企業インタビュー
ものづくりへの圧倒的自信とこだわりを“オープン”に。ふるさとチョイスが「SHIRO」の工場を社会科見学!
「お礼の品」の製造工程を全部見せ!
新R25編集部
すっかり定番となった「ふるさと納税」の魅力のひとつがお礼の品!
その地域ならではのアイテムも数多くあるため、各地でこだわり抜いて生産された“逸品”と出会うきっかけになるかもしれません。
そこで企業トピでは、お礼の品・自治体の掲載数日本一*のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」とタッグを組み、新企画「オトナの社会科見学」を始動!
普段は見ることができない“お礼の品の製造工程”を社会科見学し、その様子をふるさとチョイスの担当者さんにレポートしていただく企画です。
第一弾となる今回の舞台は、北海道砂川市にある「みんなの工場」。
実はこの工場、知っている方も多いであろう“あの人気ブランド”の本拠地なんだそうで…!? オトナの社会科見学、早速スタートです!
〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉
※ 2022年9月 JMRO調べ
あの人気ブランドの工場に、ふるさとチョイスが潜入!
「ふるさとチョイス」担当者
緑と水辺がひろがる自然美あふれるまち・北海道砂川市。
実は砂川市は、“あのコスメティックブランド”の創業の地としても知られています。
石川
「SHIRO」だ! 今すごく人気ですよね。ディフューザーを愛用していて、今は「キンモクセイ ハンド美容液」を使ってます。
「ふるさとチョイス」担当者
「SHIRO」は北海道砂川市で生まれた自然派コスメティックブランド。
北海道の原料を中心としたこだわりの自然素材を使用し、製品の企画から製造、販売までトータルで行っています。
今回の社会科見学の舞台は、「SHIRO」創業の地・砂川市に構える「みんなの工場」です。
「ふるさとチョイス」担当者
実はここは、小学校の跡地。
「SHIRO」の工場の規模拡大にあたり、さまざまな土地を訪ねて新工場の建設地を検討したそうなんですが、なかなかピンと来なかったようで…
そこで砂川に小学校の跡地があることを思い出して訪ねてみたところ「ここだ!」と思えたんだそうです。
石川
「みんなの工場」という名前もユニークですね。
「ふるさとチョイス」担当者
働く人も、まちの大人も子どもも、みんなが集まれる工場にしたいという想いから「みんなの工場」と命名されたそうなんです。
建設前から「みんなのすながわプロジェクト」を立ち上げ、地域の方々と意見交換会やワークショップを開催しながらオープンの準備を進め、2023年4月28日にオープン。
そんな「みんなの工場」でどんなことが行われているのか、レポートさせていただきます!
「みんなの工場」ってどんな施設?
「ふるさとチョイス」担当者
入口を抜けると、天井が高く、明るくて開放的な空間が広がっています。
建築面積は約3,000平方メートル。かなり広大です
石川
お、おしゃれすぎる…さすが「SHIRO」…!
ガラス張りを隔てて、実際に製品が製造されているんですか?
「ふるさとチョイス」担当者
はい! “開かれた工場”というコピーの通り、工場内がすべて丸見えになっています。
工場エリアは研究開発室・素材の前処理室・調合室・充填室・包装室という5つの空間で構成され、製品づくりのすべての工程を見られるつくりなんですよ。
「ふるさとチョイス」担当者
入口横には、SHIROの店舗・砂川本店もあります。
店舗内には、自分だけのオリジナル香水をつくることができる「ブレンダーラボ」もあります。その体験レポートは後ほど!
「ふるさとチョイス」担当者
店舗の反対側には、大テーブルを設置したラウンジやライブラリー、カフェなどがあります。
ライブラリーには1300冊の本が並び、好きな場所で自由に読むことができるんです。
これは一日中居れる場所だ…
「ふるさとチョイス」担当者
さらに、 店舗スペースの隣を見上げると空中にキッズスペースが。
「ふるさとチョイス」担当者
天井一面に張られたジャングルネットの上は、大人も子どもも好きに動き回ることが可能。
店舗スタッフの古いユニフォームを再利用してつくられた吸音材が天井に設置されているので、多少騒がしくしても問題ないんだそうですよ。
石川
そんなところまで配慮されているんですか…! 本当に“みんな”のための工場なんですね。
工場内に潜入すると、妥協なき手作業の数々が…!
「ふるさとチョイス」担当者
ガラス張りの工場の中も見学させていただいたので、その様子もレポートします!
①:厳選された原料の「前処理」
「ふるさとチョイス」担当者
工場では日によって製造する製品が変わるそうなんですが、この日は「がごめ昆布シリーズ」や「酒かす米ぬかシリーズ」の製造が行われていました。
酒かす米ぬか化粧水(左)がごめ昆布美容液 (右)
「ふるさとチョイス」担当者
がごめ昆布シリーズは、「SHIRO」が日本の自然素材を使って最初に開発した製品。「SHIRO」のものづくりの原点とも言える代表的なスキンケアラインです。
がごめ昆布を使用したスキンケアの特長は、なんといってもその強いとろみ。すぐれた保水力で肌を乾燥から守り、ふっくらとしたハリのある肌に導いてくれます。
この日の工場では、がごめ昆布の「前処理」が行われていました。
「ふるさとチョイス」担当者
漁師さんからがごめ昆布が届いたら、まずはチップ状にカットして洗浄・乾燥。そのあと、水に漬け込みエキスを抽出します。
エキスを抽出したとろみ水を、ざるで昆布から漉したものが、美容成分たっぷりの「がごめ昆布美容液」になるんだそうです。
写真からもとろみが伝わってきます。製品化されるほぼすべての工程が、熟練の職人さんたちによって丁寧に手作業で行われているんだそう
「ふるさとチョイス」担当者
別の作業スペースでは、米ぬかエキスの搾り作業が行われていました。
石川
機械でやるのかと思いきや、まさかの手搾り…!?
「ふるさとチョイス」担当者
ぬかの粒子を残さず肌に浸透しやすいテクスチャーを抽出するためには、液体すらも通しづらいほどの目の細かい素材で濾過しなければならないそうで…
手搾りで力を調整しながらでないと抽出が難しいようです。
機械であれば倍以上の生産量が見込めるにもかかわらず、妥協せず手搾りにこだわるその姿勢に、「SHIRO」の製品の良さと人気の理由が詰まっていますよね。
②:調合、充填、包装を経て出荷
「ふるさとチョイス」担当者
素材の処理が終わったあとは、処方通りに調合された化粧品をボトルに充填し、最終チェックへと進んでいきます。
「ふるさとチョイス」担当者
計量からボトルに傷や汚れがないかの確認まで、スタッフさんがすべてひとつひとつ丁寧に行っていました。
1本の化粧水、美容液が完成する工程が「みんなの工場」内ですべて完結しているので、素材の処理から充填までがスピーディに終わり、フレッシュな製品をお届けできるんだそう。
「ふるさとチョイス」担当者
工場で働くスタッフさんいわく、「目の前で製品を選んでいるお客さまを見ながらの作業になるため、ものづくりに対する責任感と、本当にいいものをつくって届けたいという想いはより強くなった」そうなんです。
石川
この手作業の様子も、すべて外から見えるってことですもんね。
ということは、技術や製造方法を真似されてしまう可能性もあるんじゃ…?
「ふるさとチョイス」担当者
私もそう思って聞いてみたのですが…
「長年培ってきた技術やベストの調合などは、ここで見るだけで真似できるようなものではないのでそこは心配していません。たとえ真似されても、我々はその先に進めばいいだけ」とのことでした。
自分たちの製造技術や製品に対する、圧倒的な自信を感じますよね。
カッコよすぎる返答。たしかに、この熱意は誰にも真似できないのかもしれません
“自分だけの香り”がつくれる「ブレンダーラボ」も体験!
「ふるさとチョイス」担当者
さらに…自分だけのオリジナル香水がつくれる「ブレンダーラボ」も体験させていただきました!
まずはボトルのサイズと香りのタイプを選び、8つの香りをテスターしながら、ブレンドする香りを決めていきます。
■エシカルボトルのサイズ
40mL(4,180円)
80mL(5,170円)
■香りのタイプ
しっかり香るオードパルファン
ふんわりと香るボディコロン
■選べる8つの香り
・サボン
・ホワイトリリー
・ホワイトティー
・アールグレイ
・キンモクセイ
・フルーツブーケ(砂川工場限定)
・過去の限定フレグランス2種(季節に合わせて変動)
「ふるさとチョイス」担当者
自分の好みが分からなくても、担当のスタッフさんが「さわやか」「甘すぎない」「フローラル」などのキーワードから香りをおすすめしてくれるのでご安心を。
お好きな香りを選んだら、香料をスポイトで吸い上げてボトルに入れます。
最後にアルコールを注いでしっかりとボトルを振り、香料の配合を自分で記したレシピシールを貼って完成!
完成したものがこちら! ボトルはリユースされたエシカルボトルです
石川
これは贅沢ですね…! やってみたい…
「ふるさとチョイス」担当者
たった15分ほどで手軽に自分だけのオリジナル香水がつくれるので、私も想像以上にテンションが上がっちゃいました(笑)。
みんなの工場が取り組む“3つの循環”
石川
「みんなの工場」、めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか…! お話を伺うだけで行ってみたくなってきました。
「ふるさとチョイス」担当者
楽しいだけでなく、地域社会や地球環境に配慮した“循環型”の施設であることも「みんなの工場」のすごいところなんですよ。
この“3つの循環”を目指して、地域や地球の環境に与える負荷をできるだけ軽減できるよう取り組んでいるそうなんです。
「みんなの工場」の“3つの循環”
「水の循環」
化粧品の製造工程で出た工場排水は、リサイクル槽で浄化して工場のトイレ用水で再利用。その後は浄化槽で浄化し、施設内にある「浄化池」に溜めてより自然の水に近い状態に戻してから石狩川に放流する
「森の循環」
地元砂川の在来種を保護し育てる「種ワークショップ」を開催。地域の人々と一緒に育てた苗を植えたり、広場には自生している在来種の草を残したりと、この地の自然と共生する環境がつくられている
「食の循環」
製造工程で出る残渣やカフェから出る生ゴミ、施設内の落葉などをコンポストで堆肥にし、土づくりに活用。その土で野菜づくりにも挑戦しており、いずれは育てた野菜をカフェで提供したり施設内で販売することを目標としている
“開かれた工場”で生まれた逸品を、ふるさと納税で堪能!
「ふるさとチョイス」担当者
「SHIRO」の製品に使用する原料は、社内のスタッフさんが実際に日本各地に足を運び、生産者さんと話をしながら選んでいるそうです。
先ほど紹介した「がごめ昆布」は函館の海から。「米ぬか」は石川県能登半島で自然循環型農法でつくられた「コシヒカリアモーレ」から生まれたもの。
米ぬかと合わせる「酒かす」は、北海道栗山町の老舗酒造メーカー・小林酒造の純米酒かすです。
石川
原料選びにそこまでこだわっていたとは…知りませんでした。
「ふるさとチョイス」担当者
「育てた人の顔が分かる上質で安心な素材しか使用しない」というこだわりは、そのまま「SHIRO」の製品に対する信頼とつながっています。
ほとんど天然成分で構成されているので、レシピを公表したら家庭でも作れちゃうかも、と施設長の武田さんは笑っていましたが…
その背中には、長年の研究と試行錯誤のうえに完成した“神配合”は絶対に真似できないという自信がみなぎっていました。
石川
製品に自信があるからこそ、すべてをオープンにできるんですね。
「ふるさとチョイス」担当者
まさにそうですね。「開かれている」ということは、「安心できる」ということ。
逃げも隠れもしない、製造シーンを見られて困るようなものはつくらない、という意思表明と覚悟を感じました。
広告を展開していないにもかかわらず、口コミでここまでの人気を獲得したというストーリーにも納得です。
「ふるさとチョイス」担当者
そして、工場を見学しながら強く感じたのが…
地域やまち全体とつながり、人やものと出会い、みんなで生きる場所をつくっていく「まちづくり」がしたいんだという想い。
自分たちが暮らす場所をよりよく、楽しく、気持ちよくしていきたいという強い想いが根底にあるからこそ、徹底的に「開かれた工場」「そこに在り続ける、循環しながら持続できる工場」であることを目指しているんだと感じました。
その姿が本当に頼もしく、これからの時代を担っていく企業のあるべき姿を見た気がします。
「ふるさとチョイス」担当者
「SHIRO」のこだわりが詰まったアイテムは、ふるさと納税のお礼の品としてもみなさまにお届けしています。
ふるさとチョイスには、「SHIRO」のように全国各地でこだわり抜いて製造されたお礼の品が揃っていますので…
まだ見ぬ名品に出会うきっかけとして、ふるさと納税をご活用いただけたらうれしいです!
「まちづくり」や「復興支援」など、寄付金の使い道を選べるのもふるさと納税の魅力のひとつ。
“お礼の品をもらえる”だけでなく、“地域を応援する手段”としても魅力的な制度ですので…
ぜひふるさと納税を通じて、砂川市の“みんな”を支える「SHIRO」を応援してみてはいかがでしょう?
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