企業インタビュー
「丁寧に暮らす人」だけのものじゃない!あなただけのハーブに出会える、フランス仕込みの「相談型薬店」に注目
薬とも病院とも違う、メンテナンスの新常識
新R25編集部
病院に行くほどではないけれど「体のことが気になるな…」と思ったとき、みなさんは何をしますか?
とりあえずインターネットで情報を探したり、食事や運動について見直したり、サプリメントを調べてみたり…。
方法はたくさんありますが、情報が溢れる現代で「自分にとってベストな方法」を見極めるのは正直大変ですよね。
そんな“健康迷子”の方に知ってほしいのが、ドラッグストア フィトリート(Dgs Phytreat)。
ただのドラッグストアではなく、体調に合わせて自分だけのハーブを調合してくれる薬店…とのこと。
ハーブと聞いて「“丁寧な暮らし”ね。自分には関係ないか」と思った方、ちょっと待ってください。
薬剤師・植物療法士であり、ドラッグストア フィトリート(以下:フィトリート)のオーナーを務める梅屋香織さんいわく、丁寧な暮らしとは無縁の方にこそ知ってほしい”ハーブの魅力”があるそうで…!?
〈聞き手=小池千加奈(新R25編集部)〉
フランスで学んだ、ハーブの本当の魅力
梅屋さん
フィトリートは、原宿に店舗がある“相談型の薬店”です。
漢方薬やハーブ、薬草をはじめとし、そのほかにも精油、植物オイル、芳香蒸留水などの植物由来のアイテムを揃えています。
とくにハーブは常時150種類以上用意していて、オリジナルブレンドが作れるんですよ。
お店に並ぶハーブたち
小池
150種類…!
どうしてこんなにたくさんのハーブをお店に揃えているんですか?
梅屋さん
それについては私の「ハーブとの出会い」からお話ししますね。
私は大学卒業後、薬剤師として10年間ほど調剤薬局で働いていたんです。
大勢の患者さんに出会い、いろいろな現場を経験させてもらって、仕事が本当に大好きだったんですが…
自分の限界を知らなかったせいで、体調を崩してしまって。
小池
頑張りすぎてしまったんですね…同じような経験をされた方も多い気がします。
梅屋さん
そうですね。日々お薬を受け取る方々を見ていたため、世の中には私以上に無理をしている人がたくさんいるんじゃないかと感じました。
でも、その時の自分が薬剤師として対処できるのは、体が悲鳴をあげてから。
けれど本当は悲鳴があがる前に、じわじわと体の中で不調のサインが出ているはずなんですよ。
決定的に悪くなってしまう前の段階でも、何かできることがあるんじゃないか? と思ったんです。
梅屋さん
そんな折に出会ったのが、ハーブなどを使う「植物療法」。
そのルーツがフランスにあると知り、「これだ!」と思って…薬剤師を辞めて渡仏を決めました。
小池
薬剤師を辞めてまで! すごい行動力ですね。
梅屋さん
海外旅行すらほとんど行ったことがなかったので、我ながらすごいなと思います(笑)。
フランスの大学で植物療法を学んだり、「エルボリストリ」という現地の“薬草専門店”で4年ほど働いたり。トータルで9年間ほどフランスにいました。
小池
エルボリストリ、初めて聞きました。現地の「ハーブ屋さん」という感じなんでしょうか…?
梅屋さん
たしかに売っているものはハーブなどの薬草が中心なんですが、どちらかというと「健康のためのメンテナンスや、時には病の治療の補完について」の相談場所というイメージが近いと思います。
じっくりと時間をかけた体のメンテナンスを目的としていて、植物療法の知識を持ったスタッフが、1人ひとりの相談に応えます。
体や病気の知識がたくさん集まるエルボリストリは、現地の人にとっては“頼れる場所”なんです。
現地のエルボリストリでは壁いっぱいにハーブと薬草が並んでいるそう
梅屋さん
私も植物療法士として、お客さまの健康状態を把握し、適したハーブなどを案内していましたが…
対応する人数は、1日60人以上におよぶこともありました。それくらい、フランス人にとっては身近な存在だったんです。
そんなエルボリストリのように、気軽に頼れて、ハーブを身近に感じられる場所を日本にも作りたいと思い、ハーブや薬草が集結する専門店をつくりました。
小池
ちなみにハーブはどう使うんですか…?
梅屋さん
ハーブティーとして使うことが多いです。
ただ、日本の一般的なハーブティーのイメージとは違って、現地では無造作に紙袋に詰められたハーブをドサッと豪快に使います。
飲み方も1杯ずつポットに入れるのではなく、お鍋でコトコト煮て飲むのがフランスでは主流です。
日本のみなさんにもぜひ、”メンテナンスのための飲み物”のひとつとして、生活に取り入れてみていただきたいですね。
小池
ハーブティーって、おしゃれなカフェにあるただの美味しい飲み物じゃないんですね。
梅屋さん
そういうイメージですか?ハーブティーは美味しくないと思っていた、と言われることも結構あるんですよね…
体の状態に合わせてこそ、より美味しく飲めると思っているのでパーソナルな調整を重視しています。
ハーブは「丁寧に暮らす人」だけのためのものではありません、忙しく日々を駆け抜けるビジネスパーソンにこそ取り入れて欲しいんです。
ハーブは薬ではないからこそ、日常的に体と心と向き合うための手段になると思っています。
フィトリートはハーブを知らない人にとっても“日常的に相談できる場所”になることを目指しているんです。
“あなたのため”のハーブ探しをお手伝い
小池
150種以上のハーブのなかから、オリジナルブレンドを作るとのことですが…どうやって選べばいいんでしょうか?
正直ハーブの知識はゼロなんですが…
梅屋さん
そこはもちろん、ご安心ください!
お客さまのお悩みやご要望に寄り添う植物を私たちからご提案するので、ハーブについての知識は一切いりません。
ストレスやホルモンバランスの不調、不眠、生理痛など、どんなお悩みも対応させていただきます。
お店のカウンターで1人ひとりカウンセリングしてもらえます
梅屋さん
10種類ほどのハーブをブレンドしてハーブティーを作れる「ティザンヌブレンドオーダー」では、お客さまの状態にぴったりの配合を提案します。
店頭で細かくヒアリングをしながら、それぞれの不調に合わせてハーブを選びブレンドするので、1つとして同じ配合はありません。
カウンセリングと調合を含めて20分ほどで完成。お値段は一律5,900円(100g)です。
梅屋さんが「これがなきゃお客さまも私も困る」と思うハーブをセレクトし、調合しているそう
小池
完全オーダーメイドなんですね…!
ちなみに、どんなときにハーブティーを飲み始めるべきなんでしょうか?
梅屋さん
「気が向いたとき」…でしょうか。
ちょっと軽すぎると思われるかもしれませんが、それくらい気軽に相談に来てほしいんです。
体調が悪くなってからというより、ちょっとした心や体の変化を整えたいときなど、ご自分の心身のことを意識しはじめたときにこそハーブを使って欲しいんです。
健康診断の結果で気になる点が出てきたときにもおすすめです。
小池
じゃあ…フラッとお店に遊びに行ってもいいんですか?
梅屋さん
もちろんです!
「どれくらいの期間飲みつづければいいの?」という質問もよくいただくのですが…ずっと続けなきゃいけない、なんてことはありません。
気づいたときにちょこちょこ飲んでいただいても大丈夫です。
じわじわと変化が出てくると思います。ケアが積み重なって、いいバランスが保てるようになることもあります。
そしてなによりも、美味しいと感じながら飲めるのがベストです。
細かいことはあまり気にせず、ハーブを気軽に楽しんでいただけたらうれしいです。
小池
かなり気になってきました…お店に行ってみようかな。
梅屋さん
よかったです! ぜひお越しください。
スムーズなご案内のために、ご来店の際にはご予約をおすすめしています。
店舗情報
・営業時間
水曜日〜土曜日 10:00〜18:00
火曜日(完全予約制) 10:00〜17:00
定休日:日・月
・住所
東京都渋谷区神宮前 4-26-27 ルシード神宮前 1F
※営業時間等は予告なく変更になる場合もございます。最新情報はこちらからご確認ください。
梅屋さん
また、お店をより身近に感じてもらうために、アプリもリリースしました。
アプリを使っていただくと、オンラインでブレンドオーダーが可能です。
梅屋さん
気になることは詳しく書き込んでいただくことも可能なので、来店したときのカウンセリングと同じように、些細なお悩みまでご相談いただけます。
▼アプリのダウンロードはこちら
ハーブなど植物由来のものを提案する「ドラッグストア フィトリート」。
病院とも、一般的なドラッグストアとも違う新しいスタイルで、あなたの心と体を良い方向に導いてくれるかも。
お悩みがあるときはもちろん、今よりもっと心地よい生活を送るために、「あなただけ」のハーブを見つけてみませんか?
新着
Interview
究極の座り心地を目指すクッションブランド、本気の開発。新次元の快適さ「 ZABUSHION-プレミアム-」の凄み
NEW
新R25編集部
障害福祉サービスと利用希望者をベストマッチング!理想の生活をトータルサポートする「みんなのふくし」
新R25編集部
介護・福祉・医療従事者に特化した転職サービス「スマビー」が、圧倒的なマッチングを可能にする秘訣
新R25編集部
広告効果が“信用できない”時代にどう戦う? KIYONOが提案する「事業会社が儲かるDX」の全貌
新R25編集部
宮古島観光をアップデート!安心・安全、快適をフル完備した「ルアナレンタカー」が提案する特別な体験とは
新R25編集部
アウトドア業界から誕生した奇跡の調味料「ほりにし」。開発担当者の“はたらくWell-being”は好きなことを仕事にし、辛いときこそ笑顔でいること
新R25編集部