企業インタビュー
1日30分間の休憩時間を広告インプットに変える?デジタルサイネージ「BREAK」の活用法
密閉空間を生かした音×映像で購買意欲を高める
新R25編集部
首都圏のオフィスビルの喫煙所を中心にデジタルサイネージ広告を展開するメディア「BREAK」。
喫煙所ならではの特徴を活かして、導入数を着実と増やしているのだとか。
「たばこに関係していない企業にこそ、活用してほしい」と語るのは、「BREAK」を運営している株式会社コソドの取締役CMO・湯川健太さん。
拡大中の喫煙所デジタルサイネージの活用法を湯川さんにうかがってきました。
〈聞き手=青山実央(新R25編集部)〉
「たばこを吸う以外、やることがない」からこその強み
湯川さん
「BREAK」は、私たち株式会社コソドと株式会社ニューステクノロジーが共同で運営する国内最大級の喫煙所デジタルサイネージメディアです。
湯川さん
喫煙所ならではの特徴を活かした広告で、2024年6月の時点で設置面数433面まで広がり、月間400万人にリーチできるメディアに成長。
より多くの企業の方に出稿していただけるようになりました。
青山
喫煙所ならではの特徴…?
湯川さん
たばこを吸う人って、1日平均5回、喫煙所に行くんですよ。滞在時間は1回につき平均6分です。
青山
そんなに何回も行くんですね。
湯川さん
それに、喫煙所ってたばこを吸う以外にやることがないんですよ。灰皿と自動販売機くらいしかないので、必然的にボーっと過ごしてしまうことが多くなります。
そこに、広告を打ち出せば、目を引きます。
青山
気になるものがあったら、たばこを片手にスマホで検索もできますね。
湯川さん
そうなんです。登録、購入まで完結してしまうこともあります。
シンプルな空間だからこそ、購買行動や検索を制限する要因が少ないんです。
湯川さん
あとは、密閉空間なのもポイントです。
青山
どんなメリットが…?
湯川さん
音が流せるんですよ。煙が漏れないように閉鎖された空間だからこそ、音付きの広告も掲示できます。
画面を見ていなくても、耳から情報が入ってくるだけで、気になって広告を見てしまうこともありますよね?
映像だけじゃなく、音も流せることによって、より広告に注目してくれる機会が増えるんです。
青山
なるほど。意外と耳からの情報って頭に残るから、効果的かも。
喫煙者は余裕がある人が多い!? 集まるところにビジネスチャンスあり
湯川さん
国内の喫煙者は現在1,700万人*ほど。
私たちは首都圏のオフィスビルに特化して展開しているのですが、喫煙者に特徴があって…
*『日本の統計 第2章 人口と世帯数』(総務省統計局)、及び『国民健康・栄養調査報告 飲酒・喫煙に関する状況』(厚生労働省)より推計
青山
どんな特徴ですか?
湯川さん
たばこは年々価格が上昇していて、手軽に買えるものではなくなってきています。
つまり、現在の喫煙者は嗜好品として選べるだけの経済的余裕がある方が多い。
それに加えて、都会のオフィスなので多様なジャンルに興味を持ち、それを実行してみようとする意欲が高い人が多い傾向です。
つまり、都会の喫煙者は消費傾向が強い人が多いんです。興味を持ったことに対して、お金を使うことに抵抗が少ないんじゃないかと推測しています。
青山
たしかに。たばこを吸わない私から見ると、喫煙者の方はなんとなく経済的に余裕があるように感じます。
湯川さん
そうですね。喫煙者は非喫煙者に比べて、趣味やライフスタイルにお金を多く使う傾向があります。
スマホゲームや動画配信サービスにかけるお金も多いですし、ゴルフやジム、アウトドアアクティビティを行う人の割合も非喫煙者よりも高いんです。
実際に、スマホゲームやビジネス向け英会話、動画配信サービス、高級寝具メーカーからのご出稿実績があり、継続的にご活用頂く企業が増えています。
湯川さん
このように「BREAK」の喫煙所デジタルサイネージ広告はBtoC企業との相性がよく、全体の約6割を占めています。
先述の企業のほか、大手飲料メーカー、お酒メーカー、大手消費財メーカーなどからもご依頼いただいています。
そのほか、BtoB企業の出稿も2〜3割と、こうしたデジタルサイネージとしては高い割合です。
青山
たばこメーカーが少ないのは意外です。
湯川さん
「喫煙所の広告=たばこメーカーばかり」とイメージされる方も多いかもしれませんが…そんなことはないんです。
さまざまな属性のビジネスパーソンが喫煙所を利用するからこそ、多ジャンルの企業にチャンスがある広告スペースなんです。
AIカメラでリーチ人数報告も可能。都内ランドマークに多数設置!
湯川さん
「BREAK」を掲示するモニターには、すべてAIカメラを設置しています。再生数に加えて「人数報告」もできるため、認知拡大の指標として重宝いただいています。
AIカメラは一人ひとりにユニークIDを振り分けるので、同じ人が利用しても、重複してカウントされることはありません。
青山
すごい機能…!
湯川さん
展開している規模の大きさも魅力のひとつ。
業界トップクラスの不動産ディベロッパーと提携して、千代田区・港区・中央区などの、都内のランドマークタワーの喫煙所に「BREAK」のモニターを設置しています。
2024年内には掲示面を500面まで拡大する予定で、これを目にする想定アプローチ企業は約2万5,000社に上ります。
青山
それだけ幅広いオフィスに展開しているなら、業界業種問わず波及できそうですね!
湯川さん
その通りです。広告主さんのなかには、最短で1カ月で効果を出した企業もありました。
BtoCだけではなく、BtoBのビジネスにも。
湯川さん
「BREAK」はBtoC企業だけではなく、BtoBにビジネスを展開している企業の皆さんにも使っていただきたい広告媒体です。
オフィスビル喫煙所は、利用者のほとんどがそこで働くビジネスパーソン。屋外喫煙所よりもずっと効率的に役職者、意思決定者にリーチできる確率が高いんですよ。
たばこを吸うだけの場所だったはずの喫煙所に、思いもよらないビジネスチャンスがあるかもしれません。
“確かに届ける” 喫煙所デジタルサイネージ。詳しいサービスのご紹介やプランニングなどは、お気軽にお問い合わせください。
オフィスビルに特化した喫煙所デジタルサイネージ。
喫煙者が確実に利用する場所にこそ、想像もしていない出会いがあるのかも…。
喫煙時間にリーチのチャンスを感じた企業担当者の方は、新たな施策として、「BREAK」を導入してみてはいかがでしょうか?
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