ビジネスパーソンインタビュー

リクルートダイレクトスカウトの評判・QA集!ガチ調査をもとにプロも解説

いますぐ転職する気がない方も必見

リクルートダイレクトスカウトの評判・QA集!ガチ調査をもとにプロも解説

新R25編集部

2020/08/08

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目次

目次

【知りたい情報はなんですか?】

①リクルートダイレクトスカウトの評判

②転職サイトの選び方

③転職サイトのよくあるQA

※クリックで該当箇所に飛びます

ーーーーーーーーーーーーーー

おすすめ転職エージェントランキング

リクルートグループが運営する転職サイト、「リクルートダイレクトスカウト(旧:キャリアカーバー)」

ハイクラス向けのヘッドハンティングを強みとしているようですが、実際の特徴や評判はどうなのでしょうか?

そこで新R25は転職サイトの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象に、転職サイトの評判について調査を実施しました。

今回の調査に協力してくださったのはこちらの2名。

一般利用者のリアルな口コミに加え、専門家のおふたりの見解もふまえて、リクルートダイレクトスカウトの強みや、転職サイトの活用法を解説します。

〈聞き手=市川茜〉

【総評】待つだけの転職活動が叶う「スカウト機能」が魅力の転職サイト

松本さん

リクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス。

一般的な転職サイトのように自分で求人案件を探すこともできますが、メインはヘッドハンター(転職エージェントのキャリアアドバイザー)から受け取る「スカウト機能」です。

リクルートダイレクトスカウトに登録して匿名のレジュメを公開するだけで、ヘッドハンターからスカウトを受け取れます。高収入の求人案件が多く、好条件でのスカウトも期待できます。

スカウトを待つだけでいいので、すぐに転職するつもりがない方や「自分にどんなスカウトが来るのか知りたい」と考えているハイクラス層にもおすすめです

評判①:ハイクラスの求人案件に出会える

松本さん

リクルートダイレクトスカウトの強みは、リクルートグループのネットワークを活かしたハイクラス向けの求人案件が豊富なところ。

公式サイトによると、事業責任者や管理職など、年収800万〜2000万円を中心とした求人案件を多く扱っているようです。

重要なポジションの募集など、一般公開されないような優良求人案件の紹介も期待できます

黒田さん

求人検索ページの年収条件も「600万円〜」が下限となっていて、まさに高年収にこだわりたい方向きと言えます。

一方で、まだ実績のない新人・若手クラスの方や、エンジニアやマーケターなどのスぺシャリスト志向の方には不向きかもしれません。

【代表的な利用者の評判】
静岡県/38歳/男性/年収700〜799万円:
求人案件が多く、質も高い印象です。

評判②:ヘッドハンターを自分で指名できる

黒田さん

リクルートダイレクトスカウトは、約1800名(2020年8月時点の公式サイトより)のヘッドハンターと提携していて、匿名レジュメを見たヘッドハンターからスカウトが届きます。

さらに、求職者もヘッドハンターの情報を検索できるのが特徴です。「担当業種」や「業界経験年数」などで絞り込め、気になるヘッドハンターを求職者側から指名することも可能。

通常の転職エージェントでは担当者を選べないことがほとんどですので、相性のよさそうなヘッドハンターを自分で探せるのは大きなメリットです

もちろん、会ってみて印象が違った場合は、その後のサポートは断ってしまってOK。相談は無料ですので、複数のヘッドハンターと会ってみて、一番信頼できる方を探しましょう。

松本さん

リクルートダイレクトスカウトはあくまでハイクラス層向けのサービスですので、「面接対策」や「応募書類の添削」などの基礎的なサポートには期待しすぎないほうがいいでしょう

ヘッドハンターは、あくまでも転職活動者と求人企業の「仲介」に徹している印象があります。

イチから手厚いサポートを受けたいなら、「リクルートエージェント」などの転職エージェントの併用を検討してみてください。

(画像は公式サイトのスクリーンショット)

松本さん

リクルートエージェントには、ハイクラス・高年収の求人案件を専門に扱う「ハイキャリア・グローバルコンサルティングサービス」があり、各業界に精通した専任コンサルタント(アドバイザー)のサポートを受けられます。

選択肢の幅を広げる意味でも、リクルートダイレクトスカウトと合わせてチェックするのをおすすめします。

評判③:顧問求人スカウトサービスがある

松本さん

リクルートダイレクトスカウトは、本業に加えて企業の「顧問(経営陣に助言などをおこなうポジション。外部から招くことが多い)」として働く“パラレルワーカー”を目指す方にもおすすめできるサービスです。

そんな「顧問求人」のスカウトサービスもあり、興味がある場合は通常の求人案件に加えて顧問求人のスカウトも受け取れます。

顧問求人の種類は、経営企画部門をはじめ、販路拡大を実現する営業部門、採用戦略を提言する人事部門などさまざま。

これまでの知識・経験を活かして外部で活躍することで、副収入を得られます。

黒田さん

近年、シニア層はもちろん、若手〜中堅のハイクラス層が副業として業務委託で働くケースも増えています。

「他企業のプロジェクトにも携わりたい」「自身のキャリアの可能性を広げたい」という方は、一度チェックしてみるといいでしょう。

ハイクラス・エグゼクティブ向け、30代〜50代におすすめの転職エージェントについてもっと知りたい方は下記の記事もご覧ください。

・ハイクラス/エグゼクティブにおすすめの転職エージェント9選。利用者とプロが30社以上を徹底比較

・30代におすすめの転職エージェント6選。利用者とプロが30社以上を徹底比較

・40代におすすめの転職エージェント6選。利用者とプロが30社以上を徹底比較

50代におすすめの転職エージェント11選。利用者とプロが30社以上を徹底比較

転職サイトと転職エージェントの併用で“理想の転職”が近づく

松本さん

リクルートダイレクトスカウトは、ここまで解説してきた通り、求職者とヘッドハンター(転職エージェントのキャリアアドバイザー)をマッチングするサービスです。

ハイクラス層向けの求人案件が豊富な一方、転職に慣れていない初心者へのサポートは物足りないかもしれません。

ですので、リクルートダイレクトスカウト単体ではなく、ほかの転職サイトや転職エージェントとも併用することをおすすめします。

市川

転職サイトと転職エージェントはどう違うんですか?

松本さん

転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、合わせて使うといいでしょう。

市川

たしかに、人に話すだけで考えがまとまるってこともよくありますよね。

転職エージェントもいろいろあると思うんですが、転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どのように選ぶといいんでしょう?

松本さん

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2社登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3社、合計で3〜6社ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職に近づくはずです。

市川

転職サイトはそれぞれ特徴がありそうなイメージが湧くのですが、転職エージェントって結局はどんなアドバイザーが担当になってくれるかがキモじゃないですか?

松本さん

その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします

まずは複数のものに登録して、相対的に比較しましょう。

その他のおすすめの転職サイト/転職エージェント

新R25キャリア総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、リクルートダイレクトスカウトとの併用におすすめできる転職サイト&エージェントをご紹介します。

Q:リクルートダイレクトスカウトは20代から使える?

リクルートダイレクトスカウトの利用には審査/年齢制限がないので、20代でも無料で利用できます。ただしハイクラス向けのサービスであるため、人によっては自分に合った求人が見つからない可能性があるのはデメリットです。

Q:リクルートダイレクトスカウトは登録すると現職にバレる?

バレないような設定が可能です。「企業ブロック機能」を利用すれば、在職中の企業に登録した情報が公開されません。

関連企業なども設定すれば採用担当者にバレる可能性はなくなるでしょう。

Q:リクルートダイレクトスカウトのデメリットは?

ハイクラス/エグゼクティブ向けのサービスなので、ある程度のスキル・経験が求められます。新入社員が背伸びをして利用してもスカウトが来ない可能性があります。

また、スカウトを待つだけでいいのはラクである一方、自分のタイミングで転職活動が進めづらいと感じる人もいるかもしれません。そういった方にはほかの転職エージェントや転職サイトも併用することをおすすめします。

Q:リクルートダイレクトスカウトと転職エージェントの違いは?

通常の転職エージェントは1人のキャリアアドバイザーが担当としてついてくれます。

一方で、リクルートダイレクトスカウトの場合は複数のキャリアアドバイザーはもちろん、企業の採用担当者からのスカウトもきます。なのでいろんなアドバイザーと話したい方や企業の担当者と直接話すのも厭わないような方には特におすすめです。

Q:リクルートダイレクトスカウトの求人の平均年収は?

リクルートダイレクトスカウトで紹介してもらえる求人は、おおよそ年収800~2000万円。管理職やハイクラス/エグゼクティブ向けの求人が多く、専門知識や経験が豊富な方はキャリアアップも目指しやすいでしょう。

Q:リクルートダイレクトスカウトの運営会社は?社名は?

運営会社は人材業界大手の株式会社リクルートです。

2021年11月1日に、同社が運営していたハイクラス向けの転職サービス「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」を「リクルートダイレクトスカウト」に変更し、運営しています。

リクルートダイレクトスカウト(転職エージェント)のおすすめ活用法

転職エージェントの活用法と注意点(デメリット)について、キャリアの達人にうかがった記事から一部を抜粋してお届けします。

教えていただいたのは、有名企業での転職を繰り返してキャリアを積んできた田端信太郎さんと、リクルートで転職エージェントとしての累計売り上げが歴代トップの、カリスマ転職コンサルタント・森本千賀子さん

利用者と“中の人”という真逆の視点から、転職エージェントの選び方や活用法を教えていただきました

転職エージェントは複数登録して、視野を広げる

アドバイザーはスキルや考え方が人それぞれです。なのでいくつかのサービスに登録して、特に相性が良いものを使い続けると良いでしょう。

その際は求人案件を網羅的に抱えている“総合型”と呼ばれる転職エージェントは2つほど。さらに専門領域に特化している“特化型”も2〜3ぐらい登録してみるのがおすすめです。

担当者との相性が悪ければ変更してもらう

担当のアドバイザーと相性が悪いと思ったら、変えてもらいましょう。ただし伝えることにハードルを感じるのであれば、ほかのサービスに乗り換えましょう。

田端さん

結局、転職エージェントで満足できるかって「担当のアドバイザーがどれだけイケてるか」に尽きますよね。だからサービス単位での比較はムダ。

まずいくつかのサービスに登録していろんなアドバイザーに会ってみて、その人がイケてると思えるかで利用の判断をするっていうのが現実的な方法かなと。

面談でスタンスを伝える

アドバイザーとの面談で転職に対するスタンスを伝えることは重要です。たとえばすぐに転職したいのか、それとも2年先ぐらいで転職したいのか、によって必要なアクションが変わります。

適切なアドバイスをもらうためにも、きちんと要望を伝えましょう。すぐに転職するつもりはなくても、相談に乗ってもらうことは可能です。

候補の企業は自分でも調査する

田端さん

企業のIR情報(投資家向け広報)を見るのは基本として、「OpenWork」や「転職会議」のような口コミが集まっているサイトを見たりとかもします。公開情報は調べ尽くすぐらい調べたほうがい

さらに、もし可能なら直近で退職した人に会ってみて、自分の気になる仮説を当ててみるのもとても有効な方法だと思います。

内情を把握したうえで正直に話してくれるはずですよ。

選考のアドバイスをもらって通過率を高める

転職エージェントを利用すると、過去の選考の事例をもとにアドバイスをもらえます。たとえば面接でどんなことを聞かれるかなど。選考に関して気になることがあれば、遠慮なく相談してみましょう。

森本さん

英語の「agent(エージェント)」って要は代理人じゃないですか。なので自分ではやりづらいことをお願いすれば基本的にやってくれると思っていいです。

たとえば自分の上司になる人はどんな人なのか詳しく聞いてもらうとか。

転職に関して何か要望があったら相談してみると、意外と想像以上に対応してくれると思いますよ。

給与交渉を任せて年収を最大化する

給与交渉も転職エージェントに依頼できます。自分だと妥当なラインがわからず交渉がしづらいかもしれませんが、さまざまな要因を考慮して可能な範囲で最大化してくれるはず。

もし給与が譲れない重要な項目であれば「これくらい欲しい」とはじめからアドバイザーに伝えておくのも一つの手です。

転職エージェントのデメリット/利用する際の注意点

スタンスを伝えないと意図しない転職を勧められるかも

アドバイザーとの面談で転職に対するスタンスは必ず伝えましょう。そうしないと、すぐ転職するつもりがないのに2ヶ月後の転職を勧められるなどのギャップが生まれてしまいます。

相性が悪いキャリアアドバイザーもいる

アドバイザーも人なので多少なりとも相性の良し悪しはあります。ぐいぐい転職活動を引っ張ってくれるのが魅力のアドバイザーも、人によっては無理強いしてくると感じることもあるでしょう。

相性が悪いと感じたら無理に継続する必要はありません。担当を変えてもらうか別のサービスを利用しましょう。

経歴やスキルを“盛る”といずれ困る

できるだけ事実を伝えるようにしましょう。アドバイザーは転職の可否を決める役割ではなく、転職活動の伴走者です。転職希望者を見て相性がよさそうな求人案件を見つけたり、より高待遇が引き出せるように努力をしてくれます。

ですがそこに嘘が混じっていると、転職後にギャップを感じ早期退職などにつながってしまうかもしれません。

的外れだと感じる求人を紹介されることもある

アドバイザーから求人を紹介してもらうと、ときには的外れだと感じるものもあるでしょう。しかしそれは想像もしてなかった提案をすることで、潜在的なニーズを捉えようとしたものかもしれません。

もし提案された求人がイメージと違ったら素直に伝えましょう。フィードバックすることでより精度の高い提案が期待できます。

ビジネスモデルを理解しておく

転職エージェントは採用が決まったら企業から報酬をもらう成果報酬型のビジネスです。そのためアドバイザーは採用する企業側の利益を大事にしがちな点は知っておきましょう。

ただし、勝手に転職が決まってしまう、なんてことはありません。提案された求人がピンとこなければそれを伝えましょう。

〈文=市川茜(@ichi_0u0) 編集=石川みく(@newfang298)〉

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【転職サイト調査の概要】
・調査期間
2020/05/08〜2020/05/11

・サンプル数
1163人

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職サイトを利用したことがある人


【転職エージェント調査の概要】

・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人

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