企業インタビュー
安心のウラには“泥臭さ”あり。デジタル社会の本人確認を支える「国内唯一の専門会社」の正体
誰もが1度はお世話になっている“アレ”です
新R25編集部
コロナの影響もあり、加速度的に広がっているのが「手続きのデジタル化」。
なかでも、今急速にニーズが高まっているのが「本人確認」のデジタル化です。
数年前の本人確認というと、わざわざ窓口に行ったり、コピーしたものを郵送したりと時間がかかっていましたが…最近では「証明書をスマホでスキャンするだけ」なサービスをよく見かけるようになった気がしませんか?
今回紹介する「TRUSTDOCK」は、まさに“あの画期的な本人確認”を提供する会社。
アレは一体、どうやって導入するものなの? 手軽なのはわかるけど、セキュリティ面は大丈夫なの…?
同社の代表を務める千葉孝浩さんにそんな疑問をぶつけてみたところ、「今、オンライン本人確認を導入するメリット」が浮き彫りに。
“本人確認のDX”の必要性を感じつつも、「なんだか難しそう」「お金も手間もかかりそう」などの理由で二の足を踏んでいた事業・サービスの担当者は必見です!
〈聞き手=小池千加奈(新R25編集部)〉
ユーザーにも事業者にもやさしい「eKYC」のメリット
千葉さん
「TRUSTDOCK」は、国内唯一の本人確認の専門会社です。
これまではアナログが主流だった本人確認をDXする、業種・職種問わずご活用いただけるeKYCサービスをご提供しています。
小池
すみません…「eKYC」ってなんですか?
千葉さん
「electronic Know Your Customer」の略で、オンライン上で本人確認を完結できる仕組みのことです。
何かのサービスに会員登録する際、本人確認として「スマホでの身分証のスキャン」を求められたことはありませんか?
小池
あ〜! スマホのカメラをかざして、免許証とかを読み込むやつですね。
千葉さん
そうなんです。私たちはさまざまなサービスの裏側で、マイナンバーカードや運転免許証などの身分証をオンラインで確認する仕組みを提供しています。
たとえば行政・自治体の電子申請や、金融機関での口座開設、不動産での電子契約にご活用いただいていて…
もう少し身近なところだと、自動車などのライドシェアサービスや、マッチングアプリの年齢確認などでも見かけることがあると思います。
小池
たしかに最近すごく増えてきた印象です。昔は手続きが面倒だったのに、便利になりましたよね。
千葉さん
窓口での手続き、必要書類の準備、長い待ち時間など、これまでユーザーさんにかけてしまっていた負荷を大きく省けるのが特徴です。
さらに、サービスを提供する事業者さんにとってもいいことばかり。
本人確認が必要な場面で「TRUSTDOCK」とシステム連携するだけで、さまざまな確認業務を自動化できるため、人的コスト・開発コストも大幅に削減できます。
安心のウラには、24時間365日の“泥臭い”運用も
小池
とはいえオンラインでの本人確認って、本当に安全なのか気になります。
企業からしても、うっかりユーザーさんの個人情報を漏洩してしまった…なんてことになったら大変では…?
千葉さん
たしかに「自分のデータがどのように扱われるのか」というプライバシーへの課題感はどんどん高まっていますよね。
そこで「TRUSTDOCK」では、個人情報を取り扱ううえで必要な各種認証を取得。大切なデータを適切に管理できる仕組みを整えています。
さらに、セキュリティ品質の担保のため、第三者機関による定期的な監査や、セキュリティテストの実施などを行い、セキュリティ投資をしつづけています。
千葉さん
さらに、偽造された身分証で申請されることを防ぐために…
私たちは24時間365日、システム監視と専任スタッフによる人力での目視チェックで不正を防ぐ運用を行っています。
小池
人力で…!
千葉さん
デジタル化とは真逆のように思われるかもしれませんが…事業者のみなさんが同じ対応をするのはあまりにも大変なので、私たちが責任を持ってやらせていただいています。
我々は、eKYCはデジタル社会に欠かせないインフラだと捉えています。
そのため、安全のためにも泥臭く徹底しているのが、大変ではありますが、弊社の強みでもあると思っています。
千葉さん
さらに私たちは、今この瞬間の現行法はもちろん、今後も改正されつづける未来の法規制の変化にも対応できるように体制を整えています。
たとえば「マイナンバーカード」のような新しい仕組みへの対応もスピーディに行いますので…
事業者のみなさんがすべて内製で開発や対応をするよりも、気軽に・速く・安全な本人確認をサービスに取り入れることができます。
eKYCや法律の知識があまりないという方でも、ぜひ安心して私たちを頼っていただければと思います。
小池
「TRUSTDOCK」は、どのくらいの企業に導入されているんですか?
千葉さん
おかげさまで、eKYCにおける導入社数はNo.1*。現在は、200社以上の企業に導入していただいています。
*東京商工リサーチ 2023年9月調べ
千葉さん
eKYCは“当たり前”として、ほかにも反社チェック・マイナンバー取得など、顧客確認業務のすべてを網羅しています。
導入にあたっては専門スタッフがヒアリングを行い、業種や業態に合わせた最適なソリューションを提案しますので、ぜひご相談ください。
“知らない人とシェアする不安”がすべてのきっかけに
小池
そもそも、千葉さんはどんな経緯で「TRUSTDOCK」を設立されたんでしょうか?
千葉さん
もともとは、以前勤めていた会社の一事業だったんです。
その会社はおもにシェアリングサービスを運営していたんですが…「人の顔が見えないから、使うのがちょっと怖い」と思われてしまうのが課題で。
小池
見ず知らずの人と何かするって、確かに怖さがありますね…
千葉さん
そんな潜在的な不安を解消するのに有効だったのが「本人確認(KYC)」でした。
シェアリングサービス拡大に際して「“不安”というボトルネックをKYCで解消しよう」「同じような課題を持っている事業者を支援していこう」と思い、社内で新たに事業を始めました。
いざ始めてみると、お問い合わせが多かったのはFintech企業、金融業界からだったんです。
それで最終的にはシェアリングエコノミーに限らず、KYCやeKYCで困っている方たちを助ける事業にしようということで、KYC特化型の事業として独立しました。
千葉さん
マイナンバーカードは、今どのくらいの方がお持ちかご存じですか?
9,600万枚交付*されており、8割近い方が保有しています。
実はマイナンバーカードにはICチップがあり、安全性の高い電子証明書の機能がついています。
みなさんが、マイナンバーカードでeKYCをする機会も今後増えてくるかと思います。
*令和5年9月末時点 総務省
小池
そういえば、保険証や運転免許証が、マイナンバーカードに一体化するというニュースを見ました!
今後、身分証といえばマイナンバーカードとなりそうですね。
千葉さん
そうですね。非対面取引は今後も増加していき、eKYCの必要性・重要性もともに高まっていくはずです。
また、TRUSTDOCKでは、本人確認のためのアプリも提供しており、個人データを適切に管理できるデジタルIDウォレットとして機能を拡充していく予定です。
たとえば、日本は災害大国と言われていますが…何かが起きて身分証や通帳、ハンコなどを無くしたとしても、「TRUSTDOCKアプリ」があれば自己証明ができます。
物理的なカードに縛られず、プライバシーにも配慮された、そんなアプリを実現していく予定です。
便利な世の中を維持するために、影で活躍してくれている縁の下の力持ち。
「TRUSTDOCK」はまさにそういったサービスの代表例かもしれません。
そんな彼らが目指している姿は、eKYCの枠を飛び越えて私たちの安心を守ってくれるものになりそう…!
自社サービスのセキュリティや信頼性を高めたいという方はぜひ、“eKYCの第一人者”を頼ってみてはいかがでしょう?
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