“取材力”がすごい転職サイト
エン転職の評判を“転職のプロ”が分析。1128人の利用者による評価も掲載
露出機会が多く様々な評判が集まっているようですが、実際はどうなのでしょうか?
そこで新R25転職は、転職サービスの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職サイトの評判について調査を実施しました。
末永さん
黒田さん
現在はルーセントドアーズ株式会社を設立し、35歳以上のミドル世代を対象とした転職支援サービス「CareerRelease40」を運営しています。
松本さん
アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。
さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。
今回は末永さんに重点的にお話をうかがっています。一般利用者のリアルな口コミに加え、キャリアの達人3名の見解もふまえてエン転職の特徴や転職サイトの活用法を解説します。
世間でささやかれている評判の真相はいかに…?
目次
エン転職ってどんなサービス? プロが分析する特徴とは
求人数:約1万件
※2021年3月時点の公式サイトより
対応エリア:全国
特徴:
競合と比べると求人数は少ないながら、幅広い求人案件が揃っている転職サイト。求人ページには、基本的な企業情報のみならず、取材記事や動画などの独自コンテンツが充実。エン・ジャパンの強みである“取材力”を活かした、ほかの転職サイトでは見られない企業情報が掲載されています。
末永さん
求人数や種類だけで評価すると“可もなく不可もない転職サイト”という印象ですが、エン転職にはほかのサービスと一線を画す特徴があります。
いちかわ
末永さん
いちかわ
末永さん
その理由は、担当者がわざわざ企業に出向いて丁寧に取材をしているから。
「会社の印象」や「やりがい」などはもちろん、「仕事の厳しさ」や「向き不向き」まで率直に書かれているので、職場の風土を知りたいときに役立つはずです。
いちかわ
末永さん
いい評判から悪い評判まで、さまざまなウワサがはびこっているようですが…その真相はいかに?
エン転職の評判① 「中小企業の求人案件が多い」ってホント?
いちかわ
末永さん
転職サイトは求人情報を掲載する代わりに、企業から掲載料をとるビジネスモデルです。エン転職はその掲載料が比較的安いんですよ。
企業側からすると“コスパのいい媒体”なので、採用に多くのコストをかけられない中小企業でも出稿しやすいんだと思います。
いちかわ
リクナビNEXTの評判を“転職のプロ”が判定。1128人の利用者による評価も掲載|新R25転職
doda(デューダ)の評判の真偽を“転職のプロ”が判定。 1128人の利用者による評価も掲載|新R25転職
いちかわ
エン転職の評判② 「女性向けの求人案件が豊富」ってホント?
いちかわ
末永さん
いちかわ
末永さん
なので求人案件の詳細を見ようとすると、通常のエン転職のページに飛ばされます。
いちかわ
末永さん
「女性管理職登用実績あり」「子育てママ在籍中」といった細かい条件でソートができるなど、女性に特化した機能もあるので、自分に合う求人案件がスムーズに見つかるはず。
女性にはぜひ活用してほしいですね。
エン転職の評判③ 「サイトが使いやすい」ってホント?
いちかわ
末永さん
特に求人案件のカテゴリ分けがおもしろいんですよ。トップページにある「働きがいで見つける」なんかは、まさに“エン転職らしい”ですね。
いちかわ
末永さん
いちかわ
末永さん
でも、いろんな求人案件を見たい人にとっては役立つと思います。ピンとくるキーワードをクリックすれば、意外な求人案件に出会えますよ。
末永さん
末永さん
デザインも整っていて、初めて使うときも戸惑わずに済みそうです。ここでも“ユーザーファースト”な企業姿勢が伺えますね。
末永さん
すでに決まった面接日程を登録したり、企業向けに面接可能日を登録したりできるので、スケジュール調整に便利ですね。
エン転職はどんな人におすすめ?
いちかわ
末永さん
いちかわ
末永さん
企業の知名度よりも「楽しく働けるか」「自分に合うか」を重視したい人にとっては、非常に使いやすい転職サイトだと思います。
末永さん
いちかわ
いちかわ
末永さん
興味のある方は、ぜひ会員登録をして覗いてみてください。
転職サイトと転職エージェントの併用で“理想の転職”が近づく
松本さん
いちかわ
松本さん
総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2こ登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3こ、合計で3〜6こぐらいは登録するといいでしょう。
転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職に近づくはずです。
いちかわ
松本さん
まずは複数のものに登録して、担当者との相性などを基準に厳選しましょう。
そのほかのおすすめ転職サイト
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 エージェント | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
総合型 エージェント | リクルート エージェント | 89% | 相談する |
総合型 サイト | マイナビ転職 | 93% | サイトを 見る |
総合型 サイト | リクナビNEXT | 92% | サイトを 見る |
総合型 エージェント・ サイト一体型 | doda | 89% | サイトを 見る |
プロ5人も徹底比較!おすすめ転職サイトランキングを1163人の評判で決定|新R25転職
人気転職サイトの評判を見る
リクナビNEXT
マイナビ転職
doda
エン転職
en ミドルの転職
キャリトレ
ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
type
女の転職type
リブズキャリア
ランスタッド
ジョブレストラン
ミイダス
Wantedly
はたらいく
まとめて評判を見る
サイトに登録
まずは転職サイトに登録するところから利用は始まります。どの転職サイトも無料で登録できるため、とりあえず相性の良さそうなものへいくつか登録すると良いでしょう。特にリクナビNEXTやdodaなど大手転職サイトは登録必須です。また、アドバイザーが転職をサポートしてくれる転職エージェントへの登録もおすすめです。こちらも無料なうえに、カウンセリングであなた自身が気づいていない強みや市場価値を引き出してくれたりします。転職サイト/転職エージェントともに、登録の際には職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。こちらの情報をもとに求人の案内などがおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。すぐに転職するつもりがなくても、登録だけして求人を眺めるだけでも問題ありません。現職へバレないような配慮をする場合は、職務経歴書などで記入する内容を多少ぼかすと良いでしょう。
転職サイトで求人を探す
転職サイトへ登録したら、さっそく求人を探しましょう。転職サイトを利用するメリットの1つは幅広い情報を自分の目で確かめられることです。その特徴を活かして次の2つのステップで求人を見ることをおすすめします。まずは視野を広げましょう。リクナビNEXTやdodaなど、”総合型”と呼ばれる転職サイトは特に幅広い求人を網羅しています。なのではじめの段階ではあえて自分が興味のない業界/職種についても調べてみることで、意外と相性の良い求人が見つかるかもしれません。また、スカウト機能のある転職サイトの場合は、おそらく登録した職歴などに応じて相性の良い企業からのスカウトがくるはず。そちらにも目を通すと良いでしょう。次のステップでは深掘りしましょう。視野を広げるステップで希望する業界/職種がだんだん見えてくるはず。そうしたらその業界/職種に特化したサイトにも登録し、より希望に近い求人がないか探してみましょう。また、転職エージェントの併用もおすすめです。転職エージェントの場合は担当のキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)と面談をおこない、職歴や希望条件にもとづいて相性のよさそうな求人を提案してくれます。転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。
転職先への応募書類の作成
転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。転職サイトのみを利用する場合は、ほとんどすべての作業を自分でこなさなければなりません。なので転職サイトに掲載されているノウハウなどを参考に履歴書や職務経歴書を揃えましょう一方、転職エージェントも併用すると応募書類の準備についてもサポートが受けられます。まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。
面接対策をおこなう
書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職サイトのみを利用している場合は自分で対策が必要です。大手の転職サイトには面接のノウハウがまとまっていることが多いので、そちらを参考に対策をしていきましょう。一方で、転職エージェントを併用すると、面接に関してもサポートが受けられます。過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。
内定後の手続き(給与交渉/退職準備)
内定が出たあとの手続きも、転職サイトのみを利用している場合は自分で対応が必要です。大手の転職サイトにはノウハウがまとまっていることが多いので、そちらを参考に対策をしていきましょう。もし転職エージェントを併用している場合、サポートは内定が出たあとにも続きます。まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。
転職サイトのよくあるQ&A
回答が気になる方は記事をご覧いただき、ぜひこれからの転職活動に活かしてください。
“取材力”が発揮された求人情報を見て入社後のイメージが明確になれば、転職後のミスマッチも防げるはず。
エン転職を賢く活用して、転職の成功を勝ち取りましょう!
〈取材・文=いちかわあかね(@ichi_0u0)/編集=石川みく(@newfang298)〉
種別 | おすすめの サービス名 | ユーザー 満足度 | |
総合型 エージェント | マイナビ エージェント | 92% | 相談する |
総合型 エージェント | リクルート エージェント | 89% | 相談する |
総合型 サイト | マイナビ転職 | 93% | サイトを 見る |
総合型 サイト | リクナビNEXT | 92% | サイトを 見る |
総合型 エージェント・ サイト一体型 | doda | 89% | サイトを 見る |
精通者たちの詳細プロフィール
▶︎詳細を見る
▶︎詳細を見る
新R25キャリア総研の調査概要
・調査期間
2020/05/08〜2020/05/11
・サンプル数
1163人
・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職サイトを利用したことがある人
編集部オススメ
新R25が大切にしているのは、シゴトも人生も、もっと楽しむこと。
「新R25転職」は、編集部が読者の代表としてキャリアの達人たちから引きだしたアドバイスにより、"一歩踏み出せる答え"が見つかる転職情報メディアです。
リクルート、サイバーエージェントを経て、2012年から自立型人材のキャリア育成をテーマに、転職エージェントとして活動しています。