ビジネスパーソンインタビュー

エンジニアにおすすめ転職サイトを厳選。プロと利用者が30社以上を徹底比較

未経験でも挑戦できるの?

エンジニアにおすすめ転職サイトを厳選。プロと利用者が30社以上を徹底比較

新R25編集部

2020/10/22

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リンクのコピー

①転職サイトの賢い選び方

②エンジニアにおすすめの転職サイト

③転職サイトに関するQA

④エンジニアの転職ノウハウ

※クリックで該当箇所に飛びます

ーーーーーーーー

おすすめ総合型サイトランキング

新R25転職は実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職サイトの評判について調査しました

それらのなかから、調査結果をふまえて特にエンジニアにおすすめの転職サイトを厳選してご紹介します。

今回の調査に協力してくださったのはこちらの2名。

お二方には、エンジニアにおすすめの転職サイトについてだけではなく、選び方や登録する際の注意点についても教えていただきました。

〈聞き手=森かおる〉

エンジニアの転職は「転職サイトと転職エージェントの併用」が鉄則

転職サイトってたくさんありますよね。理想の転職に近づける、いい選び方ってありますか?

松本さん

前提として、ほとんどの方は転職サイトだけではなく転職エージェントも併用するほうがいいと思います。

それは…なぜ?

松本さん

転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分1人で進めるのは難しいので、合わせて使うといいでしょう。

転職サイトと転職エージェントの違い

たしかに、人に話すだけで考えがまとまるってこともよくありますよね。

転職エージェントもいろいろあると思うんですが、転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どのように選ぶといいんでしょう?

松本さん

どちらも求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2個登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3個合計で3〜6個ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職が近くなるはずです。

転職サイトはそれぞれ特徴がありそうなイメージが湧くのですが、転職エージェントって結局はどんなアドバイザーが担当になってくれるかがキモじゃないですか?

松本さん

その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします

まずは複数のものに登録して、担当アドバイザーとの相性などを基準に厳選しましょう。

ちなみに、エンジニア向けの転職サイトや転職エージェントもあるんでしょうか?

松本さん

もちろんです。IT/Web業界やエンジニアの求人案件を豊富に扱っている転職サイトや、エンジニア経験のあるアドバイザーがたくさんいる転職エージェントがあります。

経験者からアドバイスをもらえるのは心強いですね!

松本さん

そうですね。エンジニアという仕事は、社風と性格のマッチ度合いが非常に重要です。なので、アドバイザーから企業の内情を詳しく聞いたうえで転職先を選ぶといいでしょう

エンジニア経験のあるアドバイザーは、求職者の希望を的確につかんでくれるので、確度の高いマッチングが期待できます。選考で有利になるアドバイスをもらえる機会も多いでしょう。

転職サイトと転職エージェントの組み合わせ方

エンジニアに特化したおすすめ転職サイト

ここからは、エンジニア向けをはじめとした特定の業界・職種などに特化した転職サイトと転職エージェントを厳選してご紹介します。

松本さんによると、総合型に加え、希望する転職先に特化したものも2〜3個、合計で3〜6個ぐらいは登録するといいそう。

ちなみに“特化型”って、何が特化しているんですか?

松本さん

抱えている求人案件とアドバイザーの知識です。特に転職エージェントの場合はアドバイザーがその業界・業種出身であるなど、より精通している方との出会いが期待できます。

だったら使わない手はないですね…!

総合型の転職サイトと特化型の転職サイトの比較

松本さん

特に首都圏に特化している分、各企業の内情にも精通しているアドバイザーが多く、厳選した求人案件を紹介してくれて効率よく転職活動を進められるでしょう

IT/Web業界で働く方のための転職相談会や「typeエンジニア転職フェア」など、イベントも定期的に開催しています。

松本さん

IT/Web業界への転職を考えるなら登録必須。業界特化型の転職エージェントで、経験者向けの求人案件に限って保有しています。

エンジニアとして現場で働いてきた方がアドバイザーになっているケースもあり、納得感の強い提案が期待できます

また、保有している求人案件の約80%が600万円以上のハイクラスです。なのでキャリアアップしたい方にぴったりでしょう。

黒田さん

厳密には総合型ですが、特にIT/Web業界に強みのあるサービスです。

運営元のキャリアデザインセンターは、サイト設立前から「エンジニアtype」という情報誌を発行していたこともあり、昔からエンジニア職に強い人材会社として知られています

IT/Web業界のなかでも首都圏に特化しているので、東京近郊で転職を考えている方におすすめです。

松本さん

掲載されている求人案件の約半分をIT/Web業界が占めており、IT系に強い転職サイトとしておなじみです。

「キャリボ」というAIを搭載した求人検索機能があり、精度の高いマッチングが期待できます。

IT/Web業界で働く方のための転職相談会や「エンジニア転職フェア」などのイベントも定期的に開催されています。typeに登録するなら、これらのイベントにぜひ参加してみましょう。

松本さん

IT・ゲーム業界への転職に強い特化型の転職エージェントです。

業界を絞っているだけあって、精通したアドバイザーがサポートしてくれるため、選考の通過率が高まることが期待できます。未経験からIT業界を目指したいなら登録必須です。

自分の転職活動の進捗状況がひと目でわかる専用アプリ「eコンシェル」が、利用者からも使いやすいと好評のようです。

総合型のおすすめ転職サイト

ここからは求人案件を網羅的に抱えていて、エンジニアからの評価も高い総合型の転職サイトと転職エージェントをご紹介します。

総合型の転職サイトと転職エージェントは、それぞれ1〜2個登録するのがおすすめだそう。

利用者の満足度が特に高いものを厳選しているので、これらすべてに登録してしまってもいいかもしれません。

それぞれの詳しい評判は下記の記事で解説しています。

エンジニアの転職に関するよくある質問

未経験でもエンジニアへ転職できる」とは聞くものの、専門的で難しそうなイメージが強いですよね。

そもそも、エンジニアとはどんな仕事なの? 本当に未経験でも挑戦できるの…?

プログラミングスクール「CodeCamp」創業メンバーの米田昌悟さんにお話を伺ったこちらの記事から、一部を抜粋してお届けします

Q:エンジニアにはどんな種類があるの?

米田さん

一言でいうと、エンジニアとは「アイディアを形にする人」。

そのなかでも「設計する人」と「作る人」の2つに分かれ、それぞれに名前がついています。

設計する人は「システムエンジニア」と呼ばれ、お客さんの要望をヒアリングし、それを実現するための要件を定義するのが仕事。SIerという職種もここに該当します。

実際に作る人は「プログラマー」と呼ばれ、設計された通りに手を動かす人です。

エンジニア

システム

エンジニア

(設計する人)

プログラマー

(作る人)

フロント

エンジニア

サーバーサイド

エンジニア

米田さん

プログラマーはさらに2つに分けられます。

みなさんがよく見ているWebの画面を作る人は「フロントエンジニア」。その画面の裏側の仕組みを作る人が、「サーバーサイドエンジニア」です。

ただ、分類の仕方は正式に決まっているわけではなく、企業によって変わることもあります。

Q:未経験からエンジニアになれるってほんと?

米田さん

もちろん、なれはしますよ。みんな難しいと思い込みすぎなんです。たとえば「未経験から営業職になれますか?」なんて質問はしないでしょう。

ただ、トップエンジニアになれるかは別の話。トップセールスになれるかどうかは、その人次第なのと一緒です。

新しいプログラミング言語やツールを生み出すようなトップエンジニアは、日本中を探してもそうそういません。

ほとんどのエンジニアは、トップエンジニアが作った言語を使うだけ。ちゃんと勉強をしたら誰でもなれますよ

Q:プログラミングはどうやって勉強すればいいの?

米田さん

まず、独学は時間がかかるのでおすすめしません。習えば3週間で習得できることに1年かけてしまうようなこともざらにあります。

特に20代なら、多少はお金をかけてでもすぐに身につけることを優先したほうがいいと思います。

おすすめのパターンは2つ。まず1つは未経験でも教えてくれる企業へ転職すること

エンジニアを欲してる企業が多い昨今は、選り好みさえしなければいくらでも就職先はありますよ。

もう1つは、「CodeCamp(コードキャンプ)」や「TECH::EXPERT(テックエキスパート)」などのプログラミングスクールへ通うことです。

スクールに行けば、技術の習得はもちろん、就職サポートまでしてもらえるので、こちらも手っ取り早くエンジニアになれるはずです。

Q:未経験でエンジニアになれるのは何歳まで?

米田さん

どのプログラミングスクールも、20代のうちに受講することを推奨しています。ほかの転職と一緒で、30代だとどうしても不利になってしまうからです。

30代以降の方は、エンジニアになることを目指すのではなく、“今まで築いたキャリアとの掛け算”を考えましょう。

たとえば、現職がマーケターであれば、プログラミングを身につけて分析力を強化し、データサイエンティストになるとか。

自分の技術×プログラミングのほうが絶対に活躍できます

30代はエンジニアという言葉にとらわれすぎないほうが、希少価値の高い人材になれるでしょう。

Q:初心者におすすめのプログラミング言語はどれ?

米田さん

最初に学ぶ言語を選ぶ際は、需要がどれぐらいあるかを考慮しましょう。

どの企業もWebサイトは作成するので、サイトづくりに使える「PHP」「JavaScript」「HTML」「CSS」の4つは外せませんね。

一方、メジャーな言語の1つである「Java」は、最初は避けたほうがいいです。難しいうえに新規の需要はあまりないんですよ。必要とされるのは大きいシステムだけですから。

エンジニアの転職についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。

〈文=森かおる(@orca_tweet1) 取材・編集=石川みく(@newfang298)〉

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精通者たちの詳細プロフィール

黒田真行のプロフィール画像

【黒田真行(くろだ・まさゆき)】1988年、リクルート入社。2006年から2013年まで「リクナビNEXT」編集長、その後「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長、「リクルートメディカルキャリア」取締役などを歴任。2014年、ルーセントドアーズ株式会社を設立し、35歳以上のミドル世代を対象とした転職支援サービス「CareerRelease40」を運営。著書に『転職に向いている人転職してはいけない人』(日本経済新聞出版社)、『40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人』(PHPビジネス新書)がある ▶︎詳細を見る

松本利明のプロフィール画像

【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。HR総研の客員研究員も務めている。著書に5万人のリストラと6500名以上のリーダーの選抜と育成をした人の「目利き」。『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)『稼げる人稼げない人の習慣』(日経新聞出版社)などベストセラー多数。BBC、TBS、日本経済新聞、東洋経済などメディア実績多数 ▶︎詳細を見る

【転職サイト調査の概要】
・調査期間
2020/05/08〜2020/05/11

・サンプル数
1163人

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職サイトを利用したことがある人


【転職エージェント調査の概要】
・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人

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