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規格外の野菜を“パウダー”として最大活用。現役臨床心理士のアトツギが、野菜の廃棄問題に立ち向かう!

規格外の野菜を“パウダー”として最大活用。現役臨床心理士のアトツギが、野菜の廃棄問題に立ち向かう!

子育て中のママに大人気!

新R25編集部

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大分県に拠点を置く「Oita GROWTH Ventures」。事業成長を志向している起業家・第二創業者の方を対象に、さらなる事業成長を支援するアクセラレーションプログラムです。

令和5年度には、5名の起業家が同プログラムに採択されたそう。個性豊かな5名の起業家たちの、取り組みや想いをご紹介!

今回登場するのは、株式会社村ネットワーク 代表取締役社長 應和春香さんです。

〈聞き手=森久保発万(新R25編集部)〉

現役臨床心理士が、家業を継ぐ覚悟を決めたワケ

應和さん

私が代表取締役社長を務める「株式会社村ネットワーク」は、元々は20店舗ほどの飲食店を経営をしていた父が、野菜の加工を担う会社として立ち上げた会社です。

主力商品である、パウダー野菜「VEGEMARI(ベジマリ)」は、当初は離乳食として支持していただいてきましたが、現在では離乳食だけでなく、子育て世代の女性を中心に売れ行きが好調。

人気のニンジン・ホウレンソウ・カボチャは、それぞれ月に200袋のご注文をいただいています。

森久保

應和さんは、いつかは家業を継ごうと考えていたんですか?

應和さん

いえ、そんなことはなくて…元々は臨床心理士になるために、広島の大学や大学院に進学しました。

卒業後は地元の大分県に戻り、臨床心理士としての経験を積んできました。実は現在も、週に1回は病院で勤務しています。

2017年に出産し、それをきっかけに、家業である村ネットワークに入社することになったんです。

森久保

臨床心理士から「野菜」に…かなり大きなキャリアチェンジですね。

應和さん

そうなんです。当初は「商売=モノを売りつける」と、心理とは正反対の位置にあるものだと思い込んでいて…このままだと心理士の仕事ができなくなるんじゃ?と、不安に思っていました。

でも…事業に携わるうちに、野菜の加工が大分県の余剰野菜問題を解決し、それが農業経営者の支援になっていると強く実感したんです。

さらに、私自身の心理士としての経験・ママとしての経験を活かせば、子育てに悩みを抱えるママの助けにもなれるかもしれない

そう考え、「べジママ事業」を新設。これまでの臨床心理士の経験をここで活かしたいという想いが芽生え、事業継承をする覚悟を決めました。

子育て中のママにゆとりを。規格外野菜を活用した「VEGEMARI」

森久保

「余剰野菜問題」というのは…?

應和さん

野菜には「規格」という基準があり、たとえ味に問題がなくても、規格に合わないと価値が下がったり、販売できなくなったりしてしまうんです。

さらにフードロスなども深刻化し、全国では年間500万トン以上の野菜が廃棄されていると言われています。

森久保

そんなに…!

應和さん

当社ではもともと、規格外品もカット野菜として積極的に扱ってきました。

カット野菜の場合、消費期限は冷蔵の真空状態で5日ほど。

しかしパウダー野菜「VEGEMARI(ベジマリ)」なら、常温で2年も保存できるんです。

應和さん

大分県産の厳選された野菜を、低温乾燥・水冷式石臼を用いて粉状に。

野菜本来の色・香り・おいしさを最大限に引き出すことを追求した、自慢の商品です。

公式サイトでは、「べジマリ」を活用したレシピも公開中。子育て中のママでも、パウダーを使って手軽にさまざまな料理を作れます。

”ただ手を抜く、楽をする”ではなく、”大切なひとのことを想い考える”ような、自分にゆとりを持つためのツールとしてご活用いただけたらうれしいですね。

應和さん

私たちが目指すのは「野菜の規格をなくす 〜おやさい多様性〜」。

実は日本には、約70社ほどの野菜パウダー製造業者が存在するのですが…残念ながら、いまひとつ文化としては根付いていません。

そこで私たちは、「べジマリ」のターゲットを子育て中のママに絞ることに。

私自身も母であることや、約2,000件もの相談を受けてきた臨床心理士でもあるという強みを活かし…

今後も自社ECサイトなどを活用し、子育ての体験談や情報、パウダー野菜への想いを伝えていきたいと考えています。

「Oita GROWTH Ventures」で感じた“自分の核”

森久保

應和さんは、大分県の起業家を対象に、さらなる事業成長を支援している「Oita GROWTH Ventures」のプログラムを受講されたと聞きました。

すでに数回メンタリングを受けていらっしゃるそうですが、いかがでしたか?

應和さん

期待以上のことをしてもらっています

こういうプログラムってガチガチに組み上げられていて、こっちがそれに合わせなくちゃと窮屈に思えたりするんですけど…

「Oita GROWTH Ventures」は、すごくさりげなく支援をしてくれるんです。

”支援してます”というのを前面に出してないのに、一番核となる提案をしてくれる。自分のスピードとか、やりたいことを常に優先してもらえてる感じがします。

そこにフィット感を感じているので、最後はこのプログラムを通して、自分がこう変われましたという提示をしたいなと思っています。

私たちにとっても他人事ではない「余剰野菜の廃棄問題」。大分から全国に、野菜の“多様性”を認める文化が浸透する日も、そう遠くはないのかもしれません…!

株式会社村ネットワークも採択者の一人である、大分県アクセラレーションプログラム「Oita GROWTH Ventures」では、2023年3月1日(金)に成果発表としてOita GROWTH Ventures DEMODAYを開催予定。

ご興味のある方は、ぜひ公式HPをチェックしてみてください!

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