企業インタビュー
「“葬儀の一部”で終わらせない」関東で花に特化した葬儀社を立ち上げた“元花屋さん”の挑戦
親の「終活」、考えてる?
新R25編集部
人生の最期に向けた準備「終活」。
最近、筆者(32歳)のまわりでも、親に「エンディングノート」をプレゼントする人がちらほら出てきました。
まだまだ先のことだとは思いつつ、帰省するたびに年々小さくなっていく親を見ていると、そろそろ考えておかないといけないのかも…と思うのも事実。
とくにあらかじめ知っておきたいのが「葬儀社選び」のこと。
誰に参列してほしいのか? 予算はいくらなのか? どの葬儀社にまかせるか?…などなど、“いざ”に備えて擦り合わせておきたい事項が意外と多いことに気づきました。
もし、みなさんのなかに「葬儀は関東で」「あまり予算をかけずに特別な葬儀を」と考えている方がいるなら、神奈川を中心に関東で500以上の式場を選べる葬儀社「とむらび」におまかせしてはいかがでしょう?
花で彩るお葬式「とむらび」は、もともと葬儀専門の大手花屋に務めていた平井旭彦さんが始めた、“美しい花”で故人をおくりだす葬儀社です。
平井さんに“花”に特化した葬儀社を始めた背景をお聞きしました。
〈聞き手=山田三奈(新R25編集部)〉
「花」を“葬儀の一部”で終わらせたくない
平井さん
花で彩るお葬式「とむらび」は、「花」が主役の葬儀社です。
平井さん
「とむらび」の前身は、葬儀専門の「花屋」でした。
葬儀社から「花祭壇」や「お供えの花」の発注がきたら、仕入れからセッティングまでを担当する仕事です。
そのときに感じていたのが…「花」は“葬儀の一部”にすぎないということ。
山田
葬儀の一部…?
平井さん
葬儀社って、香典返しや即返しは「返礼品屋」から仕入れるし、通夜振舞いや精進料理は「料理屋」から仕入れるじゃないですか。
同じように「花屋」も、葬儀社にとって“仕入れ先”のひとつでしかないんです。
つまり多くの葬儀社は、外注をうまくこなす“プロデューサー”的な存在になってしまっているなと感じていて。
山田
言われてみればたしかに…
平井さん
でも本来の「葬儀」は、葬儀社だけで完成するものではなく、「ご家族」と「故人さま」の想いがあってはじめて完成するものです。
私たちなら、花のプロならではの知識とデザイン力を持って、“葬儀の一部”としてではなく、「ご家族の想い」や「故人さまらしさ」を“花”で表現できる。
そんな想いから「とむらび」を立ち上げました。
“花が主役”の「とむらび」4つの特長
山田
「とむらび」ならではのサービスには、どんなものがあるんですか?
平井さん
“花”にまつわるサービスの特長が4つあります。
特長①“新鮮な花”でつくる「花祭壇」
平井さん
もっとも力を入れているのが「花祭壇」。
一般的な葬儀社では、葬儀専門の花屋さんから花を仕入れることがほとんどですが…
私たちは自社で花を仕入れているので、市場直送の“新鮮な花”を飾れるんです。
山田
ま、まばゆい…「花祭壇」って、こんな色鮮やかになるものなんですか!
特長②“らしさが出る花”で祭壇をプロデュース
山田
この「花祭壇」、どんなふうにつくっていくんですか?
平井さん
まず、ご家族と「どんな花祭壇にするか」の打ち合わせをします。
一般的には、葬儀担当者と「花のカタログ」を見ながら打ち合わせをしていくと思うんですが…
「とむらび」では、葬儀担当者だけでなく、経験豊富なフラワーデザイナーが打ち合わせに同席しまして。
ご家族から、故人さまの“好きな花”や“色”、好みの“趣味”などをくわしくお聞きして、「人生を表現する花祭壇」を一緒にプロデュースしていきます。
山田
へえ〜!花の品種まで一緒に考えていくんですね。
平井さん
はい。「あの人、桜が好きだったな〜」などと思い出をたどりながらイメージを膨らませていって。
そこにフラワーデザイナーがアレンジを加えることで、“ご家族の想い”や“故人さまらしさ”をお花で表現していきます。
「100人いれば100通りの花祭壇」ができるんですよ。
こちらは落ち着いたシックな雰囲気
かと思えば、ピンクのハッピーな花祭壇も。生前の姿が何となく想像できます
特長③葬儀後も“花”で「ありがとう」
平井さん
飾られた「花祭壇」の花は、あますことなく「献花」へと変わります。
「献花」は、故人への想いや別れの挨拶などを“花”に込める儀式。”好みのお花”で故人を彩り、お別れを偲んでいただけます。
山田
素敵ですね…
平井さん
さらに、業界で初めてのことにも挑戦していまして。
よく、式後の“疲れたお花”をアレンジして「後飾り*」にしている葬儀社を目にしますが…「とむらび」では、キレイな「ミニ胡蝶蘭の鉢物」を飾るんです。
新鮮なミニ胡蝶蘭はみずみずしく、大変長もちします。
*後飾り…火葬が終わったご遺骨を、埋葬もしくは四十九日法要まで自宅に安置するための祭壇
“花のプロ”ならではのうれしい心遣いです
特長④“元花屋”だから実現できる低価格
山田
でも…こんなに豪華なお花ばかり惜しげなくつかったら、お高くつくのでは…?
平井さん
お客さまが無理なく利用できる価格帯をご用意しているのでご安心ください。
「一日葬」は298,000円〜、「家族葬」は368,000円〜承っています。
山田
たしかに思っていたよりもリーズナブルですね!
どうしてその価格を実現できるんですか?
平井さん
“装飾に必要な花のみ”を市場で直接仕入れているから、花屋の卸値価格でリーズナブルにお届けできるんです。
“新鮮な花”にこだわっているから在庫を持たないので、余分な花代や管理費もかかりません。
平井さん
繰り返しになりますが…「とむらび」が目指す葬儀は、「ご家族の想いや故人さまらしさをお花で表現する葬儀」です。
“思い出の花”をふんだんにつかって、故人さまに安心して旅立っていただけるような葬儀をお手伝いします。
どんな花祭壇にするか?の「プラン決め」から、葬儀後の「位牌、仏壇、後返し、年忌法要、遺品整理、相続手続き」などのアフターサポートまで、迅速ていねいに対応してもらえる「とむらび」。
お急ぎの場合も、365日24時間、いつでも連絡できる電話番号があるので安心です。
「まだまだ先のこと」と後回しにせず、これを機にご家族と話してみては?
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