企業インタビュー
「自分でできる、続けられる」自信を育む小顔ケア。書籍化記念パーティーの様子も公開
セルフケアで、美容難民から抜け出そう
新R25編集部
SNSなどを通じて誰でも自分のことを発信できる時代。
SNSを通じてファンをつくり、さらにオンラインサロンやECショップの開設など、自分の好きなことや得意なことをお金に変えるハードルが下がりつつあります。
そんな個人の“マネタイズ”や“ファンづくり”をサポートする「MOSH」と新R25のコラボでお届けしている「The Next Creators」。
ビジネスパーソンにおすすめしたいMOSHを活用している次の時代を創る注目クリエイターたちを紹介していく本連載。
今回は、小顔ケア方法を発信し、「セルフオンライン小顔スクール」も運営しているという吉村沙織さんにインタビュー。2024年3月に、書籍『一生使える! マジカル・ケア小顔は自分でつくれます』を出し、先日出版記念パーティーを開催したそうです。
自身の経験をもとに、美容に悩む多くの人を救ってきた吉村さん。今後の展望とは…?
SNS総フォロワー30万人、ほうれい線対策動画は総再生数1,700万再生突破。カンヌ国際映画祭出場女優さんや、LAで行われたアカデミー賞受賞者たちから大絶賛を受け、海外セレブの間で話題沸騰の「10分でリフトアップする技術」の創始者。セルフで小顔ケアができると評判の講座は、5,600人以上がサロン通いから卒業、お顔と人生を激変している。ゼロから美容起業支援している小顔トレーナーは月商7桁〜8桁を達成し続けている
自己肯定感の低さから、美容メソッドを確立
ーー(編集部)まずはじめに、さおりさんの現在のご活動内容について教えてください。
さおりさん
お顔のマジシャンさおりとして、小顔セルフケア方法を発信しており、現在のSNS総フォロワーは約30万人ほどです。
また、「セルフケアでお顔が変わる」をコンセプトにした“セルフオンライン小顔スクール”も運営しておりまして、生徒さんは5,600名ほどいらっしゃいます。
ほかにも、実際に講師となって小顔セルフケア術をお伝えしていく“小顔トレーナー”さんたちを120名ほど輩出し、トレーナーの皆さんと一緒に知識と技術を広める活動を行っています。
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ーー(編集部)多岐にわたって精力的にご活動されていらっしゃいますが、現在のご活動に至るまでの原体験・バックグラウンドはどのようなものなのでしょうか?
さおりさん
小さいころから自分の顔にコンプレックスを持っていて、自己肯定感がものすごく低かったんですよね。
結婚していたとき、前の旦那さんに「俺が寝るまで化粧を落とすな」と言われていたんですが、私自身も自分のすっぴんが嫌いだったので、「そうだよね、私のすっぴんブスだもんね」と納得していたくらい自尊心が低くて。
そんななかでも、唯一自信を持つことができたのが、メイクをしているときだったんです。
でも、メイクっていつかは落としてしまうものですよね。いちばん身近で大切な人は、メイクを落としているときも一緒にいるわけで…。
「いつでもどこでも自信を持てるようになりたい!」と思うようになり、それからいろんなエステや小顔矯正に通い始めました。
ーー(編集部)さおりさん自身も、たくさんのサロンやエステに通われていたんですね。
さおりさん
そうですね。施術を受けることで自分の顔が少しずつ変わり、徐々に自己肯定感が高くなっていくのを感じていた一方、「このまま一生通い続けなければならないのだろうか」という不安も抱えていました。
サロン通いを否定したいわけではまったくなくて、一生通い続けるとなると私の場合は時間やお金がついていかないなと…そう思ったんです。
自分のリフレッシュのために通ったり、大事な日に向けてプロの手に頼ったりというように、まかせきりになるのではなくて、うまくサロンと付き合っていきたくて。
そこで、「自分で自分をケアできるようになろう」と思い立ち、技術を学びにいくようになったことが今の活動につながっています。
セルフケアができるようになったことで、やっと自分の顔に自信を持てたので、その経験をもっと活かしたいと思ったんです。
ーー(編集部)それで今では、生徒さんが5,600名に、小顔トレーナーさんが120名…! ものすごい規模感です。起業された当初から、このようなセルフケア講座やスクールをつくろうというビジョンがあったのでしょうか?
さおりさん
ビジョンは活動しながら徐々に育まれてきたように思います。
「自分のメソッドで女性を綺麗にしたい」 「自分の裁量で自由な働き方をしてみたい」という、このふたつが起業当初の考えでした。
それからお仕事を続けていくうちに「さおりさんのおかげで人生が変わりました」というお声をいただくようになり、もっともっといろんな方にこのメソッドを届けていきたいと強く思うようになったんです。
お客さまからのお声でどんどん使命感が生まれていったので、お客さまに道を切り拓いてもらったように思います。
ーー(編集部)そこから施術だけではなく、講座やスクールを通してメソッドをお伝えされるようになったんですね。
さおりさん
そうですね。やっぱり“自分でできるようになる”というのが、私のなかでの重要なポイントなんです。
先ほどお話ししたように、「自分で自分のケアをできるようになろう」と自ら技術を学んだことで美容難民から抜け出せて、ここまでこれたので。
とはいえ、今のメソッドを確立するまでに時間やお金、労力をすごくかけてきたので、それをオープンにするのは少し抵抗感もあったんですが…自分が過去に苦労したことをお客さまに押し付けるのは絶対に違うと思い、講座を通してメソッドを伝えていくことに決めました。
小顔トレーナーたちと広げる“美の可能性”
ーー(編集部)行動力と思い切りがすごいです。今では一緒にメソッドを広めていく仲間として、小顔トレーナーさんも養成されていらっしゃいますよね。
さおりさん
はい。メソッドを1人で広めるには限界がありますし、私1人が言っても説得力がないケースもあるので、小顔トレーナーさんたちが仲間に加わってくださったのはすごく大きいですね。
たとえば、私が「こうすればたるみが持ち上がるよ」と言ったとしても、「あなたまだ40代でしょ」と思ってしまう方もいると思うんです。
そこで、60〜70代の方に「私もたるみが変わったよ」と言われたら、説得力は格段に異なります。
同じように、私が「忙しいなかでもセルフケアできるよ」と発信してもイマイチ伝わり切らないところを、たとえば3人の子持ちのママさんが言ってくれれば、「忙しいママさんでもできるんだ」とダイレクトにメッセージが伝わりますよね。
小顔トレーナーの皆さんがいることで、私ではカバーしきれないところを補ってもらっているイメージなんです。
ーー(編集部)さおりさんおひとりでは難しくても、仲間がいることでより高みを目指していけるんですね。どのような方に、小顔トレーナーとしてご活躍していただきたいとお考えですか?
さおりさん
一番は「自分のお顔を綺麗にしたい」 「もっと綺麗になって人生を変えたい」という強い想いを持たれていることでしょうか。
そして次に、施術やレッスンを通して実際に変化を感じたことで、メソッドに深く共感し、もっと世に広めたいと感じてくださっていることですね。
そのふたつの想いに溢れている方がトレーナーとしての必要な資質となるので、逆に言えば、学歴や職歴、今何をされているのかなどは一切関係ありません。
ーー(編集部)さおりさんがトレーナーの皆さんと向き合う上で、意識されていることはあるのでしょうか?
さおりさん
自分がついていきたい自分になる、ということでしょうか。
いくら周りに「私についてきて」と呼びかけても、自分自身がついていきたくない自分では意味がないですよね。なので、私はみんなよりも勉強しなきゃいけないし、みんなよりも新しいことをやっていかなくちゃいけない。そこはある種プライドを持ってやっているところです。
とはいえ、トレーナーさんたちに向けて「私がトップですよ」と、上下関係を強調するのではなく、あくまでもフラットであり続けることは意識しています。イメージとしてはお互いが社長同士として付き合い、共感できる部分は一緒にやっていこうねというスタンス。
なので、私がやりたいことにトレーナーは強制的に協力しなくちゃいけないという、いわゆるトップダウンの環境ではまったくないんです。
それぞれのトレーナーさんに適したやり方で活躍していただき、そのなかで協働できる部分があればどんどん巻き込んでやっていく。
このように個々人の意思を尊重しつつ、皆さんと一緒に協力し合っています。
ーー(編集部)トレーナーそれぞれのやりたいことや自主性、向かいたい方向性を大切にされていらっしゃるからこそ、多くの方から支持されているのだとあらためて感じます。
小顔ケアの極意を書籍化、記念パーティーも開催
ーー(編集部)話は少し変わりますが、さおりさんは今年の3月に『一生使える! マジカル・ケア 小顔は自分でつくれます』という書籍を出版されていますよね。出版に至った背景や、書籍に込められた想いについてお伺いしたいです。
さおりさん
小顔メソッドだけでなく、小顔をつくる上で大切な基本の考え方についても学べる“教科書のような書籍”をつくりたいという想いで、今回書籍を出しました。
これまで提供してきた小顔セルフケア講座は、面倒くさがりでも続けられる、すぐに変化を実感できるというのがコンセプトだったので、講座内では難しい説明をあまりしてきませんでした。
というのも、私自身が三日坊主なのでよくわかるんですが(笑)、考え方の部分を語りすぎると、それだけでお腹いっぱいになってしまうんですよね。「早く実践したいんですけど!」と気持ちが急いてしまうというか。
そのような背景もあり、考え方や想いの部分はセミナーやライブ配信などで語るのみで、ちゃんと形にしたことがなかったので、今回書籍という形でまとめることにしました。
ーー(編集部)出版後の反響はいかがでしたか?
さおりさん
本屋さんで写真を撮って「〇〇書店で平積みされてましたよ」と送ってきてくださる方が多くて、うれしかったですね。
ほかにも、ちょっと疎遠になっていたお客さまから「本買ったよ」とご報告をいただいたりと、これまでつながっていたけど、なかなかコンタクトが取れていなかった方たちと再び交流するきっかけにもなりました。
つながりのあった方々だけでなく、書籍がきっかけで新たに私のことを知ってくださる方も増えたので、私の本当に伝えたい想いがより広まるきっかけになったなと思っています。
ーー(編集部)周りの方がたくさん喜んでくださったんですね。
さおりさん
そうですね、ありがたいことに。
構想段階から「私が主役になる書籍にはしたくない」と考えていたので、皆さんが喜んでくれて良かったなと思います。
自分を押し出すよりも、「小顔は自分でつくれます」とタイトルにある通り、小顔はつくれるんだよというメッセージをとにかく伝えたくて。そこで、トレーナーさんや生徒さんの変化、体験談などもインタビュー形式で載せてみたんです。
ーー(編集部)それはどういった理由で…?
さおりさん
多くの書籍はメソッドの解説のみで、あとは自分でやってみてねという形式のものが多いなあと感じていて。
でもそれだと、「自分でやってみる」の部分ができなくて、結局いろいろな本を買いあさってしまう方も多いんじゃないかなと思います。
なので、とにかく「自分でできる、そして続けられる」ということを重要視して、回数を気にせずいつでも簡単にできるメソッドと、実際に試した人がこんなにも変化したという成功例をたくさん載せることにしたんです。
体験談を通して読者の皆さんにモチベーションを高めてもらって、“やり続けたくなる本”にしたいなと。
ーー(編集部)あらためてたくさんの想いが詰まった書籍だと感じます。
そんな書籍の出版記念パーティーを先日開催されていましたが、パーティーに込められた想いについてもお聞かせください。
さおりさん
この書籍を出版することができたのは、人と人とのつながりがあったからこそ。
なので、私が皆さんに助けていただいたように、人と人とをおつなぎできる機会をつくれたらなと思っていました。
それに、出版にあたって本当にいろんな方にご協力をいただいたので、そんな皆さんに楽しんでいただける場をご提供したいとも考えていて、出版記念パーティーはまさにいい機会だなと。
「今日出席してみて、なんか楽しかったな」とか「この出版記念パーティーをきっかけに新しい出会いがあったな」といったように、少しでも来てくださった方にとって実りのあるものにしようと、そんな想いでパーティーに臨みましたね。
ーー(編集部)出席者の皆さんに楽しんでもらえるように企画されていたんですね。
また出版記念パーティーでは、さおりさんの新たな試みについても発表されたとお伺いしたのですが、どのような内容だったのでしょうか?
さおりさん
これまで、お顔から自信を取り戻し、経済的にも精神的にも自立して、より豊かな人生を楽しめるような女性を増やしたいという一心で活動を広げてきました。
今回出版記念パーティーで発表させていただいた2点に関しては、その想いにつながるものとなっています。
一つめは、小顔トレーナーによる施術を受けられて、さまざまな小顔グッズも試せるアンテナショップの立ち上げです。
ありがたいことに、オンラインでセルフケアを学ぶ場は徐々に広がってきたのですが、技術を習得すると、実際に誰かにやってあげたいと思う方も多くなるなと感じていて。実際にパーティーを開催して感じた部分ですが、やっぱりリアルから生まれる熱量は全然違うんですよね。
オンラインでは伝えきれない部分を体感していただける空間をつくりたく、実際に施術を受けられたり、私が使っていて本当にいいと感じた小顔グッズをお試しできる場をつくることにしました。
ーー(編集部)確かに、リアルな場でのコミュニケーションには特別な力がありますよね。
さおりさん
そうなんです。
また、トレーナーさんたちのなかには「オンラインで活動したいけれど、リアルでも施術をしてみたい、お客さまと触れ合いたい」という方も多くて。
なので、アンテナショップを設立することで、トレーナーさんたちの活躍の場を増やし、収入の安定化・拡大化にもつなげていければと考えています。
ーー(編集部)トレーナーさんたちにとっても、大きなメリットがあるということですね。もうひとつの発表内容についてもお聞かせください。
さおりさん
二つめは、「Agaru.ブランド」の立ち上げです。
アンテナショップの設立に合わせて、小顔プロダクトのラインナップもどんどん増やしていきたいと考えています。
基本的に私は、ズボラでめんどくさがりで、続けられないタイプ(笑)。だからこそ、そんな私が続けられたものは、皆さんにとっても続けられるんじゃないかなと思うんです。
現在も、ひとつで何通りもの使い方ができるマルチユースなプロダクトを企画開発中で、今後もいろんな小顔プロダクトを「Agaru.」から出していく予定です。
ーー(編集部)出版記念パーティーを終えての、今のご心境についてもお聞かせください。
さおりさん
普段なかなか会えない方たちと直接会う機会を設けたくて、オフラインでのパーティーを企画したので、たくさんの方に会えたのはすごく印象深いですね。
あとは私の性格上、宣言したら後に引けないタイプなので、先ほどお話しした内容を皆さんの前で語れたのは、良い決意表明の場になったんじゃないかな(笑)。
今後のビジョンに共感・共鳴してくださった方と一緒に歩んでいけたらうれしいなと思うので、理想の未来に向けての第一歩を踏み出せたと思います。
ーー(編集部)今後のご活躍も非常に楽しみです! さおりさん、あらためて本日はありがとうございました!
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