選ばれた人しか使えないってホント?

「ビズリーチの評判」の真偽を“転職のプロ”3人が分析。1128人の利用者による評価も掲載

キャリア
どうせ転職するなら、肩書きも年収もステップアップしたい。

そんなときに頭をよぎるのが、“ハイクラス向け”をうたう転職サイト(エージェント)「ビズリーチ」。印象的なテレビCMを見て、気になっている人も多いのでは?

どうやら好条件の求人案件が揃っているようですが、ネット上の評判だと「そもそも登録できない」「無料では使えない」などのウワサもあるよう…

そこで新R25は、転職サービスの実態に精通した方々にご協力いただき、「新R25キャリア総研」として、実際に利用したことのある約1000人を対象におすすめの転職エージェントの評判について調査を実施しました。
調査に協力してくださったのは、こちらの3名です。
金井さん

金井さん

ポジウィル株式会社代表取締役、キャリアコンサルタントの金井です。

個人向け匿名オンラインキャリア相談サービス「そうだんドットミー」など悩める転職希望者をサポートしています。
松本さん

松本さん

人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。
小林さん

小林さん

人材コンサルタントの小林です。法律系人材を取り扱う外資系ヘッドハント会社を経て、人材紹介事業をおこなう会社を設立しました。

2013年から厚労省認定の講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を2500社以上に対しおこなっています。

転職希望者や転職エージェント、人事とのやりとりをベースに、私の利用経験もふまえてお話します。
※詳細プロフィールは記事の下部に記載しています
この記事では、一般利用者のリアルな口コミ・評判に加え、専門家3名の見解もふまえて、ビズリーチの特徴や、転職エージェントの活用法を解説します。
〈聞き手=篠原舞〉
【調査概要】

・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人
(画像は公式サイトのスクリーンショット)
運営会社:株式会社ビズリーチ

公開求人数:約11万件
登録ヘッドハンター数:約4000人
※2020年7月時点の公式サイトより

対応エリア:全国

特徴:管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化したサイト。公式サイトによると、求人の3分の1以上が年収1000万円以上の求人案件なんだそう。優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトを受けることができるため、効率的かつ高い成功率の転職活動が可能。 

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詳細を公式サイトで見る
金井さん

金井さん

ビズリーチは、「選ばれた人だけのハイクラス転職サイト」がキャッチフレーズの、ハイクラス(ハイキャリア)向けに特化した転職サイトです。

3分の1以上が年収1000万円を超える求人案件というだけあり、年収が高い金融系・コンサルタント系・外資系企業などの案件が特に充実していますね。
篠原

篠原

なるほど。ちなみにビズリーチはどういう仕組みなんですか? サイトを見てみたんですが、使い方がちょっとわかりにくくて…
金井さん

金井さん

普通の転職サイトのように、自分で求人案件を探して応募もできますが、企業や転職エージェントから指名を受ける「スカウト」もメインの機能としてあります。

転職エージェントからのスカウトに応じれば、面接対策や企業との交渉などのサポートをしてもらえます。

なので感覚的には、転職エージェントに近いかもしれません。
松本さん

松本さん

ビズリーチは登録した外部の転職エージェントからアプローチをもらう形式なのが特徴の1つです。

業界・職種を絞ったハイクラスの求人案件を扱う中小規模の転職エージェントが多く登録しているため、相性のいいアドバイザーと出会えれば、話が早く進みますね
小林さん

小林さん

外部の転職エージェントだけではなく、企業からのスカウトも来ますし、さらには転職サイトのように自分で求人案件を探すこともできます。

年収が高めの求人案件や外資系への転職を目指す人は、ビズリーチに登録するだけで実質いくつものサービスを併用しているような形で転職活動が進められます
ここからは、編集部が調査した「ビズリーチの評判」の真偽を、金井さんに判定していただきます。

いい評判から悪い評判まで、さまざまなウワサがはびこっているようですが…その真相はいかに?

ビズリーチの評判①「登録できないこともある」ってホント?

篠原

篠原

ビズリーチの評判として、「使いたかったけど、登録できなかった」という人がいるようです。
金井さん

金井さん

ありえますね。というのも、ビズリーチは登録時に審査があるんです。
篠原

篠原

審査…! 通らないと登録すらできないってことですか!?
金井さん

金井さん

はい。審査基準は公表されていませんが、決められた水準よりも年収が低かったり職歴が浅かったりすると落とされてしまうようです。
篠原

篠原

厳しいですね…
金井さん

金井さん

なので誰でも気軽に使えるわけではありません。特に実績の少ない若手の場合、この審査がネックになることも多いと思います。

でも、この審査があるからこそ、ビズリーチの“高水準”が保たれているとも言えます。

ビズリーチは、「一定の水準をクリアした優秀な人材しかいない」と企業にアピールすることで、大手・優良企業のハイクラス向け案件を集めています。

求職者も求人案件もハイレベルな状態をキープできているのは、この審査のおかげでしょうね。
篠原

篠原

ちなみに、もし審査に落ちてしまった場合はどうすれば…?
金井さん

金井さん

経験を積んで再チャレンジすることもできますが、無理して登録したとしても、自分にマッチする求人案件には出会えないかもしれません

その場合はビズリーチに固執せず、審査のない「マイナビエージェント」や「リクルートエージェント」なども見るといいでしょう。

大手のサービスなら揃えている求人案件は幅広いですし、ハイクラス向けの求人案件も見られますよ。
「リクルートエージェント」の評判を“転職のプロ”が分析。キャリアに悩む若手にオススメな理由は?|新R25

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圧倒的な求人数を誇る「リクルートエージェント」についてはこちらの記事で解説しています
「doda(デューダ)」の評判ってホント? プロが語る人気の理由と内定率の上がる活用法|新R25

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転職サイトも兼ねたエージェント「doda」についてはこちらの記事で解説しています

ビズリーチの評判②「ヘッドハントされる」ってホント?

篠原

篠原

ビズリーチを使うと「ヘッドハントされる」なんてウワサも聞いたのですが…ホントですか?
金井さん

金井さん

ウソではありませんが、一般的にイメージされる“企業からの引き抜き”みたいなヘッドハントとは違います。

ビズリーチでは「ヘッドハンター」と呼ばれる転職エージェントからスカウトが来るので、そのことを指しているんだと思います。

ビズリーチには企業とヘッドハンター側にも独自の審査があります。厳しい水準をクリアしたアドバイザーからスカウトが来るかもしれませんよ。
篠原

篠原

おお…! 一流アドバイザーからのスカウトなんてテンション上がりますね!
金井さん

金井さん

その反応は一番ダメなパターンです(笑)。
篠原

篠原

えっ…?
金井さん

金井さん

みんなスカウトが来ると舞い上がりがちですが、内定をもらえるかは別の話

なぜならスカウトメールは、条件がマッチした人に機械的に送られている場合がほとんどだからです。

これは、ビズリーチに限らずいろんなサービスに共通する“スカウトの現実”ですね。
篠原

篠原

そ、そうなんですか…!?
金井さん

金井さん

はい。スカウトは、いわゆるマッチングアプリの「いいね」と一緒です。

いいねをもらったからって、その人が自分のことを好きとは限らないし、ましてや自分もすぐに付き合おうとは思わないですよね
わかりやすすぎる例え
金井さん

金井さん

ただ、ビズリーチの場合、もっと精度の高い「プラチナスカウト」もあり、こちらは要チェックです。

これは大量送信されている通常のスカウトとは違い、一人ひとりの職務経歴書を読み込んだうえで送られる特別なスカウト。

書類選考抜きで面接を確約してくれることも多く、初期選考の合格通知と言っていいでしょう。
篠原

篠原

なるほど!それなら、内定につながる可能性も高そうですね。
金井さん

金井さん

はい。気になる企業や転職エージェントからのスカウトがあれば、ぜひ会ってみてください。

仮に企業へは応募しないとしても、どんなプラチナスカウトが来るのかを把握するだけでも“市場感”がつかめるはずですよ。

ビズリーチの評判③「無料では使いにくい」ってホント?

篠原

篠原

ビズリーチは「無料では使いにくい」という評判もあるようです。

一般的に転職サイトやエージェントは無料で使えるはずですが、ビズリーチはお金を払わないといけないんでしょうか?
金井さん

金井さん

無料で使うこともできますが、使える機能や応募できる求人案件が限られてしまうので、フル活用したいなら有料会員登録が必要です。
篠原

篠原

そうなんですね…! 料金体系はどうなっているんですか?
金井さん

金井さん

まずビズリーチでは、無料登録した段階で会員属性が2つに分けられます。

先ほど説明した“審査”を通過した会員が「タレント会員」。独自の評価基準で、よりランクが高いと認められた会員が「ハイクラス会員」になります。

この会員属性により、有料登録時に支払う金額や、使える機能が変わるんです。
スタンダードステージプレミアムステージ
会員
属性
タレント会員
ハイクラス会員
タレント会員ハイクラス会員
金額無料30日間コース 3278円(税込)
の一括払い
30日間コース 5478円(税込)
の一括払い
利用できる
サービス
・プラチナスカウトの閲覧/返信

・求人の検索/閲覧(企業名を除く)

・一部の求人への応募

・すべてのスカウトの閲覧/返信

・ハイクラス会員限定を除くすべての求人の閲覧/応募

・ハイクラス専門を除くヘッドハンターへの相談
・すべてのスカウトの閲覧/返信

・すべての求人の閲覧/応募

・すべてのヘッドハンターへの相談
金井さん

金井さん

「無料では使いにくい」という評判は、機能が制限されていることに不満を感じた会員の声でしょうね。
篠原

篠原

なるほど。無料会員だと応募できる求人案件が限られるうえに、ヘッドハンターへの相談もできないんですもんね。

ということは、ビズリーチは有料会員にならないと使う意味がないんでしょうか?
金井さん

金井さん

いや、無料でも意味はあると思いますよ!

無料会員として登録して、どれぐらいスカウトが来るかを確かめるだけでも、自分の市場価値を知るのに役立ちます。

ただ、本気で転職を考えているなら、有料会員になったほうが便利なのは間違いないです。

姉妹サービス「キャリトレ」とはどう違うの?

篠原

篠原

株式会社ビズリーチが運営するサービスに「キャリトレ」がありますよね。正直、ビズリーチとあんまり区別がついてないんですが…
(画像は公式サイトのスクリーンショット)
金井さん

金井さん

CMも似てますよね(笑)。

キャリトレは、20代に特化した転職サイトです。「挑戦する20代の転職サイト」というキャッチフレーズの通り、IT系などの成長企業の求人案件が多め。

希望にあった求人案件をAIがおすすめしてくれる「レコメンド機能」が特徴的です。
POINT!
・20代に特化した転職サイト
・IT系などの成長企業の求人案件が多め

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篠原

篠原

対象年齢が若めなんですね!
金井さん

金井さん

はい。特性上、ビズリーチの年齢層が高くなりがちなのに対し、キャリトレで若い層を拾ってうまく利用者を網羅している印象です。
篠原

篠原

なるほど。ビズリーチと同じような審査制なんですか?
金井さん

金井さん

いえ、誰でも登録できます。ただ、キャリアアップを目指す若手向けの求人案件は豊富なようです。

ビズリーチほどハードルは高くないですが、ある程度の学歴・職歴があるハイクラス志向の若手のほうが合うと思いますね。
篠原

篠原

なるほど。キャリトレキャリアアップしたい若手向け。ビズリーチはすでに実績があって、さらにハイクラスを目指したい中堅以上向けってことですね。
金井さん

金井さん

はい! どちらも好条件の求人案件に出会いやすいサービスです。

キャリアアップしたいなら、チェックしてみてはどうでしょう?

転職エージェントは複数登録して、アドバイザーを見て厳選しよう

松本さん

松本さん

ここまでビズリーチについて解説してきましたが、そもそも転職エージェントは、登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。
篠原

篠原

えっ…なぜですか?
松本さん

松本さん

その理由はざっくりいうと次の2点にまとめられます。

①成果報酬を企業から受け取るビジネスモデルなので、転職希望者は無料で使える

担当アドバイザーが転職の成否を分けるので、複数のサービスに登録してから厳選するといい
篠原

篠原

つまり、とりあえずいくつか登録して、担当してくれる人との相性などを見るといいってことですね。

どれぐらい登録すればいいんでしょう?
松本さん

松本さん

網羅的に求人案件を抱えている“総合型”と呼ばれている転職エージェントを2〜3こほど。

さらに転職の希望が明確なら、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3こ併用するのがおすすめです。
篠原

篠原

でも多すぎると、やり取りが大変じゃないですか?
松本さん

松本さん

今の話はあくまで登録までの話です。アドバイザーと会ってみて相性などを確認してから、最終的に2人ぐらいに厳選すれば大丈夫ですよ。
実際に複数の転職エージェントを利用したことがある人に、アンケートをとりました。(サンプル数:807人)

1128人への調査でわかったおすすめの転職エージェント

新R25総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、満足度が最も高く、特におすすめできる総合型の転職エージェントはマイナビエージェントです。

ビズリーチと併用して、より効率よく転職活動を進めましょう!
種別おすすめの
サービス名
ユーザー
満足度
総合型92%相談する
30代・
ハイクラス向け
89%相談する
【目的別】おすすめ転職サイトを1163人にガチ調査! 初心者は別サービスを使うべき!?|新R25転職

【目的別】おすすめ転職サイトを1163人にガチ調査! 初心者は別サービスを使うべき!?|新R25転職

もっと多くのサービスの評判を見て、比較したい方はこちらの記事をご覧ください。

転職エージェントに関するよくある質問と回答

Q:転職市場に対する“コロナ”の影響は?

松本さん

松本さん

「なんとなく転職したい」くらいの方は、いまは見送ってもいいかもしれませんね。

求人数が減っているのに加え、失業者はこれからどんどん増えていくことが予想されます。つまり競争率が上がるので、転職の難易度が高めになります。

ただし、採用を続けている企業も多いのに加えて、今からやっておいたほうがいいこともあります。詳しくは別の記事でお話ししているのでそちらをご覧ください。

Q:自分で転職活動したほうがいいのでは?

小林さん

小林さん

志望する企業が明確に決まっているなら直接応募でもいいですが、特に若いうちは視野が不必要に狭まってしまっている恐れがあります

転職エージェントはいろんな可能性を模索してくれるので、そういう意味では利用する価値はあるかなと思います。
松本さん

松本さん

また、いろんな理由で非公開にされている求人案件も多いです。自分では見つけられない求人案件との出会いがあるのは転職エージェントのメリットです。
転職エージェントの比較はムダ。田端信太郎とカリスマ転職コンサルタントがおすすめ活用法を伝授|新R25転職

転職エージェントの比較はムダ。田端信太郎とカリスマ転職コンサルタントがおすすめ活用法を伝授|新R25転職

転職エージェントのメリットや活用法については、こちらの記事でも解説しています。

Q:転職エージェントにデメリットはないの?

松本さん

松本さん

転職させるビジネスなので当然ですが、単なるキャリア相談のつもりが転職ありきで話が進むことをデメリットに感じる方はいるかもしれません

また、転職エージェント経由で応募すると、採用した企業は転職エージェントへ報酬を支払わなければならないので、全く同じスペックの人が直接応募していた場合には不利になる可能性はあります。
小林さん

小林さん

転職に関する意志が固まっていない人は要注意。

たとえばぼんやり事務職を希望していたとしても「一度は営業も経験したほうがいいですよ」と、希望とはまったく違う求人案件を紹介されることがあります。

もちろんそういった異業種・他職種への転職がいいほうに転ぶこともあるので難しいところですが、提案がしっくりこないときには断る意志が必要です。

Q:すぐ転職するつもりはないけど、登録してもいいの?

松本さん

松本さん

むしろすぐ転職するつもりはない方がほとんどです。なのでキャリアについて相談するために登録するのもありです。

ただ、アドバイザーによるアドバイスは“転職ありき”であることは頭に入れておきましょう。

もはや「転職エージェントは求人案件を持っている“人力データベース”」と割り切ってしまうぐらいがいいかもしれません。
小林さん

小林さん

まともなアドバイザーほど、転職意向度の低い方もちゃんと相手にしてくれます

すぐ転職するつもりはなくても、有用な情報源として積極的に活用するといいでしょう。

Q:登録したら志望してない企業へ入社させられるのでは?

小林さん

小林さん

流されやすい人の場合はアドバイザーの提案を断れずに応募してしまうことはあるかもしれませんが、転職希望者が承諾しなければ選考が進むことはありません

もし内定が出ても、気乗りしなければ辞退しても大丈夫。

また、転職者が短期間で辞めてしまうと、転職エージェントはその企業へ成果報酬を返金しなければなりません。

内定を蹴りづらいなら、短期退職をほのめかすのもありかもしれません
松本さん

松本さん

ぐいぐい押し込んでくるアドバイザーがいるのは事実ですが、逆にいうとそういうアドバイザーはすぐ転職したいときには強い味方になります

自分に対してぐいぐい来るということは、企業側へも転職希望者をぐいぐいアピールしてくれるはずですからね。

Q:いいアドバイザーの見分け方は?

松本さん

松本さん

まず1つの方法は自分の主観で相性がいいかを判断すること。これについては複数の転職エージェントに登録して、いろんなアドバイザーを相対比較するとわかりやすいです。

2つ目はアドバイザー個人の実績を聞いてみることです。ある企業へ多くの転職実績があれば、そこに対しては信頼関係が築かれているはず。転職希望者の要望を通す強い交渉力があると見ていいでしょう。

3つ目は進め方に違和感がないことです。求めてないのにすぐ求人案件を紹介してきたり、よくわからない理由で求人案件を勧めてくるケースは要注意。

押し込みやすい求人案件を紹介してノルマの達成に躍起になっている可能性が高いからです。
小林さん

小林さん

企業側と転職希望者を1人が見る両面型の転職エージェントの場合は、アドバイザーの経歴を聞くのがおすすめ。

1年以上の勤務歴があれば一定の実績があると見ていいでしょう。いい転職者を企業へ送れていないと、自分が企業側から責められるハードな仕事ですから。

Q:転職サイトとの使い分けはどうすべき?

松本さん

松本さん

転職サイトは転職市場の情報を掴むのに向いてます。

特に業界大手の「リクナビNEXT」「doda」が圧倒的な求人案件数を抱えているのに加え、はじめての転職に役立つ業界情報や職務記述書の書き方等のノウハウが掲載されています。

一度は覗いてみるといいでしょう。
小林さん

小林さん

大手の転職サイトはいわば“求人案件のデパート”みたいなもの。とりあえず登録して損はありません。
【目的別】おすすめ転職サイトを1163人にガチ調査! 初心者は別サービスを使うべき!?|新R25転職

【目的別】おすすめ転職サイトを1163人にガチ調査! 初心者は別サービスを使うべき!?|新R25転職

おすすめの転職サイトや活用法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

Q:そのほかに併用するといいサービスは?

松本さん

松本さん

OpenWorkなど企業に対する口コミサイトには目を通しましょう

基本的にネガティブな意見が集まりやすい前提をふまえておく必要はありますが、過去に在籍していた人が書くリアルな情報は貴重です。
小林さん

小林さん

日本での普及はまだまだですが、「LinkedIn」などのビジネスに特化したSNSには登録しておいてもいいでしょう

魅力的な人材であればいろんなメッセージが飛んでくるので、自分の市場価値がわかります。

登録後のフローをざっくり解説

小林さん

小林さん

ロバート・ウォルターズ(転職エージェント)に登録してからは以下のような流れになります。

転職エージェントに登録する

小林さん

小林さん

それぞれの公式ページから登録します。同じ会社が似たようなサービスを提供している場合があるので、気をつけましょう
・マイナビエージェントの公式サイトはこちら
・リクルートエージェントの公式サイトはこちら
・dodaの公式サイトはこちら
小林さん

小林さん

登録してから数日以内にメールや電話で連絡がきます。ざっくりと転職に関する要望を伝えてから、詳しい話をするために面談の日程調整をします。

場合によっては電話で対応してもらうことも可能です。

面談でキャリア相談や求人案件を紹介をしてもらう

小林さん

小林さん

アドバイザーとの面談は転職希望者と企業の要望をすり合わせる場です。ヘンに気を使わず、率直に要望を伝えましょう

事前のヒアリングもふまえて、合いそうな求人案件を紹介してもらえます。総合型の場合はいろんな可能性を提示するために数十件単位、特化型の場合は厳選して数件の提案となることが多いです。

提案されたからといって、すぐに応募する必要はありません。じっくり吟味しましょう。

選考の準備をサポートしてもらう

小林さん

小林さん

志望する企業が決まったら、選考に向けた準備をします。

転職エージェントは転職者の年収の約3割を報酬として企業から受けて取るビジネスなので、できるだけ魅力的になるようにサポートしてくれます。遠慮せずに頼りましょう。

また、直接の応募と違って、転職エージェント経由だとアドバイザーが企業への推薦文を添えてくれます。

表面的なスペックに止まらない魅力をアピールしてくれるので、書類選考の通過率は高くなる傾向にあります

面接については、過去の選考情報を仕入れましょう。どんな人が面接に出てくるのか、どんなことを聞かれるのかを事前に知っておけば、本番で焦らずに済みます。

内定後は給与交渉や退職のサポートをしてもらう

小林さん

小林さん

転職エージェントのサポートは、内定が出たら終わりではありません。特に給与交渉の強い味方になってくれます。

入社予定の企業の給与テーブル(年齢や能力に対応する給与の幅)をもとに、実現可能な範囲で高い年収がもらえるように交渉してくれます。

希望があれば、退職についてのサポートも受けられます。上司に引き止められたらどうすればいいのか、退職手続きを進めてもらえない場合の対処法など、状況に応じたアドバイスがもらえるでしょう。

登録時の審査や有料会員など、一見ハードルが高そうな印象の「ビズリーチ」。しかし、それだけ厳正な運営がされているからこそ、求人案件の質が担保されているとわかりました。

30代を超えて挑む転職は、20代以上に「失敗したくない!」というプレッシャーも高まるもの。

理想通りの転職を叶えるためにも、ビズリーチで本気のキャリアアップを目指してみては?
種別おすすめの
サービス名
ユーザー
満足度
総合型92%相談する
30代・
ハイクラス向け
89%相談する
〈取材・文=篠原舞(@maichi6s)/編集=石川みく(@newfang298)〉

精通者たちの詳細プロフィール

【金井芽衣(かない・めい)】ポジウィル株式会社代表取締役、キャリアコンサルタント。大学卒業後に入社した株式会社リクルートキャリアで法人営業を担当。在職中にキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、2017年に独立。個人向け匿名オンラインキャリア相談サービス「そうだんドットミー」と、運営会社のポジウィル株式会社を立ち上げる。その後、キャリアのマンツーマントレーニングサービス「ゲキサポ!転職」の提供も開始。悩める転職希望者をサポートし続けている
【金井さんの関連リンク集】
ゲキサポ!転職
自己分析からキャリア設計まで、専属トレーナーによるマンツーマンの支援を受けられます。

そうだんドットミー|匿名オンラインキャリア相談サービス
求人案件を紹介しないキャリア相談サービス。なかなか人に相談できない転職活動やキャリアに関するお悩みを、匿名で気軽に相談できます。
【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。日本人材マネジメント協会(JSHRM)執行役員も務めている。著書に『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(明日香出版社)、『5秒で伝えるための頭の整理術』(宝島社)などがある
【小林毅(こばやし・たけし)】人材コンサルタント。外資系ヘッドハント会社を経て、2010年にホライズン・コンサルティング株式会社を設立。法務系人材を中心に約11年、延べ4400人の相談、サポートをおこない、日系大手企業、ベンチャー企業、外資系企業の採用支援にも従事。2013年より厚労省認定「職業紹介責任者講習」講師として、人材紹介事業者に対する法定講習を延べ2000社に対しおこない、不健全と言われる人材業界全体のボトムアップに尽力している。著書に『転職大全』(朝日新聞出版)、『成功する転職「5%」の法則』(自由国民社)がある

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