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「魅力がないんじゃない、磨ききれてないだけ」人気講師に聞く、マナーで自分もまわりも幸せにできるワケ

「魅力がないんじゃない、磨ききれてないだけ」人気講師に聞く、マナーで自分もまわりも幸せにできるワケ

「マナー=めんどくさい」と思い込んでいませんか?

新R25編集部

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SNSなどを通じて誰でも自分のことを発信できる時代。

SNSを通じてファンをつくり、さらにオンラインサロンやECショップの開設など、自分の好きなことや得意なことをお金に変えるハードルが下がりつつあります。

そんな個人の“マネタイズ”や“ファンづくり”をサポートする「MOSH」と新R25のコラボでお届けしている「The Next Creators」。

ビジネスパーソンにおすすめしたいMOSHを活用している次の時代を創る注目クリエイターたちを紹介していく本連載。

今回はSNS総フォロワー数11万人の人気マナー講師をご紹介!

祖父は褒賞受賞の経営者、祖母は茶道の師範という家で生まれ、幼少期より800坪の日本庭園のある屋敷で育つ。マナースクール「Lei美人塾」主催。一流店で五感を磨きながら学ぶレッスンは、マナーの型を超えた「在り方」を変化させ人生がステージアップする受講生が続出。SNSではInstagramを中心にわかりやすいマナー解説が人気で、総フォロワー数11万人を突破。著書に『ふだんのふるまい帖 ふつうに生きているだけで一目置かれる人になる』(KADOKAWA)

マナーの本質は「自分を満たし、他人との良好な関係性を築くためのもの」と語る末永さんに、自分の魅力を引き出す“ふるまい方”について聞いてきました。

自分を大切にすることで、まわりもハッピーに

――(編集部)末永さんの現在の活動について教えてください!

末永さん

マナー講師と着物講師として活動しています。

マナー講座は「五感を磨きながら品格を上げる」ことをコンセプトに、一流店で実際にお食事をしながら学ぶレッスンを中心に開催しています。

――(編集部)「五感を磨く」とはなんですか?

末永さん

学ぶだけではなく、実際に体験し、“洗練された上質なもの”に意識して触れることを「五感を磨く」と呼んでいます。

いま、マナー本やYouTubeを見ればいくらでもノウハウは転がっていますが、「マナーの知識を実際にどう使うのか」という視点での情報発信はまだ充分でないように感じています。

表面的な知識の習得で終わらせず、自分で実際に行動をして何を感じるかが大事。体感したものを使って、新しい世界への扉を開いてほしい、と私は思っています。

――(編集部)なぜいろんな職業があるなかでマナーに着目されたんですか? しつけに厳しい家柄だったとか?

末永さん

いえ、そんなことはまったくなかったのですが…

祖父が一代で会社を築き上げた人だったので、いいお店に連れて行ってもらったり、いいサービスに触れたりして、子供ながらに上質なものをたくさん教えてもらいました。

幼い頃から一流のマナーに触れる経験が多かったことが、現在の活動の原体験になっていると思います。

――(編集部)マナー講師として活動されるようになった直接のきっかけは?

末永さん

実は私、マナー講師になる前は14年間会社員として働いていました。

そこではバリバリ仕事をしていたというわけでもなく、私がいなくても誰も困らないような仕事内容で、会社にいればいるほど虚しくなっていったんです。

これでは自分を活かしきれない、と思って会社を思い切って辞めたことがきっかけです。

でも辞めたはいいものの、これだ!というものになかなか巡り合わなくて。なぜか保育士の資格を取ったりもしました(笑)。

――(編集部)末永さんにも悩んだり迷ったりした時期があったんですね。

末永さん

迷いました。

起業、自己啓発、心理学、子育て、パートナーシップ、ファッションなど…好奇心のままにいろいろ学んでいるなかで、マナーに出会いました。

最初は子育て関連のお仕事をするつもりだったのですが、あるときSNSに「着物を着てマナー講座に行ってきました」と投稿したら、「いいね!」がたくさんついたんです。かつてないくらいの反響でとても意外でした。

そのままマナー講師の資格を取り、現在のお仕事をさせていただくようになりました。

――(編集部) 受講生の反応はいかがでしたか?

末永さん

みなさん表情がどんどん明るく洗練されていって、「自分のことを好きになれた」「自分を大切にできるようになった」と言ってくださいました。

受講してくださった方との交流を通して、「マナーを学ぶことで、マインドや外見にも大きな変化が現れる」ことを確信でき、新しいマナーのかたちを発信できるようになりました。

――(編集部)受講生と一緒にマナーの可能性に気がついて、さらに活動の幅を広げてこられたんですね。

末永さん

そうですね。

一流店で実際にお食事をしながらマナー講座をおこなっていると、「私は一流のお店で大事にされていい人なんだ」とどんどん自己肯定感が高まり、外見も内面も変わっていきます。

さらに、マナーを学ぶことによって、受け取れる器が広がります。

――(編集部)受け取れる器…?

末永さん

今までは単純に「敷居の高い店」「値段の高い店」という認識しかなかったお店でも、レッスンを通してその店の想い、技術の高さ、歴史、細やかな気配りなどの“裏の裏”まで知ることができます。

一流がなぜ一流と呼ばれるのかもよくわかるし、とても豊かで幸せな時間を過ごすことができるんです。

たとえば、ルイ・ヴィトンを「自慢できるから」「人気だから」と思って持つのと、歴史や想い、デザインの素晴らしさや技術の深さが分かって持つのとでは、その意味合いや大切さが変わってくるのと似ていますね。

さらに、私たちが深く感動して、お店にリスペクトの気持ちを持てば持つほど、お店からも大切にしていただけます。すごくいい循環や信頼関係が生まれるんですよね。

そして、「自分はただの客ではなく、一流の場を作り上げる一員なんだ」ということにも、受講生のみなさんは気づかれていかれます。

――(編集部)なるほど。受講生にはどんな方が多いんですか?

末永さん

お仕事をがんばっていらっしゃるキャリア女性や、子育てを一通り終えられて、これから第二の人生を自分らしく生きようとされている方が多いですね。

私のところに来てくださる方は真面目な方が多く、がんばる=我慢すること」だと思われている方も少なくありません

――(編集部)我慢…ですか?

末永さん

会社でバリバリ働かれている方、特に管理職をされている方なんかは、自分の感情や本音を「我慢」してきたからこそ今の地位に就けた、と考えている方が多いですよね。

子育てやご家族のために100%時間を注いでこられた方も、同様なのではないでしょうか。

でも、「本当にこのままでいいんだろうか」というモヤモヤも心のどこかで感じられていたりします。

そういう方たちが、何かを変えるきっかけがほしいと思った時に、私の講座にいらっしゃる。

講座を通じて自分を大切にするようになると、本当にやりたいことが見つかったり、収入がアップしたり、ご家族との関係が良くなったり、自分を大事にしてくれる彼ができたりと、大きなステージアップをされる方もたくさんいらっしゃいます。

マナーは自分で自分を認めるための自己尊重ツール

――(編集部)自分もまわりもどんどんハッピーになるなんて、いいことづくめですね!

末永さん

私自身、くすぶっていた時代があるからこそ、受講生のみなさんの「自分にとっての一番を自分に与えることができない気持ち」がよくわかるんです。

私は昔から着物を着て歌舞伎を見に行ったり、ラグジュアリーなホテルに泊まったりすることが大好きだったのですが、それにすごく後ろめたさがあって。

たいして稼いでもいない私が、こんなところに来ていいのだろうか? 人から批判されないだろうか?と、“何か”を恐れていました。

本当は大好きなことを、堂々と「好き」と言えないまま生きていましたね。

――(編集部)マナーとの出会いをきっかけに、末永さんご自身も自分に許可を出した、ということなんですね。

末永さん

はい。

振り返れば私は子どもの頃から日本の文化が好きでした。中学生の時に日本の文学を学ぼうと決めて、そこからブレずに大学では国文学を専攻しました。

紆余曲折はありましたが、結局いま、日本の文化や教養を深く学び伝える仕事をしていますし、それが私の強みでもあります。

ラグジュアリーで上質なものを追求し、心から楽しむことが仕事になる日がくるなんて考えもしなかったです。

好きなものを遠慮せずに、きちんと磨いて尖らせていくことが、結局は自分もまわりも幸せにしていきます。

人は、光を当てる面でまったく変わることを、私自身の経験からも実感しています。

どんな人にも唯一無二の魅力があって、その魅力はもうすでにその人の中にある。あとは、自分自身がちゃんとそこに光を当て、花開かせてあげるだけです。

でも、自分なんて…と言っていたらいつまでも自分の才能は開きません。自分で自分を認めるためのツールとして、私の講座やマナーというものがあると思っています。

――(編集部)マナーを身につけながら自己肯定感も上がっていく…素敵ですね!

末永さん

そうなんです!

「マナー講座に行くときの朝はとってもうれしそうな顔をしてる」とご主人に言われた方や、お子さんからも「今のママの方が好き」と言われたという受講生もいらっしゃいます。

自分を大切にするとまわりを犠牲にするんじゃないかと思っている人が多いのですが、それは実は全く逆。まわりにも幸せを循環していくことができるんです。

自己犠牲はまったく美徳ではないですね。

「美しくふるまうこと=正しい」じゃない

――(編集部)末永さんのマナー講座、ここはほかとは違う!というポイントはありますか?

末永さん

やはり実際に格式高いお店に行って、“活きたマナー”を学べるというのは大きいと思います。

それと、私の講座はマナーにまつわる全てを学べるのが特徴です。食事のマナー、所作ふるまい、コミュニケーション、メイク…と、一人ひとりの魅力が引き出せるようにブラッシュアップしていきます。

メイクレッスンは、もともとはコースになかったのですが、やはり外見からのアプローチも必要だと感じてレッスンに取り入れました。

メイクの先生をお呼びして、「そもそもあなたは、どういう未来を目指しているんですか?」とご本人に問いかけながら、“なりたい未来”のメイクを作っていくんです

――(編集部)自分自身を見つめ直すきっかけになりそうですね。末永さんの講座はどんな方におすすめでしょう?

末永さん

一生懸命頑張る中で、日々の生活に少し息苦しさを感じている方や、もっと自分の殻を破っていきたいという方、内側からあふれる自信や品格を身に付けたいと思う方に来ていただきたいです。

「あなたは自分を100%活かしきれてますか?」と聞かれた時に、「100%じゃないかもしれない」と思う方は、マナーを身につけると何か見えてくる世界があるんじゃないかな、って思います。

――(編集部)最後に、末永さんの“なりたい未来”について教えてください。

末永さん

マナーに対するイメージの意識改革をしていきたいです。

マナーってめんどくさいとか、正しいか間違っているか、のようなイメージが先行していると思っていて。私はそれを払拭したいんです。

マナーの本質は、自分を満たし、他人との良好な関係性を築くためのもの

美しくふるまうことは自分を大切に扱うことと同じですし、人からも尊敬されて愛されます。

マナーをもっと主体的に楽しみながら、自分でその場に合ったふるまいを“選び取る”ことができる人を増やしていきたいですね。

そしてマナーを通じて、世界で通用する日本人を作っていきたいと考えています。

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