企業インタビュー
素材へのこだわりが生む感動を。より豊かな食生活を提案する逸品ブランド4選
一口のなかに、想いを込めて
新R25編集部
店舗やネットショップで販売するアイテムを、卸価格で仕入れられるプラットフォーム「goooods」。
自分の情熱を追いかける“アントレプレナー(起業家)”が増えてほしいという想いでリリースされた同サービスには現在、1,000を超える魅力的なブランドが掲載されています。
そこで企業インタビューでは、goooodsとのコラボ企画を開始! 「Everyone, entrepreneur.」と銘打って、ビジネスを通じて自分の情熱を追いかけるブランドの担当者や、商品の輸入などに携わる方々にお話を伺っていきます。
今回は、心と体にうれしいフード&ドリンクブランドを4つご紹介。
日常の食卓に寄り添うごはんのおとも、お茶のある生活を演出する静岡の茶問屋、そして手軽に健康習慣を始められることを提案するヘルシースナックなど、伝統と革新、健康とおいしさを兼ね備えた、魅力的な4ブランドをお届けします。
【カネジョウ‐兼上‐】無添加のおいしさを追求する、桜えびと削り節の専門店
静岡県の駿河湾と山に挟まれた小さな町、蒲原(かんばら)にある「カネジョウ‐兼上‐」。
「日常の食卓に寄り添う上質な商品づくり」をモットーに、無添加の“ご飯のおとも”を製造しているんだそう。
昭和13年に創業し、現在4代目を努めているという株式会社カネジョウの専務取締役・望月英幸さんに商品へのこだわりや想いを聞きました。
Q1.このブランドが大切にしていることは?
望月さん
「自分たちが毎日食べておいしい」と思える商品づくりを行っています。
カネジョウの看板商品である削り節は、単なる出汁用ではなく、そのまま食べてもおいしい贅沢な食事となるよう、原料の選定から仕込み、削り方に至るまで数十年にわたり試行錯誤を重ねてきました。
望月さん
私自身、削り節ご飯を愛好しており、素材の良さを活かしたシンプルな味わいを追求しています。そして現在では、数十種類ものご飯のおともを製造するまでになりました。
目隠しして試食しても選んでもらえて、ひと目で「これはカネジョウの商品だ」とわかるような個性的で質の高い商品を目指しています。
安心・安全でおいしい良質な商品を提供し続けるために、商品への愛着と商売への情熱を持ち続け、常に新しい挑戦を続けています。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
望月さん
私たちの商品の魅力とこだわりは、素材本来の味わいを大切にした無添加の製品づくりにあります。
とくに「食塩不使用ふりかけ」シリーズでは、質の高い原材料を極薄で細かく削った「削り節」と「焼き刻み海苔」を組み合わせ、素材の良さを最大限に引き出しています。
味は「海苔かつお」「海苔いわし」「海苔まぐろ」の3種類。それぞれの素材の特徴を活かした味わいを楽しめます。
望月さん
また「いその、」シリーズは国産素材にこだわり、余計な味付けを加えていないため、素朴で滋味深い味わいが特徴です。
さまざまな料理のトッピングや離乳食にも適しており、幅広い用途でご利用いただけます。
望月さん
私たちのこだわりは、シンプルな製法と高品質な原材料です。旨味を加えることを目的とした調味料や人工的アミノ酸食品・エキス、たんぱく分解物などは一切使用していません。
そのため、安売りも一切せず、お客さまが「使いたくなる」「取り寄せたくなる」「贈りたくなる」商品づくりを心がけています。
Q3.どんな方に支持されていますか?
望月さん
食に対する意識が高く、品質にこだわりを持つ方々に支持されています。味はもちろん、贈り物としても喜んでもらえる、と高い評価をいただいています。
私たちの商品は、全国展開のスーパーや価格重視のチェーン店ではなく、雑貨店やセレクトショップ、地域の特色ある商品を取り扱う個性的なスーパーなどで取り扱っていただいております。
これからもお客さまのお腹と心に響き、思い出に残るような食づくりを通じて、幅広い世代に喜ばれる身近でうれしい商品づくりを目指してまいります。
【お茶と、暮らしと】お茶のある、ほんの少しの丁寧な暮らしを提案
“日々の暮らしにときめきを”をコンセプトとする、静岡の茶問屋が運営するお茶ブランド「お茶と、暮らしと」。
ただ、茶問屋といっても単にお茶を売っているわけではないようで…?
「共感」という独自の付加価値を武器に日本茶を発信しているという、株式会社岩崎恭三商店の二代目店主、岩崎麻須美さんに話を伺いました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
岩崎さん
私は静岡の茶問屋の家に生まれ育ちながらも、長年お茶に特別な思い入れを持っておらず、むしろ紅茶やお酒を好んで飲んでいました。
それが、妊娠をきっかけに大きく変化しました。日本茶について考えるようになり、日本茶インストラクターの勉強を通じて、お茶の奥深さと楽しみ方の多様性に気づいたんです。
岩崎さん
昔、「この茶器やお菓子で紅茶を楽しもう」「今日はこれを食べたいから、このお酒を飲もう」などと特別な時間を楽しんでいたことにお茶を重ね合わせ、単にお茶を売るのではない「お茶と、暮らしと」というブランドを立ち上げました。
「お茶と、暮らしと」はお茶屋さんではありません。暮らしを提案するお店であり、そのなかにお茶があります。
日々の忙しい生活のなかで、ほんの一瞬でも自分に優しく“丁寧に”過ごせる時間をつくり出すお手伝いをします。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
岩崎さん
厳選した上質な静岡茶を使った、カラダに優しいお茶スイーツや、ホッとひと息つけるお茶を取り揃えています。
岩崎さん
おすすめは、朝の番組『ZIP!』の「水卜あさ美と一緒にあさごはん」コーナーでも紹介された、「お茶のミルクジャム」です。
静岡の隠れ家フレンチ「旬輝」のシェフ監修のもと、焦げないようにじっくり煮詰め、丁寧につくられています。香料や着色料は不使用。ミルクの濃厚さと甘さだけでなく、お茶のほろ苦さと爽やかさが後味まで楽しめる一品です。
岩崎さん
また、「ほうじ茶ミルクジャム」「紅ほうじ茶ミルクジャム」も人気です。
これらのミルクジャムとお茶のセットもご用意しています。合わせるお茶は、深蒸し茶、棒茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶、和紅茶の5種類。ぜひミルクジャムとお茶のペアリングをお楽しみください。
Q3.どんな方に支持されていますか?
岩崎さん
おもに30〜40代の女性の方にご支持いただいており、日常使いのプチギフトから、大切な方へのしっかりしたギフト、そして自分へのご褒美として購入される方が多くいらっしゃいます。
ギフト商品は、贈る方の想いが伝わるお花のカードや、ふんわり包んだ優しいラッピングにもこだわっています。
これからもお茶を通じて人々の暮らしに寄り添ってまいります。それぞれの楽しみ方を見つけていただければ幸いです。
【お茶のマルキョウ商店】「伝統的、でも最新」な楽しみ方をプロデュース
「お茶の可能性は無限大」をモットーに、さまざまな挑戦をしている静岡の茶問屋「お茶のマルキョウ商店」。
実は、前述のブランド「お茶と、暮らしと」と同じ株式会社岩崎恭三商店が運営しているお茶屋さんです。
「お茶のマルキョウ商店」ではどんな想いで何を目指しているのか、再度、岩崎さんに話を伺いました。
Q1.この会社を受け継いだ経緯は?
岩崎さん
父が40年ほど前に設立し、私は小さい頃からお茶屋の娘と言われて育ってきました。もともと家業を継ぐつもりはなかったのですが、2020年、父から会社を畳むと聞き、「私がなんとかする!」という思いだけで継ぐことを決意しました。
生まれたときからある工場がなくなることに、いてもたってもいられなかったんです。また、「岩崎さんのところのお茶を飲んだら、ほかのお茶が飲めないよ」と言ってくださるお客さまもいて、マルキョウ岩崎商店にはファンがたくさんいたんです。
岩崎さん
そこからがむしゃらに、いろいろなことに挑戦してきました。そのなかで、「お茶の可能性は無限大」ということを再認識。
お茶は主役にはなれなくても、最高の脇役になれるんです。
ゼロからスタートした分、時代やお客さまのニーズに合わせて柔軟に対応できるのが強みです。小規模企業の利点を活かし、お客さま一人ひとりに寄り添った提案を心がけ、卸売りから小売りまで幅広く対応しています。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
岩崎さん
香り強く味の濃いヤブ北品種を選び、日本最大のお茶の産地として知られる、静岡県牧之原市の茶葉を100%使用しています。
これを通常の2〜3倍長く蒸すことで、渋みを抑え、甘みとコク、旨味を引き出したまろやかで濃厚なお茶となります。
また、熟練の茶師が、荒茶の状態や気候、気温に合わせて丁寧に火入れを行うことで、香り、旨味、コク、色、すべてにおいて上質なお茶に仕上げています。新茶の時期である4〜5月に摘み取られた新鮮な生葉を使用し、茶師によるブレンドで商品の特徴をより一層引き立てています。
岩崎さん
さらに、荒茶の仕入れから出荷まで、すべて自社工場で行うことで中間コストを削減し、高品質なお茶を手頃な価格で提供しています。
創業者の父の願いでもある「妥協を許さず、安定して最高品質のお茶をお届けする」という理念のもと、日々努力を重ねています。
Q3.どんな方に支持されていますか?
岩崎さん
多くのお客さまに、季節ごとの贈り物や年中行事に合わせたギフトとしてご利用いただいています。
とくに産地直送のグルメギフトは、その新鮮さと高品質さが評価され、大切な方への感謝の気持ちを伝える手段として多くの方に選ばれています。
岩崎さん
さらに、日本国内だけでなく、海外のレストランや小売店でも人気を集めており、たとえばポーランドの日本食レストランでも楽しまれています。
これからも多様なニーズに対応できる品質とサービスを提供し、皆さまの期待に応える商品をお届けしてまいります。
【Feel Health Store】誰でも置き換えやすいヘルスケア食品ブランド
ちょっとしたおやつを健康的なものに変えるだけで、健康習慣を始められることを伝えたいという思いから立ち上げたブランド「Feel Health」。
健康食品なのにジャンクな味で、ついつい手が伸びてしまうんだとか。
商品へのこだわりを、株式会社WELL BE INDUSTRYの代表取締役CEO、花高凌さんに聞きました。
Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?
花高さん
2015年に母を乳がんで亡くし、病気になる前に健康の価値に気づいてもらう仕組みが必要だと感じたのがきっかけです。
「健康はすべてではないが、健康を失うとすべてを失う」という言葉があるように、日々大切にしているものがあっても、健康じゃなければ意味がありません。
健康を考えるということは、未来を考えるということ。習慣は変えられなくても、選択なら変えられるはずです。そんな想いで「Feel Health」というブランドを立ち上げました。
花高さん
「大切な人に健康でいてほしい」という想いを伝えることが、弊社の商品のコンセプトです。ちょっとしたおやつを健康的なものに変えるだけで、健康習慣を始められることを伝えたいと考えています。
Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください
花高さん
健康食品でありながら、おいしさにとことんこだわり、ついつい手が伸びる味わいを実現したことです。カリッとした食感と止まらないおいしさで、健康食品に対するイメージを覆します。
栄養面でも優れており、1袋(25g)あたり糖質3g、脂質4g、タンパク質10g、食物繊維6gとなっています。ヘルシーでありながら、満足感はたっぷり。小腹が空いた時のギルティーフリーなおやつとして最適です。
花高さん
原材料へのこだわりも大きな特徴です。国産大豆を100%使用し、有機溶剤を使用せず丸大豆をそのまま潰しているので、大豆の旨みを最大限に引き出しています。
ぜひ毎日のスナックタイムに、心と体にやさしいおやつをお楽しみください。
Q3.どんな方に支持されていますか?
花高さん
ダイエット中や糖質制限中の方、減量に取り組むトレーニー、子どもに安心なおやつをあげたいというお母さん、そしてジャンクフードが好きだけど健康を意識し始めたという男性など、さまざまな背景を持つ方々に愛用されています。
ギフトとしての需要も高く、ご友人へのプチギフトやお酒のおつまみとしても人気があります。
健康食品というと機能的な面ばかりが強調されがちですが、弊社の商品は情緒的な価値も重視して開発しています。たとえば、商品の裏面にはメッセージを手書きで書き込める欄を設けており、ちょっとしたお手紙のような感覚で贈ることもできます。
花高さん
手軽に始められる健康習慣を、ぜひ取り入れてみてください。
ブランドがはばたく卸売プラットフォーム「goooods」
「goooods」には、今回ご紹介した3ブランドのように、ここでしか仕入れられないブランドの高品質なアイテムが多数揃っています。
商品ページでは、つくり手が商品にこめたブランドストーリーが読めるのも特徴。バイヤーのみなさんは、商品の質だけでなく、つくり手の想いも加味したうえで気に入った商品を選べます。
さらに…「goooods」では、新規ブランドの出品も鋭意募集中。
ご自身の情熱をもっと多くの方に広めたいと意気込むブランドオーナーのみなさんはぜひ、「goooods」で“アントレプレナー”を目指してみてはいかがでしょう?
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