企業インタビュー
日本の“不登校者数”が過去最多24万人に…「不登校を3週間で解決するサービス」が目指す社会
90.8%の子どもが、学校に行けるようになるってホント?
新R25編集部
子どもの不登校に悩む親御さんをサポートするサービス「不登校支援サポート スダチ」。
2020年7月のサービス開始から現在までの累計再登校人数は、490名を突破!
2020年に11名、2021年に109名、2022年に209名…と、年々右肩上がりで再登校人数を伸ばしてきました。
でも…どうやって再登校に導いているの?
株式会社スダチ 代表取締役の小川涼太郎さんにその方法を伺ったところ、“日本でこのサービスをやる本当の意義”が浮き彫りになってきました。
〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉
不登校を3週間で解決するサービス「スダチ」
小川さん
「スダチ」は、不登校を3週間で解決するサービスです。
発達心理学と脳科学の理論に基づき、親御さんに「お子さまへの接し方」や「家庭での過ごし方」をアドバイス。
お子さまに会うことなく間接的に、完全オンライン対応にて、不登校の解決をサポートしています。
山田
本人に会わずに、不登校が解消できるんですか…?
小川さん
たしかに不登校支援というと、支援者が直接お子さまに登校を促すのが一般的なんですが…
ご本人に直接干渉してしまうと、むしろ拒否反応を示されてしまうことも多いんです。
なので「スダチ」では、あえて親御さんとのコミュニケーションに注力し、家庭での過ごし方を変えていただくことで、再登校に導いています。
山田
なるほど。それにしても「3週間」はかなり早い気がするんですが…
本当にそんな短期間で、もう一度学校に通えるようになるんでしょうか?
小川さん
私たちはこれまで、平均日数16.8日で不登校のお子さまを再登校に導いてきました。
2022年には、スダチの支援を受けた小学1年生〜高校3年生の90.8%が再登校を実現しています。
山田
90%も…!?
小川さん
ちなみに、私たちが定義している「再登校」とは、朝から放課後まで2日連続で元のクラスへ登校できたことを指し、五月雨登校・保健室登校・午後からの登校などは含んでいません。
つまり、再登校までたどり着けなかった10%には、五月雨登校・保健室登校・午後からの登校までは行けた方などが含まれています。
もちろん上手くいくことばかりではありませんが…再登校できなかった10%の方々も、支援前より状況がよくなっているということは自信を持って伝えたいです。
実際、再登校までたどり着けなかった方の親御さんからも、ありがたいことにたくさん感謝の声をいただいています。
山田
どうやったらたった3週間で、再登校に導けるんでしょうか?
小川さん
スタート段階から「3週間後」に目標を設定し、そこに向かってサポートしていくことで実現しています。
具体的なフローをご説明すると…まずはLINEで友だち登録をしていただき、30分間の個別無料相談のなかで、お子さまの状況をヒアリングします。
サービスをご登録いただいたら、3週間後に登校日を設定。
毎日メールで状況を教えていただき、「お子さまの自己肯定感を高める褒め方」など具体的なアドバイスをしながら、再登校を目指します。
小川さん
お子さまへの適切な接し方がわかるうえに、再登校までの日数が明確になる。
ここが親御さんの不安をかなり解消できる、「スダチ」ならではのポイントだと思っています。
山田
とはいえ、不登校にはさまざまな原因があると思いますが…
どんな背景を持つお子さんでも、再登校に導けるものなのでしょうか?
小川さん
おっしゃる通り、不登校にはひとつとして同じケースはありません。
お子さまそれぞれの性格も異なれば、家庭環境、家族構成、学校の状況、うつ病などの精神疾患や発達障害の有無など、さまざまな要素が絡み合っています。
しかし、私たちはどんな状況で、どんな原因があったとしても諦めません。
これまでも累計500名弱のお子さまと向き合うなかで、毎回社内のメンバーで徹底的に話し合い、再登校に導いてきた実績があります。
小川さん
なかには、起立性調節障害と診断された子や、自殺未遂を繰り返していた子が学校に復帰するなど、たくさんの“奇跡”に立ち会ってきました。
僕たちは、子どもたちの無限の可能性、そして親御さんがお子さまと本気で向き合ったときの“とてつもないパワー”を信じています。
子どもたちやご家族が幸せに生きていけることをゴールに見据え、そのご家族にとってベストな方法が何かを一緒に考えつづけます。
HPで公開されているお客さまの直筆アンケート。リアルすぎます…
不登校者数は過去最多。小川さんが社名「スダチ」に込めた意義
小川さん
ちなみに…
いま日本には、どのくらい小中学生の不登校者がいると思いますか?
山田
えっ…どのくらいでしょう…
小川さん
2021年の文部科学省調査によると、不登校の生徒は24万人を超えており、毎年過去最高の人数を更新しつづけています。
国としても色んな対策を打っていますが、再登校を目指す選択肢はほとんどなく、一度不登校になった子どもたちの8割は学校に戻れていません。
不登校によって、子どもたちが教育を受ける機会を失うだけでなく、親御さんも疲弊しているのが現状です。
山田
思った以上に深刻な問題ですね。
小川さん
近年では、「不登校のままでもいい」「学校がすべてじゃない」という意見も増えていて、僕自身もその考えが100%間違いだとは思いませんが…
一方で、不登校で悩むお子さまのなかにも「行けることなら学校に行きたい」と思っている方がいることは、きちんと受け止めないといけないと思っています。
それに、実際にお子さまが不登校になって、毎日苦しんでいる親御さんもたくさん見てきました。
山田
「もう一度学校に行きたい」「学校に行ってほしい」と思っていても、実現するのが難しいと。
小川さん
はい。だからこそ私たちは、「不登校は解決できる」という考えを世に広めたいと思っているんです。
じつは、社名の「スダチ」にも、その想いを込めていて…
小川さん
「スダチ」=鳥の“巣立ち”。
教育を通して、“巣から飛び立つ鳥のように、誰もが社会という大空へ羽ばたけるように”という意味があるんです。
僕たちは、「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションに掲げ、今後も事業を拡大していきます。
深刻化する日本の不登校問題に真っ向から挑み、“再登校”という選択肢を増やすサービス「スダチ」。
無料相談は、LINEで友だち追加するだけ。
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今なら「再登校の難易度診断」も無料でできるのだとか!
お子さまの不登校でお悩みの方は、まずは気軽な相談や診断から始めてみては?
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