

価値が届く「企業PR」のつくりかたとは?元食べチョクの“ひとり広報”がPRで企業の課題解決に挑む
「“コアな価値”の策定から入ります」
新R25編集部
元「食べチョク」の広報として、界隈ではよく知られている下村彩紀子(しもむら・さきこ)さん。
2023年4月に株式会社しんめを立ち上げ、“広報・PRの力”で企業の課題を解決しています。
しんめ流の価値が届く企業の広報・PRのつくりかたとは…?
〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉
「食べチョク」で実感。広報・PRがもたらす“インパクト”

山田
下村さんはもともと「食べチョク」で広報をされていたんですよね?

下村さん
はい!調達発表前の社員10人のころに入社し、2年ほど“ひとりPR”をしていました。
「食べチョク」時代の下村さん

下村さん
広報・PRって、企業の「事業フェーズ」や、認知拡大・採用応募増といった「目的」によって、やるべき施策が異なるんですが…
「食べチョク」は当時、まだまだ認知度を伸ばしていかないといけない状況で。
認知のためにやれることはなんでもやろうと、年間50本ほどプレスリリースを配信したり、年間5,000件以上のメディア露出をしたりしていましたね。

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下村さん
スタートアップらしく、ブランドづくり・採用・マーケ企画・アライアンス連携・バリュー改訂・カルチャーづくりなど、肩書きを超えていろんな仕事をさせてもらった結果…在籍時の3年半で認知度12%ほどのサービスに成長。
後半の1年半はチームを立ちあげ、PRチームのマネージャー(責任者)としてお仕事をさせていただきました。

山田
“ひとり広報”から2年で責任者に…なぜそこまでがむしゃらにやれたんでしょう?

下村さん
広報・PRの仕事を、心から「面白い」と思っているからです。
だって、マーケティングや採用、投資家コミュニケーションだけでなく、従業員エンゲージメントの改善や、会社やサービス自体の信頼性向上による単価アップ、成約率の改善、省庁や行政との連携強化と…360度から反響が戻ってくるんですよ…!
時間が経てば経つほど、活動が資産化していくんです。
広報・PRが企業にもたらすインパクトがすごい…さすが「会社の顔」です

下村さん
今後も、広報・PRの仕事はさらに求められていくと確信しています。
というのも…今の時代は情報が溢れているので、企業がダイレクトにコミュニケーションをしても届きにくい状況にあって。
ステークホルダーに情報を届けるためには、“第三者がおすすめや代弁をしている状態”をつくることが重要になってきているんです。
それを担っているのが広報・PRだと思っています。
しんめ流!コアな価値が届く広報・PRのつくりかた

山田
「しんめ」では、どのようなサポートをしているのでしょうか?

下村さん
事業フェーズに合わせた企業の課題を、広報・PRで解決するサポートをしています。
いわゆる“広報PR活動の実務”に入る前段階の、そして一般的なPR会社に依頼する以前の、「会社としてPRをどう捉えるべきか、どうあるべきか」「そもそも誰に何を認識していただくべきか」というところから壁打ちに入っていて。
ブランド(会社やサービス)の“コアな価値”の策定からお任せいただいています。

山田
ゼロからブランドをつくるんですね…!どのような流れで構築するんですか?

下村さん
ブランドは「第一想起」が命。
事業やサービスの“価値”を「伝わりやすい言葉・構成」で言語化して、フェーズに合わせて必要な施策をプランニングします。ときには、企画やアライアンスのアドバイザリーをすることもありますね。
施策が決まったら、月に3〜4回ほどやりとりをしながら実行していきます。
施策の例
✔️ PR企画
✔️ イベント企画 ・プレスリリース作成支援
✔️ SNS設計
✔️ noteやオウンドメディアの設計
✔️ メディアプロモート/メディア対応方法レクチャー
✔️ 広報・PRの採用・育成サポート
✔️ 広報・PRにまつわる勉強会の実施

下村さん
最終的には、社内で広報・PRを内製化できる状態になることを目指していますが…
まだ社内体制がない場合、しんめチームで実務を担うプランもあります。

山田
しんめチーム…?

下村さん
戦略設計やマネジメント経験のある広報責任者クラスの方やメディアプロモーターの方。デザイナーやクリエイティブディレクターの方などなど…15名以上のプロフェッショナルとつながりを持っていて。
事業フェーズや「認知拡大」や「採用」といった目的に合わせて、自在にチームを組んで支援しているんです。

山田
柔軟に支援してくれると。それは心強いですね…!

下村さん
お客さまからもうれしい声をいただいています!
サポートを開始して1年足らずで「露出などの広報成果のみならず、事業インパクトとしてわかりやすい成果も目に見えてきて、社内から広報・PRの見られ方が変わってきた」「しんめさんがいなかったら今の会社はない」とおっしゃっていただけるところも出てきていて。
「しんめ」がサポートした企業の一例。お問い合わせは100%を超えているのだそう

下村さん
昨年には、「PR TIMES」を運営する株式会社PR TIMESさん公認の「プレスリリースエバンジェリスト」にも認定いただきました。
これは、“愛と知識と経験を持つPRパーソン”である証ともいえるものです。

下村さん
この称号に恥じないよう、これからも「広報・PRを経営の中枢に」のポリシーを大事に、企業と二人三脚で広報・PRでのインパクトを育んでいきます。
何から相談していいかわからない…という粒度でも、まずはお気軽にご相談ください!
しんめ流の価値が届く「企業PR」のつくりかたは、ゼロからブランドに向き合い、内製化を目指して二人三脚で施策を積み上げること。
広報・PRに力を入れて種をまいておけば、大きな資産となって返ってくるはずです。
「PRをうってもいまいち手応えを感じられない…」という方は、第三者の目を借りて効果的に価値を届けてみては?
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