企業インタビュー
「採用」と「採用広報」を実現するWantedly運用代行会社。株式会社OTOGIの圧倒的に成果を出す運用の秘密
Wantedlyを自社採用の資産に
新R25編集部
「働くための価値観」でマッチングする採用広報サイト「Wantedly」。
しかし、価値観を伝える媒体の運用は難しく、困っている担当者も多いのでは?
そんな会社を支援するためにWantedly運用代行サービスを展開するのは、株式会社OTOGI。なんとWantedly認定パートナーサイト掲載順位1位に選ばれたのだそう。
同社の代表取締役・山本哲也さんに“1位”の秘密をうかがいました。
〈聞き手=青山実央(新R25編集部)〉
「運用力」×「コンテンツ作成力」で成果の出る採用活動
山本さん
株式会社OTOGIは、2022年の創業以来、Wantedly運用代行サービスを展開してきました。
山本さん
Wantedly運用代行会社の多くはアクションベースでの代行が多数を占め、あまり採用につながらないケースがほとんど。
採用できても、「業務委託や長期インターン」 「デザイナー、ライターなどの専門職」が多い傾向なんです。
私たちの特長は、しっかりと採用に結びつく運用にこだわっている点です。
Wantedlyという媒体にマッチしない企業さまにはその旨を伝え、ご提案することはありません。それくらい“採用につながる運用”にこだわっています。
青山
なるほど。その姿勢がWantedlyにも認められているポイントなんですね。
山本さん
そうなんです。おかげさまで「Wantedly認定パートナーサイト、掲載順位1位(Wantedlyパートナー160社中)」や「2社の支援先企業がWantedly Awards 2023 へのノミネート」などの実績をあげることができました。
支援先の8割以上は“スカウト利用無しの自然応募のみ”。
それでも正社員の採用成功率が90%を超えているんですよ。
青山
なぜ、それが実現できたんですか?
山本さん
それは、OTOGI独自の “運用力” × “コンテンツ作成力” が理由だと思います。
“アルゴリズム×インサイト” の観点で本質的な運用を
山本さん
私たちは、Wantedlyのアルゴリズム(媒体視点)と、インサイト(顧客視点)をかけ合わせた運用を行っています。
山本さん
このふたつを掛け合わせることで、企業それぞれの色を適切に出せるようになり、高いマッチングを実現できるんです。
よくあるのが、「どうすれば露出が増え、PV数が上がるのか?」といったアルゴリズムの観点“だけ”の運用です。
こればかり気にしていると、閲覧数は上がっても、応募につながるかというと、微妙なところで…
青山
採用ページが閲覧されても、「よくわからない企業だな」 「自分とマッチしているのかどうか、判断つかないな」などと思われてしまったら、応募までたどりつかないですもんね。
山本さん
そうなんです。そこで、“求職者視点”での運用が大切になってくる。
Wantedlyは、自社に興味を持ってくれている人のプロフィールを確認できるので、そこから、どんな職歴の人で、この先どんなことをしたいのかなどを確認して、次のアクションを考えるんです。
青山
なるほど。
山本さん
また、基本戦略として採用フレームワークのTMPを活用し、PDCAを回しています。
TMPとは「T:ターゲティング」 「M:メッセージング」 「P:プロセッシング」のそれぞれの頭文字を取ったもので、BtoBマーケティングでよく用いられる「Who(誰に)」 「What(何を)」 「How(どのように)」にあたるもの。
このTMPを活用しPDCAをうまく回せると、どのような訴求が誰に刺さり、ウケが良くない訴求はなにかといった、運用の勝ちパターンが見えてくるのです。
青山
なるほど。具体的にTMPをどう活用していくのでしょうか?
山本さん
Wantedly運用においては特に「T:ターゲティング」 「M:メッセージング」を使うので「P:プロセッシング」は割愛しますが、例えば各募集職種ごとにターゲットとなりそうなペルソナを5-10程度洗い出します。
その洗い出したターゲットに刺さりそうなメッセージをまた10個ほど洗い出す。ここで出た内容を募集記事(求人)のタイトルに入れたり求人内容を変更したりして試していきます。すると数カ月後にはウケの良いTMとそうでないTMが明らかになってきます。
ターゲットに刺さるコンテンツ制作力とデザイン力
山本さん
私たちのもうひとつの強みは「コンテンツ力」。
Wantedlyではストーリー記事が公開できるのですが、これまで採用広報コンテンツを1,500本以上制作してきた経験で培った企画力とデザイン力を発揮しています。
青山
私も就職活動時、Wantedlyを使っていたときにストーリー記事を読んでいました!
実際に働いている人のことが詳しく知れるのが好きで…
山本さん
やはり求職者は「社員の“生”の声」が気になりますよね。
私たちも、まず最初は人の露出をすることをおすすめしていて、社員インタビューの作り方のセオリーとして「職種×レイヤー」といった考えのもとインタビュー記事を作成しています。
企業側も“こんな人が働いてます”ってアピールできますし、働き方紹介やカルチャー紹介とかで、会社の制度やVisionを伝えることができる。
文字数の制限がないので、求人ページでは伝えきれないことが伝えられます。
株式会社OTOGIのWantedly採用ページも、実際に働いている人に注目した記事を公開しています
青山
その企業の個性が出せるんですね。
山本さん
そう。だからこそ、デザインにもこだわっています。
会社ページのヘッダーのデザインに合わせたサムネイル作成をしています。Wantedlyの記事はサイト内で共有することもできますし、Wantedly以外の媒体でも公開できます。
「この記事面白いな」 「サムネイルもオシャレだな」と思ってもらえたら、Wantedlyのページに飛んで、募集記事を見てくれるかもしれない。
それに、デザインにこだわるとPV数が伸びるという事例もあるんです。
青山
統一感のあるデザインとか目を引くサムネイルだと記事を読んでみようって思いますもんね。
手がけたデザインは、シンプルで分かりやすいものが多数
青山
これだけのサポートが受けられるサービス、費用はどのくらいなんでしょうか?
山本さん
初期費用はかからず、月額25万円からです。
その他オプションもご希望に合わせて提供しているので、まずは採用のお悩みも合わせてご相談ください。
採用狭報を採用のスタンダードに。
山本さん
実は弊社が目指しているのは「Wantedly運用がうまい会社」ではなく、弊社のミッションでもある、「採用狭報を(世の中の)採用のスタンダード」にすることなんです。
現状の採用は、求人媒体やスカウトサービス、人材紹介会社などを利用し母集団形成を図っています。
ただ労働人口の減少や選職リテラシーの向上などから、そういった母集団形成サービスを利用するだけでは採用ができなくなってしまっています。
より多くの方にWantedlyと弊社サービスを利用いただけるよう、今後も精進していきます。
企業の深い情報を伝え、最適なマッチングを図ることができるのがWantedlyというサービス。
このサービスをうまく活用できる会社が株式会社OTOGIということを知れました。
「Wantedlyを活用したい」という担当者の方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
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