企業インタビュー

1本900円の日本酒に「安すぎる…」。日本唯一の“日本酒経営コンサル会社”が酒造業界の価値向上に挑む

1本900円の日本酒に「安すぎる…」。日本唯一の“日本酒経営コンサル会社”が酒造業界の価値向上に挑む

お酒好きのみなさん、“日本酒経営コンサル”になりませんか?

新R25編集部

株式会社アンカーマン

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日本で唯一の日本酒経営コンサルティングファーム・株式会社アンカーマン

日本酒を製造する酒蔵・販売する酒屋に向けて、「補助金申請サポート」や「経営サポート」をおこない、お酒業界を根本から元気にしている企業です。

2014年の創業から今年で10期目。売り上げ・顧客数ともに右肩上がりで成長を続けています。

同社の代表取締役・和田直人さんは、大学生のときに「豊盃(ほうはい)」を飲んでから「日本酒よりうまい酒はない」と日本酒の虜に。

大手証券会社を3年余りで脱サラしてまで「日本酒をビジネスにしよう」と酒造業界に飛び込んだのだとか。

そんな和田さんがどうしても解決したい、酒造業界に変わらず残る“とある課題”とは一体…?

〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉

「おいしい日本酒が安すぎる」酒造業界の問題

和田さん

突然ですが…日本酒って、どのくらいの価格で買えるイメージがありますか?

山田

え〜…ピンからキリまでありそうですが、一升瓶1本5,000円くらいとか?

和田さん

じつは日本酒の価格帯は、私が起業した2014年からずっと変わっていません。

2014年の日本酒1本の価格は全国平均で1,022円。2022年の同品目の価格は全国平均で954円*。

日本酒より多く販売されているワインと比較しても、価格帯が安いんですよ。

*総務省統計局小売物価統計調査より

山田

そうだったんですか…知らなかった。

和田さん

私がまだ起業を志していた2014年ごろ…酒蔵を訪ね歩くなかで、日本酒を試飲させてもらう機会があったんです。

あまりのおいしさに、お土産に買って帰ろうと「1本いくらですか?」と聞いたら「900円です!」と言われて。

「社長、安すぎじゃないっすかぁ!?」と思わず叫びましたよ(笑)。

山田

消費者としては、5,000円でも買いたいくらいなのに…何でそんなに安くなっちゃうんでしょうか?

和田さん

酒造業には、伝統的な製法規制地域性など、特有の課題があるんです。

その蔵元さんも、「取引先にはいつもの販売価格があるし、売れなくなってもいけないから…」という理由で値上げできずにいました。

山田

なるほど…蔵元の一存では価格を決められないんですね。

和田さん

日本酒って、「つかう素材」や「火入れの工程」などが酒蔵によって多様で、とても奥深いものなんです。

そんな“こだわりの1本”が900円なんて、安すぎるなんとかビジネスで日本酒の価値を高められないだろうか

その思いが私の原点であり、今でも活力になっています。

伝統を守りつつ、つねにチャレンジ。アンカーマンの事業

和田さん

このような課題に対する深い理解とノウハウを活かして、アンカーマンでは主に2つの事業をおこなっています。

1つ目が「経営サポート事業」。

蔵元(経営者)・杜氏(リーダー)・蔵人(職人)など、酒蔵の主要メンバーで経営会議をひらいて、組織づくりのお手伝いをする事業です。

山田

組織づくりから入ってくれるんですね!

和田さん

はい。…というのも、酒造業界を取り巻く経営環境は年々厳しくなっていて。

清酒の出荷量がピークを迎えたのは昭和40年代。コロナの影響もあり、現在の清酒の消費量はピーク時の1/3まで落ち込んでいます。

それによって蔵元や酒類卸が廃業に追い込まれているんです。

和田さん

この状況を救うために、私たちが売り上げ・利益・生産性の向上をサポート。酒蔵を元気にすることで、日本の酒類事業者全体に貢献したいと考えています。

そして、2つめが「補助金申請サポート事業」。

酒蔵に申請手続きの専門知識やノウハウがなくとも、補助金を受け取れるようにお手伝いする事業です。

山田

酒蔵の場合、補助金制度はどんなところで活用できるんですか?

和田さん

大きいところで言うと、設備投資ですね。

清酒のピーク時からずっと同じ醸造機械を使いつづけている酒蔵も多いのですが…いくら大切にメンテナンスしていても、さすがに40〜50年が限界です。

蔵元の年商は平均すると2億円程度なので、仮に1,500万円で醸造機械を入れ替えたら、売り上げの7.5%にも及んでしまいます。

しかし、もし補助率2/3の補助金を受けられれば、1,000万円を補助金でまかなえるので、実質負担が500万円で済むわけです。

山田

なるほど…! 補助金のおかげで、伝統あるおいしい日本酒を守れるんですね。

和田さん

こうした事業で、すでに根付いている“日本酒の伝統”を守るのはもちろんなのですが…

これからはどんどん新たな事業にもチャレンジして、さらに業界の発展に寄与していきたいと考えています。

山田

新たな事業?

和田さん

たとえば、新たな補助金制度の開拓や、酒造業界特有の課題解決に向けた新しいサービスの開発

また、クライアント企業のニーズに合わせたカスタマイズサポートもおこなっており、そのための新たな手法開発も進行中です。

“お酒好き”なメンバーが活躍できる環境

山田

メンバーにも、チャレンジングな人が多いんですか?

和田さん

はい。メンバーも日々チャレンジをしています。

アンカーマンの行動指針は「Challenge First.(チャレンジで、可能にする。)」というもの。

メンバーがチャレンジしてくれていなければ、今のアンカーマンはなかったかもしれません。

山田

たとえば、どんなチャレンジがあったのでしょうか?

和田さん

クライアントから「最近人材不足に困っている」と聞いたメンバーが発起人となって、「蔵元人材採用サポート」をスタートしたことがありました。

職種やプロジェクト内容は、“本人の希望”と“会社の意向”を話し合って決めるので…

新たなサービス開発や手法開発に挑戦する機会がおおいにある環境です

酒蔵やお酒のイベント訪問など、お酒好きにはたまらない仕事が待っています

和田さん

また会社としては、「仕事も人生も充実させる働き方」にチャレンジしていて。

フルリモート・フルフレックス体制をつくっていたり、ベビーシッター補助・PC購入手当・産業医面談などの子育て世代にうれしい福利厚生を整えていたりします。

自己成長・収入・地位・ワークライフバランス…求めるものはさまざまですが、その一人ひとりの「チャレンジ」を応援する魅力的な組織になっていると思いますね。

メンバーは30代が中心。育児と仕事を両立させながら活躍する先輩社員がたくさんいるそう

山田

ちなみに…メンバーにも“日本酒愛”を求めますか?

和田さん

はい(即答)! 面接では必ず「お酒は好きですか?」と聞いています。

私自身、日本酒が大好きで、その伝統を尊重して今があります。好きなことを仕事に”は理想論ではなく、実現できると、身をもって感じているんです。

ちなみに…「月5,000円の日本酒購入補助」の福利厚生も用意しているくらいです(笑)。

山田

え〜メンバーのみなさんが羨ましい…!

和田さん

私の信条は、自分が幸せになれば従業員やクライアントなどまわりの人々も幸せになる「インサイドアウト(内側から外側へ)」という考え方。

同じベクトルを持ち、日本酒の伝統を守りながらも業界の課題に対して立ち向かっていく意志のある仲間と、これからもチャレンジしつづけていきたいと思っています。

アンカーマンのモットーは「伝統文化から日本を刺激する」

日本酒の伝統をリスペクトしながら、つねに酒造業界に新たな風を吹き込もうとチャレンジしつづけています。

今なら、そんな彼らと一緒に働けるチャンス。新卒採用・キャリア採用ともにおこなっているので、我こそは!という生粋の“お酒好き”は、ふるってご応募ください!

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