企業インタビュー
色とグラフで、対人理解。3分診断で組織・人間関係が円滑になる「認識交流学」の思考タイプ診断
簡易診断は3分でできる!
新R25編集部
プライベートでもビジネスでも、人間関係で悩むことって多いですよね…。
人間関係に問題があると、ストレスがメンタルを蝕んだり、仕事や組織のパフォーマンスを下げることも。
「認識交流学」を建学した一般社団法人認識交流学会学長・中村青瑚さんは、思考の傾向を「色とグラフとキーワード」で診断する、思考タイプ診断の第一人者。
人間関係の悩みがなくなるという、思考タイプ診断について中村さんにお聞きしました。
〈聞き手=森田志穂(新R25編集部)〉
人には6つの思考タイプがある
中村さん
「認識交流学」は人々の理解や認識に注目した学問で、良好な人間関係や円滑なコミュニケーションを築くことを目的としています。
社会心理学、コミュニケーション学、行動経済学など多岐にわたる学問領域を組み合わせた思考タイプ診断により、人によって異なる思考パターンを色とグラフで可視化。
診断結果を身近な方たちと共有することで、よりよい人間関係が築けます。
森田
どのように診断するんですか?
中村さん
簡易診断では30問の質問に「当てはまる~当てはまらない」の5段階評価で選択していただきます。
本診断では40問の問いに対して6つの回答が用意されており、理想ではなく現在のあなたに「最も当てはまる」回答から順に、1から5までの優先順位で回答します。
思考タイプは6つに分類。それぞれに対応するアプローチを活用することで、人と人・組織と組織の「わかりあえなさ」から発生するトラブルを回避・解決に導きます。
森田
わかりあえなさ…ですか?
中村さん
コミュニケーションの大前提として、「感じ方は人それぞれ」という事実があります。
同じ言葉や話し方でも、「思考タイプ」の違いによって受け取り方は大きく変わります。自分は“良い”と思ってやったことでも、不快な思いをする人もいる…という経験はありませんか?
あるいはその逆で、相手は良かれと思ってやってくれたけど、自分にとっては微妙だったとか。
森田
ドキッ。ありますね…
中村さん
たとえば、ポツンと一人でいる人に、積極的に声をかけてあげたとします。自分は親切でやったつもりでも、相手にとっては、もしかしたら迷惑に思っているかもしれません。
6つの思考タイプを理解すれば、こうしたときの対処法がわかるようになり、ビジネスやプライベートなど、さまざまな場面で人間関係の向上に寄与します。
森田
たとえば…?
中村さん
交渉・マネジメント・チームビルディングをはじめ、ハラスメントの回避・離職率の低下など、人が絡む多くの場面で活用できます。
思考タイプ診断は、40分で詳しく自分の思考パターンを知ることができる「本診断」と簡単3分で思考の傾向をキーワードで表現する「簡易診断」があります。
3分で思考の傾向を知ることができる「簡易診断」
中村さん
「簡易診断」は6つの思考タイプを色とグラフで可視化したうえで、思考の傾向をキーワードで表現しています。
簡易診断は、所要時間3分。
あくまでも簡易診断なのでニュアンスをつかむ感じですが、本診断をするには時間がないという方も気軽にお試しいただけます。
森田
忙しいけど興味がある人にもぴったりですね…!
中村さん
また思考タイプは茶・青・オレンジ・黄・緑・赤と色分けし、「コンセプチャー(論理重視)」 「アコーダー(調和重視)」など名前をつけているので、仲間と一緒に行なうことでも楽しめます。
森田
診断って人気ですし、これはみんなでやってみたくなりますね!
中村さん
ただしこの思考タイプは、血液型診断や星座占いのように、「あなたはこんな人」と性格を決めつけるものではありません。
誰もが6つ全ての要素を持っていて、そのなかでも表面によく出るタイプ、あまり出ないタイプがあり、その割合が人によって異なります。
思考タイプを理解し、理解してもらうことが、よりよいコミュニケーションをとる秘訣です。
「緑」の「ソーサー(内省・想像)」がベースとなるタイプ例
中村さん
ちなみに、診断結果の見方として、最も重要なポイントは思考タイプの「並び」です。
森田
数値ではなく…?
中村さん
数値よりもです。
左側から使いやすい思考タイプで、右側に行けば行くほど使いにくい思考タイプ。特に左側から1~3列目は、普段から無意識に日常で使用されている思考タイプです。
森田
いちばん数値が高いものが自分、というわけでもないんですね。
中村さん
そうなんです。5列目と6列目は、自分の“使いにくい”特徴で、「あまり理解できない要素」と言い換えることもでき、これを把握するのは、実はとても重要です。
たとえば、最も左側に青タイプを持つ人と最も右側に青タイプを持つ人という、真逆の位置に同じ色がある人は、お互いに“なんだか苦手”とか“考えがかみ合わない”と感じる…ということがよくあります。
森田
タイプが真逆だから…?
中村さん
そういうことですね。使いにくい特徴を理解することは、自分がどのようなことに対して違和感をおぼえるのかということを把握するうえで、とても重要なことなんです。
「本診断」は個人と組織にメリット
中村さん
さらに詳しく知りたくなったかたは、本診断(所要時間約40分)を実施していただきたいです。
認識交流学会が発行する認定証と自分だけの診断結果レポートをダウンロードでき、個人と組織の両方に多くのメリットがあります。
森田
たとえばどんなメリットが?
中村さん
まず個人では、人が持つ思考のクセが科学的に「分析」 「分類」 「可視化」されることで、自分と他者との違いを客観的に把握できるようになります。
※本診断を実施すると、認識交流学会が発行する認定証とあなただけの診断結果レポートをダウンロードできるそう。
中村さん
そして6つの思考タイプの特徴を学ぶと、コミュニケーションのすれ違いを上手に受け入れられるようになります。
「誘ってもあまりうれしそうじゃないのは、緑が強い人だからか」
「なんか話がかみ合わないのは、相手のベースが茶で、自分が黄だから」
といった具合です。
森田
なるほど。人のタイプがわかってしまえば、ムダにイライラすることもなくなりそう。
中村さん
まさにそうですね。モヤモヤすることもなくなります。
中村さん
お互いのタイプを認識・理解することで、人と人だけでなく、組織と組織の円滑な関係を再構築、かつ組織運営と生産性を高めることが可能になります。
森田
組織運営上でもメリットが。
中村さん
円滑な組織運営のカギを握るのは、結局人間関係でもありますから…主に次の6つのメリットが挙げられます。
得られる6つのメリット
1.自己認識の向上
自分の思考や行動の傾向を把握し、強みや弱みを認識することで、自己改善の方向性が明確になります。
2.効果的なコミュニケーション
他者の思考タイプを理解し、相手に合わせたコミュニケーションを行うことで、誤解や対立を避け、円滑な対話が促進されます。
3.チームビルディングの強化
メンバーの思考タイプを把握し、役割分担や協力を効果的に行うことで、バランスの取れたチームを構築できます。
4.ストレス管理
自分と他者のストレス要因や対処法を理解し、職場環境を改善し、パフォーマンス向上が期待できます。
5.リーダーシップの向上
リーダーがメンバーの思考タイプを理解し、適切な指導やサポートを行うことで、チーム全体のパフォーマンスを引き出せます。
6. 問題解決力の向上
多様な思考タイプが集まることで、さまざまな視点から問題を捉え、創造的で効果的な解決策を見出すことが可能になります。
中村さん
思考タイプ診断は、個人と組織の双方に大きなメリットをもたらし、効果的なコミュニケーションと成長を促進します。
森田
円滑な人間関係を作る方法に、迷わなくてすみそうですね!
「認識交流学」を、仕事や人間関係に生かしてほしい。
中村さん
理由のわからない違和感はミスコミュニケーションの原因となり、さらにはハラスメントにつながる危険性をはらんでいます。
多くの場合、この違和感を「その人が苦手」と理由付けしてしまいますが、認識交流学の知見を活用することで、それらの理由と、お互いにどう接していけばよいかということが具体的にわかります。
森田
人に対する苦手がなくなる可能性もあると!
中村さん
そうです。より深く認識交流学を学びたい方は、ぜひ講座に足を運んでみてくださいね。企業さまには、研修プログラムもご用意していますので、ご活用ください!
人間は、理解できないことや見えないことに不安を感じるもの。人間関係のイライラ・オドオドは「思考タイプ」で解決できるかもしれません。
そして6つの型を覚えるだけで、人とのやり取りは劇的に楽になる…というのが、思考タイプ診断。興味のある方は、一度試してみては?
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