企業インタビュー
経営者と二人三脚で“未来の事業拡大”を支援するサービス「3年後の組織デザインサポーター事業」
「採用」と「組織・風土」を長期の研修・コンサルでサポートする
新R25編集部
中小企業やベンチャー企業は、目の前の仕事に大忙しで業務が属人化しがち、という課題を抱えているところも多いはず。
でも、それでは新人の成長は望めないし、デキる人がいなくなったら“終了”するリスクも…
そんな現状を解決すべく、“3年後”に成長している組織体制をデザインし、経営者と二人三脚で人事をつくりあげるサポートをしているのは、株式会社トレーナビリティーの代表取締役・新井重成さん。
株式会社リクルートに在籍した経験を持ち、ストレングスファインダーの認定コーチ資格保有者です。
これまで企業や学校など、約2,000名に研修をしてきたという新井さんに、成功・成長する組織づくりに大切なことをお聞きしました。
〈聞き手=青山実央(新R25編集部)〉
“3年後”の会社組織を作る研修とコンサルティングサービス
新井さん
株式会社トレーナビリティーの提供する「3年後の組織デザインサポーター事業」は、セールスパーソンを多く抱える成長志向の中小企業が、希望通りの事業拡大を実現できる採用や組織づくりをサポートする事業です。
青山
“今すぐ”じゃなくて、“3年後”を見据えた組織づくりを、外から支援するということですか?
新井さん
そのとおりです。
数回、研修をすればすべてが変わるということはあり得ません。知り得た知識をしっかり理解し、何度も実践して、またそれを振り返ることで身についていくものです。
だから、“3年後”です。
青山
長いスパンでのサポートを意識されているんですね。
新井さん
中小企業の経営者の方とお会いすると、「成長したい、拡大したい」という声を聞くことがよくあります。
そのために欠かせないのは、人材ですが…
多くの中小企業は、誰かが辞めたら慌てて代わりを探すとか、とりあえず知り合いや友人を引っ張ってくるなど、場当たり的な採用を繰り返していることも多いです。
青山
ありそう…
新井さん
採用に時間がかけられないので人材会社に一任したら、自社に合った人材を採用できなかったり。あるいは知り合いを採用した結果、会社内に友人関係が持ち込まれて適切な指導ができなかったり…
人材の定着や育成ができないようでは、会社の成長や拡大は見込めません。
将来を見据え、組織づくりのゴールから逆算して、採用・評価設計・文化づくりを行う必要があります。
だからといって、ベンチャー企業や中小企業が経営の実態を把握して、組織づくりができる人材を見つけられるかというと、ものすごくハードルが高い。
青山
そこまで手が回らないところも多そうです。
新井さん
まさにそうなんです。
そこで、私たちトレーナビリティーがハンズオンで人事、組織づくりをサポート。
無形営業、採用、文化づくりに精通したスタッフが、組織強化のための研修・コンサルティングを行います。
トレーナビリティーが提供する4つの価値
青山
トレーナビリティーに研修やコンサルティングをお願いした場合、具体的には組織にどんなメリットが…?
新井さん
研修では、理解→実践→振り返りというサイクルを重視しています。
例として営業研修に絞って、私たちが提供できる「価値」をご紹介しますね。
①営業手法や概念に関する基本的な知識の習得
新井さん
OJTのみだったり、マニュアルはあっても単純な手順書でしかなかったり…
なんとなく教えて、なんとなく営業している場合であれば、まず営業について基礎的な理解をする必要があります。
自分たちのやっていることが適切なのか、何が不足しているのか、何ができているのか。
営業をブラックボックス化せず、しっかり明確化することによって、今後の社員に教える際の土台ができ、また社員同士でフィードバックをするための基本が整います。
青山
一旦、自分たちの営業体制を見つめ直してみるんですね。
新井さん
そうです。
こうした営業手法や考え方は、日常業務のなかで徐々に伝えていくのが一般的ですが、ある程度習得を終えるのに数カ月から数年のスパンで時間を要します。
学習効率を考えると、明確化して体系的に理解することが、その後の実践や振り返りに効果を発揮して成長が早まるんです。
②自社の営業ノウハウを言葉にする
新井さん
自社のトップセールスのスキルやノウハウを他の社員に展開したい、というケースでも、トレーナビリティーがお役に立てます。
理想は「この人だからできる」という状態をなくし、「自分でもできる」にすることです。
青山
デキる人の技を、みんなにも。
新井さん
そういうことですね。
そのためには、基本となる概念を理解したうえで、具体的なテクニックの解説、実践のポイントや注意点、性格上の課題のクリアの仕方を、それぞれが納得して進めることが重要です。
青山
「頭ではわかるけど、自分にはできない」というケースもありそうですが…
新井さん
トレーナビリティーは全員が理解できる“チームオリジナルの方法論”に落とし込み、また実践につなげていく、というサイクルの構築にコミットします。
青山
全員が「実践できる」ように考えてくれるんですね。
新井さん
当社では研修のファシリテーション(進行や質問、ディスカッションの誘発)を通じて、参加者同士の理解が深まり、新たな形を作り上げることをサポートしているんです。
目指すのは、社内の共通言語や共通のチェックポイントづくり。言葉が組織を作っていくと私たちは考えています。
③元トップセールスによる即使える具体的なスキルや対応例
新井さん
具体的な営業場面における、さまざまなノウハウをお伝えするのも、当社の得意分野です。
私はリクルート社で5年間売上トップを維持し、その後も多くの企業で営業コンサルティングをしていました。
また、当社の契約講師は皆、努力と研究で営業トップの実績を作り上げた経験がある方ばかりです。
青山
自分で実践してきた方が講師をしてくれるのは、説得力がありそうです。
④納得感が深まり知識や行動量がアップ
新井さん
営業に限ったことではありませんが、学んで終わりではなく、その後の実践で活かすことこそが大事です。
当社では、研修後のテストで理解度を測ったり、コーチングパックなどで定期的にフォローするコースを設けています。
重要なのは、その実践を行う際に「会社にとって合理的な理由」と「本人が真剣に行動できる理由」は違う、ということを、経営者サイドも営業本人も理解すること。
研修でその違いを理解すれば、自分なりの納得を得て、行動に移せるようになります。
「採用」と「組織風土」の両面からアプローチする研修
青山
実際にトレーナビリティーが携わって改善した事例を教えてください。
新井さん
たとえば、ある不動産仲介会社の例ですと…
成果が出ないとすぐに退職する、将来の幹部社員が採用できないといった「採用面」の課題。そして給与体系への不満、セールススキルが「経験とセンス」に頼りっぱなしなど「組織・風土面」の課題がありました。
そこでターゲット人材の再定義や、マネジメント教育、営業スキルの定義とマニュアル化促進などを行い、採用成功数や新人育成効率、営業平均成績などを向上させることに成功。
結果として、全体的な組織力のアップにつなげることができました。
青山
課題を洗い出して整理するだけでなく、「結果」まできちんと持っていくのがすごい。
新井さん
現場での実践や振り返りができないのであれば、研修はしないほうがいい。時間の無駄になってしまいますから。
私たちは研修をやりっぱなしにするのではなく、後からチェック・テストをするサービスや、研修にコーチングを加えて定期的にフォローをしていくコースも設けていて、成果にこだわっています。
青山
「聞いて終わり」の研修にはさせない、ということですね!
新井さん
既存企業でも起こり得ることですが、とくにスタートアップITベンチャーなどの場合、会社の知名度がまだ低く応募が集まらない、入社しても育成フォローができない、ギャップを感じて退職してしまう、といった「採用面」「組織・風土面」の課題がつきものです。
そこで採用チャネルの見直し、セールススキルの言語化と研修実施などを行うと、採用成功率は倍にアップ、離職が格段に少なくなった会社もあるんですよ。
社名に込めた研修や育成による成長可能性
新井さん
Trainability(トレーナビリティー)という単語は、「研修や育成による成長可能性」という意味を持っています。分解すると「Train:鍛える、練習する」と「Ability:能力、可能性」です。
「人の可能性に限界はない」「その可能性を広げるサービスでありたい」。
この単語を社名にした背景には、そんな想いを込めています。
新井さん
得意な分野は、営業・人事に関するスキルや体制のサポートです。
企業の特性に応じたカスタマイズとともに、細かく緻密なサポートで、日々の仕事で充実感を得ながら成長し、成果を出すための組織づくりを支援します。
1時間×2回の無料事前ミーティングにより、アドバイスと具体的な実施事項をご提案いたします。もちろん、“合わないな”と思ったらストップしていただいて構いません。
まずは、皆さまの企業の課題感をお聞かせください。
人的資源の限られた中小企業やベンチャー企業は、一人ひとりのタスクも多く、採用や人材育成が後回しになりがち。
「事業拡大を目指したいけど、組織づくりに課題を感じている」という企業担当者の方、未来をにらんだ体制強化を「トレーナビリティー(=研修や育成による成長可能性)」で変えてみませんか?
〈執筆=吉河未布/編集=青山実央〉
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