企業インタビュー
90%以上が即戦力。日本在住×経験豊富な“外国人介護士”が、介護業界に変革を起こす
活躍のワケは“入社後のフォロー”にある
新R25編集部
人材不足の介護業界で欠かせない存在となっている「外国人介護士」。
いま、外国人介護士の方々から「介護の仕事探しならSakula」と認知が広がってきている、株式会社Sakulaという会社があります。
どんな取り組みをしている会社なのか、代表取締役・干泥信隆(ひどろ・のぶたか)さんにお聞きしました。
〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉
この記事はこんな人におすすめ
✔️ 外国人介護士の採用を検討している介護業界の方
✔️ 自分に合った職場で働きたい外国人介護士の方
外国人介護士で、日本の介護業界に変革を
干泥さん
2022年1月に創業した株式会社Sakulaは、特定技能ビザではたらく外国人介護士を支援する登録支援機関を運営している会社です。
「本気で外国介護士の活躍を期待している企業」と「本気で活躍したい外国人介護士」をお繋ぎして、現場に貢献いただくまでをサポートしています。
干泥さん
いきなりですが…“外国人介護士”にどんなイメージをお持ちですか?
山田
なんとなく、言語の壁があって意思疎通が難しそうなイメージがあります。
干泥さん
そうですよね。私自身、これまで10年以上にわたって介護業界に関わってきましたが…
外国人介護士を支援し始めたころは「言語の違う外国の方に介護の仕事ができるの?」という疑問がありました。
しかし実際は、介護技術と日本語の試験に通過した、優秀で明るく前向きな人柄の方ばかりで。
干泥さん
厚生労働省のデータによると、「2040年には69万人の介護士が不足する」といわれていますが…
初めて彼らの情熱やホスピタリティに触れたとき、今まで我々日本人が忘れかけていた介護の本質を見た気がしました。
それと同時に、彼らのポテンシャルを介護業界が受け入れ、活かすことができれば業界が変わるに違いない…!
そんな思いで、介護業界に欠かせない存在となる彼らの支援をおこなっています。
外国人介護士の数は年々右肩あがり。もはや業界に不可欠な存在となりつつあります
干泥さん
弊社が紹介また支援している50名以上の外国人介護士さんも、日本在住で高い日本語能力を持ち、ホスピタリティに溢れる人間性の方ばかりです。
弊社はお繋ぎする外国人の方々から費用をいただくことはありません。彼らに対してはすべて無料で支援をします。
そのため彼らもお金の不安なく安心して就職することができ、結果として現場への満足度に繋がっています。
これが全部無料はすごい
干泥さん
現在は東京・神奈川エリアの企業を中心にご紹介しているんですが…
90%以上のスタッフが3年以上の介護経験を有する即戦力になっています。
企業の採用ミスマッチ…どう解消する?
山田
企業側は、具体的にどんな支援を受けられるのでしょうか?
干泥さん
まず、企業が「どんな人材を求めているか」はもちろん、「外国人材を募集するに至った背景」や、「企業側が抱えている課題」のヒヤリングをおこないます。
とくに企業側が抱えている課題に対し、「原因がどこにあるのか」といった潜在的な部分を把握することを意識していて。
その点に目を向けていかないと、いくら優秀で良い人材を採用しても定着しないんです。
山田
“定着する人材”をどう見極めているんですか?
干泥さん
やはり1度の面接だけでは、その人の人物像を見極めることは難しいと思うので…
弊社では、入社に至るまで日々の求職者とのやり取りをしっかりとおこない、人柄を理解・把握することに努めています。
日頃からメンバー間の交流を頻繁におこなっているのだそう
干泥さん
途中で違和感を感じた場合などは、正直にそのことをお伝えし、ご紹介を控えることも。
細かいことですが、そういった部分を怠らないことでミスマッチを防ぐことに繋がっています。
内定後は、こちらでビザの準備・申請を実施するので、面倒な手続きも不要。
だいたい内定から1〜2カ月で入社が可能です。
入社後のフォローも万全
干泥さん
ただ…企業側には、入社後もまだまだ不安が残っていると思うんですよ。
そもそも「既存スタッフとコミュニケーションを取れるのか?」とか。
山田
たしかに…最初はほかのスタッフも不安ですよね。
干泥さん
弊社が紹介するスタッフは、日本に住んでいるので日本文化に慣れ親しんでいますし、高い日本語能力を持っています。
だから最初から日本人同様のコミュニケーションや教育ができて安心です。
私たちが第三者目線で現場の課題解決へのスルーパスを出すので、業務上での改善もしやすいんですよ。
介護業務経験者も多いので、さっそく頼りになりそうです
干泥さん
さらに、Sakulaにはさまざまな教育支援がありまして…
採用企業で活躍できる人材になるための独自の「教育プログラム」も提供しています。
山田
教育プログラム?
干泥さん
たとえば、インドネシア・フィリピン・ベトナムの外国人介護士に向けて、「同じ国出身の介護福祉士の先生」が母国語を使いながら国家試験対策の授業をおこなっていたり。
またFacebookでは、毎日過去問をアップしたり、みんなでわからないところを教えあったりする勉強会グループもあります。
干泥さん
2024年には、都内の介護福祉士養成学校と提携して、外国人に特化した実務者研修取得の認定校を開講予定です。
また、実際に外国人介護士を採用したい企業の現場スタッフ向けに説明会をおこなったり、受け入れに際し不安がなくなるよう対話する機会をつくったりもしています。
山田
なぜそこまで…?
干泥さん
弊社では、人材紹介はあくまで“入り口”と考えています。
その先の彼らの活躍が、現場や企業、将来的には介護業界の発展につながると信じているんです。
渡航コストや教育コストをかけずに採用から企業ブランディングまで貢献いたしますので、ぜひInstagramのDMからお気軽にご相談ください!
面倒な手続きや外国人雇用ならではの不安もなく、精度高いマッチングを叶える株式会社Sakula。
外国人介護士を目指す方も、外国人介護士を採用したい企業の方も…ぜひプロの力を借りてみては?
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