企業インタビュー
ビリギャル、ぷよぷよ…立役者が共同開発!心の知能指数を上げるWebサービス「ahame (アハミー)」爆誕
ゲーム感覚でトレーニング! 会員登録で無料使い放題
新R25編集部
多くの社会人が抱える悩みのひとつ、「コミュ力」。
「あの人はコミュ力があるから…」なんて、まるで才能のように思ってしまいがちですが…
コミュ力をアップさせるWebサービス「ahame (アハミー)」を開発した、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の斎木輝之本部長によれば、コミュ力アップのカギは“トーク力”でも“聞く力”でもなく、「心理学」なんだとか。
1日3分だけでコミュ力がアップするというのですが…そんなに手軽に!? くわしい話をお聞きしました。
〈聞き手=鳥山可南子(新R25編集部)〉
1日3分! 心理学でコミュ力アップ
斎木さん
「ahame(アハミー)」は、心理学を通してコミュニケーション力をアップさせるWebサービスです。
斎木さん
心理学に基づいて設計された性格診断と、短時間で学べる動画コンテンツを通じて、「コミュニケーション力」と「EQ=心の知能指数」の向上を促し、職場の人間関係をより良くすることを目指します。
鳥山
コミュ力はなんとなくわかるんですけど、心の知能指数って何ですか?
斎木さん
心の知能指数(EQ=Emotional Intelligence Quotient)とは、自分の気持ちを上手にコントロールしながら、相手がどんな気持ちなのかも感じ取る力のことです。
斎木さん
コロナ禍を経て、ビジネスシーンでは“コミュ力”がますます課題になっています。
リモートワークやチャットツールも当たり前になり、働く価値観や環境が刻々と変化するなかで、人とのコミュニケーションに苦手意識を抱く人は増えていて。
鳥山
なるほど…
斎木さん
弊社が実施した最新のビジネスパーソン調査*では、約80%が「日常業務を進めるにあたりコミュニケーションは重要と感じている」と回答しているのに、半数が「職場の人間関係に悩みがある」とも回答しています。
*日本能率協会マネジメントセンター「ビジネスパーソンの働く実態調査2024(n=2,498)」
鳥山
重要だと思っているけど、なかなかうまくいかない実態があるんですね。
斎木さん
そうなんです。
職場の人間関係は働くモチベーションに大きく影響します。そこで「コミュ力を高めよう」となると、「話す」「聞く」ばかりが注目されがちですよね。
鳥山
そうですね。コミュ力=トーク術みたいなイメージが。
斎木さん
でも、実際には自分や相手の「感情(気持ち)」をうまく扱えるかどうかが良好な人間関係やモチベーションに大きく関わります。
鳥山
たしかに…そのときの感情で怒ってしまって人間関係が壊れるとか、ありますもんね。
斎木さん
まさしくそういうことですね。認知心理学の研究では、 感情は人の行動や意思決定に強く影響することがわかっています。
特に対人関係では、相手の感情に気づき、適切に対応することが円滑なコミュニケーションに不可欠です。
そこで心理学に基づいたアプローチにより、コミュニケーションスキルとEQを向上させることを目的に開発したサービスが、「ahame(アハミー)」です。
“感情読み取り力”を上げるトレーニングも
鳥山
「ahame(アハミー)」の内容を詳しく教えてください。
斎木さん
「ahame(アハミー)」は、自己理解を深める「9タイプ性格診断」と、職場のよくある人間関係の困りごとを解決する「動画コンテンツ」がメインのサービスです。
ユーザーの診断結果に基づき、その性格タイプに最適な動画コンテンツをおすすめ紹介します。
鳥山
まずは自分のタイプを知るところから、ってことですね。
診断・動画コンテンツ例
9タイプ性格診断
斎木さん
各質問に直感的に答えるだけで、自分の性格やコミュニケーション特性を「9タイプ」から知ることができます。
斎木さん
職場の人間関係を円滑にするヒントや、部下/リーダーになったら? 向いていない仕事、どんな相手と相性がいいか? などの「タイプ別の取り扱い説明書」を用意しています。
また、診断を受けた方はタイプに応じたおすすめ動画が紹介されます。
動画コンテンツ
斎木さん
動画では、ビジネスパーソン1,800人へのアンケート結果から、よくある職場の困ったシーンへの対処法や改善法をご紹介。
職場の困った人やそのシーンに遭遇したときの対処法や思わずやりがちな不適切な話し方・振る舞いの改善など、現在約100コンテンツをそろえています。
今後も続々と新たなコンテンツの追加やサービス・機能拡張などを計画しているんです。
鳥山
結構具体的なシーン別になっているんですね。
斎木さん
リアルな例をもとにしているので、絶対に“あるある~!”と共感していただけるコンテンツがあると思いますよ。
手軽さにもこだわり、動画はすべて1分程度のショート動画になっています。
内容も日常的に起こりうる職場のシチュエーションを再現しているので、すぐに活用できるものばかりです。
動画コンテンツ例
EQ向上を促す感情読み取り力UPトレーニング
斎木さん
そして、「ahame(アハミー)」の大きな特長は、EQ向上を促す 「感情読み取り力UPトレーニング」です。
鳥山
EQ=心の知能指数は、自分の気持ち(感情)をコントロールしながら、相手の気持ちも感じ取る力…でしたね。
感情読み取り力って、上げられるんですか?
斎木さん
上げられますよ!
実際に動画に出てくる人物の感情を7つのカテゴリー、42項目から予測し、自分と他ユーザーを比較しながら、感情の受け取り方の違いがわかるようにしています。
より理解が深まるよう、このコンテンツはゲーム感覚で学べる内容になっているんですよ。
鳥山
ゲーム感覚、いいですね…! 動画の内容は、どんなものが?
斎木さん
「指示するまで動かない後輩」とか、「人の意見に否定ばかりする同僚」とか。
鳥山
もう見たい(笑)。そういうときの後輩や同僚の感情、知りたいです…!
斎木さん
自分と相手の両面から感情を考えることが大切で、回答に正解や不正解はありません。
トレーニングを通じて他者の感情を読み取ろうとする力が養われると同時に、自分の感情理解も深まります。
さらに繰り返し行うことで、EQを高めていくんです。
「ビリギャル」と「ぷよぷよ」、それぞれの仕掛け人たちが参画!
斎木さん
「ahame(アハミー)」は無料会員登録で、全コンテンツ使い放題です。
ただ、いくら無料で学習コンテンツが充実していても、「学びたい」「続けたい」というモチベーションがなければ継続は難しいものです。
鳥山
それはそうですね…
斎木さん
そこで、「ahame(アハミー)」では、共同開発・監修に坪田信貴さん、小林さやかさん、米光一成さんをお招きしています。
坪田信貴さんはベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)の著者、小林さやかさんはビリギャル本人です。
鳥山
ビリギャル、知ってます! すごく話題になりましたね。
斎木さん
坪田先生に、モチベーション向上や維持のノウハウを組み込んだサービス開発を相談しに行ったら、偶然、その場にさやかさんもいらっしゃって。
鳥山
なんと、運命。
斎木さん
2人が持つ“はじめの一歩”を踏み出すための知見や、学び続けるための経験を取り入れたいと考え、参画をお願いしました。
また、モチベーション維持の前提には、コンテンツやサービス自体が面白いものでなくてはなりません。
そこで学習体験に楽しさを持たせるために、「ぷよぷよ」や「はぁって言うゲーム」などを手掛けたゲームクリエイターの米光一成さんにもお声がけをして、学習にゲーム性を取り入れ、楽しく続けられる仕掛けを工夫していただいています。
ラーニングエコシステムとガイド機能の搭載で、さらなる発展を
斎木さん
今後は、デジタル技術やAIを使って、学びを循環させる仕組み(ラーニングエコシステム)をさらに広げていきます。
人が成長するには、70%の実務経験、20%の他者からの学び、10%の知識学習が大事だという「70:20:10の法則」があります。
「ahame(アハミー)」で身につけたコミュ力を職場で実践し、その結果を振り返ることで、職場全体のEQも高めていくことができます。
鳥山
みんなでやると、さらに学びや気づきも多そうです。
斎木さん
ユーザー同士で共有・励まし合いながら学びを深め、学習効果を可視化し、個々に合ったアドバイスを提供するガイド機能も導入予定です。
無理なく一歩を踏み出し、成功体験を積み重ねることで、モチベーションを高める仕組みを構築していきます。
より良い人間関係の構築には、自分の感情を理解・コントロールし、相手の感情を予測するところから。
“あるある”な例ばかりがそろったコンテンツは、普通に見ていても楽しめるものばかり。Xでは、今すぐ使えるコミュ力TIPSも投稿しているので、ぜひ覗いてみてくださいね。
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