企業インタビュー
“映すだけ”に留まらない。SNSなど「今」を表示可能なサイネージシステム「BILLBOARD」
必要なものはインターネット環境とディスプレイ・パソコンのみ!
新R25編集部
今や何をするにもスマホが手放せない…という人が多い世の中。
買い物やお出かけの際に、情報検索やレビュー・口コミを見るのは当たり前。
そんなふうにスマホばかり見ている人が増える一方で、なかなか目を向けてもらえなくなっているのがリアルの広告だそうで…。
「だったらデジタルサイネージとSNSを連動させてしまえばいいんだ!」
という、新しい発想のコミュニケーション型次世代サイネージ「BILLBOARD」が登場。
運用する株式会社テックリンクの代表取締役CEO・坂憲一さんに、その“次世代”機能が切り拓く未来をお聞きしました。
〈聞き手=西島知希(新R25編集部)〉
SNSなどの「今」を表示・配信可能な次世代サイネージシステムとは
坂さん
「BILLBOARD(ビルボード)」は、米Spectrio社が提供するソフトウェアを活用し、SNSと連動したディスプレイ表示が行える次世代サイネージシステムです。
坂さん
これまでの一般的なデジタルサイネージは、動画・静止画をコントロールするものでした。
コンテンツを制作してスケジュールに基づいた配信を行う、つまり“制作したものを予定通りに映す”という、ハードウェアに依存したコンテンツだったんです。
西島
映すだけ、というイメージですかね。
坂さん
そうですね。
そんな従来のデジタルサイネージとは異なり、「BILLBOARD」ではディスプレイにサイネージプレイヤーを接続することで、Instagram、YouTube、YouTube LIVEなどSNS上の動画・静止画や天気予報・交通情報・Googleマップなど、さまざまな「今」の情報を表示・配信することが可能になります。
完全クラウド型による管理形態なので、どこからでも全てのコントロールが可能
西島
つまり…表示される情報は、リアルタイムなもの?
坂さん
そうです!
コンテンツはスマホのようにアプリ化されていて、表示させたい内容に応じてオン/オフを切り替えるだけ。
SNSアプリも実装しているので、ユーザーの投稿も自動配信できるようになります。
また管理画面は直感で操作が行える簡単設計で、気軽に導入していただくことが可能です。
西島
大きなスマホを見ているような感じになりそうですね。
坂さん
そのイメージに近いと思います。
今の時代、正直みんな街なかのディスプレイ広告よりも自分のスマホを見ていますよね。
西島
そうですね、路上でもスマホ…
リアルの広告はあまり見てないかも…
坂さん
ディスプレイを見てもらうには、スマホに対抗するのではなく、スマホの情報をうまく利用することが重要かと。
「BILLBOARD」を活用してディスプレイに目を向けてもらうことで、企業のメッセージをより多くの方々へ届けられる可能性が広がります。
標準搭載されている無料アプリの一例
坂さん
また従来の広告表示が“一方通行”だったところを、「BILLBOARD」は企業とユーザーとの双方向コミュニケーションを容易にするため、“攻め”のプロモーションが可能になります。
観光地や遊技場、小売店、飲食店など、活用いただけるロケーションは自由自在。
数十種類にもおよぶ豊富なアプリのなかからサイネージの設置場所に応じた放映コンテンツを自由に選ぶことで、的確な情報伝達、コミュニケーションの活性化につながります。
SNS上の口コミを表示させることで人の行動変容を後押し
坂さん
また「BILLBOARD」ではFacebook、InstagramなどSNSの公式アカウント情報や指定したハッシュタグなどをもとに、マッチングした投稿を自動的かつリアルタイムに収集・配信することが可能です。
西島
SNS上の投稿をサイネージに表示してくれるということですか?
坂さん
そのとおりです。
今やSNS上のレビューや口コミって、人の行動に大きな影響をおよぼすじゃないですか。
西島
そうですね。
何かしようと思うとき、まず口コミを見てから…ということは多いです。
坂さん
そんなユーザーの購買や行動の動機ともなっているSNS上の“実体験=口コミ”を「BILLBOARD」によりデジタルサイネージで提供することで、興味・関心を加速させながら、集客や行動変容の動機付けに活かせます。
実例として、企業の展示イベントでブース内にサイネージシステムを設置したところ、来場者の行動を促したというものがあります。
イベントとして投稿キャンペーンを実施しており、投稿を促すために、参加者の投稿をブース内で確認できるよう、サイネージシステムを導入。
ここで、実際の投稿が確認できる仕組みに興味をもった来場者も多く、投稿者が自身の投稿を見られる環境とそうでない環境の場合、投稿数に大きな差が出る結果となりました。
坂さん
また、コンテンツの供給元がSNSなのでコンテンツを自分たちで制作する必要がないというメリットもあります。
サイネージやWebの運用担当者が抱えがちな、放映コンテンツ不足の課題とSNS(口コミ)の有効活用を同時に解決するプロモーションツールなんです。
西島
まさに一石二鳥。
坂さん
さらに、新機能も随時追加しており、“混雑の見える化”機能やLIVE機能、音声配信機能など、変化の激しい時代に即して、革新を続けています。
自動検閲システムによって、“不要な表現”が含まれないサイネージ配信が可能
坂さん
そして「BILLBOARD」の最大の特徴は、ハッシュタグ収集時、誹謗中傷や犯罪を助長するような文言といった“不要な表現”を日本語・英語ともに自動排除することです。
西島
それ、気になってました。
SNSへの投稿って、必ずしも企業にとってポジティブなものばかりではないですし…
坂さん
ご安心ください。
弊社がもともとメールセキュリティ会社であるため、長年培ってきたセキュリティ技術を活かし、サイネージに配信されるコンテンツ内容も自動検閲システムを導入しています。
西島
それは安心だ…!
坂さん
近年、企業にとってSNSプロモーションが当たり前になると同時に、その自由度の高さによる口コミの怖さを懸念する声も後を絶ちません。
弊社はSNS業界における“表現の自由”は生かしつつも、一定のモラルに基づいたコントロールは必須であるという考えから、独自のアルゴリズムで設計された日本語フィルタリング機能を備えています。
レジャー施設での活用例。園内モニターでイベント実施時の来園者の投稿を表示
坂さん
SNS界では多種多様な言語が飛び交い、日々新たなトレンドやワードを生んでいます。
弊社では常にキーワードの洗い直しを行い、日々最新のフィルタリングになるようにメンテナンスを行っています。
これにより、いかなる時も誹謗中傷・アダルト・出会い・悪口・犯罪助長などのメッセージの自動排除を可能にしています。
必要なものはインターネット環境とディスプレイ・パソコンのみ。運用開始は簡単4ステップ。
西島
「BILLBOARD」はどんな企業が導入しているんですか?
坂さん
実績としては、インフォメーションカウンターのようなリアルタイムの情報を発信したい場所はもちろん、音楽フェスや展示会、レジャー施設、図書館など、やはりユーザーとのコミュニケーションの活性化を図る事業体への導入が多いです。
施設案内やイベントの告知、取り扱い商材PR、スポンサー広告、来館者の口コミを表示。情報発信源のビジョンとして活用。
坂さん
多言語に対応するので、観光地周辺での外国語によるユーザーの口コミを表示させることで、新たな集客に活用することも可能になります。
西島
異国で母国語の口コミが表示されていると、つい目が惹かれるかも…!
坂さん
管理面においても、企業側がコンテンツを制作しなくていいというのは多くの導入企業さまにメリットを感じていただけている部分です。
必要なものはインターネット環境とディスプレイ・パソコンのみ。
運用を開始するには、ディスプレイにつないだ「BILLBOARD」をネットに接続し、管理用のパソコンでコンテンツを選ぶだけのわずか4ステップという手軽さです。
坂さん
情報配信+SNSを通じたプロモーション強化で、さらなるファン獲得・売上アップにつながる企画提案ならテックリンクにお任せください。
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広告にリアルタイムな情報が反映されるという発想により、1台置くだけで人々の行動に変容をもたらすSNS統合型デジタルサイネージ。
設置場所も活用方法も多岐にわたって活躍してくれそうです。
情報発信やSNSマーケティングに課題がある人は、一度チェックしてみては?
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