転職活動がバレたらヤバい…!

転職サイトに登録すると、会社にバレるってホント? プロに聞いた真相と“会社バレ”回避策

キャリア

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転職活動に欠かせない転職サイト…ですが、実はこんな噂が渦巻いているようです。

「転職サイトに登録したら、今いる会社にバレちゃうってホント…?」

もし転職を考えていることがバレたら、在職中の会社での立場が悪くなっちゃうかも…。あれこれ悩んで不安なままでは、転職活動もなかなか手につきませんよね。

そんな不安を払拭すべく、キャリアの専門家に“会社バレ”の真相について教えてもらいました。

今回、取材に協力してくださったのはこちらの方。
松本さん

松本さん

人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。
※詳細プロフィールは記事の下部に記載しています。
〈聞き手=SYO〉
SYO

SYO

転職サイトに登録すると、今いる会社にバレてしまう可能性があるという噂は本当でしょうか?
松本さん

松本さん

その可能性はゼロではありません。ただ、なるべくバレないようにする方法もありますので安心してください。

バレる可能性があるのは、ほとんどが会社が求人に使っているのと同じ転職サイトに登録してしまった場合です。
SYO

SYO

というと…?
松本さん

松本さん

企業から求職者にスカウトメールを送る「スカウト機能」があると、人事は求職者の登録情報をある程度見られます。その情報がきっかけでバレてしまう可能性はゼロではありません。
SYO

SYO

でも、そういうスカウト機能って、勤務先までは見られないようになってますよね?
松本さん

松本さん

たしかに勤務先名や個人名は非公開になっていますが、「住所の都道府県」「職務経歴」「年齢」「最終学歴(学校名)」などから推測されてしまうこともあるんです。
SYO

SYO

なるほど…
松本さん

松本さん

なかでも一番バレるリスクが高いのが「職務経歴書」の内容です

その会社独自の組織名や担当したプロジェクト名など正直に書いてしまうと、見る人が見れば何の話かわかってしまいますよね。

その他の公開情報を合わせ見ることで個人が特定されることがあります。

その会社独自の社内用語を無意識に使って書き込むことも、同様に危険です。
SYO

SYO

具体的に書きすぎるのは、“会社バレ”の観点でいうとリスクがあるんですね…
松本さん

松本さん

もう一つ気をつけたいのが、会社のPCやスマホなどで転職サイトにログインすることです。

支給品だと会社側で通信ログをチェックできる場合があり、バレる可能性がありますのでご注意を。

会社にバレないようにするための登録方法

SYO

SYO

転職活動がバレないようにするための対策を教えてください!
松本さん

松本さん

登録時に「非公開」にできる項目はそうするのが基本ですが、内容をぼかしすぎるのはNGです。もちろん、嘘を書くのも避けましょう。

職務経歴書をアバウトに書きすぎると、今度はスカウトが来なくなります
SYO

SYO

バランスが難しい…具体的にはどうすればいいんでしょう?
松本さん

松本さん

プロジェクト名や社内専門用語などを明記せずに、実績だけを書くように心がけましょう。

たとえば「△△年度の〇〇総会でベスト管理職賞を受賞」と書きたいなら、「管理職が対象の表彰で全社1位を受賞」くらいまでぼかすといいですね。社内の用語を使うより、むしろ明確に実績が伝わります。

転職サイトと転職エージェントの併用で“理想の転職”が近づく

SYO

SYO

転職サイトってたくさんありますよね。理想の転職に近づける、いい選び方ってありますか?
松本さん

松本さん

前提として、ほとんどの方は転職サイトだけではなく転職エージェントも併用することをおすすめします
SYO

SYO

それは…なぜ?
松本さん

松本さん

転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、併せて使うといいでしょう。
SYO

SYO

転職エージェントもいろいろあると思うんですが、転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どのように選ぶといいんでしょう?
松本さん

松本さん

どちらも求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。

総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2個登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3個、合計で3〜6個ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職が近くなるはずです。
SYO

SYO

転職サイトはそれぞれ特徴ありそうなイメージが湧くのですが、転職エージェントって結局はどんなアドバイザーが担当になってくれるかがキモじゃないですか?
松本さん

松本さん

その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします

まずは複数のものに登録して、担当者との相性などを基準に厳選しましょう。

合計2000人以上がおすすめする転職サイトと転職エージェント

新R25では、転職サービスの実態に精通した専門家にご協力いただき、「新R25キャリア総研」として、実際に利用したことのある約2000人を対象におすすめの転職サイト・転職エージェントについて調査しました
こちらの記事では、新R25キャリア総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、特におすすめできる転職サイト・エージェントのみをご紹介します。
種別おすすめの
サービス名
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総合型マイナビ
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これ以外にも、詳細な評判やほかのおすすめサービスが知りたい方は、ぜひ下記のリンク先の記事もご覧ください。

転職サイトを使った転職活動の流れ

元リクナビNEXT編集長

黒田真行(くろだ・まさゆき)

転職サイトを使う際は自分なりの「軸」が大事

転職先選びは、さまざまな要素が絡み合ってきます。勤務地や社風、仕事内容や給与…たくさんの変数の優先順位をしっかり決めないと、どんな転職サービスを使ったとしてもうまくいきません。
求人案件を探す前に転職の「軸」、つまり自分のなかで譲れない条件と妥協できる条件を決めておくと、その後の転職先選びもスムーズに進みます。

転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!

転職サイトの利用フロー

転職サイトのよくあるQ&A

ここからは転職サイトに関する“よくある質問と回答”をまとめています。

回答が気になる方は記事をご覧いただき、ぜひこれからの転職活動に活かしてください。

Q

転職市場に対する“コロナ”の影響は?

A

「なんとなく転職したい」くらいの方は、いまは見送ってもいいかもしれません。

“コロナ”で不安な今、転職していいのかプロに聞いた|新R25転職

Q

転職サイトと転職エージェントって何が違うの?

A

一番の違いは「サポートをしてくれる仲介者の有無」です。

転職サイトと転職エージェントの違いをプロが解説|新R25転職

Q

転職サイトは登録するだけでもOK?

A

とりあえず触ってみるだけでもまったく問題ありません。

転職サイトは登録するだけでもOKなのかプロが解説|新R25転職

Q

転職サイトに登録すると今の会社にバレる?

A

その可能性はゼロではありません。

転職サイトに登録すると会社にバレる? プロが真相と対策を解説|新R25転職

Q

スカウト機能は“使える”の?

A

手間が省けることはメリットですが、デメリットもあります。

転職サイトのスカウトは乗るべき?プロが活用法を伝授|新R25転職

Q

転職サイトの更新日って大事なの?

A

更新日にサイトをチェックすると、いい求人案件に出会えるかも。

大手転職サイトの更新日一覧と活用法をプロが解説|新R25転職

Q

転職エージェントとは何なのか知りたい

A

無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

転職エージェントとは何なのかプロが解説|新R25転職

Q

転職エージェントのうまい活用法が知りたい

A

自分の市場価値を確かめるためにも使えます。

転職支援のカリスマたちが転職エージェントの活用法を伝授|新R25転職

Q

企業口コミサイトはどう使うべき?

A

”ナマ”の証言を見て転職先選びに活かしましょう。

企業口コミサイトの活用法をプロが伝授|新R25転職

〈取材・文=SYO(@syocinema)、編集=石川みく(@newfang298)〉

精通者の詳細プロフィール

【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。HR総研の客員研究員も務めている。5万人のリストラと6500名以上のリーダーの選抜と育成をした人の「目利き」。『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)『稼げる人稼げない人の習慣』(日経新聞出版)などベストセラー多数。BBC、TBS、日本経済新聞、東洋経済などメディア実績多数

オススメ転職サービス

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