転職すれば解決するの…?
働きたくない5つの原因と対処法をプロが解説。向いてる仕事はどう見つける?
だからといって、すぐに仕事を辞めるわけにはいかないのが現実。
ぐるぐると考えた挙句、「ただの甘えでは…」と落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、のべ5000人の転職サポートをおこなってきた人材コンサルタントの小林毅さんいわく、これは当たり前の感情なんだとか。
悩んでいるビジネスパーソンに向けて、「働きたくない」と思ってしまう原因や、楽しく働くモチベーションを取り戻すための方法を教えていただきました。
〈聞き手=篠原舞〉
目次
どうしても働きたくない場合は、転職という選択肢も
2「働きたくない」と思うのは当たり前?
3働きたくないと思う原因①「過度に労働時間が長い」
4働きたくないと思う原因②「給与が低すぎる」
5働きたくないと思う原因③「やりたい仕事ができていない」
6働きたくないと思う原因④「思うように成果を出せていない」
7働きたくないと思う原因⑤「人間関係がうまくいっていない」
8何を試しても「働きたくない」場合は…転職するのが正解?
9思い切って会社を“サボる”のもアリ!?
10転職を考えている方にはこちらもおすすめ
11転職エージェントの基礎知識
12おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
13人気転職エージェントの評判を見る
14転職エージェントを使った転職活動の流れ
15転職エージェントのよくあるQ&A
16小林さんの著書「転職大全」も要チェック!
どうしても働きたくない場合は、転職という選択肢も
少しでもいまの環境を変えたい気持ちがある方におすすめなのは、無料でプロに転職の相談ができる「転職エージェント」です。
もちろん、結果的に転職はしなくてもOK。悩み相談に乗ってもらうだけでも、気持ちの整理がつくかもしれません。
新R25が独自におこなった調査や専門家への取材をふまえて、特におすすめできる転職エージェントを一部ご紹介します。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
マイナビ | リクルート | パソナキャリア | doda |
4.6 ★★★★☆ | 4.4 ★★★★☆ | 4.3 ★★★★☆ | 4.2 ★★★★☆ |
無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 | 無料で登録 |
評判を見る | 評判を見る | 評判を見る | 評判を見る |
おすすめ転職エージェントランキング!プロと利用者が30社以上を徹底比較|新R25転職
転職エージェントの比較はムダ。プロたちがおすすめサービスと選び方を伝授|新R25転職
「働きたくない」と思うのは当たり前?
篠原
小林さん
僕だってたまに思いますから(笑)。
篠原
小林さん
篠原
小林さん
たいていの場合、これから紹介する5つの原因のどれかに当てはまるはずです。
働きたくないと思う原因①「過度に労働時間が長い」
小林さん
篠原
小林さん
ただ、まわりを頼れない状況もありえるでしょうし、そもそも「自分がトロいだけ」な可能性もありますね。
篠原
小林さん
まず、自分の仕事内容を思いつく限り書き出しましょう。その中で、特に時間をかけているタスクや、負担に感じているタスクのやり方を見直してみてください。
篠原
小林さん
篠原
小林さん
資料のひな型をつくって作業時間を減らしたり、そのタスクが得意な人にコツを教えてもらったり…といった解決策もあります。
本を読むなどして、知識を増やすのもおすすめです。
篠原
小林さん
真面目な人ほど“時間をかけることが正義”と考え、仕事を抱えがちですが、そのままではストレスが溜まる一方。
周りを巻き込み、うまく『ラクに仕事ができるポイント』を仕組み化すれば、一気に仕事の効率が上がるがはずですよ。
働きたくないと思う原因②「給与が低すぎる」
小林さん
篠原
小林さん
篠原
小林さん
単に「もっと給与を上げてくれ!」と言うだけでは聞いてもらえないかもしれませんが、根拠があれば交渉もスムーズにできますよ。
働きたくないと思う原因③「やりたい仕事ができていない」
小林さん
篠原
小林さん
たいていの場合、あなたがやりたいと思っていることは知られていません。
篠原
小林さん
臆せず、思い切って上司にやりたいことをアピールしてみましょう。その一言だけで、意外と簡単に状況が変わるかもしれませんよ。
働きたくないと思う原因④「思うように成果を出せていない」
小林さん
篠原
小林さん
小林さん
篠原
小林さん
そして「取り入れたい」と思ったことをマネしてみてください。
篠原
小林さん
「成果が出ない→自信がなくなる→成果が出ない…」の負のループから抜け出せるはずですよ。
働きたくないと思う原因⑤「人間関係がうまくいっていない」
小林さん
篠原
小林さん
篠原
小林さん
威圧的な態度しか取れない人には「自分に自信がないんだな」とか、他人の成功を素直に喜べない人には「今まで人に褒められたことがないんだな」とか。
相手の態度の原因を想像すると、理不尽な対応にもさほどイライラしなくなりますよ。
何を試しても「働きたくない」場合は…転職するのが正解?
篠原
小林さん
篠原
小林さん
たとえば給与が最も大事だとわかっていれば、仕事が多少ハードでも我慢できるはず。
すべてに満足できる状態にするのは難しいですが、絶対に譲れない条件さえ明確なら、「働きたくない」と感じるリスクは避けられるでしょう。
専門家が語る"転職失敗の典型例"6選。すぐ辞めたくなったらどうすべき? 出戻りはOK?|新R25 - シゴトも人生も、も
思い切って会社を“サボる”のもアリ!?
小林さん
たまには会社をサボってしまえばいいんです。
篠原
小林さん
当時は、最寄駅から出ている逆方向の草津温泉行きの特急を眺めながら「あれに乗って温泉に行きたいな…」と思った日もありましたね。
小林さん
ちゃんと連絡さえすれば、1日くらい休んだって大きなトラブルにはなりません。
休んでストレスを発散する勇気があれば、飛び出すように会社を辞めずにすんだかもしれないですしね。
篠原
小林さん
それでも休むと周りに迷惑がかかると思いがちですが、なんだかんだ言って仕事は回るものです。
そもそも、1人欠けたくらいで支障がないような組織にするのが責任者の役割。切羽詰ったら「悪いのは上司なんだ」くらい開き直ってもいいと思いますよ。
篠原
小林さん
そこまでいくと復帰するのは難しい。そうなる前に有給をフルに使って、うまくサボってしまいましょう。
仕事は楽しいことばかりではありませんが、みなさんが楽しく働けるように応援しています。
長い人生、どうせなら楽しく仕事をするのが一番。適度に息抜きを挟みつつ、「働きたくない」感情とうまく付き合っていきましょう。
転職を考えている方にはこちらもおすすめ
おすすめ転職エージェントをキーワードから探す
人気転職エージェントの評判を見る
リクルートエージェント
マイナビエージェント
doda
パソナキャリア
ウズキャリ(UZUZ)
就職Shop
レバテックキャリア
type転職エージェント
JACリクルートメント
ビズリーチ
MS-Japan
コトラ(KOTORA)
ロバート・ウォルターズ
マスメディアン
クリーデンス
ジョブレストラン
まとめて評判を見る
転職エージェントを使った転職活動の流れ
転職エージェントを利用した転職活動は、下記のような流れで進みます。詳しくは、解説記事をチェック!
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントに登録するところから利用は始まります。どの転職エージェントも無料で登録できるうえに、アドバイザーとの相性がその後の転職を左右するので、複数に登録してから厳選するのがおすすめです。登録の際には、これまでの職歴や現職の職種/年収、転職の希望条件(年収/職種/タイミングなど)をあらかじめ入力するのが一般的です。こちらの情報をもとにキャリアアドバイザーとの面談がおこなわれるため、正確な情報を記入しましょう。情報の登録が完了したら、近日中に面談の日程調整の連絡がくるはずです。都合の良い日程で面談の予約をしましょう。
転職エージェントの担当者との面談
面談は各転職エージェントに所属するキャリアアドバイザー(または キャリアコンサルタント)とおこないます。最初の面談では登録した職歴や転職の希望条件に関するヒアリングがおこなわれます。おそらく初めての転職のときに特に役立つのがこの面談です。担当のキャリアアドバイザーは、転職市場の需要と照らし合わせてあなた自身が気づいていない強みやスキルを引き出してくれます。職歴や希望条件を整理したあとで、それらの条件に合う求人を提案してくれます。その場で応募を強制されるようなことはなく、考える時間を設けてくれるはず。提案された求人を検討しましょう。転職エージェントからの求人の提案は、良くも悪くも予想外のものが含まれる可能性があります。はじめは違和感があるような求人であっても、それがあなたにマッチすると考えての提案なはずなので、一度は真剣に検討してみるのがおすすめです。また、このタイミングで転職サイトにも登録して、自分でいろんな求人を眺めるのも良いでしょう。
転職先への応募書類の作成
転職希望先が決まったら、次は書類選考用の書類を用意することになります。ほとんどすべての作業を自分でこなさなければならない転職サイトとは違い、応募書類の準備についても転職エージェントによるサポートが受けられます。まずは履歴書や職務経歴書を自分で書いてみて、それを担当のキャラリアアドバイザーに確認してもらいましょう。選考をおこなう企業側の目線でフィードバックがもらえます。また、用意した応募書類と一緒に推薦状を用意してくれることが多いです。それらをセットにして選考通過の確率を上げてくれるのが、転職エージェントを活用する大きなメリットの1つです。
担当者と面接対策をおこなう
書類選考を通過したら、次は面接です。こちらのステップでも転職エージェントによるサポートが受けられます。過去に応募した方の情報をもとに想定質問を共有してくれたり、希望する方には模擬面接もおこなってくれたりします。特に初めての転職では勝手がわからないことが多いはずなので、何かしら困ったことがあれば担当のキャリアアドバイザーに遠慮せず言ってみましょう。きっと力になってくれるはずです。
内定後の手続き(給与交渉/退職準備)
転職エージェントによるサポートは、内定が出たあとにも続きます。まず複数の内定が出た際には、入社しない企業への辞退の連絡を転職エージェント経由でおこないます。そして入社を決めた企業とは最終的な条件を調整します。希望する年収や入社のタイミングなどを担当者に伝えると、できるだけ条件に合うように交渉をしてくれます。最後には現職の退職準備のサポートもしてくれます。数々の退職者を見てきたうえでのノウハウがあるので、細かいことでも遠慮せずに聞きましょう。これらが終わればあとは入社するだけ。新しい職場にスムーズに馴染めるように準備を進めましょう。
転職エージェントのよくあるQ&A
詳しい回答が気になる方は記事をご覧いただき、これからの転職活動に活かしてください。
Q
転職エージェントの利用がおすすめな理由は?
A
担当のアドバイザーがカウンセリングをもとに相性のよさそうな求人を提案してくれます。そのため良い意味で予想外の出会いが生まれやすいです。また、選考のサポートもしてもらえるので、初めての転職では特におすすめです。
Q
転職エージェントは無料?どうやって稼いでるの?
A
転職希望者は無料で使えます。 その理由は、採用が決まると企業から成果報酬がもらえるビジネスモデルだからです。
転職エージェントを使っても費用がかからない理由は?|新R25転職
Q
何社の転職エージェントを掛け持ちすべき?
A
違う強みを持つ転職エージェントを3社ほど掛け持ちするのがおすすめです。たとえば1つはリクルートエージェントなどの総合型の大手。2つ目は第二新卒向けなど自分の年齢に特化したもの。3つ目に希望の業界に特化したものなど。そうすることで、より希望する条件の転職が実現しやすくなるでしょう。
Q
中小の転職エージェントはイマイチ?
A
小さい転職エージェントの良さもあります。 たとえば特定の領域により特化していたり、あなたをより丁寧に扱ってくれたりするかもしれません。
Q
すぐ転職するつもりはなくても使っていいの?
A
キャリア相談するだけでも大丈夫です。そうやって使っている方も多くいます。また、まともな転職エージェントほど、転職意向度の低い方も相手にしてくれます。
転職エージェントの登録は、転職する気がなくてもOK?|新R25転職
Q
転職エージェントはいつ登録すべき?
A
転職活動が終わるまでにだいたい2〜3カ月ほどはかかります。なのでもし転職時期の希望があるなら、その3カ月前を目安に登録するのがおすすめです。また、すぐ転職するつもりがなくてもとりあえず登録しておいて、年に1回ほど健康診断のようなつもりでキャリア相談する使い方もおすすめです。
転職エージェントの活用法などをプロたちが伝授|新R25転職
Q
転職エージェンを使わないほうがいいケースもある?
A
結局は担当者との相性が重要なため、当たり外れは確かにあります。また、転職サイトを使って自分で転職活動を進めるなどの代替手段もあります。しかし非公開求人を紹介してもらえるなど、利用するメリットも大きいのであえて避ける必要はないかと思います。一方、あえて使わなくてもいい人を挙げるとすると、行きたい会社が決まっていて直接応募をすれば良いケースなどです。
Q
サポートを途中で断る方法は?
A
メールや電話で意思を伝えるだけでOKです。担当者がしつこいと感じたときや、「使えない」「むかつく」と感じたら、遠慮なくほかの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントの断り方/退会方法をプロが解説|新R25転職
Q
転職エージェントに面談を断られたらどうすべき?
A
そのほかの転職サービスを利用しましょう。 代表的なのは「リクナビNEXT」などの転職サイト。そのほかにもハローワークやサポステといった厚生労働が運営する就労支援サービスを利用しても良いかもしれません。
Q
転職エージェントの裏事情が知りたい
A
転職エージェントは企業から成果報酬をもらうビジネスモデルのため、企業側の意図で動いている部分もあります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
転職エージェントの裏事情”をプロに聞いた|新R25転職
Q
転職サイトも一緒に利用すべきですか?
A
転職エージェントと転職サイトは併用するのがおすすめです。なぜなら転職エージェントよりも多くの求人を自分で眺められるので、より自分の視野を広げるのに役立ちます。また、大手の転職サイトだと初めての転職をサポートするノウハウ記事も充実しているため、それらを読むのも良いでしょう。
転職エージェントと転職サイトの使い分けをプロが解説|新R25転職
小林さんの著書「転職大全」も要チェック!
編集部オススメ
新R25が大切にしているのは、シゴトも人生も、もっと楽しむこと。
「新R25転職」は、編集部が読者の代表としてキャリアの達人たちから引きだしたアドバイスにより、"一歩踏み出せる答え"が見つかる転職情報メディアです。