企業インタビュー

経営者やマーケターが戦略を描くための「航海図」に。ブランドリフトが可視化される“データ分析ツール”が便利

経営者やマーケターが戦略を描くための「航海図」に。ブランドリフトが可視化される“データ分析ツール”が便利

TVCMの効果まで数値化できる!?

新R25編集部

Sponsored by 株式会社秤

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経営者やマーケターにとって、“事業の心臓”とも言える「市場分析」や「顧客理解」。

しかし…すべてを定量的に把握するには、アナリストなど専門家によるデータ分析が必要なもの。そんな“専門的なデータ分析”を自動化してくれる新ツールが「プレファレンス・アナライザー®️」です。

このツールの開発者でもあり、複業マーケターとしての顔も持つ秤貴史さんに、どんなツールなのかをくわしく伺うことに。

どうやら、事業成功に欠かせない「ブランドリフト」の把握に一役買うようで…?

〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉

USJの再建にも使われた指標「ブランドリフト」

秤さん

事業を成功させるためには、ブランドリフトを把握することが大切です。

山田

ブランドリフト?

秤さん

ブランドリフトとは、打ち出した広告によって、ブランドの認知度・好感度・購買意向などがどの程度上昇したかを示す指標のこと。

“広告に接触していない人”も対象にした「消費者調査」をおこなうことで、コンバージョンやクリック率だけでは測定できない“ユーザーの反応”まで確認できるので、次の戦略を立てやすくなります。

山田

なるほど…たとえばどんな活用事例があるのでしょうか?

秤さん

僕が読んで感銘を受けた、マーケター・森岡毅さんの『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』という本があるのですが…

秤さん

そのなかでもっとも衝撃的だったエピソードが、表題にもある「USJ」の意思決定。

森岡さんは、当時低迷していたUSJの経営を再建すると言い、最大の投資である450億円で「ハリー・ポッターエリア」のオープニングを成功させたそうなんです。

山田

450億…! かなり思い切った施策だったんですね。

秤さん

「ハリー・ポッターエリア」が初年度に達成すべき追加集客は200万人。それに必要な認知レベルは全国90%です。

広告を投資できる限界まで割いても75%が限界なので、差分の15%を埋める必要があります

逆に言えば、残り15%の認知度さえカバーできれば、事業目標を達成できるということ。

そこで森岡さんは、残り15%を埋めるために、「自身が書いた書籍をベストセラーにする」というゲリラ的な奇策をおこない、見事話題化に成功したそうなんです

山田

それで「全国90%」という驚異的な認知レベルを達成できたと。

秤さん

はい。

このような事例から、まずは「事業目標」と「ブランドリフト」の関係性を数理モデルによって把握することが重要だと気づきました。

ブランドリフトを把握して「今、ブランドが着手すべきもっとも重要な課題は何か」を明確にすることが、事業目標達成への近道だと思っています。

長期の広告効果を把握できる「プレファレンス・アナライザー®️」

秤さん

そんな事業のブランドリフトの把握に役立つのが、私たちが開発した新ツール「プレファレンス・アナライザー®️」です。

山田

ほう…これはどんなツールなんでしょう?

秤さん

「TVCM」「ネット広告」「SNS投稿・口コミ」など、要因ごとの売上増加量をダッシュボードで可視化。

ブランドが何にもっとも注力すべきか?」を明らかにするツールです。

秤さん

自社ブランドだけでなく、競合ブランドの分析もできます

ためしに人気飲食チェーンを調査対象にして、「TVCMで1年間にどれだけ売上が増えたか」を推定したところ…

某大手ハンバーガーチェーンは378.9億円、某大手牛丼チェーンは64.5億円などと推定*することができました。

*調査時点2023年3月末から遡った1年間の推定値。20~69歳男女のみへの影響(19歳以下及び70歳以上は調査対象外のため非考慮)

TVCMまで…どうやって具体的な数値を導き出しているの?

山田

ネット広告やSNS投稿はともかく、TVCMって効果測定ができなそうだなぁと思ってたんですが…

どうやって具体的な数値を導き出しているのでしょうか?

秤さん

「消費者調査」の設計と、それを解析する方法がポイントになります。

まずは、セルフ型アンケートツール「Freeasy」で消費者調査を実施。

秤さん

「消費者調査」をした時点から遡って1年間の購買回数を推定します。

このとき、TVをよく観る“利用意向の高い人”の増加率を、因果推論(統計学の一分野の研究)を用いた「傾向スコア」によって推定していくのですが…

秤さん

通常、「TVCMを見た」と答える人は「見ていない」と答える人と比べて、ブランドのことを記憶しやすい“ロイヤリティが高い人”に偏る傾向にあります。

この偏りを補正してブランドリフト効果を推計するための“理想的な実験”に近い状態を疑似的に作れる分析が、「傾向スコア」なんです。

秤さん

これらの手法を駆使することで、ブランドの広告効果を定量的な把握を実現できています。

マーケティング戦略を導く「プレファレンス・アナライザー®️」

よりくわしい解説は秤さんのnoteをご覧ください!

秤さん

このツールは、経営者やマーケターが市場や顧客を深く理解して戦略を描くための、いわば「航海図」のようなもの

因果推論と確率モデルの分析を駆使して「消費者調査」をするだけで、自社だけでなく“競合のTVCM”などの各マーケティング施策ごとの売上増加金額までわかってしまうのです。

「プレファレンス・アナライザー®️」は今後、消費者調査からマーケティング投資の最適化をおこなう機能を実装予定。進化していく便利ツールを、ぜひご活用ください。

さらに秤さんは現在、『マーケティング投資最適化の教科書』というビジネス書を執筆中なんだとか。

「消費者調査」を活用した分析例や活用例を紹介するそうなので…マーケターは必読です!

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