企業インタビュー

日々の暮らしにほっこり上質な時間を。糀甘酒、希少コーヒー…毎日飲みたい本格派ドリンク3選

日々の暮らしにほっこり上質な時間を。糀甘酒、希少コーヒー…毎日飲みたい本格派ドリンク3選

本物にこだわった贅沢な一杯を

新R25編集部

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店舗やネットショップで販売するアイテムを、卸価格で仕入れられるプラットフォーム「goooods」。

自分の情熱を追いかける“アントレプレナー(起業家)”が増えてほしいという想いでリリースされた同サービスには現在、1,000を超える魅力的なブランドが掲載されています。

そこで企業トピでは、goooodsとのコラボ企画を開始! 「Everyone, entrepreneur.」と銘打って、ビジネスを通じて自分の情熱を追いかけるブランドの担当者や、商品の輸入などに携わる方々にお話を伺っていきます。

今回は、“糀”専門店がつくる甘酒や、希少コーヒー豆を使用したフィリピン産コーヒーなど…日常に寄り添い、心を豊かにしてくれるドリンクをご紹介します。

【若宮糀屋】明治19年創業の老舗“糀”専門店

創業130余年の若宮糀屋第4代目社長の花岡拡和さんは、伝統の糀づくり技術を守りながら、甘酒専門の糀を自ら開発したそう。

唯一無二の糀屋を目指しているという、その特徴やこだわりをお聞きしました。

Q1.このブランドが大切にしていることは?

花岡さん

「守りながら変わっていく。心を込めて。」という企業理念にもとづき、日本の伝統的な発酵食品である「糀(こうじ)」の魅力と可能性を広く伝えることを大切にしています。

糀は味噌、醤油、みりん、日本酒など、日本人の食生活を支えてきたあらゆる調味料に使われていますが、そのことはあまり知られていません。私たちは、この古くから受け継がれてきた糀の文化と伝統を守りながら、新しい価値を創造していきたいと考えています。

花岡さん

糀には健康面での良さや、発酵食品ならではの奥深い味わいなど、現代の食生活にもたらせる魅力がたくさんあります。そこで、糀を活用した新しい商品開発や体験型サービスを通じて、「こうじのある暮らし」を広く提案していくことにしました。

地域の伝統と時代の変化を柔軟に取り入れながら、オリジナリティあふれる商品を展開することで、人々の心を豊かにしていきたい。そんな想いから日々商品づくりに励んでいます。

Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください

花岡さん

私たちは明治19年の創業以来、変わらぬ「室蓋(むろぶた)製法」を活用し、丁寧に糀を育てています。

この製法は、杉の木でつくられた150枚以上の糀蓋を使い、4日間かけて糀を育てるというもの。温度と湿度を細かく調整できるため、糀菌が最適に育つ条件を整えることができます。自然素材の杉を使うことで、適度な湿度調節ができ、糀の品質と風味の一貫性が保たれるんです

花岡さん

生糀、甘酒、味噌、甘酒焼き芋、糀・味噌づくり体験のすべてに語りたくなるストーリーが込められていて、一度使うと「他の糀は使えない」と言われるほど、品質の高さは評価されています

一方で、私たちは伝統を守りつつ、新しいことにもチャレンジしていて。コロナ禍では地域の方々の着想から、「甘酒焼き芋」を開発しました。これは低温でじっくり焼き上げ、本来のうまさを引き出したさつまいもに、35度以上の米糀甘酒をぬり、2度焼き、熟成させることで甘酒の旨味、コク、甘さを皮に閉じ込めた焼き芋です。

また、2024年夏には宿泊付きの糀・味噌づくり体験サービスを企画したりしています。

Q3.どんな方に支持されていますか?

花岡さん

40代から60代の女性で、料理が好きなだけでなく、日々の暮らしを丁寧に楽しむ本物志向の方々が多いです。

また、美容や健康に関心の高い方からも人気があります。「腸活」や「美容」に良いとされる甘酒は、「一日一杯」の習慣を続けやすいのでリピートされる方も多いです。とくに「甘酒焼き芋」は独特の製法で優しい甘みと食感が楽しめると好評です。

季節のご挨拶や母の日、敬老の日などのギフト利用にもおすすめです。

【古町糀製造所】米どころ新潟の“糀甘酒”専門店

2009年に新潟県で創業した、日本初の糀甘酒専門店。一杯の甘酒を通して糀と発酵の世界の魅力を伝えるべく、多数の甘酒ラインナップを揃えています。

伝統の製法にこだわりながら新しい味わいにも挑戦し続けているという、その想いやこだわりを株式会社古町糀製造所の代表取締役・小畑宏樹さんに伺いました。

Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?

小畑さん

米と米糀のみを原料にした糀の甘酒が、「こんなにも豊かな甘みで身体にも良いのに、今の時代に広く使われていないのはなぜだろう」という疑問からでした。

米は日本人の主食であり、米糀は日本酒や味噌など、私たちの食生活を支えてきた重要な素材です。でも創業当時、甘酒といえば砂糖入りの酒粕甘酒のイメージが強く、「日本酒の香りがしてクセがある」 「砂糖が入っている」 「古臭い」と言われていたんです。

一方で、糀甘酒は砂糖不使用ながら豊かな甘みがあり、ノンアルコールで日本酒の香りもしません。さらには「飲む点滴」と言われるほど栄養価も高い飲料です。

小畑さん

こうした本来の糀甘酒の魅力を広めて、豊かな生活に役立ててもらいたいという思いから、糀甘酒専門ブランドを立ち上げました。

Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください

小畑さん

私たちのミッションは、幅広い方に「甘酒は美味しい」と思っていただくきっかけをつくること。初めて甘酒を飲む方でも「美味しい! また飲みたい」と感じていただけるよう、4つのこだわりを持って商品づくりに取り組んでいます。

小畑さん

①あっさりしてくどくない甘さ

多種の米糀を試し、ただ甘いだけでなく、すっきりした飲み口の味わいを実現しました。

②滑らかで粒感の少ない口当たり

米粒を潰す工程を加えることで、粒感を低減し、違和感なく飲めるよう工夫しています。

③さまざまな表情を見せるフレーバー商品

果物、野菜、お茶など、さまざまな素材と相性の良い糀甘酒の可能性を活かし、季節を感じられるフレーバー商品を展開しています。

④新潟県産米と、老舗醸造蔵の米糀

米どころ新潟の県産米と、明治期創業の味噌醸造蔵の職人技で仕込まれた米糀を使用しています。

小畑さん

過去には「#みんなの甘酒プロジェクト」と題し、一般のお客さまから新商品のアイデアを募ったことも。クラウドファンディングを通じて、新たなフレーバー甘酒商品を販売したこともありました。

このように、飲みやすくて美味しい味わいと、地元新潟の素材や伝統に裏打ちされた品質にこだわって製造しています。

Q3.どんな方に支持されていますか?

小畑さん

おもに30代から60代の女性からご支持いただいています。サプリメントや栄養剤ではなく、一般の食品を通して日々の豊かな生活や家族の健康を守りたいという方々が多いです。

古町糀製造所のラインナップの特徴は、四季折々に登場するフレーバー甘酒を取り揃えていること。年間を通じて15種類以上の商品を取り扱い、甘酒の多様な楽しみ方を提案しています。

時期のご挨拶品や手土産、特別な日の贈り物としても人気があり、受け取った方からも喜ばれています。

【BARAKO BOX】希少なリベリカ種を使用した、日本唯一の“バラココーヒー”専門店

フィリピン発の超レアコーヒー「バラココーヒー」に特化した、日本初の専門店「BARAKO BOX」

「新たなコーヒー体験を求める“冒険心溢れる”人々へ届けたい」。そう話す代表取締役の宮田有紀子さんに、込めた想いをお聞きしました。

Q1.ブランドを立ち上げたきっかけは?

宮田さん

バラココーヒーは、フィリピンで栽培される「リベリカ種」のコーヒー豆から作られる伝統的なコーヒーです。

日本市場にはほとんど出回っていないこのコーヒーの美味しさに魅了され、自分たちでも販売できないかと考えたことが始まりでした。

宮田さん

当初はコーヒーについての知識が乏しかったものの、SNSを通じてコーヒーのプロや愛好家とつながり、オンライン試飲会を開催したところ、驚くほど好評で自信を持つきっかけとなりました

さらに、ライブコマースなどで新たな顧客を開拓。テスト販売を通じてリピーターも増えました。水出しコーヒーバッグの販売も好評をいただいています。

Q2.商品の魅力やこだわりを教えてください

宮田さん

「リベリカ豆」は、世界のコーヒー流通量のわずか1%しかないと言われている幻の原種で、ほかのコーヒー豆とは異なる独自の風味を持っています。このリベリカ種が生み出す深い味わいと芳醇な香りがバラココーヒーの特徴。酸味がなく、深みのあるコクと香り、ミルクとの相性も抜群です。

栽培の手間や生産性の課題があるため現在は衰退産業となりつつありますが…当店では現地の農園や生産者をサポートし、栽培や焙煎技術の向上を目指しています。

また、日本での手作業選別で欠点豆を取り除き、品質向上に努めながら、本来の味わいをお届けすることを心がけています。

宮田さん

人気の商品は以下の3つです。

① 焙煎豆

バラココーヒーの深い味わいを堪能できる一品。深煎りで抑えた酸味、豊かな風味とコクがあります。

②水出しコーヒーバッグ

スッキリした後味のバラココーヒーは、水出しにするとさらにおいしさが際立ちます。500mlの水で出したときに最高の味わいになるよう黄金比率を計算し、内容量を調整しています。

③ ラテベース(無糖)

スムーズな口当たりと豊かな香りが魅力。バラココーヒー特有の風味が存分に楽しめて、カフェラテやアイスラテのベースとしても最適です。

Q3.どんな方に支持されていますか?

宮田さん

深煎りのコーヒーを好む方、酸味の苦手な方、ただ苦いだけでなくコクや香りを楽しみたい方から高い評価をいただいており、毎日のパートナーとしてご愛飲いただいています。

私たちが提案しているコンセプトは「革命前夜のコーヒー」。英雄たちの精神を継承し、冒険心や新たな挑戦を求める人々に捧げるものです。このコーヒーを通じて、新たな挑戦を続ける人々の日常に寄り添い続けたいと願っております。

ブランドがはばたく卸売プラットフォーム「goooods」

「goooods」には、今回ご紹介した3ブランドのように、ここでしか仕入れられないブランドの高品質なアイテムが多数揃っています。

商品ページでは、つくり手が商品にこめたブランドストーリーが読めるのも特徴。バイヤーのみなさんは、商品の質だけでなく、つくり手の想いも加味したうえで気に入った商品を選べます。

さらに…「goooods」では、新規ブランドの出品も鋭意募集中

ご自身の情熱をもっと多くの方に広めたいと意気込むブランドオーナーのみなさんはぜひ、「goooods」で“アントレプレナー”を目指してみてはいかがでしょう?

アナログな「BtoB取引」に変革を。LINEに約70億円で会社を売却した起業家の“新たなる挑戦”

「goooods」の特徴をもっと知りたい方は、こちらの記事をチェック!

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