企業インタビュー
【採用強化中】障がい者にも”働き方改革”を。福祉のイメージをポジティブに変える「JWCO」の働きがい
新しいことにチャレンジしたい人、大歓迎!
新R25編集部
SDGsやダイバーシティなどが話題のいま、“世のためになる仕事”として注目度が増している「福祉業界」。
とはいえ、「華やかな業界ではない」「専門資格が必要だからハードルが高い」「給与が低そう」と、二の足を踏んでしまう人も多いそう。
そんな固定概念を吹き飛ばし、"新しい福祉のカタチ"を目指しているのが「一般社団法人 日本福祉協議機構(以下、JWCO)」です。
グラノーラショップ、ジビエレストラン、eスポーツなど…一見「福祉」とは遠いものを筆頭に、現在41もの事業を展開しているんだとか。
そんなJWCOでは、組織拡大にともない採用を強化中。
目標工賃達成指導員・橋本真由さんと、生活支援員・角田信也さんに、JWCOの魅力を聞いてきました。
〈聞き手=鳥山可南子(企業トピ編集部)〉
誰もが自由に職業選択できる「次世代型就労支援」を
橋本さん
私たちJWCOは、2024年6月に15年目を迎える愛知県の福祉団体。
障がい者支援を主とし、高齢者支援、自立支援、海外支援などをおこなっています。
橋本さん
なかでも、“誰もが自由に職業選択できる社会”を目指した、就労継続支援B型事業*による障がい者就労支援に注力しています。
好きなことを仕事にしてほしいとの想いから、接客や店舗運営、クリエイティブ職、軽作業など…20種類以上の作業をご用意しました。
就労継続支援B型事業とは…
・一般企業に雇用されることや、雇用契約に基づく就労が困難な方に対して、就労や生産活動の機会を提供する事業のこと
・就労に必要な知識や能力の向上のために、必要な訓練や支援をおこなう
角田さん
好きな職種を選べて、働く時間も自由。さらに、社会貢献に携わることによって仕事に誇りが持てる…
「障がい者の働き方にも”改革”を起こしたい」という想いを込めて、こういった働き方を“次世代型”就労支援と呼んでいます。
鳥山
具体的にはどんな事業があるのでしょうか?
橋本さん
JWCOが運営している事業所を、いくつかご紹介しますね!
①ナチュラルグラノーラ専門店&カフェ「GRANY(グラニー)」
角田さん
最初にご紹介するのは、“身体にやさしい・地球にやさしい・社会にやさしい”をテーマとした、自然派グラノーラの量り売り専門店です。
オーガニック・無農薬・無添加の素材や、品質には問題がないのに規格外というだけで廃棄されてしまう食材を、自社で加工。おいしいグラノーラへとアップサイクルしています。
量り売りなのでフードロス対策もばっちりです。
②森のごちそう隠れ家ジビエレストラン「zoi(ゾイ)」
橋本さん
「zoi(ゾイ)」は、“生命をいただく”をテーマに獣害野生動物の廃棄問題に向き合う、隠れ家ジビエレストランです。
こだわり野菜やハーブも自家栽培し、オリジナルジビエ創作料理を提供しています。
③世界の植物と昆虫のお店「APERO HYLE(アペロヒューレ)」
橋本さん
植物専門店の「アペロヒューレ」と、昆虫&生き物専門店の「アペロヒューレ・ビオス」は、世界の希少な植物や生物を販売しています。
生物多様性や環境問題などに貢献する、自然に囲まれた事業所です。
④デジタルアミューズメント施設「UNIBO(ユニボ)」
角田さん
「UNIBO(ユニボ)」は、eスポーツやメタバースを楽しめる最新デジタルアミューズメント施設です。
約700㎡の開放空間に、56台のハイスペックなゲーミングPCや最新デジタル機器が並んでいます。
プログラミングやデザイン、動画編集などをおこなえるスタジオを完備。"次世代のスキル"を学び、活かせる場所です。
角田さん
「シリコンバレー症候群」をご存じですか?
シリコンバレーは、世界のIT企業が集積する、アメリカ・カルフォルニア州サンフランシスコ南部の通称。
そこで働くプログラマーの半数以上が、グレーゾーンを含めた発達障がいを抱えていると言われており、彼らのような特性のある人のことを「シリコンバレー症候群」と呼ぶんです。
鳥山
半数以上とは…驚きました。
角田さん
日本での発達障がいは、残念ながらネガティブなイメージが浸透していますよね。才能を開花させ、活かせる環境が整っていないんです。
類い稀な能力を持ちながら、社会と適合することが苦手な方にとって、「居場所」や「安心して能力を発揮できる環境」は重要なモチベーションになります。
「みんなと同じ」を求められない環境で、能力を最大限に発揮してもらいたい。
そして「UNIBO」が“ハブ”となり、彼らを社会や企業とつなげて新たな価値観を創出したい。
そんな想いでスタートした事業なんです。
2024年、全国拡大!一緒に事業を支える仲間を募集中
鳥山
おふたりは、どんなお仕事に携わっているのでしょうか?
橋本さん
私はジビエレストラン「zoi」で、「目標工賃達成指導員」として働いています。
目標工賃達成指導員とは
・就労継続支援B型事業所のみに配置される専門スタッフのこと
・おもな業務は「新たな作業の開拓」「作業効率アップのための支援・環境整備」「作業工程の検討・見直し」など
・3年に1回「工賃向上計画」を作成する。ちなみに「工賃」とは、雇用契約を結ばずに働く作業所等で支給される作業の手間賃のこと
鳥山
目標工賃達成指導員…福祉関係の資格ですか?
橋本さん
試験などが必要な資格ではありません。
でも、JWCOでは「工賃1,030円(時間額)」をお支払いしているので、責任重大なんです。
鳥山
1,030円…失礼ですが、賃金と考えれば普通では?
橋本さん
実は、就労継続支援B型事業の全国平均*は月額16,507円。時間額にすると、たったの233円なんです。
鳥山
そんなに低いんですか!
橋本さん
私たちは、この現実を変えたいと思っています。
もちろん、就労支援の役割には「支援」や「介護」の側面もあるので、「工賃」だけで表すことはできません。
でも意欲のある方には働きがいになりますし、必死で生活している方にとっては貴重な収入。
「工賃」と「支援」、どちらも大切にする新しい価値観・環境・社会づくりが必要なんです。
JWCOの「目標工賃達成指導員」は、それらを実現するための大事な役回りなんですよ。
鳥山
それはたしかに”責任重大”ですね…! 角田さんはどんなお仕事なんですか?
角田さん
僕は「zoi」と「UNIBO」で「生活支援員」をしています。
生活支援員とは
障がい者施設や就労支援施設などで、日常生活の自立支援を目的にさまざまなサポートをおこなう専門スタッフ
角田さん
2023年4月に新卒で入社したのですが、まさか自分が福祉関係の仕事に就くなんて思いもしていなくて…
鳥山
そうなんですか?
角田さん
ずっと野球一筋で進路を決めてきたんですが、大学卒業を前に引退し、なにか新しいことをしようと、eスポーツの学生団体に所属したんです。
その活動で、JWCOの関連組織であるeスポーツ団体「edges」と一緒にイベントをすることがあり…
それがきっかけでJWCOに興味を持ったのですが、福祉ではなく、得意のIT関係の活動をメインにするものだと思っていたんです。
鳥山
かなり違うように感じますが…
角田さん
それまで、障がいというと目に見えてわかる「重度障がい」のイメージしかありませんでした。
でも入社して、ちょっとした違いだけで“障がい者”という区分になり、支援を必要としている方もいるんだと知ったんです。
まず「福祉」があって、その延長線上にeスポーツや料理、接客などの業務がある。
それを身をもって知り、福祉についてもっと詳しく勉強したいと考えるようになりました。
ジビエレストラン「zoi」で働く角田さん
鳥山
おふたりとも、お仕事にやりがいと楽しさを感じているのですね!
角田さん
グラノーラショップ「GRANY」と、アミューズメントフィールド「UNIBO」は、今年から全国展開を計画中。
事業拡大に向けて、一緒に働く仲間を募集しています。
僕のようにeスポーツや、フードロスや獣害などの社会問題、ジビエやグラノーラなどの自然派食品など…
「福祉」とは別の角度から興味を持って入社する方もたくさんいるんですよ。
橋本さん
資格や経験がない方も大歓迎です。
「社会課題を解決したい」「新しいことにチャレンジしたい」という方。
あるいは「JWCOを踏み台にして大きなことを成し遂げたい」という気概のある方も、お待ちしています。
「社会課題×障がい者支援」で、日本の福祉をアップグレード
角田さん
「障がい者就労支援」以外にも、JWCOの事業や活動はたくさんあります。
JWCOの運営事業
障がい児への教育、進路環境の向上・拡大
・放課後等デイサービス、ギフトテッド教育、能力探求塾、通信制高校の運営
海外支援事業
・カンボジア、タイ、ベトナム、インドなどの貧困層支援や、介護者養成サポート
・インドにおけるIT技術者を育てる大学創設への参画
中山間地域復興
・豊田市の過疎化地区にて、今夏に体験型ナチュラルフィールド&キャンプ場を開業予定
・地域産業の廃業問題など過疎化地区が抱える課題を、市と地域住民とともに解決し、産業の継承を支援
不登校児童への居場所づくりサポート
・行政や教育委員会と連携し、メタバース空間を活用した不登校児童への居場所の提供、教育環境整備
JWCOの事業は海外にも広がっています
角田さん
放課後等デイサービス・能力探求スクール「ジーニアス」の運営や…
IT&クリエイト専門校「ジーニアス・ラボ」、学習特化型「ジーニアス・スタディ」などの運営もおこなっています。
世にいう天才たちは、”普通”とかけ離れるほどの並外れた“なにか”を持っているもの。
閉じこもってる“特別なもの”を引き出し、想像力や表現力を鍛え、1人ひとりを特別な未来につなげます。
「ジーニアス・ラボ」では、無限な発想を形にできるよう、美術、音楽、デザイン、アニメ、漫画、3Dプリンターなど、世に出回るあらゆる“創造ツール”の使い方を教えているんだそう
橋本さん
私たちの団体の基本理念は「日本の福祉をアップグレード」。
「社会課題×障がい者支援」をテーマに、カタチにこだわらない事業を創造し、世に送り出していきたいと思っています。
障がいを持つ方々のマンパワーを社会にマッチングし、多様性を認め合う未来を目指して、これからも活動していきます。
「福祉業界」と聞くと、専門的な学校で学んだり、関連資格を取得したりしないと入れないような、敷居が高いイメージもありますが…
JWCOの事業を聞いてイメージが変わった人も多いのでは?
人の役に立つことがしたい、社会課題に向き合う仕事をしたいという方は、一度JWCOの採用ページをのぞいてみてください。
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