企業インタビュー
「このままじゃ店舗経営ヤバいかも…」→10倍成長。「ゑびや」のDX戦略から学ぶ、飲食店革命

「このままじゃ店舗経営ヤバいかも…」→10倍成長。「ゑびや」のDX戦略から学ぶ、飲食店革命

「店舗DXって、何をすればいいの…?」という方、必聴です

新R25編集部

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伊勢神宮の近くで150年の歴史を刻む老舗飲食店「ゑびや」。

そろばんを使用する昔ながらの食堂でしたが、約10年前から店舗DXに取り組み、利益を10倍以上にまで伸ばしたといいます。

現在は、その成長ノウハウやDX人材育成方法を広く伝えるため、講演事業にも力を入れているそう。

実際、講演ではどんなことを教えてくれるんでしょう…? さまざまな業種から注目を集め、今やあちこちから引っ張りだこだという、株式会社EBILAB 代表取締役CEO・小田島春樹さんに、その内容を詳しくお聞きしました。

〈聞き手=古川裕子(新R25編集部)〉

企業の“最適な経営術”を伝授。EBILABの講演事業

小田島さん

EBILABでは、老舗飲食店・ゑびやをDXし、成長させた知見を広めるべく、講演事業を積極的に行っています。

講演ではゑびやの具体的な変革例とともに、EBILABの経営陣がデータドリブン経営の重要性をお伝えします。

古川

飲食店のDX、最近はかなり進んでいますよね。やはり飲食業の方からの依頼が多いんですか?

小田島さん

ゑびやの取り組みにご興味を持ってくださる方は、業種を問わず幅広くいらっしゃるんですよ。

ご参加いただいているのは、飲食業はもちろんのこと、商工会や自治体のほか、製造業、銀行、コンサルティング会社といった一般企業なども。本当に幅広く多種多様な業界・業種の方々からご依頼をいただいています。

競争だけでなく変化への対応も求められる時代において、「今のままではいけない」と思いながらも、「何をどう変えていけばいいか分からない」という企業さんも多いですね。

古川

なるほど…そうした企業に向けた講演ということですね。どんなところがポイントですか?

小田島さん

具体例」と、「自社で実践できるヒント」にこだわっているところです。

講演では、ゑびやが再生するにあたり、既存の事業をどのように変革させてきたかを詳しくお伝えしています。

古川

実例をまじえてお話しいただけるのは説得力がありそうですね。

小田島さん

そうですね。

・作業を減らして利益を上げるために、どのような考えでどのように行動してきたか

・アナログな店舗運営から各種ツールの導入・活用などをどのように進めてきたのか

・データ活用面ではどのようなデータを収集し、どのように考えて、どのように売上・利益を伸ばしていくのか

など、「企業再生」につながる具体的な方法を「何のためにそれが必要なのか」という考え方とともにお話しします。

90%以上の的中率!? 飲食店の“ムダゼロ”改革

古川

講演では、たとえばどんな事例を紹介しているんですか?

小田島さん

データ活用面での具体的な変革例だと、気象に関するデータの使い方などです。

古川

気象のデータ…?

小田島さん

なんとなく、「雨だとお客さんが来ない」とか「暑いとアイスクリームが売れる」とか、イメージとしてありますよね?

古川

たしかに。飲食店で働いていなくても、そういう感覚はありますね。

小田島さん

それを“なんとなくそういうもの”にしておかないんです。

実際に気象データとPOSデータ*をかけ合わせ、過去の天気と販売実績との相関関係を分析します。

そして、この分析をもとに、当日や翌日の天気予報を変数として計算し、来客数や各メニューの販売数を予測するといった取り組みを行っています。

*Point Of Salesの略。商品を販売した時点での情報(商品名、数量、時間、天候、購入者の年齢など)を収集・記録し、その分析結果に基づいて売上や在庫管理を行う

古川

なるほど。意思決定をするうえでかなり役立ちそうですね。

小田島さん

ゑびやの場合は、バックヤードに設置した巨大なモニターで、その日の来客数と予測される来客数をリアルタイムで表示しています。

それを見ながら、仕込みや休憩のタイミングなどを最適化しています

古川

肝心な精度はどうなんですか…?

小田島さん

なかなか高い精度を保っていますよ。

データを活用した来客数の予測精度は、ゑびやを例に挙げると平均90~95%。廃棄ロスも大幅に削減できるようになりました。

古川

そこまで変わるんですね! それは働き方にもムダが出なくなりそう。

小田島さん

まさしくそうですね。

さらに、予測のもととなる実績データも分析することで、どのような人がどのタイミングで何を買うかといったお客さまのニーズを、より細かく、的確に把握できるようになります。

その結果、ニーズに合わせた高単価商品を開発することも可能となり、売上の大幅な向上につながっています

店舗で使用しているシステム「TOUCH POINT BI 店舗分析」

小田島さん

また、リアルタイム予測を見ながら、柔軟に対応することも可能になります。

たとえば、暑いと冷たいものが飲みたくなる、寒いと温かいものが飲みたくなるなど、感覚としてわかっていても、その「暑い」「寒い」は気温が何度のときなのか

「雨だからお客さまが来ない」と諦めてしまうのではなく、「雨のときに来られるお客さまはどういった方なのか」を把握しておけば、こちらも準備をしておけますよね

古川

その時々のタイミングを逃さないように対策できるんですね。

小田島さん

そうですね。効率よくコストを削減しつつ、売上を増やしていけるんです。

休暇計画までサポート? AI活用で実現する“理想の職場”

小田島さん

また、ゑびやではAIを積極的に活用しており、来客予測を1日のオペレーション以外のことにも取り入れています。

古川

どのような場面で取り入れているんですか?

小田島さん

たとえば、AIを活用した来客予測。

日々の来客数を予測できれば、各ポジションで適切な従業員数を算出できて、効率の良いシフト作成が可能になります

シフトが組みやすくなるということは、休みの予定もたてやすくなるということ。社員の長期休暇取得の計画を立てるときにも活躍しています。

古川

予測ができていると、いろいろな部分でムダがなくなるんですね。

店舗で使用しているシステム「TOUCH POINT BI 来客予測」

小田島さん

過去のデータとAIにより、精度の高い需要予測や在庫管理が可能になり、経営を最適化することができます。

単なるデジタル導入で終わらない「DX」とは

古川

データの活用が、業務効率アップや売上増につながることはわかったのですが、とくに老舗の企業だと、組織のマインドを変えるのがなかなか大変なのでは?

小田島さん

おっしゃる通りです。

でも、それは私たち自身がそうだったので…誰よりもその大変さと、変革のさせ方をわかっていると自負しています。

それをふまえて、講演では、変革することの重要性や「なぜDXするのか」という考え方、どのように進めると組織を変革できるのか、さらに会社全体に浸透させていくために何をしたのかなど、実践的な内容もお話ししています。

小田島さん

先ほど、来客予測により長期休暇の計画も立てやすくなるというお話をしましたが、ゑびやでは働きやすい環境づくりへの取り組みにも力を入れています。

たとえば福利厚生の一環として、希望する社員は誰でも長期休暇を取得できるようにしています

古川

飲食業って長期休暇を取りづらいというイメージがありますが、それを可能にしているんですね。

小田島さん

それが実現できない原因として、先々の“予測”ができないから、というのが大いにあると思うんです。その点、ゑびやは真逆です。

今や飲食業界は人材不足が深刻な問題となっています。だからこそ、従業員の満足度向上や働きやすい環境づくりが重要なんです。

古川

柔軟な勤務体制や充実した福利厚生があると、従業員のモチベーションも上がりそう。

小田島さん

ほかにも、社員がキャリアチェンジする機会を設けていて、たとえば店舗のスタッフからエンジニアになったり、データを分析しながら商品開発などの業務を行うようになったり。

さまざまな業務に挑戦できる環境を整えています。

「人を大切にする」という姿勢が込められた、ゑびやのミッション・ビジョン・バリュー

古川

でも、いくら成功例を聞いても、「うちの場合は同じようにはいかなそう」という企業もいませんか?

小田島さん

そんなときは、遠慮せず何でもご質問ください!

参加型の講演なので、ただ話を聞くだけでなく、積極的に参加していただけます

講演中は匿名で質問できるので、それぞれの関心が高い内容や疑問点、「自社ならどういうふうに活用できるか」など、気になったことをリアルタイムで詳しく聞いていただくことが可能です。

参加型というだけあり、参加者が聞きたい内容をアンケートで聞いているそう

小田島さん

私たちの経験をもとに、各企業さまの状況に応じた実践的なヒントをお伝えしていきます。

講演でお伝えする内容も更新していきますので、効率的で収益性の高い経営をしたい経営者さま、自社の業務を変革したいご担当者さまは、ぜひご参加ください!

小田島さんの“タメになる話”を動画でもチェック!

集めたデータは、結局「どう」使うかが重要ということ。

「もっと効率よい方法がある気がする」「ムダな人件費を払っている気がする」「お客さんが来なくて困っている」など、店舗の運営に悩みがある方は、一度講演会に参加してみては?

〈執筆=吉河未布/編集=古川裕子〉

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