企業インタビュー
老若男女に愛される丁寧なモノづくりを、日本から。世界に自慢したい「こだわりの名品ブランド3選」
人にも環境にも、社会にもやさしいアイテムが続出!
新R25編集部
店舗やネットショップで販売するアイテムを、卸価格で仕入れられるプラットフォーム「goooods」。
自分の情熱を追いかける“アントレプレナー(起業家)”が増えてほしいという想いでリリースされた同サービスには現在、1,000を超える魅力的なブランドが掲載されています。
そこで企業トピでは、goooodsとのコラボ企画を開始! 「Everyone, entrepreneur.」と銘打って、ビジネスを通じて自分の情熱を追いかけるブランドの担当者や、商品の輸入などに携わる方々にお話を伺っていきます。
今回は、日本発のこだわりのプロダクトを発信する3つのブランドをご紹介。
どのブランドも、その土地ならではの素材や製法を取り入れながら、愛情を込めたモノづくりをおこなっています。
世界に自慢したくなる日本の名品を、とくとご覧あれ!
【TEMTASOBI GINGER】日常と非日常の“ギリギリ日常側”を狙ったジンジャーシロップ
「TEMTASOBI GINGER」は、愛知県豊橋市の古い問屋街にあるジンジャーシロップの製造所。
”いかに社会に対していい影響を与えられるか?”という問いへの回答として始まったというブランドの立ち上げ秘話を、TEMTASOBI(テンタソビ) 代表 中川清史さんに伺いました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
中川さん
私は元々、再生医療と言われる分野のベンチャー企業に創業初期から在籍していました。
再生医療は社会に対して大きな影響を与える可能性のある事業であり、さまざまな経験を積ませていただきましたが…個人としてはその成果が見え難い世界。
個人としてもう少し直接的に社会と関わりたい。会社に10数年在籍しているなかで、そんな気持ちが徐々に強くなってきました。
そこで、2018年8月にジンジャーシロップの製造に特化したブランドとして「TEMTASOBI GINGER」をスタート。
今でこそ”クラフトコーラ”の盛り上がりもあり、認知されつつあるクラフトシロップですが、当時は全国に数ブランド、かつ自前の工房を所有しているブランドは非常に珍しかったように思います。
中川さん
“ジンジャーシロップ”と“再生医療”。一見、似ても似つかないと思われるかもしれませんが、どちらも人に関わる事業です。
「どのように安全性を確保、証明するか?」や「安定的な供給をどのように実現するか?」など意外な部分に共通点が多々あります。
また、ジンジャーシロップを使ったドリンクとして定番のジンジャーエールは、薬剤師などの医療分野の人間が開発したと言われています。
再生医療という分野に在籍していた人間が製造所を立ち上げるという流れは、歴史的な文脈としても面白いのではないか?
そのような考えから、「ジンジャーシロップの製造という切り口で、社会にどのような影響を与えることができるか」という実験的な取り組みとして、「TEMTASOBI GINGER」を始めることになりました。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
中川さん
「TEMTASOBI GINGER」で製造しているジンジャーシロップは、通年製造を行なっている“ベーシックライン”と、季節や原材料などの製造条件が整ったときにのみ製造される“リミテッドライン”の二種類。
ベーシックラインは卸売を念頭に、普段使いができるジンジャーシロップを、どんなときでもきちんとした品質を確保したうえでお届けすることを重視しています。
創業当時は大量生産品の安価なシロップか、嗜好品としての高価なシロップしかなかった時代。
もう少し日常に寄り添ったシロップを提供したいと考え、特殊な材料や製法を多用せずに、日常と非日常のギリギリ日常側を狙ったシロップとして開発を行いました。
結果として、ベーシックラインのシロップは味わいと価格のバランスが非常にいいとの評価を得ております。
中川さん
ベーシックラインは3種類。
「TEMTASOBI GINGER SYRUP #01」は、“自家製ジンジャーエール”という単語を頭に思い浮かべた時に感じる味わいを体現した王道的なシロップです。
「TEMTASOBI GINGER SYRUP #02」は、スパイスを効かせた濃厚な味わいのシロップ。ミルクティーで割ってマサラ・チャイとして楽しんでいただくのをおすすめしています。
「TEMTASOBI GINGER SYRUP #03」は、マイヤーレモンと唐辛子を効かせたドライなフレーバー。ビールや白ワインなどを使ったカクテルの材料としてもおすすめです。
Q3.どんな方に支持されていますか?
中川さん
20代から70代まで年代や性別を問わず、自分用として日常的に使っていただいている方から、ちょっとしたプレゼントとしてのご利用まで、幅広い方々から支持をいただいています。
ボトルデザインから興味を持っていただき、実際に飲んでいただいたあとにリピーターになっていただくことが多く、その後プレゼントとしてのご利用につながっているように思います。
製造所のある地元では、商店街を活用した朝市の運営や、若手デザイナーやクリエイターの起用、小規模事業者とのコラボレーションなどといった地域活性につながる活動に対しての支持も厚いと感じています。
【SORRY KOUBOU】“植物の力”を活かした、北海道発のスキンケア
北海道のスキンケアブランド「SORRY KOUBOU」。
原料となる植物は100%北海道産。自社農園でハーブの栽培までおこなっているという徹底したこだわりを、SORRYKOUBOU 代表取締役 山田香織さんに教えていただきました。
人物写真撮影:Ikuya sasaki
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
山田さん
ブランドのコンセプトは「植物と探す、ここちよい肌(looking for harmonious skin with plants)」。
健やかな肌を守るための材料は自然の中にあると考え、栽培したハーブや自生する植物を原料に、女性2人でスキンケア製品を作っています。
山田さん
わたしたちの畑がある北海道下川町は豊かな森の中にあり、冬は雪深く、−30℃まで冷え込むことも。
年々厳しくなる気候のなかでも、自らを変化させ命をつなぐ植物たちから学ぶことは尽きません。
「ごめんなさい、わからないので教えてください」。ものづくりをするうえで、わたしたちが大切にしている言葉です。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
山田さん
化粧水は販売せず、植物の力を借りた「ハーブチンキ(手作り化粧水用原料)」を使って化粧水を手作りしていただくことをご提案するなど、1人ひとりのお肌に向き合えるような商品をご提供しています。
すべての商品において、収穫してから1年以内の植物を使用しています。
植物の色や香りも有効な成分の1つであり、その時々の植物の力をできるだけそのままお届けしたいと考えているからです。
山田さん
特に、「カレンデュラ・カモミールオイル」は発売当時からリピート率が高く安定した人気です。
オイルのオレンジ色は、カレンデュラというハーブの天然の色。カモミールの甘い香りがします。
ハーブの状態を知っていただくために、花びらが入っているのも特徴です。色素や合成香料はもちろん、精油も添加していません。
ほかにも、植物たちがその時々の環境に自らを合わせ変化させたことを感じていただけるようなものづくりを心がけ、さまざまなアイテムを展開しています。
Q3.どんな方に支持されていますか?
山田さん
アロマサロンのオーナーさまやお花屋さま、植物やオーガニックをテーマとした量販店さまでお取り扱いいただけています。
オンラインショップでアンケートを取ることがありますが、どのような考えでどのように作られたかを気にされてお求めになる方が多いようです。
医療に携わる方からもお買い上げいただくことも多く、お求めいただく方のボリュームゾーンは35歳〜65歳の女性です。
【waffle haramaki】一度着けたら病みつきに。体を守り、心を労わる腹巻
“腹巻をもっと日常に。よりカジュアルに”をテーマに、ズレない・しめつけない・心と身体にフィットする腹巻を提案する「waffle haramaki」。
メリヤス屋として創業してから120年あまりの歴史を持つ同ブランドの歩みを、デザイナー・ディレクター 谷岡翔子さんにお話いただきました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
谷岡さん
私たち株式会社トータスは、メリヤス屋として創業してから120年あまりの、自社縫製工場を持つメーカーです。
“肌着は第二の肌”という理念のもと、肌着を中心に作り続けてきた縫製工場で、先代社長の「自社オリジナルの体にも心にも優しい素材で何か作れないか...」から始まり、試行錯誤を繰り返してきました。
そのなかで、遠赤外線効果・消臭効果のある加工を施した特殊繊維「エンバランス糸」に着目。
そして、誰もが簡単に取り入れることができ、体を守り心を労わる “腹巻” の魅力に出会います。
谷岡さん
「冷えは万病のもと」と言われるように、私たちにとって”冷え”は大敵。
冷えから体を守り、温める”腹巻”の魅力をより多くの方に届けたい。
腹巻をもっと日常に、よりカジュアルに、インナーウェアのワードローブとなれるように。心と体に向き合ったとき、手に取るものが腹巻でありたい。
そんな想いから「waffle haramaki」がスタートしました。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
谷岡さん
「waffle haramaki」の「スフレワッフルハラマキ」では、腹巻にいちばん最適な「エンバランス糸」の機能性を最大限に活かせる構造を追求。
何種類もの編み立て方法を試してたどり着いたのが、オリジナルで編み立てた「ワッフル構造」。その名の通り、焼き菓子のワッフルのように表面が凸凹とした立体感のある素材です。
日本に数台しかない貴重な編み機でゆっくりと編み立てられたワッフル生地は、素材本来のやわらかさを活かしながら、ふんわりと編み立てられています。
ほかの編み立て方では実現できない、クセになる着け心地を体感いただけます。
ホッと心がほぐれる幸福感に包まれる、心地よい温かさが特徴です。
谷岡さん
さらに、洗練されたシンプルなデザインにもこだわっています。
上下端はゴムを使用せずに、折り返し仕様の洗練されたデザイン。
この折り返しの幅にもとことんこだわり、生地の伸縮性を活かした「面」で支える仕様にすることで、くるくる巻き上がってきたり、ズレ落ちたりする心配がゼロ。耐久性にも優れています。
締め付け感がなく、着けていることを忘れるほどの優しい肌心地は、一度体感するとやみつきに。
人と環境へのやさしさを配慮しながら、企画・裁断・縫製・検品・パッケージングまでを一貫して自社で行っています。
Q3.どんな方に支持されていますか?
谷岡さん
お客さまは30代~50代の女性が多くを占めていますが、腹巻自体はユニセックスアイテムです。
普段から腹巻をご使用いただいている方からは、「腹巻探しの旅が終わりました」というお声を多くいただいています。
お腹が冷えると、胃腸の働きの低下や倦怠感・不眠・イライラや不安感など、さまざまな不調につながります。
体温が1℃上がると免疫力は最大5~6倍もアップすると言われています。お腹を温めるだけで全身が効率よく温められ、体のめぐりがスムーズに。
基礎代謝の低下、食生活、過度な緊張やストレス、睡眠不足、自律神経の乱れなど、不調を抱える現代人のからだ作りのサポートとして、世代を問わず、ジェンダーレスにお使いいただきたいアイテムです。
ブランドがはばたく卸売プラットフォーム「goooods」
「goooods」には、今回ご紹介した3つのブランドのように、ここでしか仕入れられないブランドの高品質なアイテムが多数揃っています。
商品ページでは、つくり手が商品にこめたブランドストーリーが読めるのも特徴。バイヤーのみなさんは、商品の質だけでなく、つくり手の想いも加味したうえで気に入った商品を選べます。
さらに…「goooods」では、新規ブランドの出品も鋭意募集中。
ご自身の情熱をもっと多くの方に広めたいと意気込むブランドオーナーのみなさんはぜひ、「goooods」で“アントレプレナー”を目指してみてはいかがでしょう?
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