていきました。
現在は1,100社以上の企業、40,000人を超える就活生にご利用いただいています(2024年2月時点)。
久保さん
そしてこの度、“お祈りエール”を活用した新たな採用の形として、第二新卒を対象とした「ABABAアルムナイ(アバクル)」という新サービスをリリースしました。
これは、「新卒採用の最終面接で惜しくもご縁のなかった人材」と「採用したかったけれど内定辞退されてしまった人材」に、中途採用のタイミングで再度アプローチできるというものです。
ちなみに「アルムナイ採用」とは、何らかの理由で自社を退職・内定辞退した人を再雇用する採用手法のことを指します
石川
一度興味を持ってくれて、その際に最終面接まで進んでいるのであれば、採用効率はかなりよさそうですね。
久保さん
まさに。過去に応募した企業からのスカウトに対しては、実に86.6%が「うれしい」と答えており、ニーズが十分にあることもわかっています。
久保さん
中途採用市場においては、企業が求職者に対してピンポイントでアプローチできる「スカウト型サービス」が主流となりつつありますが…
企業が“欲しい人材”に一方的にアプローチする形になってしまうため、「自社に興味がある人を探し出せない」「候補者の情報が少ないため、工数もかかる」といった課題もあるんです。
でも「ABABAアルムナイ」なら、すでに自社を受けた経験のある人材へのスカウトが可能。かつ、途中の選考もカットできるので、これらの採用課題も解決できます。
“お祈りエール”によって学生と企業のつながりを維持するだけでなく、さらにそれを活用していこうと思い、今回のリリースに至りました。
石川
なるほど…一社目にいつまで在籍するかはわからないし、お互いにとってWin-Winなんですね。
久保さん
今回のリリースを記念して、キャンペーンも開催。
「ABABAアルムナイ」についてお問い合わせをいただいた先着100社は、“お祈りエール”経由の候補者の採用を無料にさせていただきます。
ぜひ、お早めのお問い合わせをお待ちしています!
久保さん
当社の創業理念・コアバリューは「隣人を助けよ」。
「ABABA」は、私が現役の学生時代に起業し、立ち上げました。友人が大企業の最終面接に落ち、それまでの過程が評価されずに苦しんでいる姿を見て生まれたサービスなんです。
自分の“隣人”の課題を解決しつづけることで、同様の課題を抱えている多くの人々を救いたい。それを永続的に実行できる会社を創っていくのが私の目指すところです。
これからもより多くの就活生や第二新卒生、企業のみなさまに「ABABA」を届け、後悔のない就職活動を送ってもらえるよう、全力で邁進していきます!
株式会社ABABAはその取り組みが評価され、東京ユニコーンプロジェクト運営委員会主催の「東京ベンチャー企業選手権大会2023」ヒヨコーン部門にて最優秀賞(東京都知事賞)を受賞したそう。
就活市場において、“お祈りエール”が日本の文化になる日も近いかもしれません…!
就活生はもちろん企業の人事担当の方も、今のうちに「ABABA」をチェックしてみては?
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