企業インタビュー
モチベが上がってる状態は危険? サイバーエージェント藤田晋が語る“動じない心の作り方”とは
モチベは上げるものではなく、保つもの⁉
新R25編集部
あなたは仕事でトラブルが起こっても、落ち着いて物事を判断できますか?
思いもよらない出来事が舞い込んできたときに、冷静に対応出来る人はそう多くはないですが…弊社には1人、何があっても動じない男がいます。
そう、我らがサイバーエージェント社長・藤田晋(※新R25はサイバーエージェントの子会社が運営しています)。
藤田がどんなハードシングスにも動じないのはなぜなのかを探るべく、新R25編集長・渡辺が藤田のもとを直撃。
その模様を収録した動画のなかから、一部をお見せします。強いハートを身につけたい方は必見!
〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)〉
▼動画はこちら!
藤田社長の“ハート”が強い理由とは
渡辺
社長っていつも落ち着いてますよね?
昔の映像とかを見ても、若いときから冷静でクールなイメージに見えるんですが…何か意識されていることはありますか?
藤田社長
まあ…「俯瞰してみる」ことかな。
たとえば投資事業で今期は「200億の赤字です」ってなったら大損害に見えるでしょ。
でも少し視点を上げてほしいんだけど…「会社全体の利益」から考えたら、その赤字は“微々たる損害”であることに気付いたりする。
視点が低いからすぐ動揺したり、精神的にブレたりするんだよ。
渡辺
大きな単位でものごとを見ることで、精神的に強くいられるってことですね。
たしかに社長がビジネスシーンで興奮して喜んでいるところとかって、見たことないです(笑)。
藤田社長
町田のスタジアムではガッツポーズしてるけどね(笑)。
まあ、毎期終わると同時にまた次の四半期が始まるから、喜んでる暇はないよね(笑)。
でも、新卒とかを見てると、仕事のちょっとしたことで、感情が上がったり下がったりしてる人もいるじゃん。
ああいう様子を見ると不安に思う。
長期で物事を“俯瞰”していればモチベは保てる
渡辺
「感情の起伏があると不安」って以前もおっしゃっていましたよね。
藤田社長
うん。モチベーションがすごく上がってるヤツは、落ちるときも同じくらい落ちるでしょ。
ビジネスは大きな目標を達成しても、すぐにその上を目指さないといけなくなるから、
安定して頑張れる人が会社にとっては必要な人材なんだよ。
藤田社長
株とかもいい例で、下がってるときはすごい不安になって売りたくなるけど、最終的に売るときに買値よりも高く売れたら勝ちじゃん。
キャリアも同じで、目先の成果にこだわりすぎず、長い目で自分のキャリアを考えられるといいと思う。
藤田社長
とはいえ、「心の保ち方」に対する考え方は本当に人それそれだから。
執行役員の飯塚が書いた本*に、「無理することに意味はない」って一文があるんだけど。
*飯塚勇太『20代が仕事で大切にしたいこと ありのままの自分で成果が出る3つのルール』(ダイヤモンド社)
渡辺
ありましたね。
社長は「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」とか言ってるのに(笑)。
藤田社長
両極端だけど、「両極ある」と思っておいていいと思う。
こういうのはどっちがいい・悪いとかじゃなく、自分に“都合よく”使っていくべきなんだよ。
▼“都合よく使う”とは?本編はこちら
「ハードシングスだと感じたのは1回だけ」藤田晋直伝・動じない心をつくる2つのポイント 新R25チャン
サイバーエージェント社長のビジネス思考が垣間見れる“藤田晋インタビューシリーズ”
新R25ではこの動画のほかにも、サイバーエージェント社長・藤田晋のインタビューを多数公開しています。
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耳寄りな情報が盛りだくさんですので、是非こちらからご覧ください!
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