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英語本来のリズムを“動き”で覚える!子どもがイキイキと楽しく学べる英語教育メソッド「Rhymoe(ライモー)」

英語本来のリズムを“動き”で覚える!子どもがイキイキと楽しく学べる英語教育メソッド「Rhymoe(ライモー)」

メソッドが学べる講座や、オリジナル教材も充実

新R25編集部

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近年のグローバル化や、小学校での英語教育の必修化もあり、「子どもには、幼いうちから英語に触れさせたい」と考える保護者が増えているそう。

キッズ英語といえば歌やダンスで「楽しく自然に身につける」ことを目指す指導法がポピュラーですが…

「日本の英語教材は、英語本来の“弾むような”リズムになっていない!」と感じ、独自のメソッドを確立したのが、一般社団法人英語リズムムーブメント協会代表理事である石川良美さん

リズムに着目した身体で覚える英語教育「Rhymoe(ライモー)」を開発し、そのメソッドを0歳から小学生までの子どもに英語を教えている先生方に提供しているそうです。

石川さんと、ともに新しいPhonics(フォニックス)を共同開発した、Rhymoe Phonicsマスタートレーナーの渡邊いくみさんに、英語をリズムと動きで教える“Rhymoeメソッド”について、詳しくうかがいました。

〈聞き手=青山実央(新R25編集部)〉

英語の弾むリズムに着目した英語教育メソッド「Rhymoe」

石川さん

Rhymoe(ライモー)」は英語の弾むようなリズムに着目した英語教育メソッドです。

英語本来のリズムを持つ音楽や手遊びを使用することによって、自然な英会話力を育てることができます。

青山

リズムに注目した英語教育… はじめて聞きました。

石川さん

私はアメリカに8年間在住し、3人の子どもを現地のシュタイナー幼稚園、モンテッソーリ幼稚園、公立小学校・中学校・高校に通わせ、アメリカの教育現場を体験しました。

その間にダンスフィットネス「Zumba®」と出会い、帰国してからはダンスフィットネス・インストラクター、Zumbaインストラクターとして活動をスタートしたんです。

そんな折、「子どもに英語でダンスを教えてほしい」という依頼を受けて、日本で作られた英語教材の音源を試しに聞いたんですが…ショックを受けました。

青山

ショックとは…?

石川さん

英語本来の“弾けるような”リズムが失われていて…ひと言でいえば「楽しくない、踊れない!」と思ったんです。

英語の弾むリズムで、楽しく踊りながら英語を学ぶ「Rhymoe」

石川さん

それから、さまざまな文献を読み漁りました。

そこで「言葉のリズムの違いを理解する大切さ」と「言葉のリズムは身体の動きを伴う」ことに気づいたんです。「そもそも英語と日本語はリズムが違うんだ」って。

渡邊さん

現在の日本の英語教育では英語のリズムが軽視され、その影響で“日本語っぽい英語”の教材になってしまっているんです。

その“日本語っぽい英語”教材で勉強すればするほど、英語を「理解する」「使える」ということから遠ざかるという皮肉が生まれているんですよ。

青山

たしかに、英語には単語のアクセントのほかに、文章のなかにも強弱がありますからね。

私も英語圏への留学経験があるのですが、「会話」で「伝える」ことにとても苦労しました。

石川さん

まさに、そうなんです。個々の発音ももちろん大事なのですが、文章のリズムを身に着けることも英語を習得するのには必要なことです。

なのに日本には、英語の文章のリズムを身に着けられるような教材がほとんどない。そのために英語が子どもたちにとって「わからない」「学んでも伝わらない」ものになってしまっている。

これに気づいたとき、私はとても歯がゆい気持ちになりました。

ないならば、オリジナルの英語教育メソッドを作ってしまおう、と思い立って生まれたのが「Rhymoe」です。

メソッドのコンセプトであるリズム(Rhythm)、動き(Movement)、英語(English)の3つの頭文字をとって、名付けました。

渡邊さん

私は英語圏の子どもたちがつづりや発音を学ぶときに使う、日本でいう「ひらがな50音」に当たる「Phonics(フォニックス)」を、「Rhymoe」のメソッドに合わせて新しく共同開発しました。

現在の日本に、英語のリズムを軸にした英語教育メソッドはほとんどありません。

でも、英語のリズムを理解し、使えるようになることで、日本人の発音のクセや英語の苦手意識がかなり克服されると考えています

文章の意味と気持ちを伝える言語のリズムの力

青山

そもそも英語の習得に、リズムがなぜ必要なんでしょうか?

石川さん

リズムは「意味のかたまり」や「感情」を伝えるのにすごく重要な役割を果たしていて、学術的にも発音よりもリズムが大事といわれているんです。

聞き手もリズムがあることによって、意味の理解がしやすくなります。

青山

そんな役割があるとは…

渡邊さん

英語のリズムは“モールス信号”的なんです。

青山

モールス信号…?

渡邊さん

文章のなかに弱強のアクセントがあり、しかも、強の部分が等間隔に現れます。

そして、強い部分の音が長い傾向があります。たとえば「Where are you going tomorrow?」と言ってみてください。

青山

Whereare yougoing tomorrow?」 あ、たしかに等間隔…

渡邊さん

対して、日本語は“マシンガン”的なリズムなんです。

音の長さや強さがほぼ同じで、音の高低やイントネーションが重要視されています。

渡邊さん

このように、英語を話すときは英語独自のリズムにのって話すことが大切です。

リズムの違いって、伝え方の違いともいえるんです。だから英語のリズムを知って、英語のリズムで話さないと、どんなに単語や文法が正しくても、なかなか伝わらないんですよ

青山

ただ、それを習得するのってかなり難しいですよね? ネイティブスピーカーと話す機会を増やすのも簡単じゃないし…

石川さん

そこで、身体の動きが大きな役割を果たしていきます

身体の動きには、ダンスのような大きな動きだけでなく、手遊びするときの手・指の小さな動きも含まれます。

言葉を話すときって、ジェスチャーのような手の動きやボディランゲージがセットになることはありませんか?

青山

無意識につけているかも…

石川さん

日本人は会話をするときに、一つひとつの音に合わせて上下に首を振る動きをよくしますよね。

それに対し、英語話者は手のひらを上に向けてクルクル動かすような仕草をしたり、身体を軽く上下にバウンスしたりしながら話すイメージはありませんか?

これらは、その動きをしようと思ってやっているんじゃなくて、言葉を話すときにその言葉のリズムを出すために、無意識に出てくる動きなんです。

つまり、話す言葉と身体の動きは連動しているんです。

だから、英語独自のリズムである“バウンス”の感覚を身に付けることで、英語のリズムが自然と馴染みやすくなります。

渡邊さん

日本語は“マシンガン”的なリズムなので、日本人は一つひとつの言葉や音をしっかり言ってしまうことが多いのですが…

英語圏の方からすると、それが「ぶっきらぼう」 「怒っている」などと誤解されてしまうこともあるんですよ。

英語モードの耳と身体を育て「英語力の土台」を築く

石川さん

もうひとつ、「Rhymoe」のポイントとして、「英語力の土台」を作ることができる点が挙げられます。

青山

「英語力の土台」とは?

石川さん

英語の音やリズムを聞き取る「英語モードの耳」と、英語のリズムを表現する「英語モードの身体」のことです。

子どもの発達段階に応じて作られた「Rhymoe」のメソッドは、この土台をしっかり作ることで、“あと伸び”する英語能力を身に付けられるんです。

石川さん

日本の英語教育はこの耳と身体を育てずに、読み書き能力の向上に重きを置いているように感じていて。

その結果、母語干渉*をうけることになり、カタカナ英語や英語に対する拒否感や嫌悪感につながってしまうんです。

*母語が第2言語学習に与える悪影響のこと。多くの日本人の場合は「日本語」を手がかりに他言語を考えるため、英語学習の妨げになる

渡邊さん

「Rhymoe」では、日本語モードの英語教材と差別化するために、英語圏の音楽・手遊び・絵本を使用します。

リズム・動き・音楽を連動させるアプローチによって、身体に英語がしみこむように自然に英語が身に付く仕掛けを随所に作っているんです。

たとえば、「Fat Cat sat on the mat with a rat.」と、身体を揺らしながらリズムにのって言ってみてください。

青山

「FatCatsaton the matwith a rat.」

おお! “at”の音でリズムがつかみやすい!

渡邊さん

感じていただけました?

こんな感じで、英語モードの耳と身体の土台ができると、将来的に英語がスムーズに聞き取れるうえ、英語“らしい”発音や話し方ができるようになり、感情のこもった会話が可能になります。

石川さん

「Rhymoe」の授業は、初めから終わりまで、子どもが飽きないアクティビティで楽しみながら自然に吸収できるようになっています。

そして土台ができたら、小学校入学前後に音と文字のルールを学ぶ「Phonics」を取り入れ、それ以降の読み書き能力につなげていく、という“習得の流れ”を形成しています。

人間力も育てる「Rhymoe」を多くの人に届けたい

石川さん

「Rhymoe」は、フランチャイズの英語教室ではありません。

あくまでメソッドをお伝えして、それぞれの教育現場の形態やニーズに合わせて導入していただく形です

青山

新規開校の教室だけでなく、すでに開校している英語教室や保育園・幼稚園・小学校の教育現場でも、取り入れることができるってことですね!

石川さん

そのとおりです。

まずは「Rhymoe」を知ってもらう「基礎講座」で、メソッドを体感してください

青山

でもメソッドを知っても、実際にそれを教えられるか不安に思う方もいそうですが…

石川さん

ご自身の指導に取り入れてみたい、と思った英語の先生や教育現場の方には、Rhymoeメソッドを実践するための指導法を学べる、各種トレーニングをご用意しています。

園や小学校、英語教室で実践するためのトレーニングを、必要に応じてご受講ください。

ご自宅でお子さんに教えたい保護者のための「おうち英語講座」や、英語のバウンシングリズムで絵本を読むスキルを磨く「読み聞かせ講座」もあるので、子育て中の方の参加も大歓迎です。

渡邊さん

無料のYouTube動画や、ソングブック、私たちが共同開発した「Rhymoe Phonics(ライモーフォニックス)」など、多岐に渡るオリジナルの教材も用意しています。

また、読み書きはまだ難しいけれど、英語の音と文字の形に親しむ時期の小さなお子さん向けに、ご自宅での読み聞かせに使える絵本「Rhymoe Short Stories A to Z」もありますよ。別冊の解説書がついているので、英語が苦手な保護者の方でもお子さんと一緒に楽しめます。

Rhymoe Phonics紹介ビデオ

渡邊さん

私たちは「Rhymoe 」を「人間教育」だと考えています。

英語教育としてのアプローチだけでなく、教育学、言語学、心理学、脳科学、音楽教育、フィットネスなどの理論に基づいて構築したプログラムを、一人ひとりの個性を尊重しながら、発達段階に応じた指導法で行っているんです。

石川さん

実際に「Rhymoe」メソッドを取り入れた英語教室や保育園の先生方からは、「子どもたちの発音や英語力に大きな変化があった」 「英語力と人間力の高まる活動だった」と高い評価をいただきました。

保育園での取り組み

石川さん

私たちはいつか、「Rhymoe」 のメソッドが文部科学省に採用され、多くの人々にこのメソッドで英語を教えてほしい、そして学んでほしいと願っています。

子どもたちに楽しく英語に触れてもらえる「Rhymoe」は英語力を育てるだけではなく、英語が好きになる工夫も詰まっていると感じました。

「Rhymoe」メソッドは、それぞれの教室の形態やニーズにあった形で導入できるとのことなので、楽しい英語教育を取り入れたい英語教室の先生方や保育園・幼稚園・小学校の教育関係者の方、そして保護者の方は、問い合わせてみてはいかがでしょうか?

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