あっついわ…今度は何しにきたの？

うん。男子校だったから、高校までは女子と話すときいつもキョドってた。

あのときは自意識過剰だったんだよ。

小学生のころ、友だちから面と向かってケンカのあとに捨て台詞で「このブサイクが！」って言われたことがあってさ。

当時はそれを真に受けちゃって「オレってブサイクなんだ」ってショックを受けたの。

それがずっとトラウマになってて、「女の子に声なんてかけられねえわ…」って思っちゃってた。今考えると、そいつもヒドイこと言うよね～

それは関係ない。まわりの美女率は明らかに上がったけどね。

大学に入って起業してから、必然的に女性と話す機会が増えたんだよ。

そこで思い切って話してみたら「なんだ意外とイケんじゃん」ってわかったの。そうやってちょっとずつ克服していっただけ。

見た目で言えば、身長が150cm台の小柄なコ。

ただ、バカはイヤ。

彼女にするならね。バカと話してるとイライラしてくるんだよね。

あと、メンヘラもめんどくさいから絶対イヤ。

…こういうこと言うとまた怒られるかな？

まぁ…そうだね。一部ウソもあるけど。

オレが忙しいから、時間がある人とじゃないと付き合えないんだよね。

お互い忙しかったら予定合わないじゃん。

ハッキリ言っちゃうとそうだね。だから芸能人とかは絶対ムリ。

だって芸能人だったら、向こうも忙しいじゃん。会えないなら何のために付き合ってるのかわかんなくない？

それに、芸能人と付き合うってめんどくさいのよ。事務所からは「別れてください」とか言われるし、ファンからは叩かれるし。

だから前澤（友作）くんとか前田（裕二）くんは大変だと思う。

絶対にイヤだ。

イヤだ。

新R25信用してないもん。

しかし、みんなそういうゴシップ好きだよね。

ちょっと前にも掲示板で、「オレが佳子さまと結婚して皇族になる」みたいな想像をしてるヤツがいたわ。

本当ヒマだよね。

いや、わかんないじゃん。あるかもしれないよ？

それはイヤだけど、人生何が起こるかわかんないからね。

ちなみに、渡辺くんって子ども何歳だっけ？

どうする？ 15年後にオレが「娘さんをください」って挨拶に来たら？

でもどうする？

いや、意外と出会うことがあるかもしれないよ？

オレは全然恋愛を優先させることもあるよ。

別に仕事第一じゃなくてもいいじゃん。

うん。

別に役員は平日とか関係ないから。

そのかわり会社のことはすべて責任を負うし、四六時中トラブルがあったりするわけだから。

要は好きなことをすりゃあいいってこと。

人生カネじゃないから。恋愛が一番になることがあってもいいでしょ。

今度オレがやるミュージカルのなかでも「人生の幸せは肩書きやカネじゃない」っていうセリフが出てくるんだけどさ。

まずは自意識過剰を治したほうがいい。

みんな自分はすごく注目されていると思いがちだけど、誰もお前のことなんて気にしちゃいないよ。

それが自意識過剰なんだって。

別にフラれたっていいじゃん。女なんてほかにいっぱいいるんだしさ。ひとりの女の子に執着しなくてもいいでしょ。

まぁ、なかなかそう思えないんだけどね。

うん。むしろ最近はあまりにも躊躇がなくなりすぎてるよね。

もう自意識も恥ずかしさもないから、恋愛経験が少ない女の子には「この人なんでこんなガツガツくるの？」って思われることも多いよ。

酒の力に頼る。

いや。そうじゃなくて、正直女の人で話が面白い人ってあんまりいないんだよね。

ガールズトークとか聞いていたら、「よくこんなくだらない会話続くな」って思うのよ。

そういうクソつまんない話に入っていくためには、酒飲むしかないの。そしたらくだらない話でも笑えるから。

酔っぱらって、おいしいご飯食べて、ガハハって笑っておけば、距離は自然と縮まるんだよね。

逆に女の子からしたら、オレの話って難しいらしいんだよね。つまんないんだって。

だから酔っぱらってくだらないことも話せるようになれば、お互い同じラインに立てるわけ。

あとはもう、無理しないことだね。

オレの場合、「ぽっちゃり好き」で「年上好き」で「頭がいい人が好き」みたいなクラスタしか可能性ないもん。

だって「若いイケメンが好きです」って言っている女の子は、市場が違うわけじゃん。そこは逆立ちしても無理。

もしその市場に間違って参入したら、コテンパンにやられて傷だらけになるのが目に見えてる。自分がツライだけだもん。

いや、全然いるよ。いる。

今はSNSが発達しているから、フォローしてる人とかつながりを見れば多少の趣向はわかるでしょ。

共通の友だちとか見れば、「あ、このコ起業家とか好きなんだな」って。

でも、オレ自身はけっこう勘違いされてるんだよね。

女性からよく「栗」にたとえられるんだけど。

「さわったら傷だらけになるイガ栗みたいな人だと思ってた」って言われるのよ。

でも根気よく付き合ってみると、栗の実が入ってるってわかるんだってさ。

最初はトゲトゲしい人だと思ってたけど、よくよく付き合ってみると内面はほっこりした人だったってこと。

まぁ、まだ渋皮があるかもしれないけどね（笑）。

そんなの人それぞれでしょ。

そんなのあるわけないじゃん。恋愛なんて人ぞれぞれのスタイルがあるんだから。

おたくの藤田（晋）さんみたいに、ボーっとしてる感じの人だってモテるし。

いや、オレ全然「人たらし」じゃないもん。

狭いコミュニティ内で付き合うしかない時代は「人たらし」がモテたかもしれないけど、今はSNSとかでみんな自分に合った人と出会えるようになってるよね。

ないよ。ない。

ないものはないんだって！

…てか、取材長くない？ メルマガ書く時間なくなっちゃったよ。

あと、ちゃんとミュージカルの宣伝もしてよ。

インターネットのサービスって、ゴールがスタートじゃん。

「こんなサービスができました！」って言っても本番はそこからで、終わりなんてないでしょ？

だから、「あー終わった！」ってことがしたかったんだよね。

その点芝居は、千秋楽が終わったあとの達成感と一体感がすごくいいなって思ってて。

いいでしょ別に。

あと、和牛のフルコース付きのミュージカルをやってみたかったんだよね。料理がおいしくて、芝居も面白いミュージカルってないじゃん。

だったらオレがやるしかないなって。

芝居も絶対めちゃくちゃ感動するから。新R25経由でたくさんチケット売って。頼むよ！