自分をいたわることは、地球をいたわること。身も心も整える“オーガニック&サステナブル”なブランド3選
社会課題を“自分ごと化”してみませんか?
新R25編集部
店舗やネットショップで販売するアイテムを、卸価格で仕入れられるプラットフォーム「goooods」。
自分の情熱を追いかける“アントレプレナー(起業家)”が増えてほしいという想いでリリースされた同サービスには現在、1,000を超える魅力的なブランドが掲載されています。
そこで企業トピでは、goooodsとのコラボ企画を開始! 「Everyone, entrepreneur.」と銘打って、ビジネスを通じて自分の情熱を追いかけるブランドの担当者や、商品の輸入などに携わる方々にお話を伺っていきます。
今回は、オーガニック・サステナブルなモノづくりにこだわるブランドを3つご紹介。
自然の豊かな恵みを取り入れ、原料や生産方法にもこだわり抜いたアイテムの数々。そのブランドヒストリーを知ることは、社会課題に目を向けるきっかけにもなるはず…!
三者三様の、ブランドの背景にある“想い”を語っていただきました。
【Byaku】“京都を思い出す香り”を、100%自然由来成分で表現
香りの都・京都を代表する「白檀」を活用したオーガニックルームスプレーブランド「Byaku」。
自然由来成分100%にこだわり、混じりっ気ない天然精油の豊かな香りをお届けしているそう。
ご自身も京都の良さを肌身で感じる家で生まれ育ったという代表社員の櫻井 勲さんに、ブランドヒストリーをお聞きしました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
櫻井さん
日本らしいもの、京都らしいものは何かを考えていた折に、白檀の香りに出会いました。
平安時代から京都で深いつながりがあり、仏教や香道、そして茶道でも重宝される「白檀」。その木を調べていくと、面白い特性を発見しました。
まず白檀は、発芽して1年半以内に品種の違う別の木に寄生して生育するということ。同じ種類の白檀でも、寄り添う木によって香りが変化するのが魅力です。
櫻井さん
そして…日本で愛される白檀は、実は日本では育ちません。そのため「Byaku」の白檀は、ニューカレドニアの野生種を使用しています。
ニューカレドニアの野生種は、良い香りの白檀を探しつづけた結果出会えたこだわりのもの。
野生種のため、オーガニック純度は100%ではないものの…その華やかな香りに惚れ込んでしまい、こちらを採用することに決めました。
ニューカレドニア・イルデパン島で長年白檀を守りつづけている“森の主”にもお会いし、その白檀を取扱っている「エンジェルサンダルウッド」の日本総代理店になりました。
実は白檀があまり得意ではなかった私が夢中になれるくらい“理想の白檀”に出会えたことから、2020年に「Byaku」を立ち上げました。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
櫻井さん
一般的なルームスプレーは「雑貨類」に分類されるため、「化粧品類」に比べ、内容を詳しく表示する必要はありません。
しかしながら「Byaku」では、お客さまにより安心して使っていただきたいという思いから、ラベルの品質表示をこのように細かく記載しています。
もちろん、オーガニック成分もすべて開示しています。日本ではまだまだこのような会社は多くないので、お買い上げの際はぜひ“裏側”のラベルにもご注目いただきたいですね。
Q3.どんな方に支持されていますか?
櫻井さん
ジェンダーレスコスメなので、年代・性別問わず幅広い方にご支持いただいています。
ルームスプレーから出会い、「この香りをもっとそばに置いておきたい」と香水やキャンドルにも興味を持ち、手を伸ばしてくださるお客さまも多くいらっしゃいます。
「成分内容が明確なので安心」という評価をいただくことも多いですね。
【MEGURIE】漢方の理念をベースに、エシカルなモノづくりを
「自分を知り自分をいたわる」をコンセプトに掲げる、和漢のセルフケアブランド「MEGURIE」。
100%国産和漢素材にこだわり、パッケージや容器までも環境負荷の少ない選択肢を採用する徹底ぶりで、漢方の理論を取り入れたアイテムを展開しています。
ブランドの原点は、代表の瀬戸みゆきさんを苦しめた“ある体験”にあるそうで…?
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
瀬戸さん
会社員時代に原因不明の喉の痛みに苦しみ、病院では「異常なし」と言われ…途方に暮れていたときに出会ったのが漢方でした。
おかげで、症状がストレスからくるということや、改善策を知ることができ、身も心も楽になったのを覚えています。
漢方といっても、「漢方薬」のことだけを指すのではありません。
食や養生なども含めた“漢方の考え”を暮らしに取り入れることで、未病の予防や改善にアプローチすることができるんです。
「MEGURIE」のコンセプトは“自分を知り、自分をいたわる”。
心と身体を分けて考えない漢方が、もっと私たちの暮らしに身近な存在になることを願い、ブランドを立ち上げました。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
瀬戸さん
漢方の理念をベースとしたスキンケアや薬膳茶を取り扱っています。
現状、中国産の原料が8割を占めるなか、100%国産原料を使用することにこだわりました。
瀬戸さん
国産にこだわる理由は、大きく3つあります。
1つは、トレーサビリティ(その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか)が明らかな原料を使用し、生産者の想いまで伝えたいということ。
そして、日本に住む私たちは、日本の土や水で育った原料のほうが心地よく使えるのではという“身土不二(人間の体と暮らす土地は一体)”的な考え。
さらに、国産の和漢栽培を増やす取り組みのなかで、社会に貢献もしていきたいという想いもあります。
国産はほぼ手に入らない状況で、国産の生産者さんを探すのは容易ではなかったのですが…
結果的には、千葉大学の教授をはじめとする薬学・農学・漢方医学などの専門家が評価をしている原料を入手することができました。
瀬戸さん
さらに…漢方の理念をベースに、心身の健康の根幹となる“よりよい巡り”をお届けしたいと考えています。
たとえば、人気商品の「バランシングオイルウォーター」は、香りがもたらす“気の巡り”に着目した逸品。
ホウショウ蒸留水の香りに加え、サンダルウッドやマンダリンオレンジの精油を少量プラス。
香りと心のバランスとの関係を評価する試験を重ねて誕生した香りです。
Q3.どんな方に支持されていますか?
瀬戸さん
20代の方から60代以上の方まで、幅広くご利用いただいております。
漢方に興味がある方はもちろん、オーガニックなものを好んで取り入れていらっしゃる方、エシカルなモノづくりに共感いただいている方などさまざまです。
女性はもちろん男性もジェンダーレスにご使用いただけるパッケージにこだわっているので、大切な方へのギフトとしても好評です。
【bambina】肌とカラダを整えることが環境保全につながる
肌と健康を整え、環境も美しくするサスティナブルな竹美容ブランド「bambina」。
環境保全のために伐採されていた竹に豊富なミネラルが含まれていることに注目し、製品開発が始まったそう。
地域課題の解決にもつながる取り組みの全貌を、ブランドオーナーを務める株式会社ミネラリスト代表取締役 永茂昌伊さんに伺いました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
永茂さん
地域課題である「竹」を、なんとか有効利用したい! という想いから始まったブランドです。
山口県は全国有数の竹を産出する地域であり、繁茂しすぎるために里山に重大な影響を与えていました。
そんななか、竹には肌にいいとされるミネラルが豊富に含まれていることに着目。
何度も施策を繰り返しながら、開発すること5年の歳月を経て、保湿効果・抗酸化作用の高い「竹炭ミネラル」を活用した初のスキンケアが誕生したのです。
永茂さん
環境の改善が求められるなか、実際にどんな取り組みをすればいいかわからない、忙しい毎日に特別な何かを取り入れるのは難しいという声も聞きます。
「bambina」は肌とカラダを整えることが環境保全につながるような、無理しないサステナブルな暮らしを提案しています。
キレイになるために使っている製品が、気づけば環境保全につながっている。今ある自然や資源を守りつつ、私も地球も美しい未来へとつながることを目指します。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
永茂さん
「bambina」の製品には、日本最大級を誇るカルスト台地の岩清水を吸い上げて育った「山口の竹」を使用。
デリケートな肌をいたわり、元気にしてくれるミネラルがたっぷり含まれています。
さらに、アトピーや敏感肌で悩む方とともに製品開発しているのも私たちならではの強みです。
お客さまから「竹炭ミネラルの化粧品がもっとあればいいのに…」とお手紙をいただいたことがきっかけで、「bambina」のスキンケアの製品開発が始まりました。
「bambinaミネラルローション」や「bambinaミネラル保湿ミルク」など、敏感肌の方にもお使いいただける基礎化粧品が揃っています。
永茂さん
さらに、衣類を洗うこともスキンケアのひとつとbambinaは考えています。デリケートな肌の方も安心して使える、環境にも優しい「bambina竹炭ミネラル洗剤」も人気です。
そして、竹ぬか漬けに含まれるビタミンB群やミネラル類は、生野菜よりも5~10倍増えることが報告されています。
健康で美しい肌になるには、腸内環境を整えることがとても大切。「食べるbambina 熟成発酵竹ぬかどこ」で、簡単に“腸活”を取り入れて、健康的でキレイな体をつくることができます。
Q3.どんな方に支持されていますか?
永茂さん
bambinaスキンケアのユーザー層は30代〜60代前半と幅広く、そのうち3割程度が男性です。
敏感肌の方が圧倒的に多く、エシカルな商品に関心が高い方、子育て中の方などにもご好評いただいていて、「ふるさと納税」の返礼品としても採用されています。
「竹ぬか床」は健康志向の高い方、お通じにお悩みの方に好評いただいてます。
ブランドがはばたく卸売プラットフォーム「goooods」
「goooods」には、今回ご紹介した2つのブランドのように、ここでしか仕入れられないブランドの高品質なアイテムが多数揃っています。
商品ページでは、つくり手が商品にこめたブランドストーリーが読めるのも特徴。バイヤーのみなさんは、商品の質だけでなく、つくり手の想いも加味したうえで気に入った商品を選べます。
さらに…「goooods」では、新規ブランドの出品も鋭意募集中。
ご自身の情熱をもっと多くの方に広めたいと意気込むブランドオーナーのみなさんはぜひ、「goooods」で“アントレプレナー”を目指してみてはいかがでしょう?
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「goooods」の特徴をもっと知りたい方は、こちらの記事をチェック!
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