ビジネスパーソンインタビュー
フリーターから正社員になるには?
フリーターにおすすめの転職エージェント7選。利用者とプロが30社以上を徹底比較
新R25編集部
【知りたい情報はなんですか?】
※クリックで該当箇所に飛びます
新R25転職は、転職エージェントの実態に精通した方々にご協力いただき、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職エージェントについて調査しました。
今回は多様な転職エージェントのうち、特にフリーターにおすすめなものを厳選してご紹介します。
調査に協力してくださったのはこちらの2名。
お二方には、おすすめの転職エージェントについてだけではなく、選び方や登録する際の注意点、フリーターの転職を成功させるコツについても教えていただきました。
〈聞き手=SYO〉
転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう
専門家への取材や利用者への調査をふまえると、転職エージェントは複数登録するのがおすすめです。
それには3つの理由があります。
①転職エージェントの利用は無料
②登録するサービスより担当アドバイザーがキモ
③違うタイプのサービスを使うと視野が広がる
なのでまずは3社ほどのサービスに登録してから、アドバイザーとの相性などをもとに厳選すると良いでしょう。
実際に複数の転職エージェントを利用したことがある人に、アンケートをとりました。(サンプル数:807人)
【総合型】フリーターにおすすめの転職エージェント
小林さん
正直なところ、総合型は大手であれば抱えている求人案件が似ているので、どれもそれほど大きく変わりません。
なのであまり考えすぎずにいくつか登録して、アドバイザーを相対的に比較するのがおすすめです。
松本さん
あえていうなら、社風はアドバイザーの個性にも影響しているかもしれません。
なので一般論として「どういうアドバイザーが多いか」は頭の片隅に入れておくといいでしょう。
厳選はNG!?1128人が選ぶおすすめ転職エージェント&プロが語る選び方|新R25転職
活用法や“コロナ”の影響も解説
総合型の転職エージェントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
松本さん
フリーター歴が長い方の場合、まれに大手総合型の転職エージェントに登録を断られてしまう可能性があるので注意しましょう。
なぜなら、大手で扱っている求人案件は正社員経験者向けのものが大半で、フリーター歴が長いと紹介できる求人案件がないと判断される場合もあるからです。
SYO
その場合、転職エージェントの利用は諦めるしかないんでしょうか…?
松本さん
そんなことはありません。未経験者向けの「特化型」転職エージェントなら、フリーター向けの求人案件もたくさん紹介してもらえます。
SYO
総合型とはどう違うんですか?
松本さん
抱えている求人案件の種類と、アドバイザーの知識が違います。
フリーターや未経験者に特化した転職エージェントの場合は、書類の書き方や面接対策について、過去の実績を踏まえてアドバイスをしてもらえます。
アルバイトと正社員の面接はまったく違いますが、正社員としての就職・転職経験がないとその違いがピンとこないはず。
だからこそ、転職エージェントのサポートを受けることは必須だと思います。
さらに、未経験者向けの転職エージェントの場合、応募した時点で書類審査通過が確約されるサービスもたくさんあります。
選考プロセスをショートカットできるので、利用しない手はないでしょう。
フリーター・既卒・第二新卒に特化した転職エージェント
松本さん
10〜20代の未経験者に絞った特化型のなかでは最大規模の求人案件数で、ハローワークやほかの転職エージェントでは扱わないような中小企業の求人案件まで揃っています。
アドバイザーのサポートが丁寧なおかげか、公式サイトによると内定率は80%。登録者の多くが、2週間から1カ月という短期間で就職を決めているようです。
とにかく短期間で就職(転職)したい未経験者にはうってつけのサービスです。
就職Shopの評判は? 1128人へのガチ調査をもとに、業界のプロ達が特徴を解説|新R25転職
未経験から正社員を目指したいなら必見
就職shopについては、こちらの記事でも解説しています。
松本さん
10〜20代の未経験者に絞った特化型のなかでは最大規模の求人案件数で、ハローワークやほかの転職エージェントでは扱わないような中小企業の求人案件まで揃っています。
アドバイザーのサポートが丁寧なおかげか、公式サイトによると内定率は80%。登録者の多くが、2週間から1カ月という短期間で就職を決めているようです。
とにかく短期間で就職(転職)したい未経験者にはうってつけのサービスです。
松本さん
IT・ゲーム業界への転職に強い特化型の転職エージェントです。
業界を絞っているだけあって、精通したアドバイザーがサポートしてくれるため、選考の通過率が高まることが期待できます。未経験からIT業界を目指したいなら登録必須です。
自分の転職活動の進捗状況がひと目でわかる専用アプリ「eコンシェル」が、利用者からも使いやすいと好評のようです。
フリーターが転職エージェントを使うべき3つの理由
SYO
フリーターから正社員への転職を目指すときに転職エージェントを使うメリットはなんですか?
松本さん
まず1つは、転職の理由を明確にできることです。フリーターや第二新卒・既卒の場合、転職・就職の理由はハッキリせず、もやもやしている状態が普通です。
転職エージェントに所属するキャリアアドバイザーに悩みや希望を聞いてもらいながら、潜在的な強み・弱みなどの棚卸をし、転職理由や志望動機なども整理できるのがメリットです。
また、その希望に合わせて求人票だけではわからない情報も教えてくれます。そうすると入社後のミスマッチを防げますよね。
SYO
一人だと苦労するので、ありがたいですね。
松本さん
2つ目のメリットは書類選考や面接が通りやすくなることです。そもそも相性のいい求人案件を紹介してもらえるのに加えて、選考対策もしてくれるので、選考の通過率が格段にアップします。
はじめての転職(就職)を目指すフリーターの場合は特に、プロであるアドバイザーのサポートを受けることで安心して転職活動を進められるはずです。
フリーターから正社員への転職で必ず聞かれる「3つの質問」
SYO
最後に、フリーターから正社員への転職を成功させるために必要なことを教えてください!
松本さん
まず、アルバイトと正社員の面接はまったく違います。事前にしっかり面接の準備をし、聞かれた質問に明瞭に答えられるかどうかが転職成功のカギとなります。
フリーターの方が面接で必ず聞かれる質問が3つあるので、その質問に沿って解説します。
質問①:「なぜフリーターをしていたか?」
松本さん
1つ目の質問は「フリーターをしていた理由」についてです。
これは、回答が大きく2パターンに分かれると思います。まず1つは、ミュージシャン、俳優、お笑い芸人などを目指していて、時間の融通を効かせるためにフリーターをしていた場合。
この場合は、目指した目標に向けてどんな困難に立ち向かい、努力を続けていたかを素直にアピールしましょう。企業側は逃げずに長く働ける人材を求めているので、これまでの努力と根性が伝われば信頼を勝ち取れます。
ただし、熱弁しすぎるのはNG。努力した内容を長々と話しすぎると、言い訳っぽく聞こえてしまう危険があります。
ビジネスの世界では結論から単的に話すことが求められるので、事前に練習しておくといいでしょう。
SYO
なるほど。もう1つのパターンというのは?
松本さん
特にやりたいことがないまま、なんとなくフリーターになってしまったパターンです。この場合は、企業側に「この人は就職してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と思われてしまう可能性が否めません。
「一生懸命やります!チャレンジさせてください!」という言葉だけで信頼してもらえるとは限らないので、口先だけでなく事実を語るのが大切です。
フリーター時代の上司や同僚から「あなたのこんなところが優れている」という推薦文を複数集めておき、具体的なエピソードを交えて自分の強みをアピールできるといいですね。
質問②:「なぜ、我が社で正社員を目指すのか?」
松本さん
2つ目の質問は、その企業を選んだ理由についてです。
正社員採用の場合は、企業にとって価値のある人材であることが採用の要となります。フリーターとしての経験を踏まえて、自分が提供できる価値を簡潔に伝えましょう。
ここで大切なのは、自分よがりなアピールではなく、企業側の希望に沿った回答をすることです。
応募先の求人票を読み込み、相手の立場なら人を求めているかな? と仮説を立て、いくつかパターンを用意しておくといいでしょう。
SYO
でも、フリーターの経験から正社員への就職に役立ちそうな答えを用意するのは結構難しくないですか?
松本さん
これまでの経験を因数分解すれば、何かしらのアピールポイントは見つかるはずです。
たとえば、バンドでリーダーを担当していたなら「個性の強いメンバーをまとめるリーダーシップ」とか、チケットを売るために試行錯誤していたなら「マーケティングと地道な努力」とか。
伝え方次第でどんな経験もアピールポイントになりますので、これまでの経験をできるだけ細かく洗い出しましょう。
質問③:「最後に、何か質問は?」
松本さん
意外と重要なのが、最後に面接官から投げかけられる「何か質問はありますか?」です。ここで何も言わないと「興味がない」と思われてしまうので、 必ず質問をしましょう。
SYO
フリーターの場合、どんな質問をすればいいんでしょうか?
松本さん
「これまでの経験のほかにどんなことを学べば、より御社に貢献できるでしょうか?」など、その会社で働く前提で質問を用意しておくといいですね。積極的に学ぶ姿勢をアピールすると、本気度が伝わるのでおすすめです。
逆に、有給や福利厚生について聞くのはNG。大事なことではありますが、自分の都合しか考えていないと捉えられてしまいます。これらのことは、内定をもらった段階で確認するといいでしょう。
フリーターへのサポートも期待できる転職エージェント。
気になる転職エージェントにいくつか登録すると、理想の転職・就職が実現できるかもしれません。
Embedly〈取材・文=SYO(@syocinema)/編集=石川みく(@newfang298)〉
【参考資料】
・内閣府
「多様化する職業キャリアの現状と課題」
「転職が得になる国、ならない国」
「転職しても不利にならない柔軟な労働市場」
・総務省統計局
「労働力調査(基本集計) 2021年(令和3年)9月分結果」
・厚生労働省
「都道府県労働局」
「新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)」
「働き方改革特設サイト」
「働き方・休み方改善ポータルサイト」
「
若年者雇用に関する参考資料」
・経済産業省
「
大都市圏の早期離職者等と地方の中堅・中小企業とのマッチングを促進するための新たな取組と政府等による関連支援策等について
」
「求人サイトの活用に関する政府からのご連絡」
「ジョブカフェ」
・WHR
「The
World Happiness Report 2021」
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