利用者の口コミも要チェック!
リクルートエージェントの評判を“転職のプロ”が分析。1128人の利用者による評価も掲載
業界最大手のリクルートグループが運営する人気サービスなだけあって、いい評判も悪い評判も入り乱れていますが、実際のところはどうなんでしょうか?
真相が気になる方に向けて、新R25転職は転職エージェントの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職エージェントの評判について調査を実施しました。(調査概要はこちら)
松本さん
小林さん
2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。
転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
目次
リクルートエージェントってどんなサービス? プロが分析する特徴とは
2リクルートエージェント
特徴① 業界No.1の圧倒的な求人数
特徴② 扱う求人案件の業界・職種・地域が幅広い
特徴③ 大手企業の求人も豊富だが、“質より量”な一面も…?
3リクルートエージェントの評判①「アドバイザーが高圧的」ってホント?
4リクルートエージェントの評判②「アドバイザーの提案がありきたり」ってホント?
5リクルートエージェントの評判③「たくさんの求人案件を紹介してもらえる」ってホント?
6リクルートエージェントの評判④「企業への交渉力がある」ってホント?
7リクルートエージェントはどんな人にオススメ?
8転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
1128人への調査でわかったおすすめの転職エージェント
9おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
10転職エージェントの基礎知識
11転職エージェントを使った転職活動の流れ
12転職エージェントのよくあるQ&A
精 通者たちの詳細プロフィール
13新R25キャリア総研の調査概要
リクルートエージェントってどんなサービス? プロが分析する特徴とは
リクルートエージェント
総合評価
求人の満足度
アドバイザーの対応力
サービスの充実度
おすすめポイント
業界No.1の求人数
ぐいぐい導く推進力が魅力
視野を広げたい人にぴったり
求人数 | 公開 約13万件 非公開 約19万件 |
---|---|
エリア | 全国 |
対象 | 全年齢/全職種・業種 |
リクルートエージェントの口コミ/評判
年収600~699万円
38歳/男性
年収400~499万円
35歳/女性
年収1000万円以上
39歳/男性
年収400~499万円
32歳/女性
年収800~899万円
33歳/男性
特徴① 業界No.1の圧倒的な求人数
松本
小林さん
非公開求人を含めると、なんと30万件以上。業界2位のdodaでも15万件程度(公開・非公開求人の合計)ですので、間違いなく業界トップクラスと言えます。
とにかくたくさんの求人を見たい人にはぴったりのサービスですね。
「doda(デューダ)」の評判ってホント? プロが語る人気の理由と内定率の上がる活用法|新R25転職
松本
小林さん
松本
小林さん
分業型の場合、法人営業は求職者の対応をしなくてOK。求人集めだけに集中できるので、効率よくたくさんの求人案件を集められるわけです。
しかも運営元の株式会社リクルートは業界最大手企業で、法人営業の数も圧倒的です。
松本
特徴② 扱う求人案件の業界・職種・地域が幅広い
小林さん
松本
「リクナビNEXT」の評判を“転職のプロ”が判定。求人数と使い勝手は群を抜いてる!?|新R25転職
松本
小林さん
地方在住者や、Uターン・Iターン転職を考えている人は、まずリクルートエージェントを使ってみるといいでしょう。
特徴③ 大手企業の求人も豊富だが、“質より量”な一面も…?
松本
小林さん
誰もが名前を知っているような有名企業の求人案件を紹介してもらえる可能性も大いにありますよ。
松本
小林さん
リーダーやマネージャーとしての転職を考えているなら、同じリクルート系列のハイキャリア向け転職エージェント「リクルートエグゼクティブエージェント」を活用しましょう。
いい評判から悪い評判まで、さまざまなウワサがはびこっているようですが…その真相はいかに?
リクルートエージェントの評判①「アドバイザーが高圧的」ってホント?
松本
リクルートエージェントは「アドバイザーが高圧的」という評判もあるようで…
小林さん
松本
小林さん
あくまでも私の勝手な想像ですが、そういった経験の浅いアドバイザーが自分を大きく見せようとして、高圧的になってしまうことがあるのかもしれませんね。
松本
小林さん
ただ、たとえ若手であろうと全力で関わってくれる人に当たれば、安心してサポートを任せられると思いますよ。
経験の浅い担当アドバイザーだったが、熱心にサポートしていただいて、大変満足している。上司のアドバイザーが担当アドバイザーに技術面のフォローをしており、満足にサポートが受けられた。
くまちゃん(@__kuma_chan)・31歳・男性・地方公務員
リクルートエージェントの評判②「アドバイザーの提案がありきたり」ってホント?
松本
過去に登録した際の担当アドバイザーがありきたりなアドバイスと事務的な対応だった。担当アドバイザーによって当たりハズレがあると思った。
求人もネット上でスカウトがくるような会社ばかりで、わざわざ東京本社まで出向く必要はまったくなし。東京本社の面談後もまったくフォローなし。
イクシル(@ixl_jp)・37歳・男性・ITコンサルタント
小林さん
特に、転職に慣れている人や、企業について詳しく知りたい人にとっては、アドバイスに物足りなさを感じることもあるかもしれません。
松本
小林さん
分業型の転職エージェントの場合、求職者担当は企業と直接やりとりをしていないため、企業の特徴をよく理解していないアドバイザーが紛れていることもあります。
リクルートエージェントは特に求人数が多いため、内部でもすべてを把握するのが大変なんでしょう。
ときには知識不足のアドバイザーに当たってしまう可能性も否めません。
松本
小林さん
ただ、いいアドバイザーに出会えるかどうかは“運”次第なのも事実。
はじめからリクルートエージェントだけに絞らず、ほかのサービスにも登録してみて、信頼できるアドバイザーを探すのが一番です。
松本
小林さん
両面型とは分業型とは逆で、法人営業と個人営業を同じ人が担当するシステム。
求人数こそ分業型に劣りますが、企業を理解しているアドバイザーが多く、マッチングを意識したサポートが特徴です。
リクルートエージェントの評判③「たくさんの求人案件を紹介してもらえる」ってホント?
松本
小林さん
ただ、一見メリットに聞こえるものの、ときには悪い影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
松本
小林さん
人によっては、混乱の末に希望と合わない会社に応募してしまい、入社後に後悔することもあります。
面談の前にある程度は希望条件を整理しておくのが、転職エージェントを活用するコツですよ。
専門家が語る"転職失敗の典型例"6選。すぐ辞めたくなったらどうすべき? 出戻りはOK?|新R25転職
リクルートエージェントの評判④「企業への交渉力がある」ってホント?
松本
面接前に企業へ求職者のことを売り込んでくれたり、内定時の条件交渉を上手く進めてくれたり…という体験談も多いようです。
小林さん
松本
小林さん
なので「リクルートさんが言うなら」と、企業が要望を聞き入れてくれやすいわけです。
松本
小林さん
リクルートエージェントはどんな人にオススメ?
松本
小林さん
小林さん
若手は経験が浅いので、通常だと紹介してもらえる求人案件は一部に限定されやすい。でも、リクルートエージェントではたくさんの求人を紹介してもらえるから、単純にうれしいですよね。
松本
小林さん
「転職したいけど勇気が出ない」「誰かに背中を押してほしい」という人にとっては最適だと思いますよ。
松本
小林さん
どんなにたくさんの求人案件をオススメされたとしても、最終的に決めるのは自分です。
あまりアドバイザーに依存しすぎず、「上手く利用してやろう」くらいの距離感で活用するのが、転職成功のカギですよ。
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
松本さん
松本
松本さん
①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える
②担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
松本
どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん
さらに転職の希望が明確なら、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3こ併用するのがおすすめです。
松本
松本さん
1128人への調査でわかったおすすめの転職エージェント
リクルートエージェントと併用して、より効率よく転職活動を進めましょう!
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
厳選はNG!?1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職
おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
転職エージェントを使った転職活動の流れ
転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントに登録するところから利用は始まります。どの転職エージェントも無料で登録できるうえに、アドバイザーとの相性がその後の転職を左右するので、複数に登録してから厳選するのがおすすめです。登録の際には、これまでの職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。こちらの情報をもとにキャリアアドバイザーとの面談がおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。情報の登録が完了したら、近日中に面談の日程調整の連絡がくるはずです。都合の良い日程で面談の予約をしましょう。
転職エージェントの担当者との面談
面談は各転職エージェントに所属するキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)とおこないます。最初の面談では登録した職歴や転職の希望条件に関するヒアリングがおこなわれます。おそらく初めての転職のときに特に役立つのがこの面談です。担当のキャリアアドバイザーは、転職市場の需要と照らし合わせてあなた自身が気づいていない強みやスキルを引き出してくれます。職歴や希望条件を整理したあとで、それらの条件に合う求人を提案してくれます。その場で応募を強制されるようなことはなく、考える時間を設けてくれるはず。提案された求人を検討しましょう。転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。また、このタイミングで転職サイトにも登録して、自分でいろんな求人を眺めるのも良いでしょう。
転職先への応募書類の作成
転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。ほとんどすべての作業を自分でこなさなければならない転職サイトとは違い、応募書類の準備についても転職エージェントによるサポートが受けられます。まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。
担当者と面接対策をおこなう
書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職エージェントによるサポートが受けられます。過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。
内定後の手続き(給与交渉/退職準備)
転職エージェントによるサポートは、内定が出たあとにも続きます。まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。
転職エージェントのよくあるQ&A
詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。
Q
転職エージェントの利用がおすすめな理由は?
A
担当のアドバイザーがカウンセリングをもとに相性のよさそうな求人を提案してくれます。そのため良い意味で予想外の出会いが生まれやすいです。また、選考のサポートもしてもらえるので、初めての転職では特におすすめです。
Q
転職エージェントは無料?どうやって稼いでるの?
A
転職希望者は無料で使えます。 その理由は、採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。
転職エージェントを使っても費用がかからない理由は?|新R25転職
Q
何社の転職エージェントを掛け持ちすべき?
A
違う強みを持つ転職エージェントを3社ほど掛け持ちするのがおすすめです。たとえば1つはリクルートエージェントなどの総合型の大手。2つ目は第二新卒向けなど自分の年齢に特化したもの。3つ目に希望の業界に特化したものなど。そうすることで、より希望する条件の転職が実現しやすくなるでしょう。
Q
中小の転職エージェントはイマイチ?
A
小さい転職エージェントの良さもあります。 たとえば特定の領域により特化していたり、あなたをより丁寧に扱ってくれたりするかもしれません。
Q
すぐ転職するつもりはなくても使っていいの?
A
キャリア相談するだけでも大丈夫です。そうやって使っている方も多くいます。また、まともな転職エージェントほど、転職意向度の低い方も相手にしてくれます。
転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK?|新R25転職
Q
転職エージェントはいつ登録すべき?
A
転職活動が終わるまでにだいたい2〜3カ月ほどはかかります。なのでもし転職時期の希望があるなら、その3カ月前を目安に登録するのがおすすめです。また、すぐ転職するつもりがなくてもとりあえず登録しておいて、年に1回ほど健康診断のようなつもりでキャリア相談する使い方もおすすめです。
転職エージェントの活用法などをプロたちが伝授|新R25転職
Q
転職エージェンを使わないほうがいいケースもある?
A
結局は担当者との相性が重要なため、当たり外れは確かにあります。また、転職サイトを使って自分で転職活動を進めるなどの代替手段もあります。しかし非公開求人を紹介してもらえるなど、利用するメリットも大きいのであえて避ける必要はないかと思います。一方、あえて使わなくてもいい人を挙げるとすると、行きたい会社が決まっていて直接応募をすれば良いケースなどです。
Q
サポートを途中で断る方法は?
A
メールや電話で意思を伝えるだけでOKです。担当者がしつこいと感じたときや、「使えない」「むかつく」と感じたら、遠慮なくほかの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントの断り方/退会方法をプロが解説|新R25転職
Q
転職エージェントに面談を断られたらどうすべき?
A
そのほかの転職サービスを利用しましょう。 代表的なのは「リクナビNEXT」などの転職サイト。そのほかにもハローワークやサポステといった厚生労働が運営する就労支援サービスを利用しても良いかもしれません。
Q
転職エージェントの裏事情が知りたい
A
転職エージェントは企業から成果報酬をもらうビジネスモデルのため、企業側の意図で動いている部分もあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
転職エージェントの裏事情”をプロに聞いた|新R25転職
Q
転職サイトも一緒に利用すべきですか?
A
転職エージェントと転職サイトは併用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントよりも多くの求人を自分で眺められるので、より自分の視野を広げるのに役立ちます。また、大手の転職サイトだと初めての転職をサポートするノウハウ記事も充実しているため、それらを読むのも良いでしょう。
転職エージェントと転職サイトの使い分けをプロが解説|新R25転職
ただし、転職の主役はあくまで自分自身。転職エージェントに依存しすぎるのは禁物です。適度な距離感で賢く活用して、内定を勝ち取りましょう!
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
総合型 | リクルートエージェント | 89% | 相談する |
精通者たちの詳細プロフィール
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新R25キャリア総研の調査概要
・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06
・サンプル数
1128人(554+574)
・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人
編集部オススメ
新R25が大切にしているのは、シゴトも人生も、もっと楽しむこと。
「新R25転職」は、編集部が読者の代表としてキャリアの達人たちから引きだしたアドバイスにより、"一歩踏み出せる答え"が見つかる転職情報メディアです。
アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。
さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。