利用者の口コミも要チェック!

リクルートエージェントの評判を“転職のプロ”が分析。1128人の利用者による評価も掲載

キャリア

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新R25が掲載するサービスや商品の一部には、アフィリエイトプログラムを利用した商品の紹介が含まれます。本記事を経由し、サービスや商品の登録・購入などをすると、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。ただし、新R25が提供する情報については、読者の利益を第一として新R25が独自に決定しており、企業様からの報酬の有無がランキングや商品の評価に関して影響を及ぼすことはございません。

転職エージェントの代表格である「リクルートエージェント」。

業界最大手のリクルートグループが運営する人気サービスなだけあって、いい評判も悪い評判も入り乱れていますが、実際のところはどうなんでしょうか?

真相が気になる方に向けて、新R25転職は転職エージェントの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職エージェントの評判について調査を実施しました。(調査概要はこちら
さらに調査に協力してくださったキャリアの達人は、こちらの2名です。
松本さん

松本さん

人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。
小林さん

小林さん

人材コンサルタントの小林です。法律系人材を取り扱う外資系ヘッドハント会社を経て、人材紹介事業をおこなう会社を設立しました。

2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。

転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
※詳細プロフィールは記事の下部に記載しています
この記事では、一般利用者のリアルな口コミに加え、専門家3名の見解もふまえて、リクルートエージェントの特徴や、転職エージェントの活用法を解説します。

リクルートエージェント

総合評価

4.4

  • 求人の満足度

    4.4

  • アドバイザーの対応力

    4.4

  • サービスの充実度

    4.4

おすすめポイント

  • 業界No.1の求人数

  • ぐいぐい導く推進力が魅力

  • 視野を広げたい人にぴったり

求人数

公開

約13万件

非公開

約19万件

エリア全国
対象全年齢/全職種・業種

リクルートエージェントの口コミ/評判

年収600~699万円

38歳/男性

経験に合った求人の提案や自分では気付けなかった求人の紹介など親身に丁寧に対応してくれるところに好感がもてました。不安に思ったことや分からない
経験に合った求人の提案や自分では気付けなかった求人の紹介など親身に丁寧に対応してくれるところに好感がもてました。不安に思ったことや分からないことなどにも丁寧にアドバイスをいただけました。

年収400~499万円

35歳/女性

担当の方が、私の行きたい業界の専門だったので話が早かったのがよかったです。求人も求めるものを即日出してくださったし、メールでの返信も早く、助
担当の方が、私の行きたい業界の専門だったので話が早かったのがよかったです。求人も求めるものを即日出してくださったし、メールでの返信も早く、助かりました。リクルートエージェントの面談ルームも個室で話したいことが話せました。

年収1000万円以上

39歳/男性

面接の前に必ず電話ベースでの対策面談を1時間ほど実施してくれました。面接対象企業がどんなことを質問してくるのかのノウハウがあり適切な情報提供
面接の前に必ず電話ベースでの対策面談を1時間ほど実施してくれました。面接対象企業がどんなことを質問してくるのかのノウハウがあり適切な情報提供をしてくれました。そのことによってかなり自信を持って面談に臨むことができました。

年収400~499万円

32歳/女性

書類選考でなかなか通過できなかったが、アドバイスをいくつかもらい良い方向に進んだ。担当が自分より若そうだったので、もう少しキャリアのある人の
書類選考でなかなか通過できなかったが、アドバイスをいくつかもらい良い方向に進んだ。担当が自分より若そうだったので、もう少しキャリアのある人の方が安心できた。

年収800~899万円

33歳/男性

大手の求人も取り扱っていたので、求人の質には満足した。アドバイザーはもちろん人によるが、自分の意向に合った求人を紹介してくれることが多かった
大手の求人も取り扱っていたので、求人の質には満足した。アドバイザーはもちろん人によるが、自分の意向に合った求人を紹介してくれることが多かったので良かった。サポートは可もなく不可もなく。

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特徴① 業界No.1の圧倒的な求人数

松本

松本

リクルートエージェントの一番の特徴はなんですか?
小林さん

小林さん

やはり、圧倒的な求人数です。

非公開求人を含めると、なんと30万件以上。業界2位のdodaでも15万件程度(公開・非公開求人の合計)ですので、間違いなく業界トップクラスと言えます。

とにかくたくさんの求人を見たい人にはぴったりのサービスですね。
松本

松本

どうしてこんなに多くの求人案件があるんでしょう? やっぱり知名度が高いからですか?
小林さん

小林さん

それもありますが、「分業型」であることが一番の要因だと思います。
松本

松本

分業型…?
小林さん

小林さん

企業担当の法人営業(RA:Recruiting Advisor)と、求職者担当の個人営業(CA:Career Advisor)の役割が分かれている転職エージェントのことを指します。リクルートエージェントは、その代表的な例ですね。

分業型の場合、法人営業は求職者の対応をしなくてOK。求人集めだけに集中できるので、効率よくたくさんの求人案件を集められるわけです。

しかも運営元の株式会社リクルートは業界最大手企業で、法人営業の数も圧倒的です。
松本

松本

なるほど。専任者がたくさんいるから、多くの求人案件が集まるわけですね。

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特徴② 扱う求人案件の業界・職種・地域が幅広い

小林さん

小林さん

リクルートエージェントには業種・職種に偏りがなく、網羅的に求人案件が集まっているのも特徴のひとつ。これも、分業型かつ大手のサービスだからこその特徴です。
松本

松本

異業種にチャレンジしたい人、業種・職種を問わずいろんな求人を見たい人も安心して使えそうですね。
小林さん

小林さん

さらに、営業所が非常に多いのも特徴です。全国に16カ所の拠点(2020年2月時点)を構えており、首都圏から地方の求人案件まで幅広く取り扱っています。

就活サイトの「リクナビ」、転職サイトの「リクナビNEXT」などで培った“営業力”があるからこその強みです。
松本

松本

地方で転職を考えている人にはありがたいですね!
小林さん

小林さん

はい。しかも、面接での受け答えなどをレクチャーしてもらえる「面接力向上セミナー」などのイベントも全国で開催しています。

地方在住者や、Uターン・Iターン転職を考えている人は、まずリクルートエージェントを使ってみるといいでしょう。
(画像は公式サイトのスクリーンショット)月に1回のペースで開催されている「面接力向上セミナー」。全国9カ所の開催場所から、好きなエリアを選べます

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特徴③ 大手企業の求人も豊富だが、“質より量”な一面も…?

松本

松本

扱っている企業の規模はどうですか?
小林さん

小林さん

大手・有名企業の求人案件が比較的多いですね。株式会社リクルートは老舗ゆえに、たくさんの大手企業とつながりを持っています。

誰もが名前を知っているような有名企業の求人案件を紹介してもらえる可能性も大いにありますよ。
松本

松本

ちなみにハイキャリア(ハイクラス)向けの求人もあるんですか?
小林さん

小林さん

ゼロではありませんが、どちらかと言うと“質より量”なのは否めません。

リーダーやマネージャーとしての転職を考えているなら、同じリクルート系列のハイキャリア向け転職エージェント「リクルートエグゼクティブエージェント」を活用しましょう。
ここからは、編集部が調査したリクルートエージェントに関する評判の真偽を小林さんに判定していただきます。

いい評判から悪い評判まで、さまざまなウワサがはびこっているようですが…その真相はいかに?

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リクルートエージェントの評判①「アドバイザーが高圧的」ってホント?

松本

松本

転職エージェントは、求職者1人ひとりに専任のアドバイザーが付いてくれるんですよね。

リクルートエージェントは「アドバイザーが高圧的」という評判もあるようで…
小林さん

小林さん

私もそういった経験談を求職者から聞いたことがあります。
松本

松本

なぜ高圧的になってしまうんでしょうか…?
小林さん

小林さん

リクルートエージェントのアドバイザーの平均年齢は若く、なかには新卒のアドバイザーもいるみたいなんです。

あくまでも私の勝手な想像ですが、そういった経験の浅いアドバイザーが自分を大きく見せようとして、高圧的になってしまうことがあるのかもしれませんね。
松本

松本

とはいえ、そうではないアドバイザーもいますよね?
小林さん

小林さん

もちろん! 大手の転職エージェントは人数が多いぶん、どうしてもアドバイザーの当たり外れが大きいのが難点です。

ただ、たとえ若手であろうと全力で関わってくれる人に当たれば、安心してサポートを任せられると思いますよ。
リクルートエージェント利用者の声

経験の浅い担当アドバイザーだったが、熱心にサポートしていただいて、大変満足している。上司のアドバイザーが担当アドバイザーに技術面のフォローをしており、満足にサポートが受けられた。

くまちゃん(@__kuma_chan)・31歳・男性・地方公務員

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リクルートエージェントの評判②「アドバイザーの提案がありきたり」ってホント?

松本

松本

続いてもアドバイザーについて。「アドバイスの内容がありきたり」「知識が足りない」という評判もあるようです。これも若手アドバイザーに当たってしまったということでしょうか?
リクルートエージェント利用者の声

過去に登録した際の担当アドバイザーがありきたりなアドバイスと事務的な対応だった。担当アドバイザーによって当たりハズレがあると思った。

求人もネット上でスカウトがくるような会社ばかりで、わざわざ東京本社まで出向く必要はまったくなし。東京本社の面談後もまったくフォローなし。

イクシル(@ixl_jp)・37歳・男性・ITコンサルタント
小林さん

小林さん

その可能性は高いですね。

特に、転職に慣れている人や、企業について詳しく知りたい人にとっては、アドバイスに物足りなさを感じることもあるかもしれません
松本

松本

なるほど…
小林さん

小林さん

あと、考えられる要因がもうひとつ。

分業型の転職エージェントの場合、求職者担当は企業と直接やりとりをしていないため、企業の特徴をよく理解していないアドバイザーが紛れていることもあります

リクルートエージェントは特に求人数が多いため、内部でもすべてを把握するのが大変なんでしょう。

ときには知識不足のアドバイザーに当たってしまう可能性も否めません。
松本

松本

そういうアドバイザーに当たってしまった場合は、諦めるしかないのでしょうか?
小林さん

小林さん

いえ、どうしても合わない場合は、変更を依頼すれば大丈夫です。

ただ、いいアドバイザーに出会えるかどうかは“運”次第なのも事実。

はじめからリクルートエージェントだけに絞らず、ほかのサービスにも登録してみて、信頼できるアドバイザーを探すのが一番です。
松本

松本

併用にオススメのサービスはありますか?
小林さん

小林さん

リクルートエージェントと併用するなら、大手なら「パソナキャリア」や「JACリクルートメント」などの「両面型」のエージェントに登録してみるのもひとつの手ですね。もちろん、中小規模の「両面型」紹介会社でもいいでしょう。

両面型とは分業型とは逆で、法人営業と個人営業を同じ人が担当するシステム

求人数こそ分業型に劣りますが、企業を理解しているアドバイザーが多く、マッチングを意識したサポートが特徴です。

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リクルートエージェントの評判③「たくさんの求人案件を紹介してもらえる」ってホント?

松本

松本

最初の面談でたくさん求人案件を紹介してもらえる」という評判もあるようです。これはホントですか?
小林さん

小林さん

間違いではありません。

ただ、一見メリットに聞こえるものの、ときには悪い影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
松本

松本

どういうことでしょう…?
小林さん

小林さん

どんな会社に入りたいのか」を考えていない状態でたくさんの求人票を見てしまうと、余計に迷ってしまうからです。

人によっては、混乱の末に希望と合わない会社に応募してしまい、入社後に後悔することもあります。

面談の前にある程度は希望条件を整理しておくのが、転職エージェントを活用するコツですよ。
専門家が語る"転職失敗の典型例"6選。すぐ辞めたくなったらどうすべき? 出戻りはOK?|新R25転職

専門家が語る"転職失敗の典型例"6選。すぐ辞めたくなったらどうすべき? 出戻りはOK?|新R25転職

転職で後悔してしまう人の特徴について、小林さんに詳しく伺った記事はこちら

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リクルートエージェントの評判④「企業への交渉力がある」ってホント?

松本

松本

「リクルートエージェントのアドバイザーは企業への交渉力がある」という評判はホントですか?

面接前に企業へ求職者のことを売り込んでくれたり、内定時の条件交渉を上手く進めてくれたり…という体験談も多いようです。
小林さん

小林さん

たしかに、大手ならではの交渉力はあると思います。内定時も手厚くサポートしてくれるので、上手く利用しない手はないですね。
松本

松本

ほかのサービスよりも交渉力がある、と言える理由は…?
小林さん

小林さん

リクルートエージェントは利用者を内定獲得まで導いた「転職成功実績」が業界No.1。クライアントである企業から見ても、たくさんの人材を連れてきてくれる“ありがたいサービス”なんです。

なので「リクルートさんが言うなら」と、企業が要望を聞き入れてくれやすいわけです。
松本

松本

そういうことなんですね。
小林さん

小林さん

入社するつもりの企業に交渉したいことがあれば、自分が直接するのではなく、アドバイザーを通したほうがいいでしょう。

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リクルートエージェントはどんな人にオススメ?

松本

松本

最後に、リクルートエージェントはどんな人にオススメですか?
小林さん

小林さん

キャリアプランに悩む20代の若手」ですね。第二新卒や既卒など、社会人経験があまりない人にもオススメです。
小林さん

小林さん

なぜかというと、転職活動のモチベーションを保ちやすくなるから

若手は経験が浅いので、通常だと紹介してもらえる求人案件は一部に限定されやすい。でも、リクルートエージェントではたくさんの求人を紹介してもらえるから、単純にうれしいですよね。
松本

松本

たしかに、「こんなに可能性があるんだ」と思うと勇気が出そうです。
小林さん

小林さん

リクルートエージェントのアドバイザーは、そういう若手の気分を上げるのが非常に上手いです。

転職したいけど勇気が出ない」「誰かに背中を押してほしい」という人にとっては最適だと思いますよ。
松本

松本

なるほど…!
小林さん

小林さん

ただ、彼らもあくまで商売として背中を押していることをお忘れなく。

どんなにたくさんの求人案件をオススメされたとしても、最終的に決めるのは自分です。

あまりアドバイザーに依存しすぎず、「上手く利用してやろう」くらいの距離感で活用するのが、転職成功のカギですよ。

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転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう

松本さん

松本さん

ここまでリクルートエージェントについて解説してきましたが、そもそも転職エージェントは、登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。
松本

松本

えっ…なぜですか?
松本さん

松本さん

その理由はざっくりいうと次の2点にまとめられます。

①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える

担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
松本

松本

つまり、とりあえずいくつか登録して、担当してくれる人との相性などを見るといいってことですね。

どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん

松本さん

網羅的に求人案件を抱えている“総合型”と呼ばれている転職エージェントを2〜3こほど。

さらに転職の希望が明確なら、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3こ併用するのがおすすめです。
松本

松本

でも多すぎると、やり取りが大変じゃないですか?
松本さん

松本さん

今の話はあくまで登録までの話です。アドバイザーと会ってみて相性などを確認してから、最終的に2人ぐらいに厳選すれば大丈夫ですよ。
実際に複数の転職エージェントを利用したことがある人に、アンケートをとりました。(サンプル数:807人)

1128人への調査でわかったおすすめの転職エージェント

新R25総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、満足度が最も高く、特におすすめできる総合型の転職エージェントはマイナビエージェントです。

リクルートエージェントと併用して、より効率よく転職活動を進めましょう!
種別おすすめの
サービス名
ユーザー
満足度
総合型92%相談する
厳選はNG!?1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職

厳選はNG!?1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職

こちらの記事では、目的に応じた特におすすめな転職エージェントをご紹介しています。

転職エージェントを使った転職活動の流れ

転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!

転職活動の流れを解説した図

転職エージェントに登録

まずは転職エージェントに登録するところから利用は始まります。

どの転職エージェントも無料で登録できるうえに、アドバイザーとの相性がその後の転職を左右するので、複数に登録してから厳選するのがおすすめです。

登録の際には、これまでの職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。

こちらの情報をもとにキャリアアドバイザーとの面談がおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。

情報の登録が完了したら、近日中に面談の日程調整の連絡がくるはずです。都合の良い日程で面談の予約をしましょう。

転職エージェントの担当者との面談

面談は各転職エージェントに所属するキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)とおこないます。

最初の面談では登録した職歴や転職の希望条件に関するヒアリングがおこなわれます。おそらく初めての転職のときに特に役立つのがこの面談です。

担当のキャリアアドバイザーは、転職市場の需要と照らし合わせてあなた自身が気づいていない強みやスキルを引き出してくれます。

職歴や希望条件を整理したあとで、それらの条件に合う求人を提案してくれます。その場で応募を強制されるようなことはなく、考える時間を設けてくれるはず。提案された求人を検討しましょう。

転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。

また、このタイミングで転職サイトにも登録して、自分でいろんな求人を眺めるのも良いでしょう。

転職先への応募書類の作成

転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。

ほとんどすべての作業を自分でこなさなければならない転職サイトとは違い、応募書類の準備についても転職エージェントによるサポートが受けられます。

まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。

また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。

担当者と面接対策をおこなう

書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職エージェントによるサポートが受けられます。

過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。

特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。

内定後の手続き(給与交渉/退職準備)

転職エージェントによるサポートは、内定が出たあとにも続きます。

まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。

そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。

最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。

これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。

転職エージェントのよくあるQ&A

ここからは転職エージェントに関する“よくある質問と回答”をまとめています。

詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。

Q

転職エージェントの利用がおすすめな理由は?

A

担当のアドバイザーがカウンセリングをもとに相性のよさそうな求人を提案してくれます。そのため良い意味で予想外の出会いが生まれやすいです。また、選考のサポートもしてもらえるので、初めての転職では特におすすめです。

Q

転職エージェントは無料?どうやって稼いでるの?

A

転職希望者は無料で使えます。 その理由は、採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。

転職エージェントを使っても費用がかからない理由は?|新R25転職

Q

何社の転職エージェントを掛け持ちすべき?

A

違う強みを持つ転職エージェントを3社ほど掛け持ちするのがおすすめです。たとえば1つはリクルートエージェントなどの総合型の大手。2つ目は第二新卒向けなど自分の年齢に特化したもの。3つ目に希望の業界に特化したものなど。そうすることで、より希望する条件の転職が実現しやすくなるでしょう。

Q

中小の転職エージェントはイマイチ?

A

小さい転職エージェントの良さもあります。 たとえば特定の領域により特化していたり、あなたをより丁寧に扱ってくれたりするかもしれません。

Q

すぐ転職するつもりはなくても使っていいの?

A

キャリア相談するだけでも大丈夫です。そうやって使っている方も多くいます。また、まともな転職エージェントほど、転職意向度の低い方も相手にしてくれます。

転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK?|新R25転職

Q

転職エージェントはいつ登録すべき?

A

転職活動が終わるまでにだいたい2〜3カ月ほどはかかります。なのでもし転職時期の希望があるなら、その3カ月前を目安に登録するのがおすすめです。また、すぐ転職するつもりがなくてもとりあえず登録しておいて、年に1回ほど健康診断のようなつもりでキャリア相談する使い方もおすすめです。

転職エージェントの活用法などをプロたちが伝授|新R25転職

Q

アドバイザーはどうやって選べばいいの?

A

会ってみて、いくつかの判断基準をもとに選定しましょう。特におすすめなのは下記のポイントです。

良いアドバイザーのチェックポイント

失敗しないアドバイザーの選び方をプロが解説|新R25転職

Q

転職エージェンを使わないほうがいいケースもある?

A

結局は担当者との相性が重要なため、当たり外れは確かにあります。また、転職サイトを使って自分で転職活動を進めるなどの代替手段もあります。しかし非公開求人を紹介してもらえるなど、利用するメリットも大きいのであえて避ける必要はないかと思います。一方、あえて使わなくてもいい人を挙げるとすると、行きたい会社が決まっていて直接応募をすれば良いケースなどです。

Q

面談の前には何を準備すればいい?

A

面談の前に、ある程度は転職の希望を明確にしておきましょう。そのほかの準備物は下記の画像や記事をご覧ください。

転職エージェントとの面談前に準備すべきことs

面談前に準備すべきものをプロが解説|新R25転職

Q

サポートを途中で断る方法は?

A

メールや電話で意思を伝えるだけでOKです。担当者がしつこいと感じたときや、「使えない」「むかつく」と感じたら、遠慮なくほかの転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントの断り方/退会方法をプロが解説|新R25転職

Q

転職エージェントに面談を断られたらどうすべき?

A

そのほかの転職サービスを利用しましょう。 代表的なのは「リクナビNEXT」などの転職サイト。そのほかにもハローワークサポステといった厚生労働が運営する就労支援サービスを利用しても良いかもしれません。

Q

転職エージェントの裏事情が知りたい

A

転職エージェントは企業から成果報酬をもらうビジネスモデルのため、企業側の意図で動いている部分もあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

転職エージェントの裏事情”をプロに聞いた|新R25転職

Q

転職サイトも一緒に利用すべきですか?

A

転職エージェントと転職サイトは併用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントよりも多くの求人を自分で眺められるので、より自分の視野を広げるのに役立ちます。また、大手の転職サイトだと初めての転職をサポートするノウハウ記事も充実しているため、それらを読むのも良いでしょう。

転職エージェントと転職サイトの使い分けをプロが解説|新R25転職

Q

転職エージェント経由で内定辞退するには?

A

とにかく本音で誠実に話しましょう。

転職エージェント経由で内定辞退する方法をプロが解説|新R25転職

リクルートエージェントは業界最大手なだけあって活用するメリットが多く、若手の転職活動であえて避ける理由はなさそう。求職者を手厚くサポートしてくれる心強い味方です。

ただし、転職の主役はあくまで自分自身。転職エージェントに依存しすぎるのは禁物です。適度な距離感で賢く活用して、内定を勝ち取りましょう!
種別おすすめの
サービス名
ユーザー
満足度
総合型92%相談する
総合型89%相談する
〈取材・文=松本紋芽(@Sta_iM)/撮影・編集=石川みく(@newfang298)〉

精通者たちの詳細プロフィール

松本利明のプロフィール画像
【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。日本人材マネジメント協会(JSHRM)執行役員も務めている。著書に『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『5秒で伝えるための頭の整理術』(宝島社)などがある

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小林毅のプロフィール画像
【小林毅(こばやし・たけし)】人材コンサルタント。外資系ヘッドハント会社を経て、2010年にホライズン・コンサルティング株式会社を設立。法務系人材を中心に約11年、延べ4400人の相談、サポートをおこない、日系大手企業、ベンチャー企業、外資系企業の採用支援にも従事。2013年より厚労省認定「職業紹介責任者講習」講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を延べ2000社に対しおこない、不健全と言われる人材業界全体のボトムアップに尽力している。著書に『転職大全』(朝日新聞出版)、『成功する転職「5%」の法則』(自由国民社)がある

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新R25キャリア総研の調査概要

【調査概要】

・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人

オススメ転職サービス

リクルートエージェント
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  • ・業界No.1の求人数
  • ・ぐいぐい導いてくれる推進力が魅力
  • ・視野を広げたい人にぴったり
マイナビエージェント
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  • ・独自調査で満足度No.1
  • ・20代に信頼されてる転職エージェント
  • ・親身に話を聞いてくれるアドバイザーが多い
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  • ・国内最大級の求人数
  • ・サイト/エージェントのいいとこどりができる

※新R25で紹介した商品を購入、またサービスへの登録などをすると、売上の一部が新R25に還元されることがあります。

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