企業インタビュー
香川県を拠点に、子どもから高齢者まで元気にする事業を創出。白井陽介さんの“地方創生”チャレンジ

香川県を拠点に、子どもから高齢者まで元気にする事業を創出。白井陽介さんの“地方創生”チャレンジ

蕎麦屋、焼肉店、そして…

新R25編集部

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地元である香川県を拠点として幅広い世代の方々を社会とつなげる活動に取り組む、ココイキ福祉サービス株式会社の代表・白井陽介さん。

平均年齢70歳の従業員を雇用した「青春のおそばやさん」やオリーブ牛を楽しめる「焼肉生一本」、ステーキダイニング「人生意気に感ず」を運営したり、著名人を招いた講演会・フェスを主催したりなど、日々チャレンジングな取り組みを続けてるそうです。

今回は白井さんに活動の内容や想いをくわしくお聞きしました。

〈聞き手= 森田志穂(新R25編集部)〉

定年退職した方が主役の蕎麦屋って?

白井さん

私は香川県丸亀市で生まれ育ち、ここに住む人たちをもっと元気にしたい、香川の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、さまざまな事業に取り組んでいます。

最近では、定年を迎えた60歳以上の方に青春の第二章の場所として人生を謳歌してほしいという想いをこめて、2023年8月に「青春のおそばやさん」をオープンしました。

森田

第二の青春…すてきですね!

白井さん

おかげさまでプレオープンには多くのお客様に駆け付けていただき、テレビなどのさまざまなメディアにも取り上げていただきました。

森田

お店で働いているのは、もともと飲食関係に勤めていた方なのでしょうか?

白井さん

いえ、十人十色です。

元大工さんや栄養士として頑張っていた方もいれば、美容師だった方もいて。

飲食業とは畑違いの方で、初めて飲食業をしている方も多いです。

森田

飲食業と無関係だった方もおられるんですね…!

白井さん

はい。

労働時間を柔軟にするなどワークライフバランスに配慮して、快適に働いてもらえる環境を整えています。

平均年齢は70歳、8名の従業員を雇用中です。

森田

「働きたい!」という人も増えそうですね。

白井さん

おっしゃるとおりで、想定以上のリアクションをいただきました。

店舗では採用しきれないほどの求人のご要望をいただいたので、移動販売をスタートさせることにしたんです。

森田

蕎麦の移動販売ですか?

白井さん

はい。十割蕎麦と蕎麦粉のクレープなどを移動販売できるように準備を進めているところです。

クラウドファンディングでキッチンカーを購入する資金を集めたんですが、目標額は300万円に対して最終的に345万円分もご協賛いただいて。

移動販売を通じて、もっと香川県を盛り上げたいと思っています。

「大切な人に安心して食べさせてあげられる」焼肉店

白井さん

ほかにも、JR予讃線の宇多津駅から15分くらいの場所で「焼肉生一本」という焼肉店を経営しています。

焼肉屋の前にいろいろなジャンルの料理を経験してきたからこそ、ご自身でおいしく召し上がっていただくのはもちろん、“その方にとって大切な方”にも安心して食べさせてあげられる食材を使うことにこだわっています。

森田

安心して食べさせてあげられるとは、どういうことでしょう?

白井さん

本来なら生でも食べられるほど、鮮度の良い、地元・香川県産のA5ランクオリーブ牛を取り扱っているんです。

友三角やざぶとん、みすじなどの希少部位も取りそろえています。

仕入れのために讃岐オリーブ牛協会加盟店にもなりました(笑)。

森田

おいしそうです! 食べてみたい...

白井さん

食材の良さは自慢ですが、それに依存する営業は避けているんです。

森田

食材に依存しない営業ですか?

白井さん

肉は切り方によって食感や味わいが変わるんですよ。その肉本来のおいしさを発揮できるような切り方と食べ方を追求しています。

味付けも季節によって変えていますね。

森田

味付けを変える焼肉屋さんは珍しいですよね?

白井さん

味覚って、気候によっても変わりますからね。

当店の食事がお客様の記憶に残るものになることを、強く願っています。

多くの人がワクワクした毎日を過ごせる…「ココイキ福祉サービス」

森田

ほかには、どのような活動をされていますか?

白井さん

重度訪問介護や高齢者支援などを行う「ココイキ福祉サービス(株)」の代表をしています。

福祉サービスを始めたきっかけは、私の仲間が脊髄を損傷する事故にあった事でした。その仲間のために自分ができることを考え抜いた結果、直接助けることを決意しました。

白井さん

畑違いの職業だったので、数多くの講習を受講しましたが、その中で障がい者の方々がやりたいことを実現できなかったり、そもそも見つけられなかったりすることに気づきました。

だからこそ私は、障がい者の方々のやりたいことを達成するためのサポートもしていきたいと思っています。

森田

今は、どのようなサービスをしているんですか?

白井さん

ホームヘルパーなどのスタッフがご自宅に訪問し、介護や日常生活上のお手伝いなどを行っています。高齢の方も障害を持った方も、みなさんに毎日をワクワクして過ごしてほしいと思っていて。

日常の介護はもちろんですが、利用者様の自立(収入)や、未来の目標(前を向いて歩ける)ための補助もしていきます。

森田

ワクワクを大切にされているんですね。

白井さん

香川の魅力を他県の方々に知ってもらうためには、地元の人が元気でなければなりません。

そのためのお役立ちができる活動を、これからも続けたいと思っています。

現在は重度訪問介護、高齢者の訪問介護をメインにしてますが、就労支援事業も取り組んで行きたいため、サービス管理責任者の方を募集中です!

地元・香川を元気に

白井さん

何よりも大切にしているのは、香川に住む人々をより元気にすること。

そして人生をもっと楽しんでもらうことです。

そのために「青春のおそばやさん」をオープンしたり、地元の美味しいお肉を楽しめるお店を運営したり、著名人の方々をお招きして、講演会・フェスを開催したり、さまざまな取り組みをおこなっています。

白井さん

「人生意気に感ず」という言葉を大切にしていて。運営しているステーキダイニングの店名にもしています。

人生意気に感ずとは、人間は相手の気性のいさぎよさに感動して力を尽くすのであって、金銭や名誉など私欲のためにするのではない。という意味になります。

商品と対価のやりとりだけでなく、気持ちと気持ちでお仕事したいなと思っています。これからも香川の良さをより多くの方に知ってもらうための活動を続けていきたいです。

白井さんの地元を愛し、幅広い世代の方々を社会とつなげる取り組みは、香川県だけでなく、日本全国の地方創生のヒントになるのではないでしょうか。

白井さんのお店や活動について気になる方は、ぜひ白井さんのInstagramもチェックしてみてください。

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