企業インタビュー
「CM打った⇒認知度アップ」だけで終わってない? 認知広告による売上インパクトまで“可視化”するソリューション
最適なアロケーションでデジタルマーケティング業務をサポート
新R25編集部
これまで、「認知広告」といえば文字通り認知度アップがゴールとされてきましたが、その効果を可視化できていない、という企業は多いのでは?
マーケティング事業を行うbfj株式会社では、「事業KPIや売上にどのくらい寄与したか」を細かく分析し、その効果を見える化・言える化・直せる化してくれるそうです。
さらに、独自に手がける「分析ソリューション」で、ネクストアクションまで提示するサポートが自慢だそうで…
代表取締役・稲垣学さんとアカウントエグゼクティブ・荒井一総さんに、事業内容と強みについてお聞きしました。
〈聞き手=池田さのみ(新R25編集部)〉
「どこにいくら投資すべき」か徹底分析
稲垣さん
事業開発コンサルティング&マーケティングサービスを展開するbfj株式会社は、他社にはない“分析ソリューション”の提供を強みとしています。
池田
分析ソリューション?
稲垣さん
認知広告の効果を可視化したうえで、広告投資の最適なポートフォリオを見つけるソリューションです。
稲垣さん
大前提として広告って、大きく「獲得」と「認知」のふたつがあるんですよね。
「獲得」はわかりやすくて、広告にいくらかけて、何件リードが取れたのか、リアルな購入につながったのかという話です。
でももうひとつの「認知」って、なんかふんわりしてるんですよ。
池田
ふんわりってどういうことです?
稲垣さん
何PVいった、何回クリックされたかまではよくても、事業KPIや売上にどれだけ貢献したかを定量的に可視化できている会社はほとんどいないんです。
デジタル認知施策をして、「認知度が上がりました!」といっても、それがどれだけその事業や売上の“効果”に貢献したのかについて、明確な答えが出せていない代理店がほとんどなんですよね。
荒井さん
SNSでバズったり、YouTube動画の再生数が多いからといって、商品の売上に直結するとも限らないわけですね。
池田
たしかにそうかも…
稲垣さん
ただそれって、本当は効果が出ているのに正しく可視化できていないから、最適な投資判断ができず、結果的に事業の最大化を図れていない…ということも大いに考えられるわけです。
荒井さん
そこで私たちは、認知広告で得られる“効果”を可視化しています。
多くの代理店では、広告のリーチ数や指名検索数の増減によって“効果”を可視化していますが、bfjではそれに留まらず、コンバージョンや売上の増減も込みで可視化します。
池田
「認知」のその先までサポートしてくれるんですね。
稲垣さん
さらに、獲得も含めた各広告のポテンシャルから、最適な広告投資のポートフォリオを見つけます。
池田
徹底的に分析してくれると?
荒井さん
簡単に言うと、以下の流れで進めています。
まずは広告によって得られたものを"見える化"。これにより、「どこにいくら投資すべきか」がわかるようになります。
そして、次に何をすべきか示唆を出す"言える化"。データに基づいて、今後の最適な施策を提案します。
さらに、各施策の効果も改善する"直せる化"。個々の施策の効果を比較・検証し、改善策を導き出します。
「分析ソリューション」の3つのポイント
池田
では、bfj株式会社の「分析ソリューション」の特徴をより詳しく教えてください。
荒井さん
ポイントは3つあります。
①膨大なデータや広告費用がなくても、分析→効果を可視化
荒井さん
ひとつめは、TV・DIGITAL・GoogleAnalytics・事業KPIを統合した分析です。分析項目をかけあわせることも可能で、認知が成果にどのような影響があるかという全相関を見ます。
池田
出稿量が大規模でなくてもいいんですか?
荒井さん
データや広告費用の大きさがどうというよりも、手動で分析を行っているので、出稿量に関係なく精度の高い結果を出すことができるんです。
たとえば、TVCMとYouTubeの広告をそれぞれつくり、「TVCMにはいくらぐらい、YouTubeにいくらぐらいの広告を打つと、売上が○%伸びる」といった定量的な可視化も行えます。
池田
広告出稿による事業の伸びまで見てくれるんですね。
②手動での泥臭い分析により、深い洞察が可能に
荒井さん
今お伝えした通り、このサービスは手動で分析を行っているのが特徴のひとつ。
手作業で統計データの集計を行い、丁寧に分析していきます。
池田
手動で分析するのは、意外です。
荒井さん
たしかに、膨大な統計データを駆使する時代の流れとは逆行しますよね。
でも、オフラインイベントなど外部の他施策まですべて調べて、その影響を除くことで正確な効果を可視化できるんです。
池田
知見がないと難しそうだけど、精度は上がりそう。
荒井さん
そうですね。裏側ではこのようにかなり細かいことを地道に分析しています。そのため、「何にいくらかけたら何件取れるか、いくら売上が伸びるのか」を定量的に可視化することができます。
それにより、各施策でどの程度の予算をかけることで、どの程度のリターンが発生するかを定量的に把握・管理することが可能になります。
③何にいくらかければ良いかをご提示
荒井さん
さらに、認知広告にとどまらず各施策における「いくらかけたら何件取れる」を可視化し、マーケティング全体の予算から、どの施策にいくらかければ良いかの予算配分までご提案させていただきます。
池田
これから「どうすればいいのか」がわかるということですか?
荒井さん
そのとおりです。常に検証・分析し続けることで、次にどんな施策をとればいいかといったアクションプランの提示ができると考えています。
獲得と認知の垣根を超えたポートフォリオ
稲垣さん
以上3つのポイントにより、私たちの「分析ソリューション」は、獲得と認知の垣根を超えた、広告投資の最適なポートフォリオを描きます。
単なる媒体やパネルデータでポイントの向上を見るのではなく、抽出データとGoogleAnalyticsデータを解析していくことで、投資効果を明確に出していきます。
荒井さん
一般的なやり方では認知広告への投資判断が難しかったと思いますが、bfj株式会社ならそれを可能にします。
池田
広告代理店任せになっちゃうと、すべてを把握するのは難しそうですよね。
荒井さん
そうですね。
派手にお金を使えば、どんな代理店でも認知を取ることは簡単です。
ただ大事なのは“その先”。これからは明確な、定量的な設計と配信が大切です。
池田
でも、いくらマーケティングの知見があっても、最適なネクストアクションを見極めるのは難しくないですか?
稲垣さん
たしかに難しい課題だと言えるかもしれませんが、私たちは何を検証するべきかを徹底的に考え抜き、ベストプラクティスを見つけて大型投資への布石とします。
稲垣さん
各分野のスペシャリストが数字に基づいたコンサルティングを行うだけでなく、弊社の知見をもとに、だれでもデジタルマーケティングのレベルアップが図れるようにノウハウを還元。
他社と一線を画すこれらの強みをもって、クライアントの事業最大化をサポートいたします。
荒井さん
スポットでCMを打ったけど効果があったのかわからない、効果を可視化したいけどやり方がわからないという企業の方は、ぜひ一度ご相談ください。
マーケティング活動への投資において、「各施策が売上にどれくらい寄与しているか」を可視化したうえで予算配分を決めていくことは、かなり重要です。
一方で、この"可視化"は難しく手間のかかる作業だと思います。この領域でお困りのご担当者さまがいれば、一度bfj株式会社に相談してみてはいかがでしょうか?
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