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世界最高峰の技術が、地球を救う!? インターホールディングス代表が語る、真空に賭けた“野望”

世界最高峰の技術が、地球を救う!? インターホールディングス代表が語る、真空に賭けた“野望”

“真空率99.5%”がもたらす未来とは

新R25編集部

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日本が世界に誇る強みのひとつが“技術力”。有識者のたゆまぬ研究・努力のおかげで、私たちの生活は日増しに豊かになっています。

そんななか、私たちの食生活がリアルに何倍も快適になりそうな“とある技術”が、急速に発展しているのをご存じでしょうか。

その技術とは…「真空」。“真空パック”でおなじみのアレです。

じつは今、株式会社インターホールディングスという昨年立ち上がったばかりのスタートアップが、地球上最高(!)の“超高真空特許技術”を活かし、これまでの常識を覆すような真空容器の開発に勤しんでいます。

…なんのこっちゃ! と思った方、ちょっとお待ちください

この取り組みこそが、私たちの毎日を、そして“未来”を、大きく変えてくれるかもしれないんです。

同社代表取締役社長兼CEOの成井五久実(なるい・いくみ)さんに、その真相を聞いてみました。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

1カ月間、日本酒・ワインの風味が変わらない!? 地球上最高値の“真空”はメリットだらけだった

成井さん

インターホールディングスは、世界最高峰の真空特許技術を活用し、真空特許容器「INTER」の開発・製造・販売をしている会社です。

石川

世界最高峰…?

成井さん

はい! 私たちが保有しているのは、地球上で最高値の“超高真空特許技術”です。

この技術で実現できる真空率は99.5%。この真空パックの中に物を入れると、宇宙空間に物を入れたのと同じ効果が見込めるんですよ。

ふつうの真空パックだと真空率は約80%なので、その差は歴然です。

石川

宇宙空間…!?すごい話になってきた。

成井さん

この技術は、日本を代表する発明家であるハジー技研の萩原忠先生が、30年もの月日をかけて開発されたものです。

これまで600以上の特許を取得している萩原先生は、NASAのアポロ計画にも参加されていて、“超高真空特許技術”もロケットの油圧機器から着想を得ているんです。

真空率99.5%を可能にする技術は世界で唯一。この特許の権利を、昨年私たちが譲渡していただき、商品開発や販売をおこなっています。

成井さんと萩原先生(右)。御年92歳ながら、技術開発者として会社のトップをつとめているすごい方です

石川

とにかくすごい技術なのはわかったんですが…

真空率が上がることで、私たちの生活にもメリットはあるんでしょうか?

成井さん

もちろん!むしろメリットしかありません

ここでは大きな特徴を2つ、ご紹介させていただきます。

真空特許容器「INTER」のメリット①:食品が大幅に長持ちする

成井さん

最大のメリットは、「INTER」に食品を入れて保存すると大幅に長持ちすることです。

お米は6カ月後も新米の状態を保てますし、オリーブオイルは10カ月間酸化しません。

お米については、農家さんからも「2ヶ月間保存したお米を試食させていただきましたが、精米直後の米のおいしさと変わらない」とお墨付きをいただいています。

さらに、白ワインを抜栓後に真空保存したところ、1カ月時点でも味の変化がなかったという調査結果*が出ています。

*調査機関:株式会社味香り戦略研究所  調査時期:2022年12月~2023年1月測定分

石川

そんなに長持ちするんですか…!うっかり腐らせないですみそうだし、節約にもなりそうです。

真空特許容器「INTER」のメリット②:すぐ使えて、何度でも使える

成井さん

真空パックというと、専用の機械で空気を抜いて使うのが一般的ですが…

「INTER」は専用の機械は一切いらず、手で簡単に、誰でも真空にできます

さらに、洗浄すれば何度でも利用できるので、繰り返し使えばゴミも減らせます。

シンプルな構造なので、プラ素材さえあれば世界中どこでも生産ができるのもポイントです。

こんな感じでノズルを引くだけで、女性の手でも簡単に真空を再現できます

成井さん

この技術を活用して、さまざまなビジネスを展開しているのが私たちの会社です。

たとえば個人の方向けに、このような真空特許技術を活用したさまざまな形状での真空容器を販売しています。

公式オンラインショップで普通に買えます。しかも、思ったより良心的な値段

成井さん

さらに法人向けに、飲食店のバックヤードなどで使っていただける大容量真空容器の販売も。お店でも、賞味・消費期限の大幅な延長が可能です。

あとは、最近ブームになりつつある「量り売り」でも真空容器が役立っていて…

野菜量り売り専門店「HACARI中目黒店」にて、野菜のへた・切れ端・皮などで作る出汁を真空容器で販売しています。

真空にしたことで、賞味期限は3日→14日間に。お店側も消費者側もロスがなくなる、環境にやさしい販売形態を実現させました。

さらに、来年度からは「世界初の真空量り売り器」を全世界で販売予定なんだそう

成井さん

ほかにも数え切れないほどの構想がありますが、ごく一部だけ紹介すると…

・世界初の「真空紙パック」の開発

・何度でも使える「真空マイボトル」の開発

・資材のムダを防ぐ、リユース可能な「真空梱包材」の開発

など、あらゆる場面でこの技術が役立つと自負しています。

レストランから美容院まで、活用シーンはかなり広いようです。法人の方はこちらからお気軽にお問い合わせくださいとのこと!

捨てない毎日を未来に。真空で、世界はどう変わる?

石川

正直「真空」に興味を持ったことがなかったんですが…ここまで私たちの生活に密接していたんですね。

成井さん

そうなんです。でも、私たちが目指しているのは、単に「日常を便利にすること」だけではありません。

もっと先の「地球課題の解決」が、本当に目指しているゴールです。

成井さん

私たちインターホールディングスは、「『捨てない』毎日を、未来に。」というスローガンを掲げています。

現在、世界で年間に廃棄されている食品は約13.1億トン。この量だけで食料難に苦しむ方々を救えると言われているほど、「フードロス」問題は深刻です。

私たちは、“真空”という解決策で、この問題と向き合いたいと思っています。

石川

なるほど! 食品が長持ちすると、無駄な廃棄も減るのか…

成井さん

そうなんです。私たちのゴールは、食品を大幅に長持ちさせることでフードロス削減に貢献すること。

そして、“何度でも使える”という特性を活かしたり、輸送コストやゴミの排出を減らしたりして、二酸化炭素の削減に貢献することです。

具体的には、この事業単体で10年後に4億トンのフードロスの削減や、全世界で排出されている二酸化炭素の削減を目指しています。

成井さん

さらに、カーボンクレジット市場*への参入を目標にしていて…

リユース可能な真空パックを導入いただいた企業さまが削減したGHG(温室効果ガス)を、カーボンクレジットに変えて利益に変えるコンサルティング事業も構想しています。

*カーボンクレジット市場…温室効果ガスの削減量を売買する仕組み

石川

そんなことまで…本当に、地球の未来を見据えているんですね。

成井さん

はい! 私たちが萩原先生から真空特許技術の権利を譲渡していただけたのは、新しいビジネスモデルで世界中に広めたいというビジョンに共感いただけたからだと思っています。

権利をいただいたということはつまり、日本のすばらしい技術を世界に広めるお約束をしたということ。

私たちの日常を支える食品や生活用品の販売に“真空”を組み込むことで、「捨てる」を極限に減らし、“真空”が当たり前の世界を作る。

これが、私たちインターホールディングスの使命です。

真空技術の権利譲渡に際しては、当の萩原先生もこんなアツいコメントを寄せているそう。

萩原先生

電気もない、道もない、流通できない、経済レベルが低い地域や国に(この技術を)届けてほしいね。アメリカや日本でも必要だけど、お金の問題ではない。

この技術を、人のためになる技術を、どうやってみなさんに広めていくのか

真空容器を作ったときにそれが難しいと感じてた。そこをインターホールディングスさんにはお願いしたいと思っています。

“想い”ごと受け継がれたこの技術が、私たちの消費活動を変えていく

日々の生活が格段に便利になり、社会貢献にもなる“真空”を、さっそく日常に取り入れてみませんか?

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